ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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【名作ボドゲ再び!】レース・フォー・ザ・ギャラクシー第二版|銀河超帝国の発展には困難がつきもの。この立ちはだかる『ルールブック』という最強の敵に挑んだ6月某日の記録。

ども。コモノです。

 

今日はレースフォーザギャラクシー日本語版のご紹介です。春先にホビージャパンから再販された第二版ですな。それはもう再販の報告を耳にした時には喜びました。だって超面白いってずっと聞いてたゲームの再販です。再販前はプレミア価格に指を加え、何度眠れない夜を過ごした事かと...(そんな事ない)

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そんな嬉しさのあまり勢いポチったはずのレース・フォー・ザ・ギャラクシー。実はその後ずっと箱を開かれることはありませんでした。まるでコールドスリープに入ったかの如くジッと棚から動くことが無かったのです。あんなに心待ちにしていたはずのギャラクシーが開封されなかった理由は「ルールブック」にありました。

そうです。初めてそのルルブを手にした時、全く内容が理解できずに挫折。皆様からの暖かく優しい言葉に甘えルールブックという強敵を戦いを避け続け今日に至ります。あれから幾星霜の時が流れ我が心の準備がようやく整ったとふと思い立つ梅雨。今日はそんな決意のご紹介記事なのです。この最大の敵を乗り越え銀河超帝国を手元に広げてやるのです!というわけでアタシにとってルルブは難敵ですがゲームは超面白いと評判のレース・フォー・ザ・ギャラクシー第2版を本日はご紹介したいと思いますよ!

 

破綻したら、、、すまぬ

 

レース・フォー・ザ・ギャラクシー第二版 

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プレイ人数:2〜4人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:30〜60分

国内発売元:ホビージャパン

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

レース・フォー・ザ・ギャラクシーってどんなゲーム?

一言で表せば壮大な宇宙開拓の叙事詩であります。ジャンプドライブを駆使し銀河の彼方まで自由に行き来できるようになった未来。プレイヤーは植民惑星を巡りながら異星種族の秘密を解き明かし、 銀河に強大な超帝国を打ち立てることを目指すのです。

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と、恐ろしくスケールがでかいテーマを持ってますが、中身と言えばハンドマネジメントのカードゲーム。カードをプレイしながら手元に自らの帝国を作り上げ、他のプレイヤーを圧倒する帝国を築き上げましょうというのが本作ですね。元々はBGGのランキング1位に長らく止まった名作プエルトリコのカードゲームとして開発されていた本作。紆余曲折の結果として全く別ゲームとしてリリースされたけれど、本家の面白さも受け継いでると評判を目にするたび、プレイ出来るのを心待ちにしておりました。

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手元に並ぶカードには勝利点があります。基本はこの勝利点を集めるゲームなのでバシバシカードを並べたいところですが12枚カードが並んだ時点でゲームは終了してしまいます。そこでアクションを駆使し、ワールドカードが生み出す製造物と勝利点を交換したり、高コストカードが持つ条件を達成して追加の勝利点を求めたりと、あれこれやりくりしながらより多くの勝利点をもぎ取るというのが本作のキモ。

手元で自分の帝国が発展していくかのような様がとても爽快でもあります。ゲーム終了時には自らの帝国の叙事詩を高らかに宣言してもよし、ニヤニヤ眺めて宇宙の物語に浸るも良し。自分だけのスペースオペラが楽しめるというのも個人的に好きなポイントなのです。

 

レース・フォー・ザ・ギャラクシーのコンポーネント

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 基本的にはカードのみで遊ぶことができる構成で、ほかのコンポーネントは勝利点をマークするトークンとサマリーシートだけなので、シンプルな内容となってます。

カードの種類

カードは大きく分けて3種類あるよ。

ワールドカード

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主に生産を行うカード。即時効果を得られるカード(単発生産カード)と永続的に効果を得ることができるカード(通常生産カード)の2種類がある。配置には手札をコストにするカード(黒数字)と、配置済みカードの軍事力を使用するカード(赤数字)があるので、計4種類のワールドカードがあるよ。

デベロップカード

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手札をコストとして支払い配置するカード。勝利点のほか、様々な効果を持つカードがある。ワールドカードより比較的配置しやすい。

