ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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【ボドゲ】Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)|ロジカルシンキングって何でしたっけ?論理パズル的思考力を極限まで高め、お宝をゲットじゃ!

ども。コモノです。

 

これまでの人生、どちらかといえばパッション優先で生きてきた実感があるのですが、ボドゲってパッションよりロジカルよね。なので相変わらずゲームに弱いわけなのです。それでも論理的に物事を思考し、組み立てることへの憧れみたいなのはあるのですよ?上手くは無いんだけどさ。。。

今日ご紹介するLoot of Limaは、その論理的思考を目一杯駆使し隠された二つのお宝のありかを探し当てるパズルゲームです。今年のはじめ「クリプティッド」というボードゲーム が話題になりましたが、あれと同じようなメカニクスですよ。

>>クリプティッドのレビュー

www.comonox.com

探し当てるものが未確認生物から財宝の場所に変わりましたが、不正解の回答を宣言するとゲームから脱落してしまうというシビアさのLoot of Lima。海賊たちの頭脳戦、いったいどんな風に展開されていくのか!

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

無い頭を捻りにひねって、Loot of Limaをご紹介いたしますよん。

 

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

プレイ人数:1〜5人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:60〜90分

 

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)ってどんなゲーム? 

プレイヤーは海賊の一員です。ボスが捕まって行方知らずになった莫大なお宝を、スペイン政府よりも先に手に入れなければならないのです。っていうか、絶対手にいれるわ....(●ↀωↀ●)✧

その隠し場所はココス島。この島のどこか2ヶ所に、その莫大なお宝が眠っているのだぞ。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

各プレイヤーが持つトークンはココス島の中でお宝が隠せそうな場所を示しているのです。各自が持っているトークンの場所はすでに調査済みなので誰も持っていないトークンが指し示す2ヶ所が目指すべきお宝の場所。質問を繰り返し他のプレイヤーが持っているトークンを推測しながら誰よりも早くお宝の場所へ向かわなければならないのだ。

ただし、注意。一度その場所だと宣言してもし間違っていたら?このお宝争奪レースからは永久に脱落してしまう。復帰はありえないぞ。

 

デザイナーは?

Loot of Limaは2003年にリリースされた「Deduce or Die」というPnPゲームのリメイク作品にあたるのです。当時Deduce or Dieを作ったのはLarry Levy氏で、彼は数多くのPnPゲームをデザインしているデザイナー。今回Loot of LimaをリリースしたChad DeShon氏はもともとDeduce of Dieのファンであり、そのリメイクを申し出てKickstarterでプロジェクトを立ち上げたという経緯みたい。

>>Loot of Limaのキックスターターページ

www.kickstarter.com

自分の大好きなゲームをリメイクしてリリースするってなんか良いよね。

 

かっこいいコンポーネント!

Loot of Limaのコンポーネントは結構みっちりずっしり重いのです。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

組み立て式の衝立

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

特徴としてもあげたけど、この組み立て式の衝立はとても重厚感があるよ。しっかり考えを巡らせるための良きパートナーとなっているのは間違いないな。紙にペンでメモをし、衝立の裏にある島のマップを眺め、質問から得た情報を熟考し整理するのです。

トークン類

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

久しぶりにタイル抜き職人になった満足感ある。写真のようにかなりの量をペコペコ抜いた。組み立て式のコンポーネントが仕上がった時の満足度が高いので許せるけども、準備は気合いを入れて抜くのです。大量にあるトークン類は無くさないように整理整頓が必要だけど、準備の時点で一つ勘違いしそうなトークンがあった。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

【注意】コレは捨てちゃいけないやつ

危うく捨てちゃいそうになったコチラの白い何も描かれていないトークン。これは地図トークンが紛失した時用の予備なのだ。地図トークンを無くさなければ出番はないのだけど注意しておくのです。 

