ども。コモノです。
グレート・ウエスタン・トレイルが第2版となってやは3年。アートワークが刷新されソロモードなどが追加されたGWT2シリーズは三部作が作られました。今日ご紹介するのはその三部作のラストを飾った「グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランド」でございます!
牛を追いカンザスに出荷していたカウボーイたちの物語はニュージーランドに舞台を移し、羊毛を売買する牧場主たちの成功を追い求めます。三部作の中でも最後発となった羊まみれのGWT2:ニュージーランド空けちゃいますよ!
グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランド 日本語版
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :12歳以上
プレイ時間:75〜150分
国内発行元:グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランド 日本語版 - ArclightGames Official
エラッタ情報:【エラッタ】『グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランド 日本語版』 - ArclightGames Official
リンク
Boardgamegeek
グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランドってどんなゲーム?
GWTシリーズはアレクサンダー・フィスターの2016年のタイトル「グレート・ウエスタン・トレイル」がベース。もともと評判が非常に良かった重量級ボードゲームが2022年に装いを新たにリメイクされたのがGWT2シリーズです。リメイクにあたって同じゲームシステムを基本においた趣の異なる3つのタイトルが制作されてるのが革新的よね。
GWT2のレビューはコチラ
ニュージーランド?
この3部作はアルゼンチン、ニュージーランドとその舞台を変え、GWTをベースにしながらもプレイフィールを上手くチューニングされてリリースされました。ニュージーランドはその最後のタイトルにあたり非常に多くの要素を絡めたデッキ構築系のリソースマネジメントゲームに仕上がっています。心許ない資金で始まるゲームが、デッキを充実させることで徐々に羊たちの出荷額が上がっていく様は、とても気分がよろしいのですよ。(上手くいけば....)
アルゼンチンは未プレイなので基本のGWT2との違いを簡単に説明しておくと、NZはよりデッキ構築感の強いゲームに仕上がっています。デッキに入るカードをより上手く使うために、手札をホイホイ捨て札にしながらゲームを進めていく感じがかなり楽しいです。カードの回転率をあげて手札を良くそろえるため、ありとあらゆる手立てを考えながらプレイすることが勝利へのカギ。
その他の要素では羊カードに「羊毛値」と呼ばれる換金時のコストが別で設定されるようになりました。出荷時だけでなく建物アクションとして羊毛を刈り取って現金化することが可能になっています。序盤にカツカツになっている時にふと思い出すと本当にありがたいアクションなのです......
船で羊毛を出荷出来る!
もう一つ大きな変更点としては船で羊毛を出荷することが出来るようになりました。基本のGWT2の北部拡張のような位置付けの海路ボードは雰囲気を盛り上げるだけでなく、得点ルートの幅を広げてくれます。なんかこう大陸から外に出る感じって広がってる感じあって良いのです。
労働者の種類も4種類に
ゲーム中に雇える労働者の種類も4種類に増えています。GWTシリーズは雇用コストが結構重いので、特に序盤では誰をどのタイミングで雇うかなかなか悩ましい判断を強いられます。あと羊毛値を活かせる職業の「羊毛職人」の微笑みが恐く見えるのはアタシだけではないはず....
GWT:ニュージーランドのコンポーネント
第2版になった時の変更点をそのまま引き継ぎ、ダブルレイヤーボードやリネン仕上げのゲームボードなどはこのニュージーランドでも踏襲しています。
パコっとハマるタイル類は遊びやすさ満点なのだよ。
そしてあの牛たちも羊になりました。単純に好みの問題かもしれませんが、牛よりも親近感がグッと増した感じあるのよな。
GWT:ニュージーランドのルール・遊び方
基本的なゲームのながれはGWT2と大差はありません。マップ上を移動し、止まった建物のアクションを処理しながらゲームは進みます。
出荷する街はウェリントンに!
GWT2はカンザスシティに向けて牛を出荷していますが本作はウェリントンになりました。ウェリントンでは4つのステップで羊を出荷してあらたな現金を手にいれて牧場をより大きくしていきます。
ウェリントンでは出荷する羊たちの種類を手札に揃えておくことが重要です。異なる種類の羊をいかに公開できるかで獲得できるポンドの額が変わるのです。また、海路ボードで倉庫を配置している大型港にも羊たちを配送することができます。
海を超えて出荷をすることが出来るようになったのは世界の広がりを感じますな!
