ボンジュール、コモノだ。
なんと1週間以上もブログの更新ができなかった。コモノにも忙しい事はあるのだ。このブログでは毎度の事だが、今回も記事のタイトルに意味はないのでサラリとお流しいただきたい。ちょっと思いついた言葉を並べたら少し意味ありげなタイトルになったな。(なってない)
今日は地味に積みゲーと化していたアグリコラ:ファミリーバージョンのプレイレビューをお届けするよ。ファミリーバージョンってのにまだ違和感あるけど、なんでエディションにしなかったんだろうねぇ。。。
さて、ゲーマーズゲーム、ドイツゲームのお手本、ワーカープレイスメントの金字塔などなど、賞賛の言葉には全く困らない本家アグリコラ(現行品はアグリコラ:リバイズドエディション)を、より簡易なルールでご家族でも遊べるようにした!という触れ込みのファミリーバージョン。
対象年齢も8歳からとドイツ系の重量級ゲームでは確かに珍しいアウトラインのゲームですな。コンポーネントもどこか牧歌的な雰囲気が増してる感じだ。
こんなにカラフルになったコマたち。これだけでもテンション上がるな!
やはりヒトリコラ劇場主催の身としては、ファミリーバージョンでもヒトリコラしなければならない使命感があり。。。というか、ぶっちゃけアグリコラってビギナーなコモノにとっては難しかったんだって結論に至った前回。このファミリバージョンとやらでその雪辱を果たし、ヒトリコラ劇場の再開を目論んでいる。
今日はその前奏曲となる(予定)、ファミリーバージョン版ヒトリコラレビューをいつものノリでお届けしたいと思う!
【目次】
セットアップ
アグリコラ:ファミリーエディションの1番の売りって、もしかしたらこのセットアップの簡単さではないだろうか。
ボードを広げてプレイ人数にあわせた拡張ボードをセットしたら、、、
タイルを配置していくよ。ボード上に配置するタイルは裏返すとエリアNo.が書かれているので迷う事もない親切設計だった。
次はプレイヤーコマ2個と初期部屋タイル、食料を2つを配布。
このやる気に満ちた姿を見ていただきたい。
進歩タイル(かまどとかね)、牧場タイルなどを指定の場所にセット。
進歩タイルはアクションスペースの上に置くように指示されているけど、タイル類は迷わなければどこでもいいと思うぞ。
で、準備完了。10分かからない。
超楽なんですけど。。。
ソロプレイなら箱開けて10分程度でゲーム始められちゃうこの手軽さは良いな!
プレイの流れ
全部で14ラウンドを通して農場経営をするのだ。各ラウンドは大きく分けて4つのフェイズがあるよ。この流れは本家アグリコラとほぼ同じだな。
準備フェイズ
資材の補充を行うよ。ボード上にある⬇︎印のあるエリアに指定された資材を補充する。木材だけ3つ。あとは1つづつだぞ。
ラウンドトラックにも補充するスペースがあるけど、それはラウンドが進んでからになるよ。猪と牛牧場がある。
労働フェイズ
ワーカーを各スペースに配置してアクションを行うよ。こんな感じ。
このスペースでは食料1と、任意の資材(木材・レンガ・葦のどれか)1つが手に入る。
配置したワーカーは帰宅フェイズまでお家に帰ってこない。
帰宅フェイズ
労働者がお家に帰ってくるよ。
ラウンドマーカーを進めるのもこのフェイズ。次回ラウンドのエリアにマーカーを置くのだ。
収穫フェイズ
別名、ご飯フェイズ。帰宅フェイズで動かしたラウンドマーカーが、ボード状の収穫アイコンを跨いだ時に発生する。このカゴみたいなアイコンがそれ。
第4ラウンドの帰宅フェイズ後に、収穫フェイズが発生するって事だな。(マーカーは5ラウンドのエリアに移動してる状態ね)収穫フェイズは小麦の収穫→ワーカーへのご飯の配布→動物の繁殖というサイクルで進むよ。畑や牧場がなければもちろん収穫は無く、ただワーカーにご飯を支給するフェイズと化す。
それでもそんなにカツカツ感はないので、どうかご安心されたい。
〈プレイレビューダイジェスト〉
ではプレイの流れをご紹介。全アクションを書いてしまうとかなり細かくて読みづらい記事になってしまうので、労働フェイズを中心にダイジェストっぽくお送りしてみようかと思うよ。
第1ラウンド
まず、、、ワーカープレイスメントだから最初のアクションはとっても重要。なんだけど先の手を読みつつアクションを選択するなんて上級者っぽいことはコモノにはとても無理なので(笑)。。。
食料と葦をゲットした。
葦の木のコマは可愛い。
もう1人ワーカーがいるので芝刈り木材集めに向かう。
これで今日は帰宅するのだ。まだまだ最初なのでワークも地味だな。帰宅フェイズも部屋にコマを戻すだけで終了。
ワーカーを戻した後はかならずラウンドマーカーを進めることを忘れずに。
第1ラウンドの最後にコマを1つ進めておくので注意だ。第2ラウンドから一つアクションスペースが解放されるよ。木材5と葦2で木の部屋を増築できる。葦が手にはいれば部屋の増築も近いな。
第2ラウンド
さて、、、忘れずに資材の補充だぞ。
ゲームが進むとコレ、忘れがちな処理なので注意だな。
労働フェイズでは畑を開墾。
自分の部屋タイルに繋げて畑を開墾。
よく見ると案山子(かかし)付き。
こんな感じで畑や牧場を部屋につなげて行くのだ。とっても箱庭感ある。
第3ラウンド
第3ラウンドでは木材王になってみた。ウハウハ。
そして遂に。
牧場を増築!
