ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

JAM SESSION(ジャムセッション):我楽多ボックス|ニャイィ!準備はイイか?ん?オィ!ベースがいねぇぞ!!まぁ良いか、そのうち来るだろ。ニャッ、ニャ〜、ニャッ(ↀωↀ)!

JAM SESSION(ジャムセッション)

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プレイ人数:2〜4人

対象年齢 :8歳〜

プレイ時間:16〜32分

デザイナー:ピサミン@我楽多ボックス (@psamin58) | Twitter

夜の路地裏。ドアの向こうから漏れてくるリズム。場末の小さなライブハウスで、夜な夜な繰り広げられるセッション。行き当たりばったりに聞こえるジャムセッション。でも間違いなくアガるテンション。即興でイカしたアレンジを奏でるのは、猫。

ん?猫(●ↀωↀ●)?

そう、猫なのです。JAM SESSION(ジャムセッション)は猫たちのゲーム。ふらりと現れては1、2曲演奏して、また夜のとばりに消えていく。そんな気ままな猫たちのセッションをテーマにしたボドゲが今日ご紹介するジャムセッションです。ジャムの自由で千変万化な展開は、猫たちの気ままさにも通じます。

我楽多ボックス2021年秋の新作「JAM SESSION(ジャムセッション)」を遊ばせていただけたので、本日は猫たちの奏でるセッションをご紹介したいと思いますよ!

 

 

JAM SESSION(ジャムセッション)ってどんなゲーム?

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ジャムセッションはカードゲームです。アミーゴサイズの小箱ゲームで、持ち運びも便利なポケットサイズ。冒頭でご紹介したようにジャズのジャムセッションがテーマになっていて、セッションに参加する楽器メンバーを手元に集めることで得点を重ねます。

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プレイは手札から1枚カードを場にプレイして、出したカードの数字比べに勝てばディスプレイにある好きなカードを1枚手元に配置できます。このセレクションオーダービッドがなかなかの曲者で、ビッドに使用したカードは次のラウンドにディスプレイに並びます。よく考えて出さないと次のラウンドで持ってかれちゃうのよ。

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自分の手元に迎えるべき楽器メンバーはどれにするの?このラウンドで競り勝った場合、相手に行く楽器はどれ?など、カードを1枚プレイするだけなのに随分悩まされる事になるのですが、自分の持つデッキにもひと捻り工夫がされています。各プレイヤーが持つデッキには4種類あって、それぞれのデッキには微妙な違いがあるんです。

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赤のデッキの構成はリズムセクションが各1枚、ホーンセクションは各4枚づつ

デッキには7種類の楽器があらかじめ組み込まれているのですが、楽器ごとの枚数がデッキによって若干違います。カウンティングを駆使しようとしてもそれを阻むデッキごとの楽器構成。やはり即興は常に予定通りに行くわけではないという事なのか...

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気ままな猫たちのセッションはビッグバンドになればなるほど盛り上がり、バンドに加わる楽器の種類が多ければ多いほど(最大で7種類)得られる得点も高くなります。ミニマルな編成で手堅く得点を重ねるか、それとも人生に1度しか聴けないようなビッグバンドでのジャムに賭けるか。プレイヤーの性格も試されるかのようなカードプレイがジャムセッションの魅力です。得点計算時にはスウィング・ジャズのビッグバンドのような楽器が手元に並びます。ジャズが好きな方ならその頃の曲を思い浮かべて遊ぶのも楽しいと思うぞ。

 

ボードゲームデザイナーについて

我楽多ボックスのデザイナーはピサミンさん。前作「TREND COLOR」の際にお声がけいただき記事を書かせてもらったご縁で今回も遊ばせてもらえました。ピサミンさんはド派手でパッと人目を引くような派手なデザインをされる感じではなくて、噛むとじわりと心地よい味が染み渡るというか、遊んでみると「ほぅっ!」となるようなデザインをされる印象のあるデザイナーさん。本作のジャムセッションもプレイしてみると「うっ...」とか「ぐぬぬっ!」とか、随所随所でピサミンさんらしさが散りばめられておりました。(語彙

 

コンポーネントの魅力

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カードゲームなので構成はシンプルですが、所々に猫があしらわれています。個人的推しポイントはやはり肉球

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肉球はリズムセクションの楽器の数字にも描かれています、得点計算が発生すると手元にならべたカードの中で1番多い色のカードは捨てなければならないのだけど、肉球の描かれたリズムセクションのカードはそれぞれ1枚しかデッキにありません。そのためこのリズムセクションのカードをどう残していくのかが、後半の得点計算でとても重要になってきます。つまり肉球は大事って事ですね。ワカリマス...

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なお、今回遊ばせていただいたコンポーネントでは、特別コマの猫コマを使用しています。製品版はデッキカラーと同じ色のキューブになるのでご注意くださいませ。

猫コマ、可愛いんだよ...

※猫コマについての嬉しいお知らせは、まとめ欄をチェックだ(=ↀωↀ=)!

 

JAM SESSION(ジャムセッション)のルールと遊び方

今回はデザイナーのピサミンさんとサシ勝負となりました。ルールの説明を受けながら準備をサクサク進めて貰いましたが、カードゲームなので準備は比較的簡単ですよ。

ゲームの準備

  • 得点カードを2枚繋げて、テーブルの中央に配置
  • プレイヤーは4色あるデッキから1色を選び、同色のキューブを2個とサマリーカードを受け取る
  • キューブ1つを演奏点カードの「0」に配置
  • 選んだデッキと同色のメンバーカードを1枚受け取り「3」の位置にキューブを配置
  • 受け取ったデッキの背面にある「A・B」別にカードを分ける
  • A/B別々によくシャッフルし、Bの束の上にAの束を重ねて乗せ自分の山札とする
  • 自分の山札の上から3枚を引き、初期手札とする
  • 3枚の中から1枚を選び、伏せて場に配置
  • プレイヤー全員で一斉にカードを公開する
  • 1番小さな数字を出したプレイヤーがリードプレイヤーとなりリードカードを受け取る

そして猫たちが集まり、即興のセッションが始まるのです。なお、得点計算などの細かなルールについては、公式ルールが公開されているのでそちらを確認して欲しいぞ!

