ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

【定番ボドゲ】迷った時はこれで遊ぼう!時代を超えて愛されてます。熟成された鉄板系のオススメ中量級ボードゲーム10選(2022年版)

ども。コモノです。

 

世界では毎月のように新作のボードゲームがリリースされ、話題作のほとんどが日本語版で流通するようになってきた昨今。新しいボードゲームの波に揉まれながらも長くユーザーから支持を集め、発売から何年経っても繰り返し遊ばれているボードゲームがあります。

それらのボードゲームの特徴はルールがわかりやすく、初めて遊ぶハードルが低いにもかかわらず、プレイヤーの思考する時間を豊かにしてくれる事。

 

今日はぼっちのホビーBlogで過去にご紹介したいわゆる旧作枠タイトルから、迷った時にさっと手にとってみてもらいたいな!と思うゲームを10タイトルご紹介したいと思います。膨大な新作タイトル前にして選ぶのに迷ってしまったら、時間に洗練された旧作を手に取って遊んでみる事で、またボードゲームのシンプルな魅力に気がつくことができるかもしれません。

本日のセレクション基準

  • 発売(発表)から最低5年間を経過していて、今でも販売されている
  • BGG(Boardgamegeek)のウェイト値が「1.5〜3.1」

ざっくり中量級(プレイ時間が60〜120分くらい)と位置付けられるタイトルの中からさらに「軽めからちょっと重め」まで、幅を取ってのセレクションです。熟成されたワインを愉しむがごとく、名作と呼ばれる定番ボードゲームを是非手に取ってみてくださいまし。発表年度順に並んでいますが、あまり古臭さを感じさせないのも魅力です。

 

 

ティカル(1999年)

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初版はなんと1999年。クラマー&キースリングのコンビがデザインした怖い顔三部作の最初のタイトルとしても有名ですね。写真は2016年に再販されたバージョンで、密林に眠っているマヤの神殿がニョキニョキと伸びていく様がプレイ中の「探検している」というテンションを爆上げしてくれます。ゲームはアクションポイント制。手持ちのポイントをアクションに割り振りながら、密林に眠る財宝やら神殿を発掘しながら高得点を狙います。

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この世に生み落とされたのが「前世紀」というパワーワードもさることながら、何よりもボードゲームしてる!探検してるよ!という感じがプレイしているテーブルから溢れてくるのがたまりません。見た目も華やかになるゲームなので、プレイ後の満足感が高いのも魅力の一つです。ぜひ2016年版で遊んでみて欲しいぞ。

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カルカソンヌ(2000年)

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カルカソンヌ:20周年記念版

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タイルを並べ大きな街を作りながら高得点を狙うカルカソンヌ。2021年に国内でもリリースされた20周年記念版はコンポーネントも美しい気品すら漂う名作ボードゲームです。タイルの置き方で得点するシンプルなルールであるがゆえ、タイルの種類と枚数を暗記するところまでやり込む事ができるシビアなゲーマーズゲームとしての顔も持ち合わせているカルカソンヌは、世界選手権が毎年行われるほど愛好家が多く存在します。

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カルカソンヌ:ウィンターエディション(輸入版)

子供から大人まで幅広く愉しむことが出来る定番ゲームとして2000年の発表当時から何度もリメイクを重ねていて、2022年にはカルカソンヌ21として新しいバージョンが発売されたばかり。追加ルールを導入する拡張セットが豊富な点、特殊ルールで全体を調整したバリエーションタイトルが多数発売されているのも魅力です。なんとソロルールも公開されているので、ソロカソンヌもできちゃいますよ!