木材王は成金的に一番大きい牧場タイルをゲットする。
木材7個で増築できるよ。下の足跡マークの数字はこの牧場で飼うことができる動物の数。8頭も飼えるぞ。
そして部屋につなげて牧場を経営するのだ。
うむ。良い感じ。
第4ラウンド
続く第4ラウンド。もちろん羊を手にいれる。
めっちゃ懐いてる感ある。
牧場にお出迎えである。
この第4ラウンドの帰宅フェイズでカゴマークを越えたので、収穫フェイズが発生。
ご飯をワーカーに食べさせたら、今回から動物の繁殖が発生!
同じ種類の動物を2頭以上飼っていれば1頭が追加されて行くのだ。
羊が5頭になりました!
第5〜10ラウンド
順調に開拓を続けて第6ラウンドで小麦の種をゲット。明けて第7ラウンド。やっと小麦の種まきができました。小麦の種まきには少々時間がかかる。
小麦の種を畑に蒔くと、、、
3つに増えちゃいます!これを収穫フェイズで1つづつ収穫できるのだ。
(いっぺんに3つは収穫できないよ!)
第8ラウンドでお部屋の改築をした!木の部屋だったのをレンガ造りに。
レンガ造りの部屋はタイル1枚で1点になる。
そしてこのアクションスペースは追加で厩を1つ作ることができるよ!
レンガ造りの部屋に白い厩がなんとも良い感じだな!厩を置いた牧場では規定数の2倍の動物を飼うことができるよ。写真の牧場ではまさかの16頭も飼うことが出来る。
コモノはしっかり牧場を増築していて、猪を飼うことにした。
ブタに見えるが、猪だ。アグリコラシリーズは猪なんである。
更にかまどを作った。
かまどは小麦と木材から食料が作ることができちゃう。パンを焼くのだ。ファミリーバージョンではそこまでカツカツ感がないけど、パンが焼けるのは心強い。
第10ラウンド時点でのコモノ農場。
なんかいい感じだな。
第11〜最終ラウンド
そして終盤に向かってアグリコラは更に盛り上がるのだよ。牧場を更に拡張する。
もはや農場経営ではなく、牧場経営。
牛も懐くほどに酪農家的なスキル向上。
完全に牧場経営だな。。。
ソロでの終盤はやはり資材がジャブジャブである。
終盤の追い上げに向けて備蓄。さっき大量に手に入れた木材を無駄なく使う為の施設。木材2つで勝利点1になるよ。
他にも小麦や葦でも同じような効果をもつタイルがある。全部手にいれる事ができればかなり得点を狙えるんだけど、世の中そんなに上手く事は運ばない。
終盤は収穫フェーズがめちゃ発生するのでうっかりしていると食糧不足で物乞いマーカーをもらう羽目になってしまう。でもさっき手に入れた施設(家具製作所)と大量の木材のおかげで食料には当面困る事がないのだ。家具製作所って、どうやって食料にしてるんだろうかね???家具販売か。
ゲーム中、かまどタイル類での食料調達はワーカーも消費しないし、いつでも使用して良いという点もありがたいと思う。
手持ちの葦も残りそうだったのでカゴ製作所もゲットして置いた。
もはや何頭いるのかよく分からない終盤のコモノ牧場。
厩のおかげで16頭まで飼育できるけど、もさもさだな。タイル1枚が1点なので、終盤はリソースを残さず使い切りたいところなのだ。
最終ラウンド終了後。
アグリコラって農場経営のゲームなんだけど、、、コモノには牧場経営の能力がある事が証明された・・・
〈まとめ〉
今回コモノの得点は。。。70点!これはソロプレイで高い点数なのか、低い点数なのかよく分からないけどかなり満足感のある結果になったよ。アグリコラ:ファミリーバージョンではカードが無い分ランダム要素がほぼ無いので、ワーカープレイスメントにのみ意識を集中させる事ができる。結果的に何度もプレイをする事で勝ち筋みたいなものが固定されてくる感じは否めないものの、めっちゃ突き詰めることをしなければ色々なプレイスタイルを楽しむ事ができるゲームになっている。
2人以上で遊べばワーカープレイスメントのみのインタラクション溢れるガチゲーと化すかもしれないけどそれはそれで完全頭脳戦なので、対人プレイはかなり熱くなるのではないだろうか。フタリコラ(アグリコラ:牧場の動物たち)はプレイした事がないけど、それよりもガチバトルになるような予感。
アグリコラの職業カードのような多様性を排除して、ある意味ワーカープレイスメントにどっぷり浸かる事が出来るのはファミリーバージョンの特徴かと思う。ファミリーバージョンだけどボードゲームビギナーからボードゲーム廃人の皆様まで幅広く遊べる感じがいたしました。
アグリコラ:ファミリーバージョン、良いではないですか(笑)
コモノはファミリーバージョンでワーカープレイスメントの特訓だな!
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ファミリーバージョン以外のアグリコラシリーズもおすすめだぞ。」
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