みなさま。
新年明けましておめでとうございます。コモノです。
年始、ひたすら昼間は子供の相手をし、夜はこっそり修道士のおっさん達とビール作りに勤しむという背徳に満ちた時間を過ごしてました。新年早々、良き事かな。
今日は年末に届いたエッセンスカウトアクションの話題作、「ヘヴン&エール」のファーストレビューをお送りいたしますよ!
ちなみにリアルなコモノはお酒が一切飲めない下戸ってやつです。なのでビールとか味もわからないし美味しいとも思えない人。
なのに新年最初の記事が「ヘヴン&エール」。何故なのか。
今年のお正月はボドゲ三昧とまでは行かないながらも、深夜家族が寝静まってからポチポチ遊ぶ時間が取れました。そこで「ヘヴン&エール」がベビロテ。元旦から記事更新をサボってずっとやってたのにまだ遊び足らない感(ぼっちだから遊んだっていうかルール確認してた)あるのだけど、これ(たぶん)面白いと思う!
ブログ更新ほったらかして深夜にヘヴン&エールのルール確認(2日目)をやってる。1人でやるしかないのだけど、これは楽しい。。。 pic.twitter.com/czYBE1wqgL
— コモノックス (@komonox) 2018年1月2日
昨年のエッセンスカウトアクションで6位だったこの作品。デザイナーは同じくスカウトアクション2位「Azul」のミハエル・キースリングと、アンドレ・シュミット。って、さも知ってるかのように書きましたが相変わらずデザイナーのことは全くわかっておりません。やはり今年も初心者枠です。
でもAzulは結構気になってたので、同じデザイナーって聞くとそれだけでも興味は湧いちゃいます。しかもAzul、タイミングよくUSアマゾンでお安くポチれたので1月中には届くはず!
今年のポチり初めはAzulにした!
— コモノックス (@komonox) 2018年1月2日
Plan B Games Azul Board Game Plan B Games https://t.co/hx9rZ8muRh @amazonさんから
今年はキースリングイヤーなのか?そうなのか?(他の作品知らない...)
2018年第1回目の記事はルール確認だけでもズブズブ楽しかった「ヘヴン&エール」の開封レビューをお届けしますよー。
【目次】
〈ゲームの概要〉
プレイヤーはとある修道院の院長。催事や施しの際に振る舞うエール(ビール)を造る醸造所を導きます。修道院の庭にはバランスよく資源とそれらを助ける修道士を配置し、最高のビールを造る事を目指します。他の修道院と競い合いながら最高のビールを造る事ができるでしょうか!ささ、みんなで天国のドア叩いちゃおうぜー。(Heavn違い)
〈開封〉
箱、デカいです。四角くて大きい系。テラフォーミング・マーズと同じ大きさです。
ヘヴン&エール
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:60〜90分
対象年齢 :12歳以上
ボックスアートは独特だけど好きな感じ。
修道士のおっさんがイカしてる。ワイン造りと比べるとなんか牧歌的よね。(偏見)
コンポーネント
タイル類とボード、シート。あとはコマとカード。
見た目が華やかなので賑やかにみえるけど実はそこまで数が多いわけではない印象。
ルールブック
国内販売はホビージャパンから。ルールの日本語訳付きで販売されてます。
ルールは結構細かいからルールブックの日本語訳はないと辛いけど、コンポーネントそのものには言語依存がないタイプのボードゲームだよ。
プレイボード&プレイヤーシート
こちらがメイントラックのプレイボード。くるくる廻りながら資源や修道士のおっちゃんを獲得していく。
こちらは各プレイヤーが持つプレイヤーシート。修道院の庭である。
4色あるのだけど、これも華やか。
ビビッドだぞ。
プレイヤーコマ類
各プレイヤーの持つコマと資源の決算で使用する決算ディスク。
修道士=おっさんなのにコマ可愛いのは罪。
右端の紫が決算ディスクだよ。
タイル類
コモノがヘヴン&エールを購入するに至った理由の一つ。それがこの6角形のタイルだよ。
このタイルがボード(シート)に並んでいる絵に惚れてポチったのです。なんでそんなにこのタイルに惚れたのかは謎。
樽(目的)タイル。
ゲットすれば勝利点が手に入るよ。
小屋タイル。プレイヤーシートの小屋エリアに配置。
周囲の資源タイルにある肥沃度に応じて発動できるタイル数と位置に変化が生まれる。肥沃度が低い資源で囲まれたとしても、ビール醸造管理コマがガシガシ進んでくれるという欠かせないイベントが。
修道士タイル。よく働くおっさん達。
おっさんしかいない。
カード類
各プレイヤーに5枚づつ配布される特殊効果カードと、プレイ時に使うお金(ダカット)カード。
お金はこのほかにタイルで1ダカットタイルがあるよ。
コレ⬇︎
こちらが特殊効果カード。決算時に特定条件を満たすと自動的にその効果を受け取る事ができる。
結構優秀なヤツ。各プレイヤーが持つカード効果は同じだよ。
〈ざっくりルール〉
元旦の夜、少し時間ができたので何かボドゲを遊ぼうと年末、自然発生した積みゲーの棚に。そこでヘヴン&エールの修道士が目に入ってしまった訳でなんとなく手に。プレイ人数2人〜のゲームなのでアレでしたがルールは確認してみようとゴソゴソ引っ張り出してきました。
セットアップ
プレイシートの配布とタイル・コマ類の配置をするよ。配置にはルールがあるのだけど細かいので今日は割愛(笑)。メインボードの中央に樽タイルと修道士タイルを並べて、外周のトラック上に資源タイル、修道士タイル、決算ディスクを配置するよ。
メインボードのタイル配置はちょっと細かいルールがあるのだけど、並べ終わるとなんか超賑やかくなった。その他、プレイヤーシートにコマを置いて準備完了。慣れちゃえば10分くらいで終わるかな?
