ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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「サンドキャッスル 完全日本語版」〈ボードゲーム〉:フリードマン・フリーゼ新作!デッキを解体していく、ちょっと変わったボードゲーム の日本語版が発売されたよ!

みなさんこんにちは。コモノです。

 

フリードマン・フリーゼといえば緑色大好きな事で有名なボードゲームデザイナーです。緑色が大好きっていうだけでなくて、ちょっと個性的なボドゲをデザインすることでも有名。今日はそんなフリーゼ作品の中でも「電力会社 充電完了!」完全日本語版と発売時期を同じくしてリリースされた「サンドキャッスル」を開封してみたいと思っておりまする。

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サンドキャッスルは最近日本語版のリリースが続いていたファーストフォワードシリーズ(ゲームの途中でカードが入れ替わったり、ルールが変わったりするアレ)の流れも一部取り入れている、目新しさ満載のボドゲ。なのになぜだかあまり話題を聞かないボードゲーム でもあるのです。

電力会社やその他のゲームのリリースラッシュに当たると結構話題になりそうなボドゲでも露出が減ってしまう事がありますが、サンドキャッスルもそんな感じかな?でもね、面白そうなのですよ。「サンドキャッスル」。デッキ解体ゲームと言われていますが、構築ではなくて解体ってのはどんな意味なのですかね?はて。。。

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デッキ系のボードゲーム だけどソロプレイも可能って事でイメージがはっきり湧かないところもあるし、フリードマン・フリーゼだし。例にもれなく箱は緑だし・・・気になるじゃない?(^ΦωΦ^)?

という訳で(ポチった言い訳)、デッキを解体していくというちょっと変わったボードゲーム 「サンドキャッスル 完全日本語版」をご紹介いたしますよ!

 

 

〈開封〉

サンドキャッスル 完全日本語版

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プレイ人数:1〜4人

対象年齢 :10歳以上

プレイ時間:30分

 Boardgamegeek

boardgamegeek.com

タイトル訳は「Sandcastles」ではなくて「Fine Sand」でございました。なおボックスに「完全日本語版」の文字が見当たらない...どこいった?

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と思ったら箱裏にありました!無いならないで気にはなるw

コンポーネント全体

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カードデッキが中心のゲームなのでシンプルです。個人用ボードが4枚とカード、コイントークンなどなど。

個人ボード

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カードを配置するためのボード。ここに砂の城を作るのだな! 

コイン・プレイヤーディスク

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カード類

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基本デッキとレベルアップデッキ。カードのシュリンクを外した後に、この並びを変えてはいけないのだ。注意だぞ。

 

 

〈サンドキャッスルの遊び方〉

まず最初に注意しなければならないのは、カードの束の並び順を変えてはいけないという事。

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これ、やりがちなのです....特に開封レビューを書きながらだと先にカードの中身を見たくなってしまうのです。しかしっ!ちょっとは成長したせいか、今回はしっかり先にルールブックを読みましたよ!なのでまだ順番を変えてないのだ。偉いな。(当たり前)

基本デッキ

なお、ふた束あるカードはそれぞれ異なるカード類。

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こちらが基本デッキで、各プレイヤー30枚づつ。

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左下のアイコンで区別できる。

レベルアップデッキ

こちらがレベルアップデッキで各プレイヤー29枚づつ。 

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レベルアップデッキは間にブランクカードが挟まっているので、そこで4等分するよ。

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それぞれ使わないカードは並び順に注意しながら袋にしまっておこう。

勝利条件

終了条件を満たしたプレイヤーが発生したラウンド後の得点計算で点数が1番低かったプレイヤーが勝利するよ。得点は残った手札・捨て札・プレゼントカードの合計なので、デッキとして循環する残った枚数が1番少なかったプレイヤーの勝利だな。

終了条件

ステップ1が行われた時に、基本デッキの枚数がゼロになったプレイヤーがいたラウンドでゲームは終了する。

 

ゲームの準備

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準備はやっぱり簡単でございました。

  • 個人ボードを1枚受け取る
  • 受け取ったボードと同じ色のディスクと2つ受け取る
  • コイントークンをまとめてテーブルに置く
  • 基本デッキをワンセット、レベルアップデッキをワンセット受け取る
  • 基本デッキを個人ボードの左側に伏せて山札とする
  • レベルアップデッキの上から2枚を受け取る
  • 受け取った2枚のカードのうち、シンボルカードを左隣のプレイヤーとの間に配置する
  • 受け取ったカードのうち、プレゼントカードを個人ボードの左上に表向きで配置
  • 基本デッキの上から6枚を取り、手札とする

