みなさんこんちは。コモノです。
今日は「ヴォルフィリオン(Volfyirion)」のご紹介です。ヴォルフィリオンってのはですね、コチラです。
ヴォルフィリオンは昨年2018年の10月にKickstarterで出資募集を行っていたゲーム。当初よりhal_99さんのチャンネルThe Game Gallery Channelでも紹介されたりして、国内でも比較的バッカーが多かった印象のあるKick発のボードゲームでございます。
最初キックのページを見たときにドラゴンのミニチュアに一目惚れ(ありがち)。よく読んでみたらソロモードも追加されるって事で、これは期待!と早速バッカーになっておりました。予定よりちょっと遅れて先日ようやく届いたので開封がてらご紹介しますよん!
What's Volfyirion?
このヴォルフィリオンは「Mysthea」というゲームと共通の世界観をもつゲーム。「Mysthea」も手札を駆使しつつエリアの支配権を争う重めのゲームで、雰囲気バッチリのアートワークも美しい。
そんな世界のとある都市で、権力争いをしていた2つの貴族(?)が遺跡に住んでるドラゴン「ヴォルフィリオン」を支配することができるらしい、、って聞いちゃったもんだからそれじゃあ相手を叩き潰すのにドラゴン使ってやろうじゃないの、って事で戦争始めちゃったってお話です。なんか救いようがない欲まみれの設定(笑)。
「Mysthea」という幻想的な舞台で起きるなんとも泥臭い争いがこのVolfyirionのテーマ。いつの世も人の欲というのは醜いものよの。愚かな争いの末路をしっかり見届けるのがプレイヤーの役割となるよ。勝ったら正義なのよね。
ヴォルフィリオン(Volfyirion)
プレイ人数:1〜2人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:15〜30分
公式WEBサイト
Boardgamegeek
ヴォルフィリオンの基本キットは写真右側の小さい箱。
Kickstarterでプロジェクト実施中から既にアナウンスがあったのだけど、ヴォルフィリオンは最初から日本語版のルールが提供されることが決まってました!こういうのはとても嬉しいっすな!
コンポーネント全体
今回バックしたのはデラックス版なのでミニチュアが付いてきております!
カードゲームなので基本はカードのみの構成。相手の都市の上に配置するヴォルフィリオンコマが可愛い。
ルールブック
同封されているのは英語版のルールのみ。多言語でのルールはWEBサイトからチェックできるようになってるよ。なお、ソロプレイのヴァリアントルールなども公式WEBサイトのエクストラルールページにアップされる予定(待ってる)
エクストラルール公開されました!(英語のみ...)
ヴォルフィリオンコマ
ほっほっほ...破壊をもたらすはずなのに、可愛いでは無いですか?え、可愛いね?
カード
カードゲームなので流石に大量にカードが入ってます。各カードのコマンドポイントとバトルポイントを駆使してデッキに新しいカードを加えたり、圧縮したりしていくよ。
ヴォルフィリオンのねぐらカード
竜の巣になるカード。ワンダーカードを2枚保持するよ。
都市カード
各陣営3都市づつ配置。これがすべて破壊されたら負けるのだ。
ワンダーカード
メインのアビリティのほか、セカンドアビリティを備えてる。
コマンドカード
デッキの主役たち。コマンドポイントとバトルポイントを持つカード。
建物カード
ミニチュア
デラックス版なのでこのミニチュアが!ヴォルフィリオンコマの代わりに使ってやれば置かれた瞬間に街なんか吹き飛ぶ予感である。さらにこのミニチュアには拡張ルールとカードがついている。これらは「Mysthea」でこのヴォルフィリオンミニチュアとカードを使用して遊ぶことができるルールだよ!