 

 

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王と枢機卿(2000年)

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www.comonox.com王と枢機卿は、盤面上で「陣取り」とよばれる自分の領地を広げていくことを競うタイプのゲームです。横文字で言うところのエリアマジョリティ。コマを配置しながら各エリアでの影響力を競う王道のエリアマジョリティです。特徴としては遊ぶ人数での面白さを実感できるところでしょうか。3人ベストと色々なところで言われるくらい、3人で遊ぶのがおすすめのゲームなのです。

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もちろん5人までは遊ぶことが出来るので、大人数になっても大丈夫。日本語版には2人用のバリエーションルールも付属しているので実質2人から遊ぶことが出来ます。ただ単純にコマをボードに置いていくだけなのですが、他のプレイヤーの思惑もからみつつどこにどう置くか、非常に考え込む事になるゲーム。陣取りの魅力がストレートに味わうことができる、おすすめの中量級なのです。

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サンファン2(2004年)

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海外ではプエルトリコ・カードゲームの名称で販売されているサンファン。元々のゲームは名作として名高い「プエルトリコ」ですが、サンファンはその流れを汲むカードゲームとして2004年に発表されました。現在流通しているのはルールの調整などが発売後に行われたセカンドエディションで、日本語版もサンファン2となっています。

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カードをプレイしてその効果を使用して、また新たに建物を立てていくいわゆる拡大再生産系。自分の手元に街が発展していく気持ちよさと、プエルトリコで華開いたヴァリアブル・フェイズ・オーダー(他の人のアクション効果が全員に行きわたるアレ)もしっかり受け継がれており、中量級の遊びやすさと相まってゲーム中終始気分がよいのです。カードのみで構成されたゲームなので準備が簡単ですぐ遊び始められるのも魅力です。重いゲームはちょっと、、、だけど、ボドゲ遊んだ満足感は欲しいというワガママな気分の時にこそ、存在感の光るカードゲームです。

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ドミニオン(2008年)

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デッキ構築と呼ばれるジャンルを広めた立役者がドミニオンです。ボードゲームは知らなくてもドミニオンは知ってる、という方がいるかもしれないくらい人気を博したカードゲームですが、発売から15年たった今でも当然ながらその人気に翳りは全く見えません。現在流通しているのは一部のアートワークを刷新した第2版です。

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ゲームごとに入れ替わる10種類のサプライからカードを自分のデッキに組み込み、他のプレイヤーよりいち早く勝利条件の達成を目指すというルールは強力なカード能力のコンボを必要とします。さまざまな効果を持つカードを前にどうその効果を連鎖させていくのか、他のプレイヤーよりその効果を早く発現させるにはどうするべきか。カード効果を組み合わせる楽しさを知りたいならドミニオンを手に取って損はしません。数多くの拡張セットのおかげで、一生ドミニオンだけ遊んでいても飽きないくらいのカード組み合わせが存在するのも魅力ですよ。

 

 

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パンデミック(2008年)

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世界がCOVID-19という未曾有の試練に今まさに耐え忍ぶ2022年。そんな中でパンデミックを遊ぶと言うのはある意味でとても印象深い体験となるのは間違い無いでしょう。そしてこのゲームは協力ゲームとして絶大な人気を誇り、みんなで協力して未知のウイルスから世界を救うと言うリアルな使命感あふれる時間を共有することができます。

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10周年記念版のコンポーネント

今遊ぶなら10周年記念版としてミニチュアが付属し、アートワークがちょいとモダンになった高級バージョンを手に入れると言う方法もあります。さらにプレイは1度しかできないと言う制限があるものの、それこそ映画かよ?というようなワクワクした時間を体験できるともっぱらの評判のパンデミック:レガシーなるシリーズも出ています。スピンオフ的なタイトルからレガシー系まで、パンデミックシリーズの原点ともいえる本作は協力型のボドゲで迷ったらぜひ候補に加えてもらいたいタイトルなのです。

 

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コンコルディア(2013年)

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2014年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネート作のコンコルディア。手番で行うことはただカードをプレイするのみなわけだが、地中海を舞台とした交易というテーマは、美しいボード上でかなり熱いドラマを展開してくれる。最終的に獲得したカードに描かれた神々が得点には影響してくるため、どのカードを獲得し、どのタイミングでプレイするのか考えてばかりの交易。

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サルサ拡張

交易品に塩が増えるサルサ拡張のほかマップそのものを変える拡張や、チーム戦ができるヴィーナス拡張までさまざまなバリエーションで楽しみ尽くせる名作。最終得点を常に意識したプレイングは運の介在する要素が少ないために、常にプレイヤーの実力を問うてきます。複雑ではないからこそストレートに他のプレイヤーとのインタラクションを感じられる中量級ゲームとして、不動の地位を確立しているゲームです。

