ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

【名作】パンデミック:新たなる試練〈ボードゲーム〉|さぁ、世界を救いますっ!病原体どもの繰り出す絶望的な状況を乗り越え.....え?コレ乗り越えられる??の巻。

 先日、こんなタイトルの記事を書いたのだ。

 

「コモノ、世界を滅亡させます。」

www.comonox.com

「Plague Inc.The Board Game」はプレイヤーは病原体となり都市から都市へ感染を広げ、最終的に人類の滅亡を目指すというなんとも悪趣味(褒めてる)なゲームだ。実は「Plague Inc.The Board Game」を手に入れた時に、真っ先にアタマをよぎったボードゲームがあった。

 

それが今日ご紹介する「パンデミック 新たなる試練」なのだ。

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パンデミックは非常に多くのファンを持つボードゲームの超メジャータイトル。拡張キットも多数発売されているほか、同様のシステムを持ちながらテーマの異なるゲームも発売されるという大人気作。 

今日は根強い人気から再販が繰り返されている超名作ボードゲーム 「パンデミック:新たなる試練」のファーストレビューをお届けするよ!

 

「コモノ、世界を救います。」 

 

パンデミック:新たなる試練

パンデミックは1度リニューアルされてる。新たなる試練のサブタイトルがついたのが新版だな。

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人類を救うのだ。人類だぞ。

 

ボックスアート

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登場人物は完全にアメリカンTVのキャストだ。彼らが世界を救ってくれる。たまにヤフオクとかで旧版も見かける。システムは基本的に同じだけどデザインはかなりレトロ感ある。

パンデミックのコンポーネント

いつも開けて思うんだけどパンデミックのコンポーネントはシンプルだ。

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マニュアルとプレイボード、コマ&キューブ類。あとはカードが2セット。しかしこのシンプルなコンポーネントに辛い思いをさせられるのだよ。

コマ&キューブ

プレイヤーコマ。ちょっとカラフルだ。

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世界の命運を任せるのには頼りない気もするけど、これだけ数がいればなんとかなる気もする。ただし1度にプレイできるのは4名までだ。

病原体のキューブが4種。それぞれ24個ある。

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ボードに散らばって行くキューブが、絶望へのカウントダウン。

カード

カードは基本的に4種類。

サマリーカード

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裏面は移動アクションの解説だ。移動アクションにバリエーションがあるのでサマリーはありがたい。 

役割(ROLE)カード。

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登場人物のアメリカンな事ったらない。このままドラマが撮れるぞ。それぞれに特殊な能力があるので有効に活用するのだ。なお作戦エキスパートは工事現場のおっちゃんにしか見えない件は触れないでおこう。

感染カード

これには都市の名前が書いてある。

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裏返すとほら、なんて禍々しい。。。

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よくよくシャッフルして、感染カードの山札置き場に置く。毎ターン決められた枚数を引き、病原体の感染が発生する場所を決めるぞ。

プレイヤーカード

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感染カードに対応した都市名が書いてあるカードのほか、エピデミックカードというロクでもないカード、各種お助けイベントカードも。

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イベントカードは結構ありがたいのだぞ。

治療薬トークン・感染トークン

治療薬トークン。全部で4種類の治療薬を開発すれば人類を救う事が出来る。

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赤いトークンのマークは病原体を根絶させた時のマーク。1度根絶させたら2度と発生しないのが特徴。

プレイボード

これが今回の舞台。もちろん全世界が舞台になるのだ。

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こちらはアウトブレイクトラック。

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アウトブレイクを8回発生させてしまうと、人類が滅亡。以前も書いたがパンデミックシリーズの良いところはプレイボードにアクションなどが具体的に描かれていて、プレイ時にあまり困らないところが好きなのだ。

 

感染率トラックとマーカー。

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感染率が上がると、公開しなければならない感染カードの枚数が上がるぞ。感染率トラックの下に書いてる数字が公開しなければならない枚数だな。

 

パンデミックのルール&遊び方

パンデミック 新たなる試練は2〜4名でプレイする事がデフォルトだ。

が。コモノは常に2人プレイを1人で遊ぶのが好みだ。このソロプレイが容易な点も個人的にはお気に入りのポイントである。友達と遊んでも1人で遊んでも楽しいってお得な感じがするぞ。 

1・各マーカーの配置と役割(ROLE)カードの配布

まずアウトブレイクマーカー、感染率マーカー、治療薬マーカーをボードに配置したらプレイするキャラクターを選択し、役割カードとそれに対応する色の駒を持つ。

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テストプレイは科学者と危機管理官でやってみよ。

感染カードはよくシャッフルして感染トラックの上部にある山札置き場に伏せて置く。

2・プレイヤーカードの山札を作る

プレイヤーカードの準備はちょっとだけ作業がある。まずプレイヤーカードにイベントカードだけを混ぜてよくシャッフルする。ゲームに参加する人に各5枚づつ、最初の手札を配っておく。

その後、難易度に応じたエピデミックカードを入れていく。テストだからビギナー向けの4枚でセッティングするよ。プレイヤーカードを4つの山に分けて、それぞれよくシャッフル。

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それぞれの山にエピデミックカードを混ぜて山ごとによくシャッフルして置く。一番枚数の少ない山札から下に置いていきプレヤーカードの山札になるよ。エピデミックカードの発生を全体にバラす事でゲームのバランスが極端にならないようにするための工夫だな。

 

3・都市への感染

次は世界で今現在起きている感染地域を決定する。まず感染カードを3枚引き、それぞれの都市に病原体のキューブを3個置く。

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ムンバイ、コルカタと遠くない都市で感染が発生。。。

更に3枚引く。配置するキューブの数は2つ。ロンドンの隣に近い、ドイツのエッセンで感染が確認される。。。エッセン?

