ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいボドゲブログ。

【ボドゲ】イッツアワンダフルキングダム(It's a Wonderful Kingdom)|ガチでやりあうワンダフルな王国発展。我は敗れぬ!いかなる汚れた手段をとろうとも、この世界を統べてみせようぞっ!

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ども。コモノです。

 

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今日1/4よりブログも平常運転になりますよ!年末年始だらけ切った感じあるので更新ペースは1月中は怪しいかもですが、徐々に戻して行きたいと思っております。

 

新年のご紹介第1作目は年末に日本語版がリリースされた「イッツアワンダフルキングダム」です。

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前作はその気持ちよさで多くのボードゲーマーのハートを鷲掴みにしたイッツアワンダフルワールド。そのドラフト&エンジンビルドの人気作のメカニクスを踏襲し、1〜2人用にリメイクされたのがワンダフルキングダムなのです。

ワンダフルワールドのレビューはコチラ⬇︎

日本語版が出ると聞きつけKickのプロジェクトをお見送りしてから、発売めちゃ楽しみにしてたんよね!(年末、ちょっと忘れてたとか言えない...)

2022年の初ボドゲになったキングダムは果たしてワンダフルだったのか?!正月ボケボケの頭をなんとか叩き起こしつつ、今日はイッツアワンダフルキングダムをご紹介したいと思います!

 

 

イッツアワンダフルキングダム

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プレイ人数:1〜2人

対象年齢 :14歳以上

プレイ時間:45分

国内発行元:Engames

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

 

イッツアワンダフルキングダムってどんなゲーム?

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本作はドラフトゲームでの定番作品として定着しつつあるイッツアワンダフルワールドのスピンオフ的なタイトル。ベースとなったワンダフルワールドとほとんど同じメカニクスを軸に、2人の対戦形式にフォーカスしたゲームとなっているよ。ワンダフルワールドはドラフト&エンジンビルドからの気持ち良い拡大再生産に焦点が当たっていたのに対して、キングダムではそのメカニクスは踏襲しつつも相手とのインタラクションに焦点を移し、ブラフや読み合いの要素が組み込まれたタイトルになっておりまする。

モジュール形式のゲームモード

ワンダフルキングダムでは基本的なゲーム進行のルールと、3種類のいずれかのモードを合わせて遊ぶ方式がとられている。3つのモードはそれぞれ違ったプレイ感を持っているので、飽きずに遊べる工夫がされているのです。

邪魔者モード

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災いカードに代わって4種類ある邪魔者カードセットを使用してプレイするモード。ワンゲームで1人1種類づつしか使用しないので組み合わせのバリエーションもあるのがよいですな!

邪魔者カードは構築エリアにかならず侵入し、そのプレイヤーのやりたい事を阻害するよ。相手の構築を妨害しながら自国の発展を目指すという、実に陰謀に満ち満ちたモードなのです。ただし、自分で邪魔者引いちゃうととんでもないことになるけどな....

協力者モード

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協力者カードを使用するモード。自国の発展のため、さまざまな恩恵を与えてくれるカードをうまく活用して発展カードを構築していくよ。プレイ感としてはワンダフルワールドに1番近い印象のあるモード。

作戦モード

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設定された条件をクリアしていく作戦モードでは、協力者モードとまた違った恩恵を受けることが出来るよ。疫病王の作戦ではスパイトークンを使用するので、罠トークンへのカウンターなども可能だったりと僅かだけどゲームに変化を感じさせるモード。

それぞれのモードでもソロプレイが可能なので、独習することも出来る。さらにソロプレイにはシナリオモードも付いているので、1人でも2人でもたっぷり楽しむことが出来るようになってるのです。ソロ中心のプレイ環境にある人でも、これは何度も楽しむことが出来ますな!(歓喜)

 

イッツアワンダフルキングダムのコンポーネント

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ワンダフルワールドが近未来の帝国がテーマだったのに対し、キングダムはローファンタジー要素がある2勢力国家の争いがテーマ。個人的にはSFも好きだけどファンタジーはもっと好きなので、キングダムはそう言った意味でも気になってたのです。気になってましたとも!

 

ルール・遊び方

ゲームは4ラウンド制。4ラウンド終了後、構築済み発展カードの勝利点を計算し、より高い勝利点を獲得したプレイヤーがゲームに勝利するよ。

基本的なセットアップはワンダフルワールドとほとんど変わらないのでワールドを遊んだことがある人はささっと出来てしまう。キングダムでは基本的なセットアップを行った後、使用するモジュールごとに追加の準備を行う。獲得したカードを並べるエリアをあらかじめ確保しておくと遊びやすいのいでルールブックを参照しながら広めに場所を取ると良いとおもうぞ。

ゲームの準備

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基本的な準備

  • メインボードをテーブル中央に配置しラウンドマーカーを所定の位置に置く
  • 各種トークンを所定の位置に配置
  • 災いカードをまとめてメインボード側に配置
  • 発展カードと宝物カードを合わせてよくシャッフルし裏向きの山札として配置
  • プレイヤーはいずれかの公国カード1枚を受け取る
  • プレイヤーは罠トークンを2枚づつ受け取る

基本の準備が終わったのち、追加するモジュール1種類を選択し、それに対応したセットアップを完了するよ。モジュールごとのセットアップはルールブックを参照して欲しいぞ。

手番の流れ

各ラウンドは3つのフェイズで構成されているよ。それぞれのフェイズで双方の手番を行い、次のフェイズに進んでいく。

 

