ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいボドゲブログ。

【名作ボドゲ紹介】ファイブ・トライブズ(Five Tribes)|アタシは新たなナカラのスルタンとなれるだろうか。アラビアンでナイトな雰囲気漂う美しい盤上に惚れろっ!

 本ページはプロモーションが含まれています

2022/03/17 アークライトから公開されたソロルールへのリンクを掲載しました

ども。コモノです。

 

本日はちょっと昔(2014年)のゲームなのですが、SNS界隈で感想を見かける度に「面白い!」との感想多数なボドゲ「ファイブトライブス(Five Tribes)」のご紹介です!

f:id:comonox:20210714205520j:plain

ファイブトライブスは先日のゲムマライブでアークライトから日本語版発売のアナウンスもあった密かな注目作。美しい盤面、悩ましいコマの配置などボドゲとしての魅力は未だ色褪せない名作、しっかりとご紹介したいと思いますぜ!

 

 

ファイブトライブス(Five Tribes)

f:id:comonox:20210714203927j:plain

プレイ人数:2〜4人

対象年齢 :13歳以上

プレイ時間:40〜80分

国内発行元:アークライト

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

ファイブトライブスってどんなゲーム?

f:id:comonox:20210714204133j:plain

 2014年にデイズオブワンダーからリリースされたファイブトライブス。作者はあのブルーノ・カタラ氏で、マンカラをベースにしたアブストラクト系のボードゲームです。ボード上からコマを取り一つづつボードに配置合するというシンプルなアクションのこのゲームはアラビアンナイト(千夜一夜)がモチーフ。スルタンが死んだのち、ナカラの街を我が物にせんとする旅人たちの争いがテーマです。

f:id:comonox:20210714204303j:plain

獲得するべきコマ、手に入れると大幅にアドバンテージが取れる魔人カードなど、シンプルなルールに程よく混ざる各種要素がとてもバランスよく、繰り返し遊べる名作として海外での評価も高い作品なのです。

f:id:comonox:20210714204335j:plain

見た目がかなり華やかなので人気が高く、Instagramでアップされている写真はかなり目をひくので見たことがあるという人は多いかもしれません。華やかなのでぱっと見のアブストラクト感は薄いのだけど、コマの配置が完全なる公開情報なので一手がかなり悩ましい事請け合い。ただコマをピックしてボードに再配置するだけなんだけど、めっちゃ悩むゲームです。プレイ中のボード上はまさに「映える」美しさ。最初このゲームが気になったのはまさにその映える写真が気になって調べたのがきっかけでした。いやまじで華やかなのよ? 

 

ファイブトライブスのルール・遊び方

ゲームの準備は簡単です。慣れたら10分もかかりませんよ。ちょっとコマを並べるのは面倒といえば面倒だけども。。。。

ゲームの準備

f:id:comonox:20210714204416j:plain

  • 各プレイヤーは1色を選び、その色のラクダコマとターンマーカーを受け取る

   ※2人プレイでは青とピンクのみが使用可能だよ

  • 宮殿コマ、椰子の木コマ、コイントークンをそれぞれまとめサプライに配置
  • 各プレイヤーは30コイン分づつ受け取る
  • エリアタイル30枚をよく混ぜ、6枚×5枚づつ長方形に並べる(スルタンの国)
  • 5部族(色)の木製コマを全て袋に入れ、タイル上に3個づつランダムに配置
  • 資源カードをよくシャッフルしてひとまとめにし、裏向きの山札にして配置
  • 資源カードの山札から順に9枚を公開
  • 魔人カードをよくシャッフルし裏向きの山札にして配置
  • 魔人カードを上から順に3枚公開
  • 入札トラック・ターン順トラックを並べてスルタンの国のそばに配置 

終了および勝利条件

誰かが最後のラクダコマを配置するか、移動できる部族コマが無くなった場合はゲームが終了するよ。そのラウンド内での手番を全員が終了したら得点計算となります。

得点は以下の要素から勝利点を算出し、合計点が1番高いプレイヤーが新たなナカラのスルタンとなり国を治めるのです。

  • 黄色い部族コマ
  • 白い部族コマ
  • 取得済みの魔人カード
  • 自分のラクダコマが置かれたタイル上の勝利点
  • 自分のラクダコマが置かれたタイル上の椰子の木コマ、宮殿コマ
  • 所持しているコイン

 

手番順の入札

f:id:comonox:20210714204447j:plain

各ラウンドの最初に入札トラックからターン順トラックへコマを配置し、そのラウンドの手番(ターン)順を決定するよ。より早い手番を行うにはターン順トラックでコインを支払う事で有利な順番を手にすることが出来るというルール。