〈お試しプレイ&ルール(超ざっくり版)〉
スタートプレイヤーから順に、メインボード状のコマを任意のトラックに止めてスペースごとのアクションを行なっていくスタイル。スペースには以下の種類があるよ。スタートプレイヤーから順にメインボードのトラックを進み、止まったスペースの効果を処理していく。トラック上の任意のスペースに止まる事が出来るのだけど、すでに何も置かれていないスペースや資源タイルや修道士を購入する事が(資金的に)できないスペースには止まれない。そしてパスもできないしトラックを後退もできない点が注意ポイントだな。
①資源スペース
配置されている資源タイルを購入できる。資源タイルはプレイヤーボードに配置する際にコストがかかるよ。コストは以下の通り。
・日向に配置する場合=肥沃度の2倍のダカットを支払う
・日陰に配置する場合=肥沃度と同じ数値のダカットを支払う
日向では対応する資源コマを肥沃度分進める事ができる。対して日陰では肥沃度分のダカットを収入として得る事ができる。資源タイルの効果を受ける事が出来るのは決算タイルの処理と小屋タイルの配置時。この効果の発生タイミングを見極めながら資源タイルを配置していく。
②修道士スペース
スペースに置かれている修道士を雇用し、修道院の庭に配置するよ。雇用のコストは資源タイルと同じく日向/日陰への配置で異なるので注意。スタート位置に近いスペースほど雇用コストが高い。
・日向に配置する場合=エリアに記載されている数値の2倍のダカットを支払う
・日陰に配置する場合=エリアに記載されている数値のダカットを支払う
修道士は隣接している資源タイル効果を発動させてくれる。修道士を起動するためには決算のアクションで対応する修道士を指定する必要があるぞ。
③決算スペース
決算スペースではA/B/Cのいずれかの決算を行い、収入やコマの移動を発生する事ができるよ。A/B/Cそれぞれの決算で起動できるのは以下の通り。
A)x-決算スペースへの配置
任意の肥沃度を選択し、庭に配置済みのすべてのタイルの効果を起動するよ。
例)この配置で肥沃度5を指定した場合は10ダカット(日陰からの収入)と水資源コマを5トラック進める事ができるよ。
B)修道士タイル決算スペースへの配置
任意の修道士タイルを起動し、隣接する資源タイルを発動させるよ。上の写真でハゲたおっさん髪のない修道士タイルを発動させた場合、4ダカットと黄色の資源コマを3トラック、白の資源コマを5トラック進める事ができる。さらに隣接している修道士タイルが1枚あるので、ビール酒造監督コマを1トラック進める。
C)資源タイル決算スペースへの配置
空いている資源タイル決算スペースにディスクを配置すると、庭に配置済みの対応する資源タイルがすべて発動するよ。
④樽スペース
メインボードの樽スペースでは達成済みの目標タイルを(残っていれば) すべて得る事ができる。
大きな樽タイルが残っている場合はそのタイルを、小さな樽タイルしか残っていない場合は小さなタイルを得る。大小の同じ目標が描かれたタイルを同時に持つことは出来ない点に注意。
ルールを確認するためにぼっち(1人)2役でボチボチ遊んでみたのだけど、かなり悩ましいことになりました。資源タイルの配置や、獲得すべきタイルの見極めにも悩ましいしどのタイミングでどの決算スペースを利用して資金や資源コマを進める効果を得るのか、常に先読みをしながらコマを止めるべきスペースに悩みます。
タイルの配置ばかり考えてると資金が尽き、資金のことばかり考えるとビール酒造監督コマを進めるのをすっかり忘れたりするという。。。(笑)
置き去り中のビール酒造監督コマの図。
本来ぼっちプレイで楽しむべきゲームではないのだけど、そんなルールを確認するためのプレイですら悩ましさの虜になってしまった「ヘヴン&エール」。しかしうまく行かないのだよね。そこがまた楽しいのだけども。
〈まとめ〉
コモノは新年早々に思った。「やばい、これ楽しい。。。」ルールとしては覚える事が結構あるような気はするものの、実際にプレイしてしまえばそんなに複雑な処理がなくサクサク進みます。進んでいる間の悩ましさは常に何か先を考えている感じでコレまた程よく。
元々2人〜4人用のボードゲームなのでソロプレイは非対応。BGGのフォーラムにもソロヴァリアントはなく、基本ソロプレイはできないタイプのボードゲームだよ。なのに。なのに!なんでこんなに1人遊びが楽しかったのだろうか。。。
そして最後の得点計算がコレまた悩ましい(マジで)。
そこは悩ましくなくてよかったんだけど...
ボドゲ超絶初心者には考える事が多すぎて「今日初めてボドゲしまっす!おっす!」みたいな方だとヘヴン&エールを遊ぶのは賭けかもしれません。でもボードゲームの魅力としてコモノが推したい「悩ましさ」については存分に味わえるゲームだと思いますしコレは個人的に超好きな感じでした。相変わらず得点もうまく伸ばせないけど、この悩ましい感じにずっと浸ってられる感じが良いですな!
誰かと遊びたいとこですが、それはそれでしばらくお預け。新年早々よいボードゲームで一年が始まりました。更新が随分止まってしまっていましたが徐々に再開していきたいと思います。
本年もどうぞぼっちのホビーBlogを宜しくお願い申し上げます。
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Amazonでも購入可能ですけども、残念ながら在庫切れ。