ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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銀杏都市(ギンコポリス)新版|【ボドゲ紹介】密やかに人気だった名作の復活!近未来の都市で自然と共生する豊かな都市を作り上げて見せましょうぞ!

ども。コモノです。

 

ギンコポリスというタイトルを初めて目にしたのは確かTwitterでした。ボドゲを遊び始めて間もない頃、なにやら面白いらしいという評判とともにタイムラインに流れていたギンコポリス。しかしその内容は当時さっぱり判っていなくて、ただそのタイトルだけを覚えていたのです。

あれから◯年。2021年にギンコポリスがリニューアルされたとのニュースは知っていたものの、日々流れていく新作ボドゲに押されて、相変わらず名前だけ知ってます。。という状態だったギンコポリス。それが今年ホビージャパンから日本語版で出るというニュースでようやく調べてみた訳です。

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そしたらね、ソロプレイできる(ピコン!)中量級らしい(ピコン!)トロワのデザイナーのタイトルらしい(ピコピコン!!)とポチりゲージがすぐに規定値を超え、とっとと予約して待つこと幾日か。そして先日届きましたっ!ギンコポリスの意味すら知らなかったアタシが今宵ギンコポリス開けます!開けます!というわけで気になってたギンコポリス届いたからご紹介いたしますよ!

 

 

銀杏都市:ギンコポリス(Ginkgopolis)日本語版

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プレイ人数:1〜5人

対象年齢 :13歳以上

プレイ時間:45分

国内発行元:ホビージャパン

 

 

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

 

銀杏都市:ギンコポリスってどんなゲーム?

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舞台は近未来の2212年。世界最古の樹木のひとつであるイチョウの学名「Ginkgo」の名を冠する都市で、プレイヤーたちはより緊密に自然と調和し共生していける新しい都市の運営を目指すことになります。なぜならば、すでに人類は地球の資源を消費しつくしてしまったから。土地は常に不足しているため、都市計画では過去に類を見ない高層化した建築に挑まねばなりません。

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また資源の産出と消費にはより高いレベルでの調整が求められています。この銀杏都市を発展に導くことが出来るよう、プレイヤーは都市計画者としてのすぐれた能力を惜しみなく発揮することが求められているという訳ですな。

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壮大....( ˙◊︎˙)

ギンコポリス、思ってたよりテーマが壮大だったよ・・・

デザイナーはジョルジュ・ザビエル

ずっと英名のXavier Georgesでしか見てなかったんですけども、いい加減読み方!って思ったんで調べたらジョルジュ・ザビエルさんということを初めて知りました。トロワトゥルネーブラックエンジェルなどのタイトルで知られるデザイナーですな!ちょっと癖があるというか、ひと捻りがあるゲームデザインをされる印象のある人なのですが、アタシは好きなんだよな。なのでギンコポリスが彼のデザインと知ってからポチり完了までのスピードは早かった。仕方ない。

 

ギンコポリスのコンポーネント

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今回ホビージャパンから日本語版としてリリースされたのは2021年に再販されたものなので、アートワーク等も新しい内容となっています。BGGで以前にアップされた写真を見ている限りだけど、カードやタイルのアートワークに大きな変更な見られません。ボックスアート&建築コマが変更になったくらいかな?9年前のタイトルですが、あまり古さを感じさせないデザインなのは凄いよね。

 

ギンコポリスの遊び方・ルール

最初ルールを読んだ時に???と少しなりました。理解力が落ちている可能性がありますが、慣れて仕舞えば大丈夫さ。慣れるまでの時間は、、、あるけどな。カードをプレイして資源の入手・都市化・建築の高層化などを行いギンコポリスの発展を目指すんです。準備や終了条件などはルールブックで正しく確認した方が良いと思ったので、今回は詳しく記載はしてないよ!(さーせん...)

ゲームの準備

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プレイ人数に応じてタイルやカードを除外したりする必要があります。細かい部分だけどこのリソースの増減はゲーム内容に大きく関わるので、ルールブックを参照しながらしっかり間違えないようにしましょう。

また熟練度に応じて初期の人物カードをドラフトするルールなどが存在します。ゲームに慣れていないうちは特定の番号を持つ同じ人物を3枚使用するルールがあるのでそちらで最初は遊ぶと良いかと。それらの人物カードを参照して初期資源を準備したりするので、最初の準備は間違えないように丁寧に行おうな。ゲームは中央に配置された都市タイルをプレイヤー全員で発展させることに取り組み、その成果を競うことになるのです。

勝利条件

ゲームが終了した時に一番成功点を得ていたプレイヤーが勝利します。ゲームが終了する条件というのがこれまた数パターンあるので、それもルールブック見よう。そんなにややこしい訳ではありません。

ラウンド・手番の流れ

各ラウンドは手札のドラフト&新しいから始まります。ラウンドは大きく3つのステップに分かれています。

  1. カード1枚の選択
  2. アクションの解決
  3. 次ラウンドの準備
1.カード1枚の選択

全員が同時に行うステップ。4枚ある手札のうちから1枚を選択する。選んだカードは伏せて衝立の外に配置するよ。もしタイルと一緒にプレイすることになった場合は、そのタイルを衝立の中から出し、選択したカードの上に伏せて配置しておく。

2.アクションの解決

カードをプレイするよ。カードのプレイには3種類の方法があり、それぞれ得られる効果が異なるのです。カードをプレイしてその効果を処理したのち、自分の手元のタブローにあるボーナスを処理する事で資源コマや建物タイルを得ることが出来るよ。

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衝立の中に置いてある資源コマやタイル等を参照しつつ、次の一手を考えるのです。

