ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

「パンドリア(Pandoria)」〈ボードゲーム〉:Irongames新作!パブリッシャー指名買いってだけでソロもできないんだけど、結構期待しまくっているパンドリアが届きました。

みなさんこんにちは。コモノです。

 

世の中にはボードゲームを出版しているパブリッシャー(出版社)が国内外に幾つもあります。あまりそういうパブリッシャーごとの違いは判っていないのでそれぞれの特色を説明など出来ないわけですが、このボドゲに溺れる生活も間も無く3年。その中でも「ここのボドゲは好きかも!」となるパブリッシャーがちょいちょい出てくるようになりました。

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その1つが今日ご紹介する「パンドリア」の出版元のIrongames。代表作はこんな感じで、ぼっちのホビーBlogでも取り上げたことがあるゲームな訳ですわ。

boardgamegeek.com

Irongamesのボードゲームはなんといいますか。。渋い。(個人的主観)

そう、なんかこうロマンスグレーのおっさん風な渋みといいますか、渋い。そんな味わい深いところに結構ツボる事が多く、昨年のエッセン新作だった「パンドリア」も国内流通を密かに待ってた作品。

Irongamesのボードゲームはテンデイズゲームズさんで日本語訳付きが販売されることが多いので、もしかして?と思ってたらやっぱり取り扱いしてくれました。パブリッシャー指名買いなんてちょっと冒険してる感あるけど「パンドリア」届いたのでまずは開けてみたいと思いますぜ。

 

〈パンドリアって?〉

ゲームデザイナーはJeffrey D. Allers氏とBernd Eisenstein氏。このコンビの作品で現在も国内で買えるのは「アーティファクト」。Bernd Eisenstein氏は上にあげたIrongamesの代表作、ペロポネソスやパックスを作ったデザイナーなのでパブリッシャー指名=デザイナー指名みたいなもんであるな。

ゲームは5種族の生き残りをかけたエリアマジョ...まて。ルールを読むとどうやら違うっぽいな。

生き残り➡︎賭けてない。賭けてないけど勝利点争い。

エリアマジョリティ➡︎マジョってない。タイルプレイスメントか、な?

結構思い込みってやばいっすね!(ド反省)

まぁIrongamesさんだから、大丈夫s。。。気を取り直してもう一度ルールを読むとドワーフやハーフリングス、エルフなんかが出てくるみたい。ファンタージーテイストですな。木ゴマなので最近のミニチュア慣れしてしまったこの俗な心は少し物足りなさを感じてしまうのだけど、きっとそれを補ってありあまる事になってくれるはずなのだ。

ペロポネソスだって未だ「地味...」と思ってはばからないけど、第3版の英語版をこっそりポチって積み上げてるくらいには好きだし。

はたしてどんなゲーム展開がまっているのか、純粋にゲームとして楽しみな気がしてならないわけです。

 

〈開封〉

パンドリア(Pandoria)

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プレイ人数:2〜4人

対象年齢 :10歳以上

プレイ時間:90〜120分

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

ソロができないのは諦めた。いつかだれかと遊べれば良くて、きっと和訳がついたボドゲは国内で手に入りにくくなる気がしている。(Ironegamesのボドゲは流通量は決して多くない)欲しいボドゲは早めにポチるというのは、きっと鉄則なのだ。

 

コンポーネント全体

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こう、なんというかアートワークが最高にツボる。ごちゃごちゃしすぎない程度に豪華というか、大人の魅力でしょうか?そうでしょう。

ルールブック

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横長タイプは珍しいかも。なんかどっかのハイブランドの春夏カタログみたいな雰囲気すらある。

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オリジナルは4言語版ですが日本語は対応してなくて、テンデイズゲームズの和訳が付いてる。

プレイヤーシート

5部族各1枚でA/B面ある。

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A面は初心者向きであるそうな。B面になるとそれぞれの部族で固有能力が付与される。初期リソースの条件も異なるので、戦略は変わるのだ。

プレイボード

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程よい大きさ。パンドリアの地はこれから開かれていく。

コマ類

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原色系の4色。とっても細長いのは指導者コマ。部族コマ以外はリソース・勝利点をマークするコマ。

タイル類

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数は多いのだけど、種類は少ないという好きなタイプ。

土地タイル 

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記念碑タイル

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城タイル

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良いです。なんか雰囲気がとても良い。 

カード

カードは上下で役割が分かれる。上が「呪文」で下が「建物」。購入時のコストや必要なリソースも明快になってるので迷わないけど、カード効果はパッとみただけだと最初は解んない...