初めてのゲームでは基本デッキの並び替えをしない。そのため最初の手札が決まっていて以下のカードになるはず。

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ルールブックにもその旨記載されているので確認しよう。

手番での流れ

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手番は各プレイヤー一斉に行うよ。基本デッキの上に置いたディスクをテーブルの中央に置くと、手番がスタートした目印。

ステップ1

・カードを2枚引く(緑)

ステップ2

・2a(赤)/2b(青)いずれかのアクションを選択する

 2a:手札からカードを1枚プレイする

 2b:さらに追加で2枚カードを引く

ステップ3

・手札の上限枚数までカードを選んで捨てる

黄色いアクションカードの使用

ステップ1〜3のいずれの間でも黄色いカードのアクションを行う事ができるよ。(各ターンに1回のみ)黄色のアクション(最初はプレゼントカード)を行なった場合は、シンボルカードの上に1枚伏せて置く。

テーブルの中央に置いたディスクを基本デッキの上に戻して手番終了だ。

 

 

〈お試しソロプレイ!〉

ソロは最大10ラウンドまでのキャンペーンゲーム。プレゼントカードの扱いは少し異なるものの、基本的な考え方や手番の流れは同じ。という事で、ちょっとやってみた。時間も遅い事だし1ラウンドだけな。細かなルールはルールブックを確認して欲しいぞ。

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2aと2bの選択はちょっと悩ましい。うまく手札を引き込む必要はあるのだけど、手札上限があるので2bの追加カードを引くタイミングに悩んでしまった。

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ゲームのタイトルになっている「サンドキャッスル」は低コストで建てる事が出来る。コインの代わりに手札をコストとして払う事が出来るので、積極的に立てていくのだけどなにやらたくさん並んでくるとこれまた楽しいw(違うゲームになりつつある)

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場にカードをプレイする事でデッキの枚数を減らし、プレゼントを活用しながら相手に押し付けていく。デッキの枚数を減らす事が基本になるけれど、どういう順でどう減らすかを考えていく。ゲームの終了条件は捨て札が無い状態でステップ1のアクション時にデッキカードを引き切る事なので、デッキ枚数が少なくなってくると自分である程度調整も可能になる。最終トリガーを引いたはいいものの、手札と捨て札が大量に余ってしまい他のプレイヤーに出し抜かれるような事も起きるかもしれないぞ。

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実際のゲームでインタラクションまで配慮できなさそうなので、とりあえず出来上がった砂のお城を眺めて満足してるけどな!

 

 

 〈まとめ〉

「デッキ解体」の意味がルールを確認してようやく理解できました。デッキを循環するカードをいかに手札に引き込むかを考えながらデッキそのもののカードを入れ替えるのがデッキ構築系と呼ばれるゲームの特徴だけど、このサンドキャッスルではデッキ内のカードをどう組み合わせながら場にプレイし尽くすかを考えるゲーム。

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捨て札になるカードもいずれはプレイしなければならないので、カードの効果を把握しながらどういう組み合わせでプレイしていくかを考える事がこのゲームの肝なのかと。

デッキ構築と似てるように見えて、ちょっと思考の拠り所が違う感じ。捨て札きになるのは変わらないけどな。

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また2回目以降のプレイや、2ラウンド目以降は基本デッキの順番がランダムに変わる。またレベルアップカードの使用など、ゲーム内の条件に不規則性がもたらされるので、より手札管理がしっかりしていないと混乱しそう。むしろ2ラウンド目以降がこのゲームの本領発揮では無いかなと思う。練習だ!練習が必要だな!

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気楽に夏の砂浜で砂の城を作り、ウェーイ!お城できたー!とかいうつもりが全くそんな事なく。ソロプレイも黙々と遊ぶ感じで、あたしゃ嫌いじゃ無いですよ。もう少し手札の構成を頭の中に残しておける記憶が残っていたなら....

 

デッキ解体、むしろ好きだな。(=ↀωↀ=)

 

 

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駿河屋もあるよ!

 画像:駿河屋

 

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