ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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バロニィ:スペシャルボックス 日本語版|マーク・アンドレが放つ男爵たちの戦い。領土を奪い、広げるアブストラクトは中世の世界そのものなのかっ!щ(゚Д゚щ)

ども。コモノです。

 

バロニィ:スペシャルボックス、ポチってしまいました。

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バロニィはエリアマジョリティの人気作。基本セットの日本語版が市場から姿を消して早数年。その後拡張の「バロニィ:ソーサリー」が発売された時も基本セットの日本語版は再販されずに、ただただ市場のプレミア価格を恨めしく眺めておりました。そのバロニィが拡張「ソーサリー」をあらかじめ含んだスペシャルボックスとしてホビージャパンから再販されたのです。

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我慢してて良かった( ̄ー ̄)ニヤ...

ソロモードもないのにね。なんでかなー。おかしいな....と箱を前に逡巡しておりますが欲しくなっちゃったんだから仕方がないよね。と、ポチ。以前からさまざまなレビューを読んでは面白そうだなと思ってはいたのですが、市場か消えてしまっていた事や、そもそもソロプレイ出来ないゲームなのでプレミア価格を払ってまで入手するもんでもないかと我慢してたのです。それでもいつか手元において愛でてみたい(ダメなやつ)と思っていた所にスペシャルボックスとして再販!のアナウンス。当然この機会を逃したらもう手に入ることはないかもしれない。(正当化)となりポチりました。意志薄弱でごめんなさい....

 

今日は金箔のタイトルロゴが美しいバロニィ開けちゃいます!

 

バロニィ:スペシャルボックス日本語版

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

プレイ人数:2〜5人

対象年齢 :10歳以上

プレイ時間:45分

Analog Game Index

hobbyjapan.games

 

バロニィとはどんなゲーム?

冒頭でも書きましたが、バロニィはずっと売り切れていた人気作品。バロン(男爵)たちが自分の領土を広げ、侯爵まで昇り詰めようとする領土争いがテーマとなっております。デザイナーは「宝石の煌き」のマーク・アンドレ。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

ゲームの種類としては「陣取り」と呼ばれるゲームです。自分のコマを配置して得点を上げていくというシンプルなルールながら、ダイスなどを使わないので完全に実力勝負になるというアブストラクト系のボードゲーム。貴族として成り上がるなら、実力勝負は当たり前という事ですな?

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

騎士たちにより土地を得て、村や都市を築き得点を挙げ、その得点で爵位を上げていくという実際に起きたようなフレーバーが陣取りというメカニクスとかっちり嵌っているのも魅力の一つ。手番で行うアクションは6種類の中から1つのみ。それを順番に進めていって誰かが侯爵になったラウンドで得点計算になります。1時間以内にには1ゲーム終わるというのも重すぎず遊びやすいゲームです。

 

バロニィのコンポーネント

今回のバロニィは「スペシャルボックス」です!バロニィには「ソーサリー」という拡張が発売されていますが、スペシャルボックスにはあらかじめ同梱されております!このお得感よ・・・と思って箱を手に取ると蓋が浮いてる。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

ん( ゚д゚)!?

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

箱を開けてみたらどうやらタイルがびっしり積まれていて蓋が閉まらなかったらしいです。これ普通に箱に入るんだろうか、、、という一抹の不安を抱えながら中を確認すると、どれが基本セットでどれが拡張のタイルか一目では分からず。Bigbox系あるある、ここでもか。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

まず拡張のソーサリーのコンポーネントをルールブック(めちゃ薄い)を手がかりに仕分けてみました。残ったのが基本コンポーネントってことになるよね?って分けて行ったら結構すんなり分けることが出来ましたよ。

基本セットのコンポーネント

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

4人の男爵達御一行様。やっぱりというか、欲が深そうなお顔つきです。タイルの量にビビりましたが、そこまで細かくないし種類も少なかったので終わってみれば整理も楽な方だったかなと。

ソーサリーのコンポーネント

こちらがソーサリーのコンポーネント一式になります。同じタイルボードにくっついているので、タイルボードごと分けるのが間違いなくてオススメです。ソーサリーで追加されるのはプレイヤー人数の拡張(5人まで)と、呪文。土地タイルの中に呪文を発動できる土地が追加されていて、そこに騎士を派遣することで強力な呪文を唱えることができるのです。純粋だった領地争いに魔術の力が加わる拡張でファンタジー色がちょっと強まる拡張ですよ。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

全てを仕分け、袋分けして箱に入れてみたところ、蓋が浮いていた問題も解決。むしろ隙間なくぴっしり入ってなんかとっても満足感高しです。

 

バロニィのルールと遊び方

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

ルールはともてシンプルで覚えやすい。アクションの種類と内容は何度かルールブックをみながら処理してみればすぐに理解して覚えることができる内容だよ。しかしバロニィが実力勝負と言われる理由はゲームの準備にも現れていたのでございます。まずは基本セットの準備と遊び方についてまとめておきましょう。ざっくりなので、ちゃんとルールは読みましょう(さーせん)

ゲームの準備

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

  • 土地タイルを(9枚×参加人数)テーブルにランダムに配置
  • 各色ごと、プレイヤーコマと対応するサマリーボードを配布
  • 得点ボードを土地タイルの近くに配置し各自のマーカーを「0」の位置に配置する
  • 資源トークンを土地タイルの近くにまとめて配置する
  • スタートプレイヤーを決め、マーカーを配布する

