みなさまこんにちは。コモノです。
今日は「ビザンツ日本語版(Byzanz)」のご紹介です。昨年の春にニューゲームズオーダーさんから発売された往年の名作だそうですぞ。こちらのブログに発売までの経緯が簡潔にまとめられてますが、2008年のゲームなのですな。
最近ボードゲームを始めたばかり(まだ最近って言っていいよな...)だと、古いゲームの情報というのは限りなく少ない中でいわゆるジャケ買いとかしちゃいがちです。ネットで色々情報を集めてみても個人の嗜好がそうそう完全にかぶるわけでもなく、自分には合わなかったな。。。という事もしばしばおきます。
ところがこのニューゲームズオーダーさんが出してるボードゲーム、これまでにも幾つかポチってますが、今の所つまらない....となったゲームがありません。そういう自分の嗜好にハマるパブリッシャーを見つけると割と安心して購入できます。
という事で今回は「競りゲーム」なのですが、以前モダンアートを遊んだ時から、実はちょっと競りゲーに苦手意識が芽生えていたコモノ。ハイソサエティでちょっと前向きな気分になったのを良いことにこちらのビザンツもポチってやりました。その後もモダンアートは、、ちーん。。。(勝てないw)
前述の通りニューゲームズオーダーさんなら盛大に外すことはなかろうという安易な判断で。で、ポチってからあれよあれよと2019年になりまして、あれ、おかしいな...
手札が循環する競りゲームって事ですが、相変わらずそれを聞いただけでは「面白そう!」ってなかなか頭がなりません。そんな発展途上にある我がボドゲ脳にも今年はわずかばかりの向上心が芽生えており、競りたるメカニクスの面白さに触れたい...競りと解り合いたい....競りとひとつになりたい....みたいなニュータイプちっくな心境です。
ということでぼっちのホビープレイでは絶対に出てこないメカニクス「競り」を中心にした「ビザンツ日本語版」を今日は開封したいと思いますよ!
【目次】
〈開封〉
ビザンツ日本語版(Byzanz)
プレイ人数:3〜6人
対象年齢 :8歳以上
プレイ時間:45分
元々は小箱で有名なAmigo社から出ていたビザンツを2017年にラウタペリ社がリメイク(復刻?)。
その日本語版がニューゲームズオーダーさんから出たようです。
コンポーネント全体
基本がカードゲームなので、カードとボードしか入ってません。
ブックサイズ?っていうのかな。PAXとかポートロイヤルとかと同じサイズの箱です。カードだけなのにこのサイズの箱の場合は大体カードがモリモリ入ってます。ビザンツも112枚。
ゲームボード
ビザンツの市場になるボード。二つ折りかと思ったらまさかの3つ折り。
商品カードを種類ごとに並べていくわけです。
広げるとデカイw
カード
カードは3種類あるよ。
セットカード
市場にならぶ商品の数を指定するカード。プレイ人数によって使うカードが異なる。
商品カード
6種(色)ある。数字は1〜4まで。
裏面がなんか可愛い。
競りの後はマーケットで売られている様々なアイテムとして並ぶよ。
結構華やかになる。
商人カード
まぁ、濃いのぅw...商品を売る時にのみジョーカーカードとして使えるよ。
〈ビザンツの遊び方〉
プレイヤーはビザンツのマーケットを訪れた商人。マーケットに並ぶ商品を手札を使って競り落としていく。得点になるのは同じスート(色)の3枚セットを売却した際、1番ランクの高い(数字の大きい)カードのみが得点となるよ。
商品を売却するのはいつでもできるけど、手札がそのまま減ると競りの勝者にはなれない。いつ売却するかは慎重に行わないとだなんだな。
勝利条件
全てのラウンドが終了した時に、1番多くの得点を得ていたプレイヤーが勝利する。
準備
まず、ゲームボードをテーブルの中央におき、商人カードと商品カードを合わせてよくシャッフルして裏向きの山札にする。
プレイヤー数によるカードの準備
プレイヤー数に応じて以下のようにセットカードを選択する。
3人:「2」「4」「6」
4人:「2」「3」「4」「5」
5人:「1」「2」「3」「4」「5」
6人:「1」「2」「3」「4」「5」「6」
選択を終えたセットカードは数字の大きい順に上から重ねておくよ。
商品・商人カードの調整
プレイヤー数に応じて以下の枚数のカードをランダムに山札から取り除き、箱に戻す。
3人:4枚
4人:12枚
5人:2枚
6人:4枚
各プレイヤーに4枚づづ手札として配ると準備は完了。
手番の流れ
セットカードの1番上に置かれている数字と同じ枚数のカードを、山札から場に表向きで公開するよ。プレイヤーは公開されたカードを競りによって落としていくのだ。
最初のビッドはディーラー(親)の左隣のプレイヤーから。時計回りに各プレイヤーはビッドかパスかを選択し、宣言したとおり手番を行う。
a)ビッド
手札から任意の枚数のカードを場にプレイする。すでにカードがプレイされている(2巡目以降)は、すでにプレイされているカードよりも多い枚数をプレイする。自分がプレイしたカードとの合計で場の最大枚数になればOKだぞ。1番多い枚数で競り落としたプレイヤーがビッドの勝者になる。
b)パス
競りから降りる。現在の競りにはもう参加できないよ。
ビッドの勝者
- 競り落としたプレイヤーは競りに使用したカードをビザンツの市場に種類ごとに並べる
- 負けたプレイヤーは競りに使用したカードを手札に戻す
- 獲得したカードの中から1枚をビザンツの市場に並べる
セットカードの1番上のカードを手元に獲得し、以降このラウンドでの競りには参加しないのだ。
ラウンドの流れ
セットカードを獲得したプレイヤーはラウンド内で以降の競りには参加しない。
最後の1人はセットカードを受け取り(詳細はルールを参照)ラウンドは終了する。
ビザンツの市場
ラウンドが終了したらセットカードの小さな値を持っているプレイヤーから順に、ビザンツの市場にあるカードのうち1種類を選択し、全て手札に入れる。セットカードの値の昇順どおりにカードを1種類づつ獲得し、市場に残ったカードは箱に戻す。
セットカードは元の順に戻して積んでおく。商品カードの山札が残っているなら、新しいラウンドを始めるよ。
商品の売却
同じ種類の商品カードが3枚揃ったら売却が可能。売却する3枚を全て他のプレイヤーに見せたのち、1番ランク(数字)が大きいカードのみを得点とし、自分の前に伏せておいておく。
〈まとめ〉
ルール読んでると得点化するまでのカードの処理がちょっと???となるのだけど、実際プレイしてみたらそんなことないような気がする。
山札が尽きるまで競りを繰り返し、良い塩梅い揃ってきた商品をまとめて売却する。何度か遊んで流れがわかってきたら、カードのカウンティングにチャレンジしたくなるようなルール。
どの種類を集めるべきか、どの競りを落としてどの競りを降りるのか、思い通りに得点をあげていけるようになるとかなり楽しそう。
手札に入れたカードも、どのカードを競りに使用して市場に流すのかでその後の得点が変わってくる。そういう難解だけどわかってくると楽しい悩ましさがたっぷり詰まった感じのするカードゲームだぞ。
3人から、3人からか。。。会社に置いといて、ランチに誰かと遊んでもらお。
最近こういうピリッとしたゲームを強くなりたいと切に願っておりまする。
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