ども。コモノです。
今日は「Bridges to Nowhere」というカードゲームのご紹介です。一昨年Kickstarterでプロジェクトが行われていたこのゲーム、届いてから積んでしまっていたゲームなのです。ごめん。
今年はそういう積みゲーを崩しつつ、ちゃんと遊びながらご紹介すると決めたので「Bridges to Nowhere」もよっこらせっと引っ張り出してきました。ルールはGoogle先生頼みのざっくり翻訳のためそれなりに怪しい部分はご容赦いただくわけですが(すまぬ...)Bridges to Nowhereはドラフトをベースにした軽量級ゲームです。しかもソロモードもあるんです。なので1人で深夜に遊ぶ事も可能なのだな。アートワークが好みだったのとソロ目当てで一昨年にKick、昨年に到着してました。あはは。
今日は詩的な雰囲気も漂うグッドデザインな「Bridges to Nowhere」をご紹介しますよ。
〈Bridges to Nowhere?〉
ゲームタイトルの翻訳って意味だと、このゲームはどう訳すのが良いんでしょうかね?
どこにも存在しない橋?行く宛のない橋?とか、そんな感じなのかな?ちょっと人生の比喩っぽくてロマンチックな香りあるな!(意味違ってたらゴメンだw)
ゲームはドラフトで手札を決めて手元に自分の橋を作っていく。インタラクションはどっちかというと薄めでドラフト時に集約されるルール。ルールはGoogle先生とご一緒にぼちぼち機械翻訳しているのだけど、3枚ないし4枚の手札を毎ラウンドドラフトで獲得し、手元に自分の橋を作り上げるというソロ感強めのボードゲームだな。もうただ黙々とブリッジカードを並べる順番とか考えるのが心地よいのです。
それにこの「橋を造る」という行為がなんだか良いのだよねぇ。ゲームだけど。カードのデザインも良いし背景にあてがわれているアートワークもシネマチックな雰囲気で没入感あり。
橋カードに描かれているシンボルも可愛いよ。魚にカモメ?
〈開封〉
Bridges to Nowhere
プレイ人数:1〜2(4)人(デラックス版)
対象年齢 :7歳以上
プレイ時間:10〜30分
Boardgamegeek
残念ながら日本語版はありませぬ。国内で取り扱っているお店も無いと思うので、気になる方はBGGマーケットや海外サイトを探すべし。
コンポーネント全体
デラックス版と通常版では内容が異なりますが、今日ご紹介するのはKickstarterのデラックス版ですよ。
スタートプレイヤートークン
思ってたのよりデカかったw
カード
橋カード
これをつなげて得点にするよ。
ピラーカード
橋梁になるカード。1人あたり6枚持つよ。
プロモだったかな?Foil仕様のキラキラ光るピラーカード。
通常版とデザインは共通。(通常版の背面デザイン)
契約カード
ゲームではこの契約カードを2枚先取したプレイヤーが勝利する。
プレイ開始時に1枚公開され、条件を満たせばボーナスポイントが得られるよ。
ダイス
3人・4人プレイで使用するダイス。ゲームで使用するのは白い特殊ダイス。追加のボーナスが得られる条件を決定するよ。
〈遊び方〉
3人・4人プレイは今回触れないけれど、基本的な流れは一緒。最初のドラフト時のルールがプレイ人数によって異なる。ざっくりとルールについて触れますよ。
勝利条件
最終ラウンド後、手元の橋をチェックしながら得点を計算する。1番得点が高かったプレイヤーが契約カードを獲得、最初に2枚の契約カードを獲得したプレイヤーが勝利。
得点計算
ラウンド終了時に得点計算を行うよ。
・ピラーカードで両端を支えられた橋のみ得点できる
・未完成のブリッジ(ピラーカードで閉じられていない)カードは0点
・ピラーカードは最大3段(レベル)まで重ねられる
・ピラーカードのレベルに応じて得点は増加する
基本的な得点計算
・完成したブリッジカードのナンバーを合計し、レベルをかける
ボーナスポイント
・ブリッジカードの下段にあるシンボルが隣とペア▶︎5pt
・ピラーに隣接するTollカードはセグメントの長さ×枚数
・モニュメントは左右のブリッジカードの価値を合計しレベルをかける
基本的なカード配置ルール
・ブリッジ/ピラーカードのタイプが一致しているカードのみ隣接して配置可能
準備(ソロ・2人用)
・ブリッジカードをTollカードと合わせてよく混ぜ裏向きで伏せる
・場に記念碑カードを並べる
・ブリッジカードを3枚×2段で公開する
・3枚を選び、残りのブリッジカードは破棄
・契約カードをよくシャッフルし裏向きの山に
・契約カードの一番上を公開する
手番の流れ
手番は2つのフェーズに分かれているよ。
ドラフトフェーズ
・場に公開されている6枚のうち、3枚を獲得して残りを破棄する
ソロの場合は相手のドラフトルールが別にあるよ。
ブリッジフェーズ
・獲得したブリッジカードで橋を作る
・最終ラウンド以外では橋は完成している必要はないよ。ただし各ラウンドで配置したブリッジカードを後のラウンドで入れ替えることは出来ない。
・ブリッジカード配置の注意
カードのナンバーは昇順または降順で並ぶ必要がある。ただし、途中で1回だけ番号順を入れ替えることが可能(柱▶︎3▶︎1▶︎2▶︎3▶︎4▶︎柱)
2▶︎5▶︎3と番号の昇順降順が1回だけ入れ替わる事ができる
最終ラウンドで得点を計算し、1番高い得点を得たプレイヤーが勝利し契約カードを獲得する。ソロプレイではあらかじめ公開されていた契約カードの条件を達成する事を目指し、3ゲーム以内に2枚の契約カードを獲得できればOKだ。ついでに得点トライアルもしてみたら良いと思うぞ。
〈お試しプレイ〉
ルール確認ついでにソロプレイを深夜に。まず並んだカードが美しい。。。
ソロでは正しいドラフトになり得ないのだけど、最初から最適解探しに没頭できるのは楽しい。(最適解が見つかったとは言わない)なお契約達成には他にも条件が付くので、余裕かましてるとかなり痛い目見るのは必至。
得点計算の要素を最初から頭に入れておければ、もっともっともっと楽しいのだと思う。オープンになる契約カードは色々な条件があり、ソロではその達成条件のハードルがちょっと上がる。契約カード毎の戦略をよく研究すれば、きっと対戦するときのドラフトには活かせるはずだな!
〈まとめ〉
我が家にあるのはKickstarterのデラックス版なのでスタートプレイヤートークンがついてたり、フォイル仕様のピラーカードがついていたりするのでなんだか豪華。コンポーネントもアートワークもとっても好みなので、それだけでも結構満足度は高い。
ゲームはドラフトが本当にキモのゲームだと思うので、相手の作ろうとしている橋を見抜いて妨害したり、自分が手に入れなければならないブリッジカードを入手していくことに集中しないと勝てなさそうだ。でも個人的には勝ち負けではなくて、ソロでのんびり妄想しつつ心の橋を造ることに没頭したいと思うんである。
なんだろうねぇ。なんというか、映画的というか、あんまり深く考えずにのんびり橋を造るのが楽しく感じる「Bridges to Nowhere」でございました。
【ゲーム情報】
あまり売ってるところを見かけないのだけど、ベースゲームはUSアマゾンにありましたぞ。ベースゲームは2名までのプレイになるので注意だな。
デラックス版は公式ページで注文できそう。