ども。コモノです。
本日は拡大再生産の気持ち良さが尋常ではないと評判のボドゲ「イッツアワンダフルワールド」のご紹介でございます。先日Engamesから日本語版が発売されてツイッター界隈を賑わせているゲームですね。当初イッツアワンダフルワールドは購入をお見送りしようと思っていました。主に予算の関係で。ええ、予算の関係で。
ところがです。"イッツアワンダフルワールド"って某ツイッターの検索窓に入力してポチッとやってみてごらんなさい。そこには楽しそうにイッツアワンダフルワールドを遊ぶ方々の、それこそもう楽しげな感想にあふれているわけですよ。まさにイッツアワンダフルワールド。でね。気がついたらですね、なんでかポチポチってしちゃってました。なんでかな...(´・ω・`)
そんなわけで久しぶりに想定外な購入をしてしまったイッツアワンダフルワールド、懺悔の気持ちとともに粛々とご紹介いたしまする。
イッツアワンダフルワールドって?
ドラフト&拡大再生産の新定番!と好意的な感想溢れるイッツアワンダフルワールドですが、そもそもどんなゲームか実はよくわからないままポチりました。なんとなくスーツ着たエリートっぽいお兄さんが、オラオラ権力を握っていくゲームなのかと邪推してた程度の認識です。(超偏見)
ゲームの背景は近未来。プレイヤー達は帝国の指導者として、より強力な帝国を築き上げることを目指します。手札になるカードを資源として扱うか、資源を必要とする建築物(永続系の生産効果あり)として扱うかを悩む、割とシンプルなルールです。ふむ。。。嫌いではないルールですわ。拡大再生産好きだし。まぁでも指導者って柄じゃないんだよなぁ...とゲームとは無関係の事を考えちゃったりしますが、コンボを狙っていく系であるのは判ります。
でも大絶賛を受けてる理由が、ルールを読むだけだとわかんなかったのよ。今までも同じようなルールのゲームはあるわけで。。。どこかにイッツアワンダフルな秘密があるはず。戒めを破ってポチった自分への言い訳理由が欲しい。ソロプレイはシナリオモードってどこかに書いてあったし。そう、今のコモノには懺悔の気持ちを吹き飛ばすほどの理由が欲しいのです!さぁ、この目で確かめるぜ。
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
щ(゚Д゚щ)カモォォォン...
イッツアワンダフルワールド 日本語版
右の青い箱は拡張「戦争か平和か」
プレイ人数:1〜5人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:30〜60分
Boardgamegeekのデータ
BGGのルールウェイトは2.25です。ベスト人数は4名と回答しているユーザーが多いのですけども、なんとソロプレイ良いよ!と言っているユーザーもかなりいます。割と好きな感じの重さっぽく、さらにソロプレイにも期待できそう。勢いでポチった気持ちを和らげてくれます。きっと好きなはず。
イッツアワンダフルワールドのコンポーネント
基本はカードゲームなのでコンポーネントはシンプル。リソーストークンを置くメインボード類とカード、リソースコマだ。発展カードは150枚とかなりの枚数が入ってるよ。その他、自分が導く帝国カードが5枚入っている。
カードサイズとスリーブ
基本がカードゲームなのでスリーブに入れたい人、居るな?イッツアワンダフルワールドのカードサイズはちょっとデカイ。
カードサイズ:65mm×100mm
枚数:155枚(発展カード150枚/帝国カード5枚)
セブンワンダー(世界の七不思議)と同じサイズなので、それにあうスリーブを探して入れるのが良さそう。メイデイスリーブか、アーチゲームズさんで取り扱っているスリーブキングスが良さげ。
イッツアワンダフルワールドの遊び方・ルール
カードの枚数があるのだけど、準備はとっても簡単でした。慣れれば5分くらいで準備できてしまうかもしれない。
ゲームの準備
- メインボードをテーブルの中央に配置
- リソーストークンを所定のエリアに配置
- 投資家・将軍トークンをそれぞれのストックエリアに配置
- 発展カードをよくシャッフルして山札とする
以上で準備は完了だ。
ゲームの流れ
ゲームは全部で3つのフェイズで構成されている。手番という概念はなく、各フェイズ内のアクションは各プレイヤーが同時に行うのだ。
ドラフトフェイズ
ルールに従ってプレイヤー間で手札のドラフトを行う。ソロプレイに関してはこのドラフトフフェイズはスキップするよ。
- 各プレイヤーは7枚(2人プレイの時は10枚)の手札を受け取る
- ルールに従って手札をドラフトしていく
手札全てをドラフトし終わったらドラフトフェイズは終了する。
計画フェイズ
手札をプレイ、または捨て札にして帝国を築き上げる準備を行う。手札は以下の2通りの処理ができるよ。
a)建築予定としてカードをプレイ
建築予定エリアにカードをプレイする事で次の構築フェイズでカードを得ることができる
b)捨て札としてリサイクルトークンを入手
リサイクルトークンを入手すると構築フェイズで消費するリソースを得ることができる
なお、リサイクルトークンを配置して建築コストが満たされた場合、即時にそのカードは建築済みとして帝国に配置することができる。即時完成を迎えた建物からは次の構築フェイズからリソースを得ることが可能になるよ。
製造フェイズ
帝国カード、建築済みカードからリソーストークンを得て、建築予定カードや帝国カード上にトークンを配置できる。資源産出は1種類ずつ、灰色トークンから順番に建築可否の判断まで行うよ。建築コストを満たしたカードは建築済みとして帝国カードの上部に移動し、次のリソース産出から資源を生み出すことが可能になる。
帝国カードに配置したリソーストークンは種類に関係なく5個集まると赤のトークンに変換ができる。赤いトークンは帝国カードに配置されてたまま次のラウンドまで持ち越すことも可能だぞ。
建物カードをたて、リソースを自動的に得ることが出来るようになると建築が非常に容易に進む。カードには勝利点、または勝利点を得るための条件が記載されているので、よくよく計画を練りながら建物を完成させていくのだ。
ソロプレイも可能!