ゲーム開始時は適当な方法でランダムに入札トラック上にターンマーカーを配置して入札を行うのだけど、2ラウンド以降はターンの開始時にターン順トラックから入札トラックにコマを直接移動する。その際はターン順がそのまま入札順になるので、コインを多く払ったプレイヤーは次のターンでも有利に入札ができるルールになってるぞ。

手番の流れ

1ターン1名のプレイヤーがアクションを行うスタイル。1ターンは大まかに6つのフェイズに分かれます。

a)部族コマの移動

1)部族コマのピックアップ(タイル上に乗った部族コマを全てピックアップ)

2)部族コマの移動(コマを一つづつ配置していく)

部族コマの移動についてはしっかりした決まりがあるのでルールブックをよく読むようにしませう。

b)部族コマの獲得

f:id:comonox:20210714204653j:plain

最後に配置する部族コマは、その配置先に同じ種類の部族コマがあるタイルにのみ配置が可能。よって最低でも2コマを獲得できる事になっているよ。このフェイズでタイル上から部族コマが無くなった場合は自分のラクダコマを配置してそのタイルを支配していることを表す。

c)獲得したコマの効果を処理

f:id:comonox:20210714204721j:plain

5種類ある部族コマはその種類に応じて効果が発動する。黄色と白の部族コマは最終的な得点計算の対象に、その他の3色はそれぞれ独自の効果を持っている。他の部族コマを暗殺する赤い部族コマは、なかなかスリリングであります。

d)タイルのアクションを処理

f:id:comonox:20210714204748j:plain

各タイルには独自のアクションが描かれているので、その効果を処理する。椰子の木コマや宮殿コマの配置、資源や魔人カードの獲得もこのアクションで行うよ。

e)コインの調達

このアクションは行わなくても良い。必要に応じて異なる種類の資源カードを売却し、コインを得ることが出来る。組み合わせによって入手できるコイン数はルールブックを参照しましょう。

f)クリーンアップ

必要に応じて資源カードや魔人カードを補充するよ

 

これらのアクションを組み合わせ、勝利点のベースになるカードやタイル、コインを集めてナカラのスルタンの王となるべく智略を巡らせるのであります。

 

ソロプレイはできる?

ファイブトライブスにはソロルールが実は存在します!BGGに日本語訳もアップされているので、おひとり様でも遊ぶことが出来るよ。ソロルールはダイスを使用するルールなのでアブストラクト感はちょっと薄まる感じ。その他にもファンメイドのソロルールが幾つかアップされているので、気になったルールを遊んでみるのも良いと思う!

boardgamegeek.com

◆日本語版ソロルールも公開されたよ!

 

ファイブトライブスの感想・まとめ

f:id:comonox:20210714204827j:plain

今回は2人で遊ぶセットアップでルール確認をしてましたが、これは結構1手を決めるまでに時間がかかりそう。あまり考えなくホイホイ部族コマを移動させてしまうことは確かに出来るのだけど、何せ公開情報なので数手先まで考えられるなら考えてみたい欲求に駆られるのです。(考えられるとは言ってない)

f:id:comonox:20210714204903j:plain

最終的には得点を考えなければならないけれど、とりあえず魔人カード欲しいからあーして、こーして....とか考えるのが人情ってモンでしょう?そうして手にした魔人カードはかなり効果が強くて、狙ったカードはしっかりゲットしたいモノばかりです。

f:id:comonox:20210714204943j:plain

タイルの支配地域での得点や資源カードを集めまくる戦略や、魔人カードの効果を狙ったり椰子の木や宮殿コマをバンバン建てる戦略など、割と自由度が高い得点ルートがいっぱいあるので手番で行き詰まってしまうという事もあまり起きません。

f:id:comonox:20210714205025j:plain

マンカラの楽しさと得点へのバリエーション、美しいアートワークやプレイ中のボードなどなど、遊んでいてとにかく気分がアガるボードゲームです。

f:id:comonox:20210714205543j:plain

勝てなくてもラクダは積むべからず

勝敗に拘れる実力はまだまだ備わってないけど、遊んでて楽しいという感じはかなり強いので中量級のボドゲの中でも「あー、ボドゲしたぜっ!」って満足感は個人的には結構高いゲームでございました。これは拡張、欲しいな?

アークライトで日本語版を出すのであれば、是非拡張も出るといいな!

 

 

【ファイブ・トライブズ販売情報】

 

ボドゲおすすめの記事 

www.comonox.com