ども。コモノです。
今日は先日発売された「サンファン2日本語版」を開封したいとおもいます!
メビウスゲームズから日本語版発売となったサンファン2。実は初版は2004年のゲームなのです。いわゆるロングテールなアイテムですな。根強いファンがいまだに多く、先日の発売時もボドゲ大好きで日々ネットで情報を集めているような方々でなければ発売したことにすら気がつかないようなスピードでネット瞬殺。。。本当に一瞬で売り切れてしまった印象がありました。運良くポチれてしまったアタシは今年の運を全て使い切った感。ゆえに年末ジャンボは当たらぬかよ... (º﹃º)
サンファン2、毎日ツイッターでボドゲばかり見てるようなボドゲ廃人熱心なボドゲファン以外にもぜひ知っていただきたい名作の香り立ち篭めるボドゲです。なので運良く入手できた身といたしましても、しっかり開封したいと思いますよ!いつ遊べるのか分からないんだけどもな・・・(悲しみ
サンファン2 日本語版
プレイ人数:2〜4人
対象年齢 :10歳以上
プレイ時間:45〜60分
Boardgamegeek
サンファン2とはどのようなゲームで?
今回発売されたのはゲームのタイトルに「2」と入っているように、サンファンというゲームのセカンドエディションです。サンファンの初版は2004年。もう16年も前のゲームなのよね。海外ではサンファン第2版として販売されていましたが箱の大きさやルール調整を入れ現在はプエルトリコ・カードゲーム(Puerto Rico Das Kartenspiel )として販売されています。今回日本語版になったのはこのプエルトリコ・カードゲームと呼ばれるバージョン。そもそもサンファン(San Juan)はかの名作「プエルトリコ」のカードゲーム版としてリリースされました。プエルトリコも2002年のゲームなのでどちらも殿堂入りみたいな扱いを受けるボドゲですわね。プエルトリコの良いところを受け継いたサンファンもスピンオフ的な扱いではなく「サンファン」として長く愛されているゲームですよ。
ゲームは拡大再生産が中心に進みます。色々たくさん建物を作っちゃいましょう、出来た建物で色々恩恵を受けちゃいましょう的なゲームです。
最終的に建物が持っている勝利点の合計を競うゲームなので、目標は比較的シンプルです。ガンガン建ててプエルトリコの港湾都市サンファンの発展に尽くし、名声を得ましょう!という訳です。
もちろん「プエルトリコ」で華開いたヴァリアブルフェイズオーダーなる例のアレもしっかり受け継いでます。ヴァリアブルフェイズオーダー。なんか途方もない武器とか出てきそうですがそんなことはなく、毎ラウンド自分が選択した役職カードの内容が他の人にも与えられるというアレです。(わかってない)
カードのアクションは全プレイヤーが行っても(パスもOK)良いのです
自分以外のプレイヤーが得られる内容はプレイヤーごとの数値やリソースによっても変動します。また自分の建てた建物の効果は自分だけのもの。いかに自分に有利に進められるか周りの状況把握も大切になると言うわけです。プエルトリコの1番の持ち味もサンファン2はしっかり受け継いでいるのですぞ。
サンファン2のコンポーネント
カードゲームなので完全にカードのみです。でもこれはサンファン第2版の最近のバージョン(いわゆるプエルトリコ・カードゲームというタイトルになったバージョン)からの仕様のようです。海外で販売されているサンファンの第2版では役割カードがタイルだったり得点を記載するメモシートが用意されていたりしたようですが、サンファン2日本語版ではタイルはカードに、メモ用紙は廃止され箱が小型化しました。実際我が家にある(積みゲーの)サンファン2英語版は箱の大きさが一回り大きいのです。
届いた時、何が来たのか一瞬わからなかった。小さいな!良いな!ブルゴーニュカードゲームサイズ。 pic.twitter.com/hvVgrh2z3e
— コモノックス (@komonox) 2020年11月20日
この小型化は嬉しい変更。持ち運び楽になった方が良いよね。ただしスリーブに入れてしまうとこの箱では仕舞えないかもしれないね....
その他、建物の効果などに調整が入っている見たいです。発売後のルール調整なので、きっと遊びやすくなってるんだろうなー。これだけ発売から時間が経っているのにまだ遊ばれていると言うのは名作の証拠ですな!
