ども。コモノです。
2020年秋ゲムマで入手していたお気に入りのトリックテイキングを今日はご紹介しますよ。緊急事態宣言が解除されたら遊ぼうと温めていた作品なのだけども、もう春なのにあまり状況が改善されず.....(。-з-)チキショ
トリックテイキング遊んだことある人とたんまりプレイしてから記事にしようと思ってたのですが、ゲムマ大阪の時期になっちゃったのでしびれを切らしてご紹介しちゃいます。これ絶対面白いと思うのよ。
今日はなかなかに刺激的な意味のタイトルをもつトリックテイキング、シャーデンフロイデをご紹介いたしますよ!
シャーデンフロイデ(Schadenfreude)
プレイ人数:3〜5人
対象年齢 :10歳以上
プレイ時間:15〜20分
国内出版元:Studio Turbine
シャーデンフロイデってどんなゲーム?
トリックテイキング(略すとトリテ)は、小さなゲーム(トリック)の結果を取り合うメカニクスを持ったゲームのことです。トリックを取り合うのに手札をプレイするのですが、手札のプレイには決まりが設けられていて悩むポイントがカードのプレイングに集中するのが好き。カードを1枚出すだけなのに色々考えることがあって、ルールによってはトリッックに全部勝てばいいというものでも無いなど、同じトリックテイキングゲームでも作品ごとに考え所が違うのですよね。
シャーデンフロイデもそのトリックテイキングと呼ばれるゲーム。マストフォローの切り札なしと、トリテの中では比較的素直な基本ルール。獲得するカードが得点になるのだけど、その獲得&得点ルールこを作品タイトルにシャーデンフロイデを冠する意味が込められておりました。ほほぅ....イイな(=ↀωↀ=)!
シャーデンフロイデの意味
この言葉の意味は「他人の不幸を喜ばしく思う感情」というあまり褒められない感情の事。本作シャーデンフロイデでは他人が獲得するトリックに意図してバーストするようなカードを送り込んだり出来るので、その辺りがタイトルの由来になってるように思います。ゲーム中の真っ当な戦略ではあるのだけど、言葉として心の底を突きつけられる感じもちょっとサディスティックで良いですな!相手が破滅していくのを眺める喜びがこのシャーデンフロイデにはあるのです。(ひどい)
コンポーネント
カードゲームなのでとってもシンプルでございます。ゲームマーケットで購入したからか、プレイヤーマーカーが付いてきました。あときりんなべさんの4コマ漫画もついてくるというお得さある。なおカードの角は丸くなくて尖っているタイプ。この角、結構痛いのだがゲームのテーマと相まって己の心の闇を攻められるかのようにチクチク痛い。カードゲームだし、スリーブ推奨かもしれない。
シャーデンフロイデの遊び方とルール
ゲームの準備は簡単ですが、プレイ人数によって使用カードが異なるので注意です。
ゲームの準備
- 得点ボードをテーブルに配置
- プレイ人数が3人の時は使用しないカード3種(-2,-1,9)を除外
- プレイ人数に応じた枚数を配布、余ったカードは箱に戻す
- 任意のプレイヤーマーカーを取り、得点ボードに配置
- 任意の方法でリードプレイヤーを決定する
ゲームの終了と勝敗
シャーデンフロイデでは誰かが40点が超えた時点でゲームが終了する。そして1番40点に近い得点だったプレイヤーが勝利する。バースト&チキンレースみたいなルールなのだけど、公開情報でゲームが進むので突き詰めればチキンレースではなく論理的思考に基づいて判断するプレイヤーが勝利するのであります。
ラウンドの進行
リードプレイヤーが手札を1枚プレイし、時計回りで手番が交代するよ。リードがプレイしたカードと同じ色が手札にあった場合は必ず同じ色をプレイしなければならないマストフォローが原則ルール。全員がカードを1枚プレイし終えたらトリックの判定に移る。
トリックの勝敗判定
「4」がリードだった場合は紫のカードをフォローしなければならない
場に出たカードを比べて、リードしたカードとリードをフォローしたカードのみでトリックの勝敗を決める。リードをフォロー出来ていないカードは勝敗判定からは除外するよ。
トリックの勝者と獲得カード
青の3はリードをフォローできなかったのでトリックの判定からは除外されるよ
判定の結果で2番目に高い数字を出したプレイヤーがトリックに勝利する。
カードの獲得
また獲得できるカードは「勝利したプレイヤーが出したカード」と「トリック判定から除外されたカード」のみを獲得し、自分の場札として並べる。獲得されなかったカードは捨て札となるよ。
場札と獲得カードのペアチェック
場札には「-3」が既にあるのでペアとなったカードを除外し、「青の3」のみ獲得
すでに並んでいる場札と獲得したカードでペアが成立する場合、そのカードは捨て札となるよ。仮に3枚になった場合はそのうち2枚を捨て札とし、1枚を場札に残すのだ。
シャーデンフロイデの好きなところ
まず2番目のプレイヤーがカードを獲得するというルールがイカしている。そして獲得後にもペアチェックでカードを捨てるというルールもイイ。他のプレイヤーの獲得したカードは公開情報なので、うまくフォローを外してカードを出せば他のプレイヤーに大きな得点を押し付ける事もできる。
このゲームが終盤に向かうにつれて論理的思考が生きてくる感じのルールというのはハマった時にとても気持ちが良いのです。そしてタイトルにあるようにシャーデンフロイデ ....他のプレイヤーの押し付けあいが破滅の道を歩んでいく様を眺める愉悦たるよ。
(・∀・)イイ!!
あ、自分が破滅の道を歩む可能性も高いので、そういう点もあれだけども?その可能性は高いのだと思うけれども?トリックテイキングの中でも結構ひねったルールだと思うんだけど絶対楽しいと思うのです。昨年購入してからルールを何度も読んでは頭の中でプレイングを妄想して悶々している、珍しく取り憑かれたようになっているカードゲーム。いまだに満足なプレイできてないんですけど、緊急事態宣言もようやくあけたのでそろそろ遊べそうだと楽しみにしてる!シャーデンフロイデ、2020秋の作品だけど見かけた方は手に取ってみてほしいと思う!
シャーデンフロイデ(Schadenfreude)の販売情報
ゲームマーケット2021大阪、ゲームマーケット2021春のいずれも取り置き予約されてました!