アクションカード

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5種類7枚のアクションカードは毎ターン1枚を選び、場に伏せておく。他のプレイヤーが選択したアクションも行えるように、自分が選んだアクションを他のプレイヤーが行うことも出来る。

 

レース・フォー・ザ・ギャラクシーの遊び方・ルール

準備は結構簡単ですが、色々諸条件で使用するカードが変わったりします。初心者の方が1番最初に遊ぶなら、という推奨のセットがあるのでその流れをご説明しますよ。 

ゲームの準備

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  • 5枚ある初期ワールドからプレイヤーは各1枚を選び手元に配置
  • 初期ワールドカードと同じ番号の推奨手札を4枚受け取る※1
  • サマリーシートをプレイヤーは各1枚受け取り手元に用意
  • アクションカードのセット1色を選び、それぞれが受け取る
  • 残ったワールドカードをよくシャッフルし、伏せて山札にする
  • 12点×プレイ人数分の勝利点マーカーを準備し山札のそばに配置する

以上でゲームの準備は終了でございます。結構シンプルなのですわ。

※1:通常だと山札から6枚ドローして4枚を手元に残します。残りは捨て札にしますよ

手番の流れ

1ラウンドは3つのフェイズに区別できるよ。ルールブックではココをフェイズと記載してないので、あくまでブログ上、分かり易く書いている(つもり)という点はご注意ください。

  1. アクション選択フェイズ
  2. アクションフェイズ
  3. クリーアップフェイズ
1)アクション選択フェイズ

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手札にある7枚のアクションカードのうち、任意の1枚を選んで場に伏せて出すよ。そして一斉に公開する。次のアクションフェイズではここで選択したアクション(他のプレイヤーが選択したものも含めて)しか実行されない点に注意だぞ。自分が選択することでボーナスが付与されるのでボーナスを含めて検討しよう。

2)アクション実行フェイズ

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消費アクションではVPをゲットできるよ!

5種類あるアクションのうち、他のプレイヤーが出したカードを含めて1から5まで順番にアクションを実行していく。例えば1(探査)のカードを全員が出した場合、探査のアクションだけが行われて2〜5のアクションは実行されない。自分が1(探査)、他のプレイヤーが3(移住)をプレイした場合は1(探査)アクションを自分と他のプレイヤーが実行した後に、3(移住)のアクションを全員が処理する。自分でアクションカードを出した場合はボーナスが付与されるほか、1(探査)と4(消費)はカードが2種類あるので選んだカードに記載されている内容を処理するようにする。

3)クリーンアップフェイズ

全員がアクションカード通りに全て処理を行ったら、各自残った手札の枚数を数え10枚以下になるように捨てる。勝利点マーカーを確認し、ゼロになっていなければ次のラウンドが始まるよ。

アクションの種類

アクションは全部で5種類あるよ。このアクションを正しく処理するにはカードに描かれたアイコンの意味を正しく把握する必要があるので、慣れないうちは必ずルールブック巻末のサマリーを見ながら間違えないような処理を心がけませう。これ大事。

1:探査

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未知の空間調査を行うよ。カードを山札から2枚引いて1枚を手札に残す。自分で探査を行う場合は2枚ある探査カードのいずれかをプレイし、そこに記載されたボーナスを受け取るよ。

・3枚引いて2枚手札に残す

・2枚+5枚引く。そして1枚手札に残す。

 2:発展

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手札にあるデベロップカードを自分の場に配置する。カード左上の菱形内の数字がコストなので、コスト分の手札を捨て札にする。

ボーナス

・このアクションで配置するカードのコストが1少なくなる 

3:移住

手札にあるワールドカードを自分の場に配置する。カードの配置では2種類あるワールドカードの種類ごとに配置条件と処理が異なるよ。

黒い数字のカード(非軍事カード)

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手札のカードをコストとして捨て札にして配置する

赤い数字のカード(軍事カード)

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配置ずみのカード内にある軍事力(赤い数字)の合計値がプレイするカードの数字を超えていれば配置が可能。これを軍事的制圧と言うらしい。

