ども。コモノです。
今日は海外からとどいたミネルウァ(MINERVA)のご紹介です。
ミネルウァはゲームマーケット2015春にOkazu Brandからリリースされていたボードゲームで、その年のゲームマーケット大賞優秀作品に選ばれているボドゲだぞ。
コモノがボードゲームを始めたのがちょうど2016春で、このブログを書き漁り始めるちょうど1年前に発表されていたわけですが、当時ゲームマーケットなるイベントが存在することすら知らずにいたわけで、当然のことながら買い逃していました。(知らなければ買えるわけないね...)
それは貴重なソロプレイが可能なボドゲだというのに。((((((ノ゚⊿゚)ノヌオォォォ
ミネルウァの存在に気がついたのは翌年2017年の初めの頃。そう、時すでに遅し。インディーズ系ボドゲの旬は短く市場から消えてしまった場合はほとんど入手する事ができないのです。。。
そんなミネルウァですが何度か駿◯屋の店頭で見かけたことはあったものの、当たり前のように超プレミアムなお値段で手も出す事ができず。なかば諦め掛けていたところに昨年の丁度今頃、まさかのKickstarterでMINERVAプロジェクトが開始されました。
そんなこともあるんだねぇ...(☼ ^ ☼) !!!
という事で去年に蹴っ飛ばしていましたPandasaurus Gamesからリリースされたミネルウァ(MINERVA)、ようやく手元に届いたので開封レビューをお届けいたしますよ。
【目次】
〈ミネルウァって?〉
ミネルウァは2015年秋のゲームマーケットでOkazuBrandから発表されたタイルプレイスメント&シティビルディングのボードゲーム。テーマは古代ローマでござる。その年のゲームマーケット大賞優秀作品にも選ばれているゲームだぞ。Hal_99さんのThe Game Gallery Channelでも紹介動画がアップされてる。コモノもこの動画を見てミネルウァの存在を知ったのだ。
プレイヤーはタイルを配置し街を作り、さまざまなリソースから得られる勝利点を競う。勝ち筋もワンパターンではなく、軍事・文化・信仰など幾つかの道筋を選んで街の魅力を作り上げる事が出来る模様。今回入手したKickstarter版のルールは当然ながら英語で記載されているのだけど、原作の Okazu Brand版のルールはウェブで公開されている。そちらを参照すれば問題なく遊べるよ。
このミネルウァの特設ページにゲームの魅力って書いてあるのだけど、そこにこの一文が記載されている。
「Minerva/ミネルウァでは一人でも楽しめるようソロプレイルールを用意しました。
いつでも都市建設が可能です。過去の自分と対峙し、より高みを目指しましょう!」
.....過去の自分と対峙する。
そうそれ!それですよ!ソロプレイってね!決して毎晩ぼっちだからとかじゃないんだよ?過去の自分と対峙し、より高みを目指すんだよ?(丸パクリ)
こんなん書かれたらぼっちプレイヤーは惚れますわ....( ̄┓ ̄)ゲフッ
〈開封〉
ミネルウァ(MINERVA)
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:60〜90分
対象年齢 :10歳以上
BoardGameGeekのページも今回の新版の画像がアップされてますな。
コンポーネント全体
箱を開封したら、なにやら静謐感のあるルールブックがお出迎え。
箱もなんだかとってもみっちり感があって重い。内容はタイル中心。
広げて見たときの感想は「美しい」でした。びゅーりほー正義。
木製トークン(Kicstarter デラックス版限定)
デラックス版資限定の資材コマ。ペーパートークンの質も良いけど、木製トークンはまた別の意味で嬉しい。
勲功トークンとか折れちゃいそうね。
これが補佐官コマであろうな。赤いペイントはきっとマントだ。そうに違いない。
メタルコイン(Kicstarter デラックス版限定)
デラックス版を頼んでいたのはこのメタルコインのためと言っても過言ではない。
この造形である!
このメタルコインかなり細かい作りでいい感じ。満足度高いっ!
タイル類
ミネルウァはタイルが主役である。まちがいないくらいタイル。箱の重さをほぼ占めていたのはこの大量のタイル類である。
美しいのだ。フォントもあってる。
この背面のデザインがすでにヤバイ。ダークな色調に女神とか、テンション上がりますよ。印刷も綺麗。
コインとチップももちろんタイルでついてくる。デラックス版の木製トークンやメタルコインは満足度高いけど、オリジナルのタイルもかなり質は良いと思う。
施設タイルのデザインは原作のものと比べてより西洋画風に。こちらのアートワークも雰囲気があって良いと思うです。もはや絵画であるな。
「SHOE TENT」は見世物小屋?サーカスかな?タイルの単語も難しくないよ。
タイルの質は良質で手触りよろしい。
〈ゲームの流れ〉
ゲームは計6ラウンドで終了するよ。その後に得点計算。なお、細かな説明は省くので興味のある人は直接ルールブックを確認してほしい。
各ラウンドは4つのフェイズに分かれている。各フェイズ毎にスタートプレイヤーから順番にプレイするよ。基本的に全員がパスするまで各フェイズは継続する。
1)メインフェイズ
以下のアクションのうち1つを選択してプレイする。
a)施設の建築
b)住宅の建築
c)補佐官チップを使用する
d)パスする
2)補佐官獲得フェイズ
順番タイルの大きな順から獲得権利があるよ。すでに所持している補佐官チップの数で必要コストが変わる。
3)勲功フェイズ
ラウンド毎に勲功チップの数を比べて、1位から順に勲功タイルを獲得していく。
ソロプレイのルールは、「現在のラウンドと同じ数の勲功チップを所持している場合が1stのタイルを、同じ数ではないが1枚以上持っている場合は2ndのタイルを獲得」となっている部分。多ければ良いもんでもないというコントローラビリティを問われるあたりが憎い。
4)準備フェイズ
勲功チップをストックに、順番タイルを脇に戻すよ。
※6ラウンド目は2と4はスキップ
〈まとめ〉
絢爛豪華なタイル類、デラックス版のメタルコインなどコンポーネントの満足度はかなり高かった。またタイル配置で街が広がっていく快感だけではなく、ルールの細かいところにままならないような工夫があって、ゲームとしても悩ましさのバランスが良い感じ。個人的に拡大再生産系のメカニクスはテーマにあった感じ(街づくりなら街が大きく変容していくような実感)が得られないと気分的な盛り上がりにかけるのだけど、 ミネルウァはその点もしっかりしていて、豪華な街が手元に広がる満足感もなかなか魅力的だと思う。
国内で名作と言われたボードゲームが海を渡って戻ってくるというのは、いろいろな問題もありそうで簡単な事ではないのだろうけど、コモノのように遅れてその存在をしった新規のボードゲームファンが手に触れる機会があったという事はとても嬉しいことだったりする。伝説の◯◯とか言われても遊べないなら意味ないしな。
ミネルウァ(MINERVA)も、今後Pandasaurus Gamesからリテール版として取り扱われれるんではないかと思うので、興味が湧いた方は出回るのをまってぜひポチってみたら良いと思うよ。
頑張ってミネルウァ様に愛されたいです。
【PR】
Amazonに原作の中古が出てますね・・・
そんなOkazu Brand作品こちら。