ボドゲでソロプレイできるゲームが増えてきたのは嬉しい限り。ドラフトそのものの楽しみの1つである他のプレイヤーの戦略を見据えてカードをピックアップするようなドラフトならではのインタラクションはやっぱりできないのですけども、自分のコンボを狙っていくだけでも楽しいのは確か。ソロプレイでは以下の変更点がある。
- 手札となるカードの山を5枚×8組作成して伏せて配置
- ドラフトフェイズはスキップ
- 計画フェイズで手札の山を1つランダムに選ぶ
- 手札2枚を捨て札とし、山札から5枚引きその内1枚を手札とすることが可能(何度でも)
- 最多ボーナスは帝国カード上に5つトークンが配置できた時のみ発生
- 1〜4を2回繰り返して1ラウンド終了とする
8つに別れた手札の山はドラフトのままならなさの代用ルール。中身を見ることが出来ない代わりに、計10枚の手札を見てプレイすることが出来るので厳しくは無いかもしれない。
イッツアワンダフルなソロプレイレビュー
早速1人で遊んでみようかと。ここまでルール読んでおきながらまだちょっと懐疑的。。。毎度ながらあくまでルール確認のソロプレイだからな?
手札は山札からランダムに選択していくので、見通しはたてづらいというデメリットはあるのだけど1ラウンドに2回あるのでまぁいいだろう....そして手札を2枚捨てれば山札5枚から1枚選べるという、ドラフトのような事も許されているのもソロプレイのルールだ。
カードの内容を把握していない状態だと、やっぱり目先に出てくる大きな勝利点をもったカードに気をとられがち。
最初はトークン7個&別種トークンがコストとか、どうやってそんなん得るのよ?!と思ったんだけどね....4ラウンド目とかめっちゃ気分良く拡大再生産が行われました!何だこの気持ち良さは。。これか、この感覚なのか!(゚∇゚ )!?
アレキサンダー大王の墓とか、めっちゃ無理じゃ無い?とか思ってたけど、それを含めた3つの建物が一気にできたりするのはマジ気持ち良きです。
あらかじめ建築予定として配置しておいたカードが最後のラウンドですくすく建っていくその様はかなり気分が良く自分がゲーム上手くなった気になる。特に直前の計画フィエズでリサイクルトークンを使用して建築した建物が予想以上にいい働きをした時の気持ち良さったらない。
これか、この気持ち良さがみんな言ってたやつか。確かに病みつき感あるかもしれないっす(=ↀωↀ=)✧
拡張「戦争か平和か」も日本語版で購入可能!
ソロプレイするなら拡張「戦争か平和か」もなきゃね?ということでご一緒にポチっておいた。拡張ではシナリオごとに別れているパックが入っている。これらを開封して、自らの帝国の未来を見定めていくことになるのだな?近未来を舞台にしていて、かつ未来が決まっていない設定とか雰囲気がめっちゃよいので、拡張はやっぱり買っといて良かった。こちらは後日別でレビューしたいと思う。
拡張「荒廃と隆盛」日本語版 2020年12月発売開始!
プレイ人数が最大7名まで拡張される「荒廃と隆盛」日本語版も発売が開始されました。追加されるカードは安価だけどデメリットもあるカードや、高価だけど高い勝利点が狙えるカードなど、カードの組み合わせに幅を持たせる内容となってますよ!しかしどこも売り切れですね......復活したらリンク追加します!
イッツアワンダフルワールドはやっぱりワンダフルだった件
ポチってから遊ぶまでは我慢していたはずの戒めを破った事をちょっと後悔していたフシがありましたが、、、結果的に大満足となりました!まさにワンダフルワールドが卓上に展開するよ。今回は最初だから脳内はワンダフルだったが、ゲームの結果はディストピア的な何かになったのは仕方なかろう。。。(ΦεΦ)
悩ましい、というかコンボの爽快感はツイッター民のみなさまの感想通り、めっちゃ気分イイやつだった。そしてなぜかずっと将軍に好かれていた気がする。なぜなのか。
そしてまだまだ点数は伸びないのねー。2回やってどっちも40点台なので、もう少し頑張らねば本当のイッツアワンダフルワールドには辿り着けない。目指そう、その高みを!って1・2回やっただけで気分が上がるのはコモノが単純だからでは無いはずだ。
未来なのに....
なお、基本セットにもソロプレイ向けの難易度別シナリオ設定が巻末にある。特定のカードをあらかじめ建設予定として配置しておき、規定内にクリア条件を満たすようなシナリオなのだけど、これがかなり楽しそうだった。ソロプレイ派には嬉しい設定が随所にあるのはとてもお気に入りのポイント。
やはり、迷う事なかれ、気になったボドゲはすぐポチるべし。が鉄則と知った夜。イッツアワンダフルワールドの拡張も楽しみでございます!
イッツアワンダフルキングダム日本語版もリリース!
スピンオフのワンダフルキングダムも出たよ!
イッツアワンダフルワールド販売情報
再販のアイテムが購入できますよ!
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