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カードサマリーは和訳公開してくださってる方がいるので、そちらを参照した方がよろしいな。

 

〈パンドリアのルール〉

コンポーネントもサッパリ系なので、準備もほどほどに良いのだ。

セットアップ

ゲームの準備は結構簡単。

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・プレイヤーシートをランダムに各プレイヤー1枚づつ配布

・城タイルを1色2枚づつ各プレイヤーに配布

・各プレイヤーごと1色づつコマを配布(人数に応じて部族コマの調整)

・初期2ヘクスタイルを開始位置にランダムな向きでは位置(裏面の色が異なるよ)

・パンドリアカードを良くシャッフルし山札として配置

・山札から各プレイヤーに4枚づつ配布

 ・土地タイルを良くシャッフルし裏向きの山札にする

 ※プレイヤー人数に応じてタイルを除外

・記念碑タイルを各レベルごとにシャッフルし、下から3➡︎6の順に積み上げる

 ※プレイヤー人数に応じてタイルを除外

1番年齢の若いプレイヤーがスタートプレイヤーマーカーを受け取る。

以上でゲームの準備は完了だよ。

 

手番の流れ

自分の手番では以下のアクションを行う事ができる。任意のアクションもあるよ。各アクションの詳細はルールブックを確認して欲しいぞ。

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1.タイルの配置

2.部族コマの配置/除去

3.カードの使用(呪文/建物)または記念碑の設置

4.地域の決算

5.タイルを引く

 

決算について

土地タイルを配置して、特定の土地の周囲が完全に囲まれた場合、その土地からの収入を得る事ができる。収入を得る事ができるコマはその閉じた土地に隣接したエリアに置かれたコマ。

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コインの土地が閉じた図

この隣接タイルにいるコマからの収入というのがパンドリアのキモではないだろうかというギミックな気がする。閉じた土地にいたコマは強制排除されちゃうし。

タイルの配置、カードによる決算時の追加効果などもあるので、1回の決算でめっちゃウハウハになる事もあるのでその辺りをしっかり把握して決算に持ち込むのがよろしい。

 

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この手番をクルクル回しながら、パンドリアの地に各部族が入植し開拓を行う。その過程で得られる勝利点で勝敗を競うよ。

 

〈まとめ〉

お試しプレイとよべないルール確認を、1人で黙々とやってみた。

派手なアクションや効果➡︎ない

強烈なインタラクション➡︎ない

ソロモード➡︎ない(知ってた)

と、ゲームとしての面白さを語るには我が身の未熟さよ....。ただやはりそこはIrongames新作。地味ながら惹きつけられる何かはあると思う。というか、個人的にこのプレイ感はかなり好きだった。

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深夜のルール確認では決算時の処理も間違う(取り除き忘れ...)

なんていいますか。。。乾きモノをモグモグしている感じというか、珍味的な麻薬感とでも言いますか。ツイッターなどでも「人を選ぶ」的なコメントをチラホラ見かけるのだけど「好きな人は好き」ってなる部類のボードゲームだとは思う。

タイルを配置するときの悩ましさも、決算をするべきか否かを迷うときの悩ましさも、どのカードをどう使っていくか、決算と絡めたときの悩ましさも、うっかりすると忘れてしまいそうになる勝利点の存在とか(そんな事はない)も、どれもなんとなくソロプレイっぽい感じがする。

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なのでパンドリアって初めてお顔合わせするようなメンバーで遊ぶのはどうなんでしょう。あと遊ぶ人数も2人だとなんかちょっと作業感が漂いそうな感じ。ゲーム自体はやっぱり地味な感じなので、2人だと盛り上がりに欠けそうな気がした。 

「3人以上で遊びたいソロプレイ感ある系のボドゲ」って、もはやその面白さって微妙なのかも?とも思うのだけどソロプレイ好きなメンバーが3人集まった時に遊ぶと、結構楽しいかも。。。という、そんな雰囲気のボドゲ。

って、思ったの。(主観という名の言い訳)

勝利点を競うんだけど、どこか協力ゲームのような雰囲気もありつつ、自分の決算に集中して行きがちなので、気がついたらタイルが尽きているような没入感。そしてシンキングタイムはきっと長めなのだよね。

 

でもね、とても個人的には好きな感じ。1人3役とかいう無茶なルール確認だけではありますが、ずっとコマの置き場所を悩んだり、タイルの向きを悩んだり。。。地味なんだけど良い感じなのです。開拓されたパンドリアの地はとても美しいし。

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静かに1手を丁寧に打ち、豊かになっていくパンドリアを眺めるのを楽しむかのような雰囲気のボドゲ。メンバーを厳選して遊んでみたいかなー。

 

それはでも、、、何時になるのだ?....(。-з-)チキショ

 

 

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パンドリアはテンデイズゲームズさんでポチったよ。

テンデイズのゲームを扱うショップでは購入が出来るようになってきたぽい。

tendaysgames.shop

アーティファクト(同じデザイナーコンビ)はアマゾンでもポチれる。 

アーティファクト

アーティファクト

 

 

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www.comonox.com