ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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【深夜のボドゲ】クランズ・オブ・カレドニア( Clans of Caledonia)|繁栄とは一体何なのか?なぜか忙しい時につい手を伸ばしてしまう、19世紀のスコットランドの生活を夢想するボドゲ。

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ども。コモノです。

 

ゲームの紹介がてら色々妄想を楽しむ深夜のボドゲシリーズ。今日はクランズ・オブ・カレドニアのご紹介です。よく考えたら以前は箱を開けましたっ!って報告しか書いてなかったんだよね。

新しくオーガナイザーなるものを導入するくらいに好きなこのゲーム、思い返してみるとなぜだかクッそ忙しい夜に引っ張り出す確率が高いんです。それでもね、なんか遊んでいると「明日も頑張るかな...」って気分になってくれるお気に入りのタイトル。今日はそんな不思議な気分になるユーロゲームのご紹介でございますよ。

 

クランズ・オブ・カレドニア( Clans of Caledonia)

プレイ人数:1〜4人

プレイ時間:30〜120分

対象年齢 :12歳以上

affiliate.suruga-ya.jp

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スコットランドの発展を願うクランたち

クランズ・オブ・カレドニアは2017年にリリースされ多くのユーロゲーマーを魅了したエリアマジョリティ系の経済ゲーム。

産業革命期の転換点を迎えているスコットランドを舞台にプレイヤーはクラン(氏族)の長となり、生産や貿易を通じて一族の発展と栄光を集めることを目指します。クランズ・オブ・カレドニアは派手さはあまり感じないけどしっとり悩ましいゲームなのですよ。何も分かってなかった頃(今も大差はない)にKickstarterで勢いポチってから、ずっと我が家にあるタイトル。8年経ってもなお変わらず棚に鎮座しているゲームです。

羊も牛も、チーズも可愛い

オーソドックスな仕組みをもつ端正な経済ゲームと言いましょうか、4つに分割されたマップを毎回ランダムに繋げて遊ぶエリアマジョリティは飽きる感じもありません。各プレイヤーの所持している情報は全て公開されているので、よく周りを見渡す余裕が持てれば戦略的にゲームを進めている感覚も得られます。(得られたことはないけどな)

またコマたちがこれまた可愛いので、「あぁ、ここの土地で牛を放牧して牛乳とか採るんだよねぇ...」なんて妄想が毎回捗ります。疲れてる時に牛乳とか生産できるとなんか健康的な気分になるよ。マップには施設を建ててラウンド終了時の生産に備えますが、必要なのがお金だけという潔さも良い感じ。

コマを取ったあとに現れる羊毛や牛乳などがチーズやパンに加工できるという拡大再生産要素もしっかりあります。施設もゴリゴリ建てたくなりますけどお金は結構かかるので資金の使い道はよくよく考えなければならないのです。羊と牛以外は一回置いちゃったら変更できないし。

最終得点に繋がる栄光点を獲得するには、なにはともあれ契約を結び商品を出荷します。契約履行で入手できるサトウキビや綿花などは流通した量によって最終的な価値が変化するため、どの契約を達成するのかよくよく考えないと良い得点にはつながりません。この市場の価格変動がとても良い感じで悩ましい。

ただ羊が可愛い、、とか、牛乳たくさんとれた!とかだけでは勝てない仕組みがとてもよく出来ていて、久しぶりに遊ぶたびに「やらかした....」となるのもこのゲームの好きなところです。

テラミスティカ・リスペクト

クランズ・オブ・カレドニアはあの「ティラミスティカ」リスペクトのボードゲームとしても有名です。テラミスティカよりはかなり遊びやすいと言いますか、ルールがすっきりとまとめられているのでとっつきやすい印象のあるゲームです。テラミスティカより先にクランズ・オブ・カレドニアを遊んでいましたけどその順番でよかったかも。

盤面にある空いたエリアは一見たくさんあるようにも見えますが、ゲームが進むにつれあっというまに埋まってしまいます。後々では狙ったエリアを取ることがとても難しくなるため、手元の契約のことばかり考えていると盤面での生産拠点を拡大することが難しくなってしまいます。

誰がどのエリアを狙っているのか?これぞエリアマジョリティと言わんばかりの陣取りに悩めるのは資源管理がすっきりしたルールだから。陣取り、金銭管理、契約のためのリソース管理など考えるべきポイントが大まかなブロックのようになっているせいなのか、不慣れであってもボードゲームしてる感に浸れる優しさがクランズ・オブ・カレドニアにはあるのです。あるよな?