A)選抜フェイズ

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いわゆるドラフトフェイズ。自分のカードを場に配置し、相手が選びとっていく。これを双方4回繰り返し自国を発展させる準備を行うよ。カードの配置(分配)から獲得までの具体的な手順はルールブックを参照し、間違えないようにしよう。

罠トークン

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ワンダフルキングダムの特徴とも言える罠トークンは1ラウンドに2枚まで使用することが出来る。罠トークンを使用すると通常公開した状態で分配するカードを伏せて出すことが出来るよ。どのカードを伏せて場に出すのか、相手が欲しいカードは何か、お互いの駆け引きがこのトークンを使用すると倍増する事になるのだ。

B)計画フェイズ

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回収した発展カードを構築するか、リソースとして使用するか選ぶ。構築中のカードにコストが全て支払われると、構築済みの施設として自分の公国カードの上部に配置することが出来るよ。一方リソースとしてカードを使用した場合、生み出されたリソースは構築中カードの上、または公国カード上に配置することが出来る。一度配置したリソースは移動することが出来ないので、慎重にどのカードを構築するのか選ぶのです。

C)製造フェイズ

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すでに構築済みの発展カードから資源を回収し、構築中カードまたは公国カード上に配置する。公国カードに5つの資源が貯まると、赤いクリスタリウムに変換することが出来る。5対1の交換ではあるものの、クリスタリウムは資源キューブの代用として使用することが出来るよ。その他、資源産出数で相手を上回ると兵士トークンを獲得することも出来る。国力豊かな公国には兵士が集まってくるということだな。

4ラウンドが終了したのち、公国カード上部に配置された発展カードの勝利点を計算し勝敗を決するのであります。

 

3つのモードでソロプレイお楽しみ可能!

出来ます!あらかじめソロモードが用意されているので、どのモジュールを使用してもソロプレイを楽しむことが出来ますよ!ワンダフルワールドでちょっと準備がめんどくさかったソロ用デッキを作る必要もなく、結構サクサク準備も終わります。いくつか変更点はあるものの、基本的なプレイの流れは2人で遊ぶ時と大きな差がないのもキングダムの特徴。

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ソロプレイは基本的にスコアアタック制なので、目標点を上回ることを目指してプレイすることになるよ。基本的なメカニクスに変更がないため、ルール把握の練習としても有用だし、ソロプレイ独自のシナリオがルールブック巻末に記載されている。シナリオではスコアの前にそれぞれの条件を満たすことが必要になるので、腕試しとしても面白い。

 

キングダムもやはりワンダフルでありました。

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ワンダフルワールドはかなり気持ちの良いゲームだったので自然とキングダムへの期待も高かったのです。そしてその期待は裏切られることがありませんでした!キングダム、2人用のボドゲとしてもかなり面白いレベルなんじゃないかと思うのですよね。ただワンダフルワールドとは好きなポイントが異なりました。

やはり罠トークンのおかげで読み合い的な要素がグッと強いので、自分のやりたいことが気持ちよくのびのびしていくようなプレイ感ではないです。ワンダフルワールドはそこが好き!という方も多かったので、それと同じ感じを求めてしまうと違和感はあるかもしれないなと。

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でも最終得点や資源算出でのアイコンコンボはしっかりあるので、引っ掻き回されながらも構築の気持ち良さはある。そこをどう狙っていくかがポイントになりそう。

モジュールは多彩、好みに合った選択が可能

罠トークンという読み合いを発生させる要素があるものの、各モジュールでの方向性がパリッと異なるので選択するモジュールで楽しみのポイントに変化をつける事ができます。

策士、ブラフ好きの方は邪魔者モードで妙味を堪能

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2人で対戦するということを考えればごく自然な方向性に思える邪魔者モード。本当に鬱陶しいカードを使用するので、駆け引き感や読み合いはなかなかにスリリング。かなり「対戦してる感」が強いモジュールなので、そういうのを楽しめる間柄で遊ぶとかなり盛り上がるんではないかな?個人的には大好きな感じ。

気持ちの良いビルダープレイがしたいなら協力者モード!

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罠トークンはあるものの、積極的に邪魔するよりも構築の楽しさを味わいたいという方は協力者モードが良いかも。邪魔する系もありますが自国を発展させるエンジン構築を助けてくれる協力者も多いので構築の幅が広がるよ。罠など我が命題の前では瑣末な出来事ですわ。

作戦モード、それは歴史の小さなイベント

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公国が発展していく過程に小さな流れを作り出す作戦モード。選ぶカードによって異なるクエストが設定されていくのでプレイにちょっとしたアクセントが生まれる。通常の基本ルールのみに近いゲーム展開になるので、慣れるまではこのモジュールでプレイすると良いかもしれない。

3種類あるモジュールのうち1つのみを追加して遊ぶようにルールではなっているんだけど、これ複数入れて遊んでみたくなるよ。ただ複数入れてしまった時のバランスとかって結構難しそうなので、今後もし拡張が出るのであればその辺りを期待してしまいます。ソロプレイとしてもなかなか歯応えたっぷりのスコア設定なので、ソロで拡大再生産を悶々と楽しめるのも良いですな!

 

 

【イッツアワンダフルキングダム販売情報】

すでに購入は各所で可能だよ!

ちなみにワンダフルワールドの気持ちよさも未体験なら是非!

しばらく品切れだった拡張もいまならポチることが可能ですぜ。

 

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