同じ世界観なので、そういう使い方もできるのが「Mysthea」の特徴なのだ。
ゲームのルールと手番の流れ
ヴォルフィリオンはデッキ構築系のゲームでした。コマンドポイントと呼ばれるポイントを駆使して新しいカードをデッキに迎え入れ、アビリティの効果を呼び出していく。
勝利条件
コマンドカードを活用しながら色々なカードをデッキに揃え、相手の都市3つを蹂躙し破壊するのだっ!相手の街を全部破壊したプレイヤーの勝ちとなるよ。
セットアップ
- 双方がハウスデッキ(同種10枚)をよくシャッフルして手元に置く
- 部隊カードと建物カードをよくシャッフルし、アセットデッキを作成する
- アセットデッキを伏せて場に配置し1枚公開して山札の上に配置する
- アセットデッキから5枚公開し、場に並べる
- アセットデッキの山札の1番上は公開して山札の上に配置する(常に山札の一番上は公開されているよ)
- ワンダーカードをよくシャッフルし山札を作り、伏せて配置する
- ワンダーカードの山札からコスト3以下のカードが2枚出るまで引く
- コスト3以下のカードを2枚、ヴォルフィリオンレアカードの下に配置する
※引いたワンダーカードはよくシャッフルし、山札の下に戻す
- 各プレイヤーには3枚づつ街カードを配布し、自分の手前に配置し街エリアを作る
手番の流れ
手番の流れは3つのフェイズに分かれているよ。自分の手番が終了したら相手の手番となる。
ドローフェイズ
自分のハウスデッキから5枚引き手札とするよ。
メインフェイズ
アクションを任意の順番で以下を実行する。アクションには以下の種類があるよ。
- 手札からカードを1枚プレイする
- カードからポイントをもらう
- コマンドポイントを消費してアセットカードを購入する
- コマンドポイントを消費して部隊カードを移動させる
- バトルポイントを消費して相手の街を攻撃する
- バトルポイントを消費してワンダーカードを購入する
- 知識ポイントを消費してワンダーカードの封印/開封を行う
- 知識ポイントを消費してアセット列のカードを1枚引き直す
- 知識ポイントを消費してヴォルフィリオンを移動させる
- カードのセカンダリーアビリティを利用する
アクションは細かな処理場のルールがある。詳しくはルールブックを参照してほしいぞ。
特殊アクション
ゲーム中に1回だけバトルポイントを消費してヴォルフィリオンを倒すことが出来る。
クローズフェイズ
ドミニオンでいうところのクリーンアップフェエイズだよ。
- 自分のプレイエリアにあるカードをすべて捨て札にする
- 手札に残っているカードを捨て札にする
- 未使用のポイントは失われる
- ヴォルフィリオンが自分の街カードの上に配置されていた場合は街が破壊される
- 破壊された街カードは裏面を上に配置する
- 街カードの上に乗っていた部隊・建物カードはゲームから除外する
- アセット列とレアカード上のワンダーカードを補充する
カードをコマンドポイントで購入しデッキに組み込みながら強化を行い、バトルポイントやアビリティを使用しながら相手の街を破壊するのだ。
〈エクストラルール〉
最初どこにあるのかわからなかったのだけど、ヴォルフィリオンの公式ページにリンクがありました!ソロプレイモードのルール以外にもいくつかのバリアントルールが公開されるみたい。日本語版のルール、ちゃんと出るだろうか。
ヴォルフィリンのまとめ
ゲームの流れやプレイ感は基本的にドミニオンと同じような印象。プレイする人数がドミニオンとは異なること、ソロプレイをはじめとしたエクストラルールが充実していることが大きな違い。あと当然ながらカード効果も違う。
ドミニオンのカード効果はアビリティとして置き換えて行けばわかりやすい。お金はコマンドのポイントが該当する。バトル・知識のポイントは特定のアクションで消費され、直接相手に干渉を起こせる。
デッキ構築だけに面白みが集中している訳ではなく、相手の街を破壊するためのポイント確保やヴォルフィリオンという凶暴な龍に対する守りにも気を配らなくてはならない。カードのアビリティをよく把握し、デッキを作る楽しみもあるし相手との駆け引きも楽しそう!
でもヴォルフィリオン、結構難しい気がする・・・。悩むポイントも多いしカード能力の把握も大切。お値段的に軽めなのを想像してたけど、結構しっかり悩まされる気がするな!
早くエクストラルール公開されないかなー。
2019/07/02エクストラルール公開されたよ!(英語のみ)
昨日の夜は寝落ちしちゃったので、近いうちにルールも確認したい。
2019/07/17追記 ソロプレイレビュー書きました!
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今の所国内流通はなし(Kickで届いたばっかだし)
よち工房さんでお取り扱いしてます。
WEBサイトには日本語ルールがオフィシャルで公開されいるので、海外での販売が始まったら輸入しても遊べるよ!