みなさまこんにちは。コモノです。
1月、何度か血迷った感あったんですが、そういう時に唸ったポチりというのは振り返ってみると「Why?」となるようなならないような結果を招くもの。
特に自分のように「深夜に1人で」が標準スタイルの場合「周囲に持っている人がいるから」という強烈なブレーキシステムは無いに等しいので、自分のプレイ歴=自分の情報=自分の環境となるため「欲しいモノは欲しい。だって知らないし」となりがちです。ってか、ならざるを得ないのよね。
仕方ない。仕方あるまい。リプリント版とかリメイク版とか聞いちゃうとどうしてもそっちのアートワークも気になってしまう。同じ面白さなら別のアートワークで遊んでみたいという衝動は、きっと音楽が好きな方は解りみ深かろうと思うのだ。カバーとか好きでしょ?アレンジとか好きでしょ?リミックスとか好きじゃんね?
じゃ、ポチってもいいよね?
ってことで、(前置き長め)今年一発目の血迷い案件が今日ご紹介する「ハイソサエティ」です。しかも2種類。
ハイソサエティってそもそも何?って方は現在国内で購入可能なニューゲームズオーダー版の記事をチラ見していただきたいぞ。
携帯性・80年代風アート・手触り抜群なマネーカードなど、コンポーネントの出来栄えが映えるニューゲームズオーダー発の日本語版と何が異なるのか、コンポーネントの違いを中心にハイソサエティのオスプレイゲームズ版(2017年)とグリフォンゲームズ版(2004年)の2つをご紹介いたしますよん。
- ハイソサエティというゲームについて
- オスプレイ版〈Osprey Games English edition〉
- グリフォン版〈Gryphon English bookshelf edition〉
- 〈まとめ〉
- 〈おすすめの記事〉
ハイソサエティというゲームについて
初版は1995年。デザイナーはボードゲーム界の巨匠ライナー・クニツィアですな。ゲームのメカニクスは「競り」、洋風にいえば「オークション/ビッディング」で、これまでも何度かデザイン違いが発売されてきた作品。各国でデザインを変えて発売されている名作枠の1つです。
ハイソサエティは基本的にとてもストレートな「競り」ゲームで、高値をつければ贅沢カードを手に入れることが出来るというシンプルルールで誰でもとっつきやすい。
資金を使いすぎる事や得点をマイナスにしてしまうカードなど、いくつか気をつけなければいけないルールがあるため高値でなんでも買い漁れば良いというものでもなく、シンプルの中に悩ましさがピリッと効いているボードゲーム。最近苦手だった競り系のボドゲに目覚めつつあり、ハイソサエティも以前より楽しめる気がしている。気のせいでなければ...
オスプレイ版〈Osprey Games English edition〉
昨年末あたり、ボードゲーム好きの方々のツイッターを賑やかしたアートワークでおなじみのオスプレイ版。リリースは2018年なので1番新しいハイソサエティのバージョン。USアマゾンでちょっとお買い物をするついでに、送料変わらないなら良いんじゃ無いか?って気分になってポチ。
やっべー、超美麗。しかもお金持ち感ハンパない雰囲気。
ハイソサエティ(上流社会)という意味をカードデザインでも体現しているかのようなアート。英語圏の言葉だからきっと元々は貴族階級の事かと思うけど、華やかさってやっぱり大事なポイントですな。
ルールブックが置かれている様だけで気品溢れるこの感じはやばい。
コンポーネント
オスプレイ版は全てカードになっている仕様。オークションカードはマネーカードより一回り大きくて、置いてあるだけで華やかなデザインだぞ。
マネーカード
マネーカードのデザインですらエレガントであります。5人まで遊べるので5色のセットが入っている。
ラグジュアリーカード(Luxury Cards)
ステータスタイルと同じ意味を持つラグジュアリーカード。オスプレイ版は豪華絢爛。カードのサイズも大きいのでインパクトもある。
ただデザインが人物中心なのでお金を払う目的みたいなのはちょっと解りにくい気もするのよね。英語読めないからそう思うだけかな。
プレステージカード(Prestige Cards)
日本語版のアウォードタイルにあたるカード。意味合い的にプレステージの方がしっくりくるような気もします。
ディスグレイスカード(Disgrace Cards)