ダイス

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

ダイスには方角を示す記号が描かれている。任意の2つを選び質問する範囲を決めるのだ。12面体で普通のダイスより一回り大きいこのダイス、ずっしりしていて良い感じなのだよ。触ってほしい。

シート

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

こういう思考を巡らせ整理するためのメモというのは良い。知的な作業だ。知的だ。

最近は何から何までスマホ&タブレットとか、なんというか味気ないというか、ペンを走らせる時間を失っているというか....ブツブツ..(以下省略)

昭和世代だからってことじゃないのよ?紙にペンで書くとか、好きなんです。

  

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)の遊び方&ルール

基本のゲームは3人から。1〜2名で遊ぶ場合は別に用意された乱数表のようなものを使用して遊ぶよ。(最新版はWEBに掲載)

基本的なゲームの流れをまず頭に入れてから、ソロや2人プレイを遊んだ方が混乱はないと思う。ルールそのものはとてもシンプルなので、すぐ馴染めるはず。

勝利条件

ココス島に隠された2つのお宝のありかを言い当てたプレイヤーが勝利だよ。お宝の場所を宣言するタイミングはプレイ中ならどこでも良いので、早い者勝ちですな。

手番の流れ

プレイヤーの手番では以下の順番で処理を進める。

  1. ダイスを3つ振る
  2. 振り終えたダイスから2つを選ぶ
  3. 選んだダイスの目に沿って時計針で範囲を指定する
  4. 誰か1名を指名し、質問を行う

ヒアリングした内容はメモを取り衝立にプロットするとより判断しやすくなるのだ。 

ダイスの選択と調査エリアの決定

選択したダイスとエリアの決定には注意があるよ。AからBの範囲を指定するのだけど中央のマップで全員がしっかりその範囲を確認してから質問と回答に進もう。

【例】NE・Sを選択した場合

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

パターン1:NE▶︎Sの調査(NEから時計回りにSに向かった方角)

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

パターン2:S▶︎NEの調査(Sから時計回りにNEに向かった方角)

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

全員がどのエリアに対しての質問と回答なのか、認識を合わせてゲームを進めよう。

質問と回答のルール

Loot of Limaでは質問と回答にもルールがある。これらはゲームを成立させるために必ず守らなければならないので注意しておきたい。

質問は以下の2通りのいずれかとし、それ以外の質問は出来ない 

指定した範囲内にあるトークンの数

指定した範囲内にある特定の色のトークンの数(2つのダイスの背景色が同じ場合)

回答では必ず正直に回答する

嘘や回答をはぐらかす行為は慎むようにする事

 

Loot of Limaの特徴と魅力は?

ゲームは複数の状況の結果から、唯一の答えをはっきりさせるという論理パズルと呼ばれる形式のもの。その中でも特徴的なのは、めちゃんこかっこいい衝立では無いかと思う。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

衝立のあるボードゲームを遊ぶと毎度思うのだけど、衝立には秘密基地感が大切ではないかと。Loot of Limaの衝立はその意味で言えば過去最高に秘密基地感度(なんだそれ)が高いアイテムだと思う。衝立の内側、左右にはココス島に関する説明(読めないので推測)と、登場するキャラクターの絵も絵ががれており気分が盛り上がる。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

ほら、興奮度高めでありますよ!

(●ↀωↀ●)✧

ダブルレイヤー&時計針が付いているこのボードは、質問の回答をプロットしていく自分専用のマップにあたる。メモ&マップで視覚的にどこにお宝が残されているのか推測しやすく、また次の質問をどうするか決めやすい。質問の形式があらかじめ決められており、その結果を各自メモしながら最後の答えを推測していくのだ。

論理パズル?

そもそも論理パズルって何やねん?ということを簡単に説明してみよう。これが合っているかは、自信はない...(笑)

【例】

目的:対象者が持っていないのはどれかを当てる

対象の状況:A・B・C・D・Dを持っている(合計5個)

質問形式:○(A〜Eのいずれかを指定)を持っていますか?