 

 

 

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オルレアン(2014年)

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写真はEngames版

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長らく日本語版が品切れでファンをヤキモキさせていたバッグビルディングの名作オルレアン。2021年にEngamesから日本語版が再販され、ようやく安定して手にすることが出来るようになりました。オルレアンはバッグビルディングを駆使し、オルレアンの発展にいかに貢献し名を残すことが出来るかを競うゲームです。デッキ構築のような楽しさとチップの配置が悩ましく、こうしておけばもっと上手くいったのに....というリプレイ欲が毎回でてしまう中毒性。

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「侵略」拡張

拡張を入れることでプレイ感がガラッと変わり、基本セットの楽しさとはまた違った角度で愉しむことが出来るのもオルレアンの魅力です。侵略拡張ではソロプレイも可能になるので、なかなか外に遊びに行けないという方にも嬉しいラインアップ。重量級のボードゲームにつながるような要素も随所にあるので、重めのゲームに興味を持ち始めた方には最適なチョイスではないかと思います。

 

 

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ファイブトライブス (2014年)

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プレイしていても気分がとても華やかになるボードゲームといえばファイブトライブス。マンカラをベースにしているアブストラクト系のゲームなので、華やかで上がっていた気分がプレイ後に落ちていることも少なくないのが玉に瑕。何度かプレイしているとちょっと上手くなってきたかも!という気分にさせてくれるのも好きなポイントです。錯覚ではあります。

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さまざまな効果をもたらす魔人たちの存在もピリリと効いていて、アラビアンナイトの雰囲気を感じながらもコマを動かすことに終始悩める楽しい時間が待っています。アートワークが好みに刺さったら、きっとこのゲームだけでかなり長い時間を過ごせてしまうこと請け合い。遊びやすさと悩ましさのバランスが良い、手元に置いておきたいと思わせるボードゲームです。2022年にアークライトから日本語版が発売される予定ですよ!

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宝石の煌き(2014年)

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拡大再生産という仕組みを楽しみたいのであれば、まず頭に浮かぶのが宝石の煌き。初心者でも親しみやすいルール、宝石の描かれたチップで勝利点の描かれたカードを手に入れれば、そこには新たな宝石のアイコン。常に手に入れたものを次の1手に生かすことが出来るので、遊んでいてとにかく気分が良いカードゲームです。

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高得点を狙っていたはずなのに、なぜか欲しいカードに執着してしまったりと相変わらずポンコツなプレイになりがちなのですが、子供たちも親しみやすいルールなので家族で遊ぶゲームとしてもおすすめ。拡張も出ていますが、個人的には基本セットだけでもかなりしっかり遊び込めるのでまずは基本セットを遊び倒して欲しいカードゲームです。見た目の割には軽めのゲームなのでサクっと遊ぶのにももってこいですよ!

 

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おすすめ中量級ボドゲまとめ

いわゆる楽しい中量級ボードゲームなら、今回ピックアップした他にもまだまだ選択肢はあるのです。しかし今回は「ある程度の時間を経ている」という点に着目し、ちょっと古めのタイトルで今後もきっと市場で愛されつづけるだろうと思うゲームを中心にピックアップしました。どの程度の時間が経てばいいのかというのは微妙ですが、最低5年以上かなぁと。

事実2014年以降、中量級で人気のあるボードゲームはかなり多く発表されています。時間という揺るぎのないものを超え、なおかつ遊びたいと思う人がずっとあり続けるというゲームたちは、プレイヤーの好みを超えたところで放たれる魅力を備えていると言っても過言ではありません。毎年毎年「発売後5年経っている」と言うフィルターを超えるゲームは増えていきます。何年も愛され続ける名作に目を向ければ、より楽しいボドゲライフが待っているに違いありませんよ!皆様が手に取るべきボドゲに迷った時の参考になれば幸いでございます。

 

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