日本語版ではトラブルタイル。ディスグレイスとはあまり日本では聞かないですが、不名誉とか恥とかって意味みたい。ハイソな方々からすると、恥や不名誉ってのは納得できる感じ。
ビッドせずパスすると強制的に受け取らなければならないという縛りがツライ。
大きく豪華になったラグジュアリーカードのせいで箱のサイズは一回り大きくなった。ただ厚みがそんなに無いので、携帯性が大きく損なわれてはいない点は良いなと。
豪華な雰囲気で遊びたい、ハイソサエティに成り切ってオホホホ的なプレイをしてみたい方には間違いなくオスプレイ版がおすすめだと思うぞ。USアマゾンでも$20しなかったので(送料は除く)買いやすい価格なのも嬉しい。
グリフォン版〈Gryphon English bookshelf edition〉
昨年の秋ぐらいだろうか、某駿◯屋さんで何かのボドゲを物色していた折りに、980円の値付けがされていたのを発見しそのままポチってしまった。
届いたグリフォン版は未開封とはいかないものの、箱も中身もほとんど擦れもない綺麗な状態の中古でした。最近中古は当たりの品を引いてるきがする。
エディションネームに「bookshelf」とあるように、箱は結構大きい。厚めのハードカバーの本くらいのサイズ。携帯性というよりも本棚にしまっておけるようなサイズ感なのだ。
コンポーネント
日本語版と同じく、競りの対象になるのはタイル。厚みもしっかりしているし表面はリネン加工なので非常に綺麗。マネーカードもしっかりした作りで、こちらも日本語版と似ている作りだった。なのに箱のデカさは◯倍以上あるので・・・好き好きか。
デザインは2004年の空気感が若干漂う感じ。ニューゲームズオーダーの日本語版も90年代、80年代の雰囲気を再現してたけどグリフォン版も時代を感じるアートワーク。個人的にこの雰囲気はコレで好きだ。
Luxury Possession Cards
オスプレイ版のLuxury Card。贅沢な所持品とでも訳すのかしら。カードといってるけどかなり厚みのあるタイル。日本語版も同じ仕様になってますな。
Recognition & Misfortune Cards
オスプレイ版でのプレステージ & ディスグレイスカード。こちらもカードとなっているけどタイル。厚みがあってプレイしやすそう。クラーク博士もいれば火事もあるしスキャンダルって書いた面倒くさそうなカードもあるよ。
マネーカード
ストレートに$マークが入っているのでオスプレイ版よりわかりやすい。
タイルとカードという組み合わせは、実はとってもプレイしやすい。なので携帯性はともかくもグリフォン版も遊ぶ上でのストレスが少ない良いコンポーネントだと思う。
流石に2004年の製品なので新品を手に入れるのは難しいけれど、デザインが好きなのであれば中古市場で見かけたら手頃な値段で手に入るかもしれない。
〈まとめ〉
オスプレイ版とグリフォン版(それに日本語版)はアートワークと箱の大きさが異なるだけで、遊び方やルールは日本語版と変わらない。コンポーネントに言語依存も無いし、日本語版のルールはWEBでも公開されているので海外版を購入しても普通に遊ぶことが出来るのは嬉しい。
ハイソサエティに限らずだけど海外で作られたエディションは日本語版とはまた違った魅力もある。ルールが容易でプレイに支障がないのであれば、気に入ったデザインで遊ぶというのは気分的にも良いこと。気軽にバリエーション違いを集められるようになったって事は、やっぱりインターネッツ最高な。
気になった人はBGGのバージョンページを覗いて、気に入ったデザインを探してみても楽しいと思う。遊ぶのにもったいなくなるくらいオスプレイ版は綺麗だぞ。
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High Society | Board Game | BoardGameGeek
見ちゃダメだ。見ちゃダメだ。見ちゃダメだ。見ちゃダメだ....
つまりどっちも持ってても良いじゃ無い?っていうご提案でした。
名作まとめました。
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日本語版は安定。それ以外はプレミア付いてたりするので注意だぞ。
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