趣味の時間、持ててる?
ディクシット オデッセイ(Dixit Odyssey)&拡張レヴェレイション/ デイドリーム|
楽しくゆったり、豊かな趣味の時間を過ごしたいっ!って思ったことはないですか?そんな時はヨーロッパで楽しまれているボードゲームを手に取ってみると、普段と違った時間を過ごせるかもしれません。少し肌寒くなってきた秋の夜長に、大切な人たちとゆったり大人な時間を楽しめるボードゲームをご紹介いたします。
ボードゲームと過ごす時間
テレビなどで紹介され目にする事も多くなったパーティー系のわいわい楽しむゲームも楽しいけど、たまには静かに大人っぽく時間を過ごしてみたい時もあります。(あるな?)そんな時にこそボードゲームはオススメのアイテム。
ユーロ圏で古くから遊ばれているボードゲームは、一手一手をじっくり考えながら遊ぶタイプのゲームが数多くあります。大人だからこそ出来る駆け引きに熱中したり、考える事の楽しさを再確認させてくれるのです。ルールがわからなくて、、、と尻込みしなくても大丈夫。ルールブックを読み、理解する時間も楽しんでしまえばいいのです。
アートワークも愉しみのひとつ
美しいアートワークで飾られたゲームは、手に取ったときの満足感も違いますよ!美しいゲームを絵画のように並べてみても良いかもしれないし、コンポーネントを丁寧に愛でる愉しみもあります。お気に入りのデザインで包まれたボードゲームは手に取っていて本当に幸せな気分に浸れるのです。
秋の夜長にオススメしたいボードゲーム5選
しっとり考えをめぐらし、少し長くなった秋の夜を過ごすのにぴったりなボードゲームを、これまで遊んできた中からピックアップしてご紹介します。
初心者でも大丈夫?
今日ご紹介する5つのゲームは、初心者でも理解しやすいゲームをピックアップしました。ルールもあまり複雑ではなく60〜90分くらいで遊べるゲームなので、ルールブックを片手にゆっくりと遊んでみて欲しいゲームばかり。最初は少し戸惑うかもしれませんが、ルールブック通りに手を動かしてみれば意外とすんなり遊びの感覚を掴めるハズ。一緒に遊ぶ人とルールブックを囲みながら、少しづつゲームの理解を深めるのも楽しい時間ですよ。
バビロニア
ライナー・クニツィアというとても有名なボードゲームデザイナーの作品です。シンプルなエリアマジョリティ(陣取り)のゲームで、ルールを覚えるのもとても簡単。
古代メソポタミアの中心地だったバビロニアを舞台に自分のコマを配置していく陣取りですが、ボードやコマなどのコンポーネント(内容物)がシックな色使いのためプレイしている時の盤面がとても美しく、とても気持ちよく遊べるのが魅力。
ルールは容易ですが、相手より上手く得点を稼ぐためにゲーム中は常に相手の先を読み、どこにコマを置くか考える必要があるので、いかにもボードゲームらしい楽しさを味わう事が出来ます。
王と枢機卿
みるからにクラシックな雰囲気がたまらない「王と枢機卿」。なんと2000年に発売されたボードゲームですが、独特のアートワークは古さを感じさせません。現在でもなおファンも多く非常に人気のあるゲームです。
ゲームはバビロニアと同じくエリアマジョリティ(陣取り)と呼ばれるゲームです。自分の番が来た時にやる事もシンプルなので、初めて遊ぶ人でも大丈夫。
ボード上にコマを配置して行き、色分けされたエリアごとの影響力を競います。ボードにコマを配置するだけなのにとても深い駆け引きが発生するので、遊んだあとの満足感もとても大きいです。
アグリコラ:ファミリーバージョン
名作「アグリコラ」からカードを省いた入門編。ルールも平易になり、がっつり悩むアグリコラに比べても初心者の人が遊びやすくなっているのが特徴。
ワーカープレイスメントゲームと呼ばれる(自分の労働者コマを各エリアに派遣してアクションを行う)ゲームで、自分の農場を拡張して得点を集めるのが目的。
ゲームに使用する木コマの造形がとても可愛くて、労働者だけでなく牧場で飼育されている動物たちのコマもリアルなのです。手元の牧場が大きくなり様々な動物がプレイヤーボードで繁殖していく様は、本当に小さな牧場を経営しているような気分になれます。雇った労働者には食事を出さなければならないなど、ゲームとしての悩ましいキモはしっかりとルールに残されているのも魅力。
ニダヴェリア
北欧神話のドワーフの国が舞台のニダヴェリア。北欧神話は日本でもポピュラーな神話ですが、あまり細かい事は知らないと言う人も多いと思います。神話に出てくるいくつかの国の中で、ドワーフたちが集う国の名前が「ニダヴェリア」です。その国をを脅かすファフニルという龍を討伐するため、最強の傭兵団を組織するのがこのゲームの目的です。
ドワーフは皆お酒が大好き。夜な夜な酒場に集まる屈強なドワーフをスカウトし傭兵団を作る訳ですが、人気者は皆から手が上がります。そのためスカウトはオークション形式で行われるのです。オークションで使用する手持ちのコインはより高価なコインに交換することも出来るので、うまくコインの価値を上げながら狙ったドワーフをスカウトしていくのに熱がこもりますよ!
競り(オークション)形式のゲームとしてはとても遊びやすいので、初めてオークションを遊ぶ方でもしっかり楽しめるのがオススメのポイントです。
ウイングスパン
海外で数々の賞を受賞したウイングスパンは野鳥の世界を楽しめるボードゲームです。手元に野鳥を呼び寄せるのですが、そのカードに描かれている野鳥は全て実在する鳥たち。描かれている鳥たちのイラストはもちろん、生態もリアルな情報が書かれているのでゲームなのですが野鳥図鑑のように楽しむこともできます。
箱も大きく何か難しそうな印象を受けてしまいがちですが、ルールはとても分かりやすくてすぐに慣れ親しめるのも特徴。 ゲームをプレイしていても勝つためにあれこれ悩むと言うよりは手元に気にいった鳥たちを集めていく事に熱中できるのも魅力です。
基本セットは北米に住む野鳥がテーマですが、最近拡張でヨーロッパの野鳥を集めたセットも発売されました。少しゲームの時間は長くなりますが、特徴ある鳥たちが登場するのを楽しみながら、じっくり遊べる作品ですよ。
まとめ
いかがでしたか?ボードゲームって最近よく聞くけど難しそうで自分で買うのはためらってしまう、、、と言う方でも大丈夫です。今日ご紹介したゲームには日本語の丁寧なルールが付属しています。ルールをゆっくり読みながら、ゲームのボードをのコマを動かしてみる事でアナログ感のあるゲームの楽しみを感じることができるハズ。
気心の知れた人とルールブックを囲んで、わからなければ相談しながらみんなで遊べる環境を作っていくのも楽しいです。ゆっくりゆったり、秋の夜長に考えることの楽しさをみんなで味わってみてはいかがでしょうか?