と、作業としてはとてもシンプルなのですが、この後初期の都市コマを配置するのがその後のプレイ展開には重要になるはず。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

  1. スタートプレイヤーは任意のエリアに都市コマと騎士コマを1つづつ配置
  2. 順番に各プレイヤーが都市コマと騎士コマを1つづつ配置
  3. 最後手番のプレイヤーは都市コマと騎士コマ2づつをさらに配置
  4. 逆順に各プレイヤーが都市コマと騎士コマを2つづ配置
  5. 全員が都市コマ・騎士コマを3つづつ配置したらゲームを開始する

都市コマと騎士コマはセットで同じエリアに配置しなければなりませぬ。つまりゲーム開始時にはそれぞれ3つの領土をもってゲームを開始することになるの。この初期配置はマップの構成によっては結構重要になると思われるのだよねぇ....あまりここで長考するものでもないと思いますが、経験者との差が出やすい所かなと。初期配置はコマの特性とエリア構成を考えて配置できるようになると良さそうだぞ。

手番の流れ

手番では6種類のアクションから1つだけを選び実行しますよ。

徴兵

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

都市コマが配置されているエリアにストックから騎士コマを2コマまで配置する。ちなみに湖に隣接した都市では3つまで配置できるのです。

移動

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

騎士コマを1つづつ(最大2コマ)、隣のエリアに移動させることが出来る。移動にはいくつかルールが存在するよ。侵入が出来ないエリアは以下の通り。

  • 他のプレイヤーコマが2つあるエリア
  • 他のプレイヤーコマが配置されている山岳エリア
  • 他のプレイヤーの要塞コマが配置されているエリア
  • 他のプレイヤーの都市コマが配置されているエリア

また、移動先に他のプレイヤーコマが存在する場合で、自分のコマが2つになった場合は他のプレイヤーコマを除外することが出来る。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

村を蹂躙する...

そう、他のプレイヤーがいるエリアも征服出来るのです。

建設

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

騎士コマを要塞コマと交換

村・都市・要塞のいずれかを1つ建設する。建設は対応するコマを取り替える(騎士➡︎村 / 騎士➡︎要塞)ことで実行することができる。また村や要塞コマがストックにあればマップ上に展開している騎士コマを全て建て替えることも可能。建て替えを行ったそれぞれのエリアで、対応する資源トークンを1つづつ受け取ることができるよ。

新たな都市

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

村コマを都市コマに建て替える。都市コマへの建て替えを行った場合は、即座に10ポイントの勝利点を得る。得点ボード上のコマを右下にずらして記録するよ。

探検

ストックから騎士コマを2つ取りそのうち1つをゲームから破棄することで、騎士コマをマップ上の任意のエリアに配置することが出来る。

貴族の称号

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

獲得済みの資源タイルの得点を組み合わせて支払い、爵位をあげることが出来る。最低15ポイントを支払い得点ボードのコマを右にずらすして記録するよ。15ポイント以上払っても1手番では1つしか爵位をあげることは出来ない。またお釣りのように余ったポイントは戻ってこない点も注意が必要だぞ。

 

バロニィのルールを1人2役で....

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

恒例のルール確認は1人2役で行います!というか、今それしか出来ないし...(悲しみ)。毎度安定の深夜にぼちぼちやってみたわけですけども、最初のうちはただコマを置きルールを確認してる作業感が漂いました。あーして、こーして...

ところがある程度コマの配置や移動のルールを把握してくると、めっちゃ考え所が増えて苦しくなるのです。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

あの騎士が村をあそこに作ったら○点持ってかれるでしょ、で次は...

とか

ここで都市コマに建て替えて、次の手番で騎士コマを3個徴兵して、、、であそことあそことあそこに派遣して、 

とか、ぶつくさ言いながらコマを動かすようになるんです。っていうかそれ多分やらないと勝てないのです。手持ちのコマも、配置されているコマも、取得済みの資源トークンも、得点も全て公開された情報なので他のプレイヤーが何を狙ってコマを配置したり移動したりしているのか常に先を見通しながらプレイすることが求められます。土地の種類によって移動などの制限があるので、ある程度先を読みやすいのも特徴です。

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

マップも毎回ゲームによって配置が異なるので、かっちりした定石は生まれにくい反面、経験が豊富なプレイヤーに勝てる要素は無くなります。いつもあそぶメンバーとなんども繰り返して遊び、徐々に経験を上げていくような環境だとかなり楽しめるんじゃないかなー。詰め将棋的なプレイになるので、好き嫌いは出るかもしれませんな!

個人的にはめちゃ好みです。ただし上手くは出来ないヤツ。でも縁側でコマを1人で動かしながら棋譜を眺めるような時間に憧れているので、バロニィはちょっと手放せないボドゲになりそう(笑)

バロニィ:スペシャルボックス 日本語版

コマも可愛いし、騎士達を派遣して領土を広げるというフレーバーがかなりぴったりハマったバロニィ。ポチっておいても悪くないですぞ!っつーか、遊びたい。

 

あ、ソーサリー。。。忘れてた。あとでだなw

 

 

【バロニィ:スペシャルボックス販売情報】

売ってますが、プレミアついちゃってるのもあるねー。

 

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