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あ、、あのエッセンか!エッセンでは毎年ボードゲームの世界的イベント「Essen Spiel」が開かれる。ここを救えないとボードゲーマーとしては失格だぞ。

更に3枚、最後はキューブを1個配置して初期感染地域の設定は完了だ。

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計9都市。全部アジア地域になった・・・

 

2018/07/08訂正

プレイヤーボードのアトランタに調査基地を配置し、プレイヤーコマを配置する。各プレイヤーは配られた5枚の手札の中で、一番人口が多い都市に自分のコマを置く。

 

科学者はどうやら南米でバカンス中だったくらい平和な地域からのスタートになったのだが・・・

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危機管理者は感染が多発する地域からのスタートに。

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 「ハロー、キャシー。聞いてくれ。大変な事が起きてるんだ!」

「ハーイ!グレッグ。こっちでも大変な事が起きてるわよ。もう昨日からテキーラ飲みすぎちゃって地球も私も回ってる。」

「キャシー、いいかい。大事な事なんだ。」

「あら、私が言ったこともとても大事よ?だって壁が回っているんだもの、今。」

 

さぁ、世界を救うのだ!(プレイレビュー)

流れをなんとなく押さえておくためにテストプレイをひとりで遊んでみた。その様子のダイジェストでお送りいたしますよ。

 

科学者のキャシー(勝手に命名)は南米から一番アクセスしやすいヨーロッパ地域の感染治療に向かう。

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アクション「調査基地」の建設を行って、移動路を確保した。調査基地間は移動が容易になるよ。

 

危機管理官のグレッグは中央アジアと東アジア地域で奮闘していたが、コルカタでアウトブレイクが発生した。Oh! my.....

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すでに3つキューブが配置してある都市は、4つ目のキューブをおく事が出来ない。この場合、移動路が繋がっている周辺の都市全てに病原体キューブを1つ置く必要がある。

 

科学者のキャシーはマドリードを拠点にヨーロッパ地域で猛威を振るっている青の病原体の治療薬を発見する事に成功。

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同色のカード4枚で治療薬を作れるのが研究者の能力。キャシー、いい仕事する。

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あと3つ、治療薬を発見すれば人類の滅亡は免れるぞ。

 

危機管理官のグレッグはキャシーからの一報を受け、久しぶりの静かな夜を過ごした。

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イベント「静かな夜」は感染の処理フェイズをパスできる優れもの。

 

静かな夜を迎えられたおかげで、キャシーがヨーロッパ、北米地域での病原体根絶に成功する。

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治療薬を発見した状態で対象の病原体をプレイボードから完全に取り除く事が出来た場合は、以降その病原体は発病しないのだ。

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治療薬マーカーをひっくり返して、青の病原体が根絶した事を示しておくよ。

 

ヨーロッパ地域では順調に駆除が進んでいたものの、グレッグが奮闘するアジア地域では悲劇の連鎖が起きていた。3度のエピデミックが全てアジアで発生し、もはやベトナムを除く全地域でアウトブレイクがいつ起きてもおかしくない状況に。

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そんな中絶望的な状況下でも、グレッグは赤の治療薬の発見に成功。根絶の光が少し見えてきた。ヨーロッパ地域からキャシーもアジアに急行するのだが・・・・

 

無情にも4度目のエピデミックが発生した。

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「グレッグ、どうなっているの!」

「あぁ、キャシー。来てくれたのか。ゴホッ・・・」

「グレッグ、あなた、まさか。。。」

「いや、いいんだ。それどころじゃない。東アジア地域で猛威を振るっているコイツの治療薬は発見できたんだ。人手があれば根絶できる。問題は中央アジアだ。」

「グレッグ、少し休まないと。無理よ・・・」

「キャシー、手を止めている暇はないよ。治療薬は発見できたけど、北京や上海はアウトブレイク直前の緊張状態が続いている・・・ゴッ、ゴホッ....」

 

グレッグは奮闘した。キャシーも駆けつけた。東アジアに光が見えたその時に、

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プレイヤーカードの山札が尽きました。

はい、タァイム・オーバーァァァァ。

コモノ、またしても人類を救う事が出来ず(いつもの事)

 

まとめ

テストプレイでもドラマチックに展開する「パンデミック 新たなる試練」。お友達とプレイするもよし、深夜に独り、お好きなドラマの設定で妄想の世界に存分に浸りながら、世界を救うチャレンジをしてみてもよろしいかと思う。

むしろ深夜枠の妄想ぼっちチャレンジは、是非一度試してみてほしい。コモノオススメのパンデミックの楽しみ方だぞ。

アメリカンドラマでは医療関係のドラマって多いと聞くし、お好きな医療系ドラマがあるのであれば、この「パンデミック 新たなる試練」は相当に楽しめるのではないだろうか。今回救うの失敗しちゃったけど、、、「Plague Inc.The Board Game」のプレイレビューとリレー形式でレビュー書けたら面白いかなぁ。

 

その前に、まず人類救わないとだな!

キャシーとグレッグ以外でも試してみよう。

 

 

パンデミック:シリーズ

ぼっちのホビーBlogでもシリーズタイトルの以下の5作品をレビュー済みだ。

www.comonox.com

パンデミックシリーズのテーマは一貫していて「脅威から人類を救う」からブレない。レビュー済みのクトゥルフの呼び声も、イベリアもそこはやはりブレていない。ライジングタイドは迫り来る洪水がその脅威だった。「パンデミック 新たなる試練」はその基本ともなるゲームで、世界中で猛威を振るうウィルスに対する治療薬を求め、各プレイヤーが世界を奔走する事になる。全人類の脅威に、全員で協力して挑むのだ。

 

名作まとめました。

www.comonox.com

  

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