さらに黒・赤字いずれも単発生産カード(円内が白地で外周に配色)があるので、このカードを配置した場合はその上に製造物としてカードを1枚山札から引いて配置しよう。

4:消費

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ワールドカード上に生み出されている製造物を勝利点やカードに変えていく。配置ずみのカードのⅣの位置に消費アクションのアイコンが描かれているので、その条件に沿って好きな順番で製造物カードを処理していくよ。消費アクションのアイコンが描かれたカードを配置していない場合はこのアクションを選択しても何も起きないので注意だ。あとカードは各アイコンごとに処理するので、ダブってしまわないように注意しよう。

ボーナスは2種類あって、プレイしたカードに描かれたボーナスを得ることが出来る。

・交易:製造物を消費する前に売却することが出来るよ。交易アイコン($マークのアイコン)が描かれたカードが配置されていないと交易を行うことができない

・消費によって得る勝利点が2倍に

5:生産

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製造物が配置されていないワールドカード(通常の生産カード/円内に色がついているカード)に製造物を1枚づつ配置する。ボーナスは通常製造物を置くことができない単発生産カードにも1つ製造物を置くことが出来るよ。

これらを駆使して勝利点をいかに稼ぐか、カードのマネジメント力が試されるのであります。

 

Geekストアで見つけたアップグレードトークン

勝利点マーカーをアップグレードできるトークンが売ってるのを発見。紙よりは確かに良いかもしれぬ。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0220/1594/products/IMG_7717_1024x1024.JPG?v=1582062525

GeekUp Bit Set: Race/Roll for the Galaxy, Jump Drive, or New Frontiersboardgamegeekstore.com

 

ソロプレイはできる?

基本セットだけでは残念ながらソロプレイが出来ない。拡張が3種類発売されているのだけど、その中の「嵐の予兆」という拡張を加えるとソロプレイが可能になるのです。今回の再販では拡張セットは再販されなかったので、是非拡張の再販もお願いしたいところでありますな。。。ってか、ぜひお願いします。

 

レース・フォー・ザ・ギャラクシーの感想・まとめ

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ルルブ、、難敵でありました。最大級に分からなかったかもしれない(笑)。しかしそこは先達の皆様が残されていたブログやインスト動画を読み、観てルルブと睨めっこし、なんとか間違ってない(たぶん...)と思われるところまで漕ぎ着けました!おかげさまでルールを把握してる度合いは他のどのゲームよりもしっかりしてるかもしれないと言う結果にw

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ブログ書くときは大体ルールブックを読み返しながら書くのだけど、レース・フォー・ザ・ギャラクシーはおかげさまでほぼルールブックレスでこの記事書けました。いつまで覚えてられるか分からないけど、今ならインストってやつが出来るかもしれません。いや、出来ないかな・・・

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理解してしまえば、そこまで複雑なルールではないんだけど、とにかく書き方というか単語の使い方が独特なので読み解く作業が大変。元々フレーバーモリモリのルルブは好きな方なのでそこまで混乱しないんだけど今回はダメだったな...ブログ書くときも気をつけようと反面教師になった一面もあったレース・フォー・ザ・ギャラクシー。

ゲームそのものはとても面白くて、サンファンとはまたちょっと違った感覚になるゲームです。プエルトリコのアレ(ヴァリアブル・フェイズ・オーダー)もね、体験できるし、手元で銀河超帝国作るのは楽しいです。

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イプシロン エリダニ星系は異星種族の文字遺跡が残る惑星群。歴史的な遺物のみならず、異星種族のロボット工場が今なお稼働する多文明星団であり、その特殊な環境から観光産業が発展した都市文明を誇る星系である。星団管理のもと公的事業が盛んであり、銀河内でも発展目覚ましい星系の内の一つとして他の星系からの投資を呼び込む事にも成功している。しかしイプシロンエリダニ星系は隠されたもう一つ顔を持っている。それは銀河超帝国に反旗を翻す反乱軍の地下組織の本拠地であり、ジャンプドライブを駆使して星系各地で活動する反乱軍の燃料貯蔵庫が存在する。異星種族の忘れられたライブラリが地下に眠るイプシロンは知性を備えた鳥系の種族が反乱軍を率い、この星系では既に失われた技術となっていた自己複製型の小型ロボットを量産していた。

とか、プレイ後に映画のプロローグかよ?!という遊びもできたりするのも素敵。あとは拡張の再販を待つばかり。出てくれぇぇぇ....

 

 

【レース・フォー・ザ・ギャラクシー販売情報】

 

 

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