A.カードのみでプレイする

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都市化カードのみ

都市化カードのみをプレイした場合、ストックから資源コマ/建物タイルのいずれか1つを獲得するよ。

建物カードのみ

建物カードのみをプレイした場合、そのカードと同色・同数字のタイルの効果を得ます。得られるものはそのタイルの建物の高さ(重ねられたタイルの枚数)と同じ数をもらうことが出来るよ。

赤のタイル:資源コマ

青のタイル:建物タイル

黄のタイル:成功点

B.都市化カードとタイルのプレイ

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カードに描かれたアルファベットと同じ都市化トークンの配置されていた場所に、一緒にプレイした建物タイルを配置するよ。取り除いたトークンは配置したタイルに隣接する場所のいずれかに再度配置する。その際、時計回りにA〜Lの順で配置されている順番を崩さないようにタイルを置く必要があるよ。配置したタイルに隣接している他の建物タイルの効果を得ることが出来る。

C.建物カードとタイルのプレイ

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カードに描かれた色、数字と同じタイルの上に、新たに建物タイルを配置する。元のタイルに他のプレイヤーの資源コマが置かれていた場合、そのコマを元のプレイヤーにもどすよ。戻された資源コマは衝立の内側に配置してOKだ。また資源コマの返却を受けたプレイヤーは資源コマ1つにつき1成功点を得るよ。

プレイしたタイルが元々のタイルの番号より小さかった場合、その数字の差分の成功点をストックに支払うことになります。また元のタイルと新たに配置したタイルの色が異なる場合、資源コマを1つストックに戻さなければなりません。色々と注意が多いアクションなので、活用する際は処理漏れに注意しましょうな。

3.次のラウンドの準備

各プレイヤーは使用しなかった手札3枚をまとめて左隣のプレイヤーに渡すよ。スタートプレイヤーから順番にこれを行うよ。その後スタートプレイヤーから山札からカードを1枚引き、手札を4枚にする。

 

ソロプレイはできる?

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ソロプレイ遊んでみました!ギンコポリスのソロはオートマ系カードを使ったタイプではなく、一定のルールにしたがって盤面をかき回されていくタイプのゲーム進行ですな!ハルという名前のついたbotですが、ボドゲソロbotあるあるの、無慈悲に盤面を削っていくタイプです。ハルは資源を手にしない代わりに最初から最大数の資源コマを要しているため毎ターン都市タイルを配置していきます。

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迎え撃つこちらは初期都市タイルや資源コマ数が6個と最初のうちは潤沢で余裕が感じられるものの、油断してるとあっという間に不安な空気感に包まれる事になります。

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最初は結構鼻歌混じりにホイホイ都市タイルの配置なぞしてましたが、あれよあれよという間に資源コマ不足に追い込まれていきました。

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ランダムに抑えられていく盤面を確認しつつ、臨機応変にどの区画でマジョリティを撮りにいくかの計画変更。あとは手持ちの資源を確保するためのタブローの用意と、目まぐるしいプレイングがソロプレイの面白いとこかなー。結構振り回される感じでしたが計画修正のスキルは磨かれてるような感じ?もちろん磨ききれてないけどな・・・ルールのチェックを十分に出来るのとテトリスのようなパズル感もあるので、ソロはソロで結構楽しめると思います。勝てなかったけどさ..(`・ω・´)フンス!

 

銀杏都市:ギンコポリスの感想・まとめ

2012年のタイトルですが、かなり好きかもしない。というか最近手にした中量級はどれもがかなり刺さるものあるのだけど、ギンコポリスも思っていた以上に好きかもしれない。これはどうした事でしょう。。。

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人類がアホで自然資源がいかに貴重なのか、それらをがっちりテーマに組み込んだギンコポリス、元々2012年のタイトルなんですが、2012年というのは京都議定書が目標期限とした年だったりします。あれから9年、自然環境への配慮はSDGsという新しい枠組みに引き継がれてなお継続した取り組みがなされている訳ですが、ギンコポリスは9年前からそれらをゲームで主張してきたんです。そしてそれがゲームとして面白いと。さりげなく時事問題、上手いよなぁ。

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初期に持っている人物カードに加え、既存のタイルへ建物タイルを配置した際に使用した建物カードはそのまま手元に自分のタブローとして残ります。カードごとに決まった効果は、それらのアクションを行なった際に得られるボーナス。このタブローをどのように作っていくか?もとても大事。

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建物の配置、緑の都市化など、最終的に同じ建物の区画内のマジョリティを競うことになるので中量級ではあるのですが考えどころが全て悩ましく、資源たちをどのように活用していくべきなのかとても考えさせられるゲームでした。手番で行う処理や成功点計算の計算式など、ルールブックを参照しないと間違えてしまいがちなルールだけど、1.2度遊ぶと大体把握はできそう。たぶん出来る(笑)

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準備からプレイ中の処理の煩雑さは最初遊ぶ時は気になるっちゃなるけど、それでもタイルの情報やプレイ済みカードなど目に見えている情報から最適解を作っていくというプレイフィールはかなり好きな感じでした。やー、これは楽しそう。

 

今年の中量級はかなりのあたりタイトルが多い気がしてならないのだけど、ギンコポリスもしっかりその枠に収まりそうなボドゲ。今年ってそういう意味では当たり年なのかも知れん。早めにソロプレイも試してみて感想追記したいと思います。楽しみだぜ...( ̄ー ̄)ニヤ...

 

 

【銀杏都市:ギンコポリス販売情報】

慌てなくてもまだまだ手に入ります。

 

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