ども。コモノです。
今日は「カエサル!」のご紹介です。タイトルにあるように20分で◯◯しちゃう?というコンセプトのボドゲ第2弾がこのカエサル!です。(第1弾はBlitzkrieg!)テーマは共和制ローマ時代末期の内戦ですよ。三頭政治が崩壊し、カエサルがローマの実権をにぎろうとせんとするその戦いをサクッと遊べる軽めの2人用ボードゲームなのです。
数々の名言を残したユリウス・カエサルをタイトルに冠している点、2人用なのにソロモードもある点などなど、国内で流通したら絶対遊んでみたいと思っていたゲームなので自宅にお迎えできてホクホクです。ライトだけどしっとりなやめる「カエサル!」を今日はご紹介いたしますよ。
カエサル!(Caesar!: Seize Rome in 20 Minutes!)
プレイ人数:1〜2人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:20分
国内発行元:ふるりん本舗
日本語版もテンデイズゲームズから出たよ!
- 価格: 4400 円
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Boardgamegeek
カエサル!(Caesar!: Seize Rome in 20 Minutes!)ってどんなゲーム?
カエサル!はボード上に手元のタイルをポチポチ配置し、相手より先にコントロールマーカーを置き切ったプレイヤーが勝者となるエリアマジョリティのようなゲーム。
エリアマジョリティのようなと言ったのは、盤面でエリアは奪い合うのだけどエリアの数自体は勝利条件ではないのですよね。このゲームのサクサク感を生んでいる点がまさにソコにあるというのが面白いとこなのです。
勝利条件はいち早くコントロールマーカーを置き切ること。各地に散らばる元老院タイルをうまく獲得する事であれよあれよとマーカーを置けるのだけど、チクチク他のタイルで互いを牽制しながら共和制ローマの覇権を握ろうとする訳です。コントロールマーカーにはカエサルとポンペイウスが印刷されているので、まさに第1回三頭政治の末期を盤面で再現することになるんです。
なんとびっくり3種類の拡張入り
購入するまでまったく気が付いてなかったのですが、カエサル!にはあらかじめゲームのプレイ感を変化させるミニ拡張コンポーネントが付属しています。(毒杯・百人隊長・国境線コントロールの3種)
これらミニ拡張を加えることでちょっとした変化をゲームに生んでくれます。相手の持ちタイルを削る毒杯や、やたら強いタイルを手持ちに加えてくれる百人隊長など、短いゲームだけど考えどころを増してくれる面白い拡張ばかり。ミニ拡張のおかげで幅のあるゲームが楽しめる内容なのです。
カエサル!のコンポーネント
非常にさっぱりしたコンポーネントでございます。タイル(マーカーとルールには書いてある)類と衝立、ソロ用のオートマタイルにメインボードの構成。
裏面のアートワークも抜かりなく、ゲームの雰囲気が盛り上がるのです。
カエサル!のルール・遊び方
20分というプレイ時間を謳うだけあって準備もルールもかなりさっぱりしてて楽です。
ゲームの準備
ボードを広げてタイル類を配置するのみ。黄色い州タイルは毎回ランダムでの配置となるのでリプレイ性高め。この黄色い州タイルの囲みにある白いエリアに、自軍の影響力マーカーを配置し、支配地域とすることを目指します。
手番の流れ
各プレイヤーはバッグから2枚の影響力マーカーを引いて、衝立の中に持ちゲームをスタートするよ。
手番では衝立の中から1枚影響力マーカーを選択し、ボード上の白いエリアに配置するよ。白いエリアにはアイコンが描かれていて、同じアイコンを持つマーカーのみ置くことが出来るのです。これをお互い交互に繰り返して行きます。
黄色い州タイルの周囲にある白いエリアが影響力マーカーで閉じられると、その州に対しての影響力を計算します。タイルの数字の合計を比べ、高い数字を持っているプレイヤーがそのエリアの州タイルを獲得、自軍のコントロールマーカーに置き換えます。
マケドニアを支配したカエサル。神殿マークの州タイルは元老院を表し、元老院タイルは獲得枚数によってさらにコントロールマーカーを追加で置くことが出来るのです。
さらに隣接している州を自軍が支配している場合、その国境にあたる影響力マーカーの上にもコントロールマーカーを置くことが出来ます。連続した州を支配することで共和政ローマへの影響度がグッと増し、いち早くコントロールマーカーを配置することが出来るルールが、このゲームのサクサク感のキモなのですなー。
州タイルには元老院以外の効果を持っているタイルもあるので、うまく活用して勝利を狙うのです。
ソロプレイはできる?
カエサル!は2人用のゲームですが、ソロプレイ用のオートマタイルがついています。
ソロプレイのお相手はオートマ・クラッスス。そうです、三頭政治のもう1人、マルクス・リキニウス・クラッススがオートマの対戦相手なのです。
でもタイルとバッグはポンペイウスのを使うけどな。もはや三頭政治の終焉そのものがソロプレイの舞台であります。
オートマはタイルの組み合わせで難易度を3段階から選べるよ。ノーマル(真ん中)で遊んでみたけど、結構おっ!ってなる感じ。もう真っ直ぐに元老院を狙いにくるので、うっかりしてると防戦一方となります。オートマタイルを使ってのプレイではオートマのタイル配置ルールを間違えないようにしなければならないのでちょっとだけ面倒ではありますが、慣れちゃえばサクサクいけます。結局あと1手足りずに初戦敗退。もうめっちゃ気分はカエサルでありましたが、負けたわ.....(" ̄д ̄)チッ
カエサル!(Caesar!: Seize Rome in 20 Minutes!)の感想・まとめ
カエサル!は本当にサクサクすすむ軽量級ボドゲでした。思っていたよりも覚えるルール量も少なくて、ホイホイプレイを始められたのはやはり日本語ルールのおかげか。
軽いんだけどなんでしょう、タイルをバッグから引くからか、エリアマジョリティのように配置に悩むからか、とてもとてもプレイ後の満足感が高いのがポイント。ソロでも結構満足感高かったですが、対人プレイだともうちょっと楽しさ増しそうなのも良いです。
プレイ後の盤面眺めてても嗚呼ローマよ...ってなるくらいの満足感。ガッツリ遊ぶというよりもちょっとした空き時間に遊ぶゲームとしてとても好みでございます。ウォーゲームのジャンルになるんだと思うんですが、そういう満足感も高いんではないかしら。重ゲー会の最初の小手調べ的な位置付けで遊んでもよさそうなボドゲかとおもうぞ。
勢い衝動買いでやっちまった感ありますが、最近の疲弊してたところにスッとボドゲ成分を補給してくれるような、なかなか印象深いボドゲとなりました!ローマ帝国とかそういうフレーバーが好きな方には是非遊んでみてもらいたいゲームだよ。
【カエサル!販売情報】
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