ども。コモノです。
ちょっと今更感がある気もしますが、それでもご紹介しないわけにはいかないかなと思うボドゲをご紹介。それは昨年完結した「The North Sea Trilogy」の記念すべき第1作「Riders of the North Sea(邦題:北海の侵略者)」だぞ。
なぜに今なのか?と言いますと、このゲームはもともと2人〜4人で遊ぶもの。ところがですね、昨年コチラを手に入れたからなのです。
そう、ソロ ヴァリアント。
追加で出してくるとは憎いじゃない。やるじゃない。ってー事で、2017KDJ(ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門)ノミネート作「北海の侵略者」を本日は開封いたしますよ!
北海の侵略者(Raiders of the North Sea)
プレイ人数:2〜4人
対象年齢 :12歳以上
プレイ時間:60〜120分
日本国内での和訳付きはディアシュピールから発売されている。執筆時点ではサイトから製品ページが消えてるので、品切れだろうか。。。ずっと大箱だと思っていた北海の侵略者、実は中箱と似たようなサイズ感。箱の厚みはあるものの一回り想像より小さい箱で好感触だぞ。よく考えたらArchitects of the West Kingdomも同じサイズ。
北海の侵略者ってどんなゲーム?
「北海の侵略者」は2017年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネート作。あの「テラフォーミングマーズ 」や「脱出:ゲーム」と同じ年にノミネートされた実力作。しかも最初は個人出版だったらしく...マジか(゚∇゚ ;)!?
アートワークはやっぱり好きなMihajlo Dimitrievski氏。ゲームのメカニクスはワーカープレイスメント。ヴァイキングをテーマに略奪の限りを尽くし、献上品を納めて酋長に気に入られる事を目指す。
ワーカーを配置した時に1アクション。ワーカーをボードから取り除いた時にも1アクションと、通常のワーカープレイスメトよりも展開が早いっぽいのだ。あとヴァイキングにはおなじみヴァルハラシステムもあるのよ。死してワルキューレの胸に抱かれ神々の元に、っていうアレだな。
コンポーネント
さっぱりした印象。タイル類が少ないからかな。
ルールブック
今回はディアシュピールさんで和訳付きを購入した。シールも付いてきているので、はったらスリーブ入れておこうかと思う。
プレイヤーボード
中箱サイズなのにプレイヤーボードは広げると大きい。可愛いデザインなんだけど、ゲーム的このマップで繰り広げられるのは略奪の限り。なお、我が家では珍しい縦長のボード。
タイル&トークン
献上タイルと食料トークン。サプライの種類は少ない方が好き。
バッグ&コマ類
小さなコマがちょこちょこある。トレイは必須だな。
銀
標準でメタルコインとか優秀すぎです。
バッグ
バッグの出番はプレイ準備のみなのだ。
住民カード
単語の訳は「市民/住民」なんだけど、雰囲気的には「村人(むらびと)」とか「民(たみ)」とかってイメージの方がしっくりくる。彼らを雇い入れたりプレイしたり、働いていただくことになる。それぞれが特殊な能力を持っているよ。
プレイヤーカード
プレイヤーカラー毎に配られるカード。雰囲気バッチリである。
セットアップ
しばらく重い系のボドゲを遊んでいなかったからなのか、準備はちょっと細かい気がする。予めセットアップを前提にした収納をしておくと楽にできそうだぞ。
準備
1.献上タイルを良くシャッフルし伏せて山札とする
2.プレイボードに献上タイルを3枚公開する
3.住民カードを全て重ねて良くシャッフルし山札とする。
4.全てのヴァルキリーコマと略奪品コマをバッグに入れる
5.バッグからランダムに、各侵略スペースにヴァルキリー、略奪品を置く
※配置が終わったら残りのコマ類はバッグから出し、ストックに配置するよ
6.白とグレーの労働者コマを決められたスペースに配置する
7.銀と食料、ダイスをストックとして配置
8.銀2・黒い労働者1・自分のプレイヤーカード1枚を受け取る
9.自分の色のスコアマーカーをボード状の3つのトラックの「0」位置に配置
10.住民カードの山札から5枚づつ配布
※バッグと使わない黒の労働者コマ・船カードは箱に戻す
11.プレイヤーは受け取った5枚の住民カードのうち、3枚を選択。残り2枚は山札の1番下に戻す。
12.ダイス2つを振ってスタートプレイヤーを決める(1番大きな目を出したプレイヤーがスタP)
献上タイルの山
献上タイルがなくなったらゲームは終了する
ストックについて
食料・銀・略奪品は有限(補充なし)
プレイヤーの所持上限
食料・銀・略奪品は手番終了時に持ち越せるのはそれぞれ8(個/枚)まで
細かいステップを踏んで準備は必要だけど、ややこしい事はないな。
〈ゲームの流れ〉
ゲームの勝利条件
北海の侵略者では、プレイヤーは勝利点(VP)を競うよ。ゲームで勝利点を得る方法は3種類ある。
A)軍事力