 

忙しい日々の中で、あえてのクランズ・オブ・カレドニア

4月に入り、ちょっとばかり忙しさが増してボドゲを遊ぶ時間がとりにくくなってきました。なのになぜだか棚からクランズ・オブ・カレドニアを引っ張り出してきた週末。

毎日家計の事とか仕事の収支とか、いろいろやりくりについて頭を悩ませる事が多いのですが、クランズ・オブ・カレドニアのすっきりとしたルールはそれをリセットしてくれるような気分になります。思い返せば「どーしたらええんや...」ってなってる時に(主にお金)クランズ・オブ・カレドニアに手が伸びるの何でかね?

あれこれ可能性や影響のことを考えすぎると歩みがとまり、動けなくなることはままあるわけですが、このゲームを遊んでいると結構シンプルに考えて行動しちゃっていいんではないか?という気分になります。事実、たぶん立ち止まっているよりは動いた方が良いことは案外多いモノ。

結局契約だ、ラウンド決算だ、なんだかんだ言っても上手くいかなかったとて時間が止まって待ってくれるわけでもありません。たいした点数は取れなくても、その点数を受け入れて次はどうしよう?となってる方が前には進めるモノです。なぜだかこのゲームを遊んでいるとそんな気分になるんですよね。なんでかね?

上手く行ってなくても盤上に広がった自分のエリアを眺めていると、なんだか上手く出来た気分にもなれます。そんなふうに気持ちをリセットして来週から頑張るかー!みたいな気分になれるので、クランズ・オブ・カレドニアが我が家の棚から出ていくことは多分無いのでしょう。

結局繁栄や豊かさというのは前を向いて歩いている時間でしか感じることは出来ず、自分の毎日も立ち止まっている状態では明るく未来を向くことはできないんだろうなぁ....となんだかひとりごちた夜。忙しいけどね。

三角州大好きロバートソン氏、初めて160点を超えた!

インダストリアの描く未来

更に2025年、新しい拡張がリリースされるのも今あえてクランズ・オブ・カレドニアを楽しめる理由の一つです。あの牧歌的な土地に鉄道が引かれ、より大きな発展を遂げたスコットランドが待っています。

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個人的に楽しみにしているのはより発展したスコットランド!というだけではなくて、ソロモードに新しいオートマが導入される事!基本ゲームのソロプレイは単なるスコアアタックなので、ひたすら効率を求めた思索を楽しむモノなのです。ランダムにお邪魔が発生しエリアマジョリティ感をもう少し楽しめるオートマになってると良いなぁ。。と密かに期待しているインダストリア。届いたら更にクランズ・オブ・カレドニアが好きになりそうで楽しみすぎるのです。

 

オーバーレイという幸せ

我が家にあるクランズ・オブ・カレドニアはいわゆる初版仕様。第2版(日本語版は第2版だったかな?)とは個人ボードの大きさが異なり、これまでリリースされていたオーバーレイでハマるものがありませんでした。しかしスタピ堂さんから初版対応のオーバーレイが出たんだよ!

カポッとハマるんです!(興奮)

初版の個人ボードは一回り小さくて、結構手が大きい自分にはコマと取り回しが地味にストレスだったんだけどめっちゃ遊びやすくなりました!気に入ったボドゲにピンポイントでオーバーレイを用意するのって結構おすすめ。プレイに集中できるので初版持ってる人は是非揃えたら良いと思うよ。(初版勢は少ないかな?)

store.shopping.yahoo.co.jp

なお、初版と第2版以降の見分け方は個人ボードの穀物の向き。

写真にあるように穀物が横向きで配置されているのが初版の特徴です(確か)。お手元のボードを確認して購入時は間違えないようにしましょう。もちろんスタピ堂では第2版のタイプも用意されてたぞ。

 

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