ども。コモノです。
昨年のゲムマ秋で日本語版制作が発表されていたブラジル帝国。ついに我が家にも届いちゃいました!最初「帝国」って見た時には何か空想世界のお話?って思っちゃったんですが、実は本当に実在したブラジル帝国。
お?◯ァストスロース?(違う
ブラジルという名前は知っているけど、実はその国について良く知らなかったんだなと今回ルールや付属の冊子を読んでて思いました。そんな歴史の一端に触れつつ、大好きな文明発展系のゲームが楽しめるブラジル帝国(BRAZIL:Imperial)を今日はご紹介いたしますよ!
ブラジルという国の歴史に興味を持たれた方はルールと一緒に入ってる冊子をお読みいただくとして今日はゲームについてのご紹介を。でも文明発展系のボドゲってそのテーマになった歴史的な背景とか設定に興味を持って遊ぶとなお楽しいんだよねぇ。。付属の冊子に書かれてた内容に好奇心くすぐりまくられたブラジル帝国、まぁ見ていっておくれ。
ブラジル帝国(BRAZIL:Imperial)日本語版
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:100分
国内発行元:ホビージャパン
Boardgamegeek
ブラジル帝国ってどんなゲーム?
ブラジル帝国はいわゆる文明発展系(4X系)と呼ばれるジャンルのボードゲーム。未開の土地を探検し、建物を建て、生産を行い、戦闘を行うといういわゆる4X系のお約束がベースにあるゲームですよ。ブラジルという土地にどのように国が起きたかは同梱の歴史冊子を読んでもらえると判るのですが、なるほど知らんかった!という事がいっぱい書かれていて、ぜひ目を通してから(インストとかでちょこっと触れてもらえるとより楽しめそう)遊んでみるとワクワク感が増す感じのゲームです。
メカニクスとしては割とシンプルで、首都から隣接地に生産建物を建て、部隊を組織しつつ未開の地を行くというのが基本的な流れ。ゲームは3つの時代に分かれていて、最後の時代が終わった時に各ポイントで手に入る勝利点の合計が一番高かった人が勝者となるゲームです。目指すべきところが勝利点という辺りも文明発展系では王道とも言えるルールですな。
遊ぶ人数に応じた可変マップ
プレイ人数に応じてマップタイルを組み合わせる配置がルール巻末に載っていて、それらを選び遊びます。各マップにはいくつかの条件が設定されていて、マップごとに戦略を微妙に変化させていく楽しみもありますよ。
華やかなる君主、そして絵画カード
指導者たる君主、ゲームに勝利点をもたらしてくれる絵画カードはまさにブラジルの歴史において重要な役割を担った人々などが描かれています。これらは個別の能力や効果でゲームのプレイに変化を生みだすだけでなく、ブラジルの歴史そのものを感じさせてくれますよ!
アートワークもいいし、眺めてるとブラジルって国により興味を惹かれちゃいますわよ。。。ゲームに勝つためにもその効果を把握するのは大事なんだけども、ついでにブラジルって国に詳しくなるというのも間違いないです。
文明発展系の楽しみがギュッとな
自分の領土を拡大し発展させていくという文明発展の楽しみが基本にあるわけですが、個人的に好きだなと思ったのが戦闘の取り扱い。バッチバチに相手を打ち負かし勝利していくという戦法もありそうではありますが、それだけではない勝ち筋も結構用意されてるように思います。殴るより内政でも十分楽しい、その辺りのバランスの良さというのが遊びやすい感じ。
ブラジル帝国のコンポーネント
タイル中心なのですが、なんと専用のトレイ付き。このおかげでかなり準備と片付けは時間短縮ができます。
部隊や宮殿コマの造形も凝っていて、ボードに並べるとこれまたうっとり感漂う良い仕上がりなのですよ。
ブラジル帝国のルール・遊び方
軽めの重量級なのか重めの中量級なのか実に微妙な位置のブラジル帝国ですが、細かな条件はあるもののルールは結構シンプルで入り組んだ印象は受けません。各時代ごとには任務カードがあり、それらを達成すると次の時代に移っていくルールです。
ゲームの準備は手順が細かいので割愛しちゃいますが、順を追ってタイルやコマ類を配置していくだけなので複雑なものではないです。ルールブックを良く読みながら、抜け漏れないように準備しましょう。
手番の流れ
手番では2つのフェイズを処理するだけなのでスッキリしていますよ。
A)アクションフェイズ
アクションはプレイヤーボードに記載されていて、全部で7つあるよ。直前の手番で選択したアクションは連続して選ぶ事ができないルールなので、プレイする順序大事。
配備:部隊をマップに配置し戦闘カードを入手する。配置にはルールあり
絵画:絵画カードを1枚入手できる
建設:建物タイルを配置できる。配置にはルールあり
再稼働:建物タイルを1枚選択して、再度資源を配置できる
製造:プレイヤーボードの製品コマをアクションアーチに配置できる
港:サプライから任意の資源コマを1つ得る
交易:資源コマや戦闘カードを、財産コマや黄金カードに交換できる
財産コマと資源コマ
交易所は資源と財産(ブラジル木と黄金)を1つづつ生産するよ
プレイしていて混乱しやすいものに財産コマと資源コマの区別があるかもしれない。財産コマは「黄金・科学」コマの2種類で、科学コマは任意の資源・黄金コマの代わりに、黄金コマは任意の資源コマの代わりに使用する事ができる。この区別はルールブックにしっかり記載されているので目を通しつつルール内の「資源」と「財産」の記載をしっかり区別しておこう(▶︎間違えた...)