ソロプレイはできる?
もちろんソロプレイにも対応しています。今回のお相手はGreatな女性のサラ。
オートマカードを使ったお邪魔系のソロボットですが、まぁアレよアレよと市場から羊を買って行ったり建物を立てて通行量をせしめたり、目的カードを持っていってしまったりします。相変わらずエグいです。
難易度も3段階で調整できるので何度でもトライできますぞ。GWTシリーズのオートマはバランス良いのでソロで遊んでても作業感強めにならないのがとても良いところなのです。ソロプレイ、おすすめです。
グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランドの感想・まとめ
牛から羊に変わったって聞いた時から絶対にニュージーランドはポチる!と心に決めておりました。なのでいそいそ羊と戯れるつもりで遊び始めてみたら....
予定通り羊と戯れたんだけど、、キャッキャウフフにはならず、むーん・・・ってなってたw pic.twitter.com/pVu23hXYrT
— コモノックス (@komonox) 2025年3月23日
めっちゃムズいじゃん?(初回プレイの印象)
そうなのです。GWT:ニュージーランドはGWT2に比べて要素がちょこっと多めの模様です。開拓者トラックやデッキに入るボーナスカードなど得点源となる要素が至る所にあります。なので何をどうやって効率的に得点していくかは一度遊んだくらいでは到底頭に入りませんでした。(数回遊んでみたけど入った感じはしない....!)
では、NZは面白くないのか?というと全くそんなことはなく、何度かプレイしているうちに後半の「伸びやかに、やりたいこと出来るようになりました!感」は非常に感じることが出来ました。この感じはGWTシリーズ共通よね。
特にNZでは羊がデッキに揃ってくるとなんだかそれだけでウキウキしてくる感じあります。効果な羊をウェリントンでうまく出荷できた時の喜びはまたひとしお。
ただソロプレイでオートマと対戦してると大体オートマのほうが点数が上なんですよね....これは自分が下手だからってのが理由ではありますが、故に「次こそは!」という使命感を残してゲームが終了するいつもの流れ。GWT好きな経験者と遊んだらめっちゃボコられそうなゲームではあります。
色々なレビューでも言われていますが、ニュージーランドはデッキ構築というか、デッキのカードを早く回していく楽しさが改めて強調されています。いかに躊躇わずディスカードを押し進めていくか、誰かに試されているような感じある。高級羊が手札に来るまでにひたすらカードの使い所を探してるんだけど結局捨てる事になるとかね(笑)
なのでウェリントンの手前で手札に思っていた羊コレクションが揃うと、それだけで結構嬉しくなっちゃったりします。
GWT2もそうですが、このニュージーランドは1度遊んだだけで「めっちゃ楽しい!」という風に誰もがなれるボードゲームではない気がします。そうとうボドゲをやり込んでる玄人のボードゲーマーであれば大丈夫かと思いますが、初めてGWTを遊ぶなら基本セットのほうでルールは覚えた方がいい気がするな。アイコンの意味を読み解くのが大変なのはフィスターあるあるですし、覚えた!と思っても抜けてたりするんですよ....
でもね、何度か遊んでるとめっちゃ楽しくなってくる感覚あるんです。不思議よね?把握するまではややこしいんだけど。
ある程度ルールを把握できてからのプレイはかなり楽しかった。特にデッキ構築系が好きなヘビーゲーマーは結構好きなんでは無いでしょうか。デッキ回しながらリソースをうまくコントロールするために考えなければならない事の多さといったらありません。それゆえに思うように行った(勘違い?)時の気持ちよさたるや!
GWT:アルゼンチンをまだ遊べてないので、これはやっぱり三部作全部遊んでみたい欲あるなぁ....
羊牧場、やっぱ良きでしたぞ(ↀωↀ)!
やっぱGWTシリーズ好きだわ...
【グレート・ウエスタン・トレイル:ニュージーランド 日本語版 販売情報】
駿河屋はコチラ
グレートウエスタントレイルシリーズはコチラ
ぼっちのホビーBlog|まとめ記事
おすすめボードゲームアプリ|ぼっちのホビーBlog
おすすめ中量級ボドゲ25選|ぼっちのホビーBlog
2人で遊ぶなら!おすすめボードゲーム30選|ぼっちのホビーBlog
動物・自然がお好きな方におすすめ!|ぼっちのホビーBlog