カード
このゲームの主役は何と言ってもカードです。プレイでは手札に入ったカードは建物/コスト/商品とその役割を変えて使用します。 特に建物として建てたカードはゲーム終了時に勝利点をもたらします。街の発展がテーマなので、建築はおろそかにしてはならないの。
生産施設カード
生産施設は建物上に商品を配置する事ができます。全部で5種類ありますが、コストが高い生産施設は商品売却時の金額が上がるのです。売却額が3なら3枚の手札を受け取る事ができちゃう。
都市施設カード
サンファンには非常に多彩な建物が登場するよ。役割カードの効果をより強めたり、特定のアクションを行う事が出来たり、ゲーム終了時に高い勝利点をもたらしたりと、街の発展がそのまま勝利点につながるのが特徴なのです。
総督カード
ラウンドの開始を司る総督カード。2人プレイでは総督カードを持っているプレイヤーは2回手番を行うのです。(要ルール確認)
役割カード
5つの役割カード。手番ではどれか1つを選んでその役割の効果を処理します。特権と呼ばれるそのカードを選択したプレイヤーのみ得られる効果もありますぞ。
商館カード
商品売却時に公開される商館カード。各色は生産施設の色と対応していて、その手番での商品売却額を表します。
拡張カード
サンファン2で追加された拡張カード。あらたなる建物が追加されます。基本セットでしっかり遊び慣れてから入れる事を推奨してたよ。
サンファン2のルールと遊び方
準備は簡単。同じくアレアの小箱「ブルゴーニュ・カードゲーム」よりも簡単な印象です。ぱぱって始められるのは良いよね。
ゲームの準備
- 役割カードを5枚テーブルの中央に並べる
- 商館カードをよくシャッフルして役割カードの列の上に伏せておく
- インディゴ染料工場のカードをプレイヤーに1枚づつ配布する
- スタートプレイヤーを決め、総督カードを配布する
- 残ったカードをよくシャッフルしまとめ、伏せて山札とする
- 山札から各プレイヤーに4枚づつ手札として配布する
なお、拡張カードは何度かプレイをした後、慣れてから入れると良いとルールブックには書いてありますよ。
ゲームの終了と勝利条件
誰かが12個目の建物を建てたら、そこでゲームは終了します。その時点で勝利点を計算し、1番得点が高かったプレイヤーが勝利するよ。
手番の流れ
まず総督カードの処理が終わってから、各プレイヤーの手番が始まりますよ。
総督カードの処理
まず総督カードに書かれた効果を処理する。これは全員が行うよ。
- 「執務室」のカード処理
- 「礼拝堂」「銀行」のカード処理
- 手札の上限チェック(最大7枚)
全て終わったら総督カードを持っているプレイヤーが最初の手番を行う。手番では5つある役割カードを1枚選択し、そのカードの効果を処理するのです。各プレイヤーが1回づつ役割カードを選択して効果を処理したら1ラウンドが終了。スタートプレイヤーが左隣のプレイヤーに総督カードを渡して次のラウンドに移ります。
役割カードの効果
サンファン2の肝と言ってよい5つの役割。役割ごとのアクションのほかカードを選択したプレイヤーのみが得られる特権も記載されてます。
建築士
手札から任意の建物を1つ建築することができるよ。コストは手札のカードを捨て札にして支払います。特権は「コストが−1」になるというもの。
監督
商品を1つ生産することが可能だよ。特権は「追加で1つ商品を生産できる」というもの。商品となるカードは山札から引き中を見ずに伏せた状態で生産施設カードの上に配置するのです。
生産施設上に空き(カードが配置されていない状態)がない場合は、商品を生産することができないので注意。
商人
商品を1つ売却することができるよ。特権は「追加で1つ商品を売却できる」というもの。売却時は商館カードを1枚公開して各施設の売却額を確認します。どの施設からでも商品の売却が可能で、商館カードの額面と同じ枚数のカードを手札の山から受け取るよ。
参事会議員
山札から2枚カードを引き、うち1枚を手札に加えることができる。特権は「合計5枚を山札から引いて1枚を手札に加える」というもの。参事会議員以外は2枚引いてそのうちの1枚を手札に加えるのです。
金鉱掘り
特権しか記載されていない金鉱掘り。山札からカードを1枚を引き、手札に加えることができるよ。この役割カードはこのカードを選んだプレイヤーのみに適用されます。
拡大再生産をより豊かにしてくれる建物カードが良い!
各役割に対して特定の効果を発動する建物がいくつか存在する。それらをうまく建てることができると、役割カードの効果をより高めることが可能だよ。
例えば石切場は都市施設の建築コストが「−1」になる建物。自分が建築家を選んだ場合には、特権効果と建物効果で都市施設の必要コストは表記から「-2」となる。コストは手札から支払うためこのコスト減は大きい。
「礼拝堂」はラウンド開始時に手札をカードの下に1枚差し込む事ができる。得点計算時に差し込んだカードはそのまま勝利点としてカウントできるなど、うまく建物を活用する事で恩恵を受ける事が出来るのだ。この役割カードと建物の効果をうまく使いながら勝利点を集めるのがとても楽しいのだ。
サンファン2のまとめ
実はプエルトリコ自体未プレイなのでこのメカニクスがどのように素晴らしいのか、実はよくわかってませんでした。でも今回ルール確認してて惹き付けられるモノがありましたよ。他のプレイヤーが選択した役割の効果を得るというのは嬉しい反面、思っていたのと異なる展開になる要素もあって常に頭を働かせなければなりませんな!
建物カードの種類が豊富で勝利点をあげるルートも色々試せそうなので、ガチガチと他のプレイヤーとぶつかる必要がないのも拡大再生産の気持ちよさのポイントかなと。
お試しでルールを確認してましたが、ボードゲームに慣れている人なら本当にサクッと遊べそう。しかも手番中に悩むポイントがなんと言いましょうか。。。ユーロっぽい?違う???えーと、、ボドゲっぽい!(語彙w)
カードオンリーでぱっと出しやすそうなサンファン、ずっと気になってたのですよねー。みんな面白い!って言うし。何かの勢いでいつも遊んでくれる同僚の前に広げてそのまま流れで遊びに付き合わせちゃったり出来そう...出来ないかな?
今回ルール確認してましたけど、やっぱ超面白そう!かなり好きそう(=ↀωↀ=)!
ちょっと早く遊びたいっす!でも、もうしばらく我慢か...
【サンファン2日本語版販売情報】
記事執筆時点では取り扱っているショップが確認できず。。。もしかするとボドゲショップの店頭にはあるかもしれません。きっと再販されるはず...
ネットの販売先、見かけたら追記いたします。
2021/23追記 再販始まりました!