JAM SESSION | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント

スリーピースか、それともビッグバンドか、それが問題だf:id:comonox:20211103084043j:plain

写真の位置なら3枚の楽器カードが揃うと得点計算が発生します

手番では山札から1枚カードを引いた後、手札からカードを1枚選び場に公開してだします。全員が場にカードを出した後、大きな数字を出したプレイヤーから順番にディスプレイに並ぶカードをピックして手元にならべていくのです。この手元に揃えたカードの枚数がメンバーカードで指定された枚数に達すると得点計算が発生する仕組みなのね。

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得点計算では最低3種類の楽器を揃えることで得点が入って来ます。計算時に揃えることができた楽器の種類の数で得点が異なるので、どこで得点計算を行うかがとても重要になってくるんです。なお、7種類全部を揃えることが出来た場合はゲーム終了まで待たずに即座に勝つことが出来ますよ!

リズムセクションの楽器は特殊なレアカード

f:id:comonox:20211103084716j:plainいわゆるリズムセクションの楽器(ドラム・ピアノ・ベース・ギター)の4種類は、手元に並べたタイミングでメンバー数(得点計算を発生させる枚数)を増やす効果があるよ。

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ゲームの最初の頃、手元に同じ楽器カードが2枚並んでいる時には、もう1枚並べても楽器数が2種類にしかならない(得点計算は発生するのに得点にならない)のだけど、ここでリズムセクションのカードを配置できれば、望まない得点計算を避けることができるのです。

ビッドは慎重に。ドラフトで相手に取らせる楽器にも目を光らせる夜。

リズムセクションの楽器は手札に温存しておく事でよりメンバーの多いバンドにして高得点を狙ったり、あえて相手に取らせて予定を狂わせたりもできるよ。

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リズムセクションのレアカードを迎え入れるタイミングで駆け引きをしながらプレイすることができるようになると、ジャムセッションがより生き生きと楽しめるようになるのだね。

セッション終了後には立ち去る猫たちがいる

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得点計算が終わると、セッションで気の済んだ猫ミュージシャンたちはライブハウスから去っていくのです。得点計算が終わり配置していたカードの中で1番多い色のカードは捨て札にしなければならないのです。

満足いく演奏だったのか?それともイマイチなノリだったのか?立ち去っていく猫の後ろ姿を妄想しながら注意深く計算のタイミングを合わせるのだよ。じゃないと1枚しかデッキにないリズムセクション担当の猫が帰って行ってしまうのだよ...

 

JAM SESSION(ジャムセッション)の魅力は?

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都合2回プレイをさせてもらったのですが、奇跡かのように同点で終了しました。ふっふっふ....ちょっとはゲーム上手くなったかな!と思ったのも束の間、「得点が同じだった場合は、より多くのカードを手元に揃えていたプレイヤーが勝利する」ルールのため結果は2連敗...

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なかなか思うように揃わない楽器、意図しない得点計算などにかなり頭を悩ませながらのプレイでしたが、、、これは楽しい!

軽めのゲームではあるのだけど、手札の管理やドラフトの勝敗など、プレイ中には常に相手がならべたバンドに目を光らせる必要があるし、デッキ内の残りの楽器数をなんとなくでも意識しておかなければならないのでプレイした後の満足感はしっかりあります。フラッとやってきて数曲演奏したらまた夜の帳に消えていく猫たちというフレーバーも雰囲気バッチリですぞ!

 

まとめ

ジャズマンの夜っぽい雰囲気を楽しめるのも、このゲームの魅力であること間違いなし。上手く書ききれなかったんだけど、即興演奏のドキドキ感みたいな感じもあるんだよ。ジャズが好きな人はぜひ遊んでみて欲しい。かなり楽しいですぜ?

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ビッグバンド全盛の時代を彷彿とさせるコンポーネントも雰囲気あって良いです。うちで遊ぶならスウィング・ジャズなんぞ流しながら遊んでみて欲しい。

 

デッキ構成が異なるので選ぶデッキによってプレイの幅も出るし、繰り返し遊んでみたくなるゲーム。アミーゴサイズで軽めのプレイとか言ってましたが、結構しっかり悩まされるジャムセッション。遊んだ後に「やべー、ジャズのライブ行きたい。。。」ってなりました。楽しかった!

猫コマについての朗報アリ!

我楽多ボックスさんから朗報でございます。11/20(土)のゲムマ会場でJAM SESSION(ジャムセッション)をご購入された方のうち、当日先着10名様に本記事で使用されている「猫コマ」をプレゼント!さらに、ご購入された方でぼっちのホビーBlogの本記事を見たよ!とお伝えいただいた方も先着5名様まで猫コマ」をプレゼントしていただける事になりました!

ご購入者さま先着10名までは自動的に猫コマをプレゼント、それに漏れてしまってもこのブログ記事を読んだよ!とお伝えいただく事でさらに5名様まで猫コマがもらえるチャンスです。

 

みんな、読んだな(=✧ω✧)キラーン?

さぁ、会場に行くのだ。

 

【ゲームマーケット2021秋情報】

我楽多ボックスさんのブースは土曜【エ03】です!現在予約も受け付けてますよ!

gamemarket.jp

 

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