Q1:Bを持っていますか?>はい、持っています

Q2:Dを持っていますか?>はい、持っています

Q3:Eを持っていますか?>いいえ、持っていません

Q3が終わったところで整理すると対象者の状況は以下のようになる

・B・Dをもっている

・Eはもっていない

仮定1:BとDの合計が5個だとするなら、A・Cも持っていないと答えるはず...

ゲームの流れは、だいたいこんな感じだ(たぶん)

質問から導き出される仮定から次の質問を考え、状況をより明らかにしていくのが論理パズル。数学が得意な人(というか理系の頭脳の人)はめっちゃ強いこのパズルは、当たるととても気持ちが良いしかならず正解にたどり着くので達成感があるのだよね。

Loot of Limaでは質問により各プレイヤーがすでに所持しているトークンを明らかにし、誰も持っていない2枚をいち早く当てる事になるわけです。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

海賊によるお宝捜索というフレーバーに立派すぎるくらいのコンポーネントは、いやが応でも気分がアガる。他のプレイヤーはこの場所のトークンを持っている!と確信したエリアにトークンをポチポチはめるのも地味に楽しい。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

同系統のクリプディッドでは質問の結果に応じてトークンを共通のマップに配置するなど、プレイボード全体が華やかになっていった。しかしLoot of Limaの中央マップではそういう華美な部分が無くて、自分の衝立の中だけでそれが完結する。

でもそれがむしろ「自分自身で推理し、考える」という行為に集中させてくれる。質問の回答は他者と共有するため、一瞬たりとも気をぬくことなど出来ない。そういう緊張感がLoot of Limaにはあるのだ。ルール上ではお宝のありかの宣言が失敗に終わると、ゲームからは脱落してしまう。失敗できない緊張感が強くてリアルなのだ。


Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)はソロプレイ可能?

公式のプレイ人数は1〜5人となっているので、ソロプレイは可能だよ。ただし同梱されているソロ&2人用ルールは使用できないので注意が必要。

初版同梱のソロ&2人プレイ用ルールはミスプリント 

KickstarterのプロジェクトページやBGGの掲示板で話題になっていたように、この初版のルールブックにはクリティカルな間違いがあってゲームが成立しないみたい。Kickstarterのページでもクリエイターが直接ミスプリントを認めてコメントしているので内容には目を通しておこう。すでにディベロッパーからも改定した内容(都度数値がランダムに生成されるヘルパーサイト)がWEBで公開されており、ソロ&2人プレイではそちらを参照しながら遊ぶ事になる。ソロ用のアプリの使い方はサニーバードさんが動画を公開されているのでそちらで確認ができるよ!

 


Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)のまとめ

いろいろ魅力的!って書いたけど、実は仕事ならロジカルシンキングって使ったり使わなかったりするけれども、ボドゲで言われちゃうと一気に自信がなくなるんです...(笑)

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

Loot of Limaの質問と回答は非常に端的。そのおかげかゲームにスッと集中できる。純粋にどのエリアの質問をするのか?その質問で他のプレイヤーに出し抜かれたりしないか?シンプルな質問だからこそ、それが他のプレイヤーに与える影響まで気になって仕方がない。

Loot of Lima(ルート・オブ・リマ)

ダイスを振ってどのエリアの質問をするか。単純な質問の繰り返しなのだけど、とても熱い駆け引きが待っているよ。そして、ずっとずっと考えている。一瞬たりとも考えることを止めず、正解がわかるまでずっと考えているのです。これがまた、気分が良いポイントなのだ。

 

うまくいくとちょっと頭がよくなった気分になるのも嬉しいので、ちょっとソロプレイでしっかり自分を褒めてやれるように練習したいと思います。ずっと続けてたらちょっと他のボドゲも上手くなったりするかな・・・

 

ふほほ....(=ↀωↀ=)

 

 

【販売情報】

サニーバードさんで購入したよ!

sunnybird.thebase.in

 

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