各居住地に侵略した時、得られるVPが軍事力によって決まる。
B)乗組員
乗組員の中に、特定の居住地を侵略する事でVPをもたらすカードがある。
C)略奪品とヴァルキリー
居住地を侵略すると得られる略奪品はゲーム終了時にVPとなるよ。また略奪品の中にヴァルキリーが入っていた場合、乗組員を1枚破棄する代わりにヴァルキリーポイントを獲得する。(最大7個まで)
乗組員カードはそれぞれ固有の能力があり、追加のアクションをもたらす場合があるので細かなところはルールブックを確認してほしい。
終了条件
ゲームは以下の3つのいずれか1つの条件を満たした場合、その次のラウンドで終了する。
1.要塞が残り1つになる
2.献上タイルの山が尽きる
3.ボード上からヴァルキリーが居なくなる
やっぱり個人的にヴァルキリーのシステムが好きだ。死してなお栄誉を与えられる、というヴァイキングの思想そのものな感じがとても良いな。
手番の流れ
プレイヤーは各手番で2種類のアクションのうちいずれかを選択する。どちらを選択しても、アクションのパターンは変わらない。
アクションパターン
1.労働者を配置し、その場所のアクションを解決する
2.別の場所の労働者を取得し、その場所のアクションを解決する
自分の手番で2回のアクションを行うことが出来るのは特徴的。もちろんワーカープレイスメントなので労働者がすでに配置済みの所は置けないし、インタラクションもバッチリだぞ。
a)労働
ボードの下部にある村では略奪に行くための準備を行うことが出来るよ。乗組員の雇用や金・食料の調達など様々なアクションがある。労働者の色によって建物のアクションの内容が変わる点も面白い。
注)最初に配置した労働者を続けて取る事は出来ないよ
b)侵略
各居住地を侵略するにはそのエリアに記載された条件を満たしている必要がある。
・十分な乗組員
・十分な食料(場合によっては資源)
・必要な色の労働者
労働者の数や資源、乗組員数などが設定されているぞ。アイコンで示されているのでルールブックを参照してほしい。
ソロヴァリアント
やはり世の中にはソロプレイをこよなく愛する人種が居るとみた。追加の拡張として発売されたソロヴァリアントの詳細、みっちりお届けするはずが写真を撮り忘れるという失態。後日追加いたします。。。北海の侵略者ソロ拡張は、いわゆるオートマカードのデッキであるようだ。(最近オートマ流行ってる?気のせい?)
練習のために遊ぶもよし、1人で黙々とヴァイキングな生活を楽しむも良しであるな!
まとめ
お試しプレイでソロモードを!と思ったんだけど、ちょっと慌ただしくてソコまで手が回りませんでした。くそぅ...(´;ω;`)ブワッ
なので久しぶりのプレイレビューを書きたいと思ってるよ(願望)。
今回、なんだかルールがなかなか頭に入ってこなくて(ルールのせいではなくて自分の体調のせい)記事を書くまでに少し時間がかかっちゃっいましたが、北海の侵略者は思ったよりシンプルなメカニクス。アートワークも個人的に超好みな上にソロモードとかもう完璧です。
プレイレビューも書きました!
記事を書くにあたって関連サイトをフラフラしてたら5周年記念のプロモパック予約もしてるのを発見してしまった!
これはポチってしまうのか・・・いやせめて遊んでからにすべきか...(当たり前)。でも既にルール読んだだけでもお気に入りになってくれそうで楽しみなのだ。
北海三部作は完結し、現在は新たなる3部作がすでに始まっている。第1作目は先日ご紹介した「Architects of the West Kingdom」だった。
そして「The West Kingdom Trilogy」の第2部にあたる作品が今年発表される予定だよ。
Paladins of the West Kingdom
I know what I will be playing this weekend and I couldn’t be more excited - Paladins of the West Kingdom from @garphillgames. What a surprise, I knew we were doing content on it but I had no idea it was already on the way! Yes!!! #boardgames #Kickstarter pic.twitter.com/Hi5XXeoDsa
— Man vs Meeple (@manvsmeeple) February 1, 2019
こちらの続編も楽しみなんでございます。
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Amazonで売ってはいるけど、プレミア付き。
現在ディアシュピールオンラインストアでも取り扱いがないみたいなので在庫切れかな?気になる人は問い合わせしてみても良いかも。
スキタイの侵略者も出ました!
Mihajlo Dimitrievskiがアートワーク担当したボドゲ
見た目が好きなのよ。