部隊の配置
君主コマの左隣の小さなコマが邸宅コマだぞ
部隊を配置できる場所も注意しておこう。部隊を配置できるのは首都(一番最初に置いた宮殿コマ)と都市(君主コマのいる建物タイルに配置された邸宅コマのあるところ)のみ。この都市という単語、都市タイルなどでも使用されるので混同しやすいが、あくまで都市タイルではなく自分の邸宅コマを配置したタイルを指すので注意なのです(▶︎間違えた....)
B)移動フェイズ
マップに配置された部隊コマ1つを隣のタイルに移動する事ができるよ。移動先に他のプレイヤーの部隊がいる場合、そこで戦闘となる。戦力が大きい方が勝利する事になるので、戦力計算を間違えないようルールブックをしっかり良く読んで処理しよう。
ソロプレイはできる?
ソロプレイにも対応してます!しかも結構悩ましい。ただ残念なことにベースゲームで選択できるソロ用のマップは1つしかなくて、それがちょっと残念かな...
20ラウンド以内に3つの条件を達成したらクリアなのだけど、この20ラウンドという縛りが案外大変で、あと1ラウンドあれば...ぐぬぬっっとなるプレイが楽しめました。
2つくらいは大丈夫なんだけど、何かしら1つ足らない事になるのが今のアタシの実力だって事でしょうそうでしょう。ソロプレイだとスコアアタックではなく、マップに設定された勝利条件をクリアする方式なのでトライしがいがあるタイプのソロです。
なお、ソロチャレンジクリアしたかのように写真撮ってますが、あと1ラウンド早ければ....という結果に終わってるのでまだクリア出来ておりません(ToT
手札や各時代のクリア条件や選択する緑の君主(4人いるよ)によって難易度がちょいちょい変わるので、ソロプレイも繰り返し遊ぶ事出来そう。
追加マップもあるよ!
BGGのフォーラムをつらつら眺めていたら、英文ですが追加のソロマップが既に公開されているのを発見したので(1&2人用)、クリアしちゃったらそちらを遊んでみるのもアリです。
更にソロ用のオートマも現在開発中とのこと。今後拡張として発売される可能性もあるのかな?ソロに限らず追加マップは増えたらゲームがより楽しめるのは間違いないので、このゲームの拡張性に期待して、待つのです。そのうちファンマップとかも出てきそうですぞ。
ブラジル帝国の感想・まとめ
個人的にアタクシ、ラテン系の表現される気質というか雰囲気が結構好きなのでございます。そのためラテン系と呼ばれる国々は割と好き(行ったことないけど)なので、このブラジル帝国もめっちゃ気になってました。帝国と名がつき実はしらなかった歴史に触れる事ができたという満足感も高いですが、思っていたより遊びやすい文明発展系。これは良いな・・・
いわゆるゴリッゴリの4Xというより内政重視の感じなのもソロ向きで、1人でしっとり遊ぶにはかなり気分爽快。悩ましいけど1手番は軽いというか、やる事はシンプルかつどういう組み合わせで進めていくのか、手順にしっかり悩めるのです。
サクッと進むのでもう一回やろか、、となるような遊びやすさがあるのですよね。個人的な嗜好に結構ピッタリなレベル感のボドゲでした。
がっつり戦略練って、インタラクションをみっちり楽しむという向きの文明発展ではない感じなので、いわゆるシヴィ系のゲームが大好きな方にはちょっと物足りないかもですな。中量級のボドゲが好きだけど文明発展は未体験な人とか、バッチバチの戦闘は苦手だけど内政コネコネするのは趣味、みたいな方には結構刺さるんではないかしら。
間違いやすいと思われるところはBGGに明確化のFAQがまとまっているので、参照しながら遊ぶと良いと思う。
ソロプレイ用のオートマや追加マップ次第でひとり遊びにも可能性を感じるブラジル帝国、これはかなり好きかもしれない。あとブラジル、ポルトガルの遠征が建国のきっかけになってたのって知らんかったねぇ....新しい事知るのはやはり楽しいなと、ゲーム性以外のとこでも楽しかったのでブラジル帝国おすすめ!
早くオートマとか出てくれないかなー。
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