ども。コモノです。
一行でハリウッドセンセーションを表すと、タイトルのようになります。ええ、トリックテイキングですとも。フレーバー万歳。
先日のゲームマーケットで入手したハリウッドセンセーションは2人用のトリックテイキング。2人用のトリテって結構珍しく、でもって2人でお手軽に遊べるゲームをちょいちょい集めている身としてはやはり気になる存在でした。テーマはハリウッドのスタアになるべく、相手を蹴落としてやろうという女優魂の熱き戦い。
イラストからもう往年の銀幕の雰囲気が伝わってくる訳です。
でも気がつきました。.....銀幕ってもしかしたら死語?死語なの?死語じゃ無いよね?って方、もしかしたら時代から取り残されているかもしれません。もう銀幕って言ってなんの事か知らない人も多いかもしれないよね...
そんな皆様に向けて今日はハリウッドセンセーション、ご紹介したいと思います。
ハリウッドセンセーション
プレイ人数:2人
対象年齢 :10歳以上
プレイ時間:30分
ハリウッドセンセーションってどんなゲーム?
テーマ的にはとってもシンプル。ハリウッド映画の主演の座を賭けた「女優の戦い」です。往年のハリウッド映画を彷彿とさせるイラストとともに、なりきれるテーマですわね。
相手の醜聞をマスコミにリークしたり、自分の魅力を世間にアピールしたりとやることなすこと全てスタアになるため。ワンゲーム終わって勝者となれば、それこそ銀幕デビューが待っている訳です。いやぁ、、芸能って大変だわよね。。。
メカニクスとしては2人用のトリックテイキングで、マストフォローの切り札なし。と、ゲーマー向けに説明するといつもの感じ。ゲーム自体は3ラウンド制ですが、3ラウンドを待たずに決着がつく場合もありますよ。2ラウンド目以降では手札枚数の調整が入るので、疑心暗鬼が生まれるのも面白いトコです。
もう気分はハリウッド女優だわよ。デザイナーはしぶさん。過去作品調べても判らなかったのだけど、これが初作品なんでしょかね?
コンポーネントは美しき
トリックテイキングなのでコンポーネントはカードのみかしらと思ってたら、得点トラックとポーンが入ってました。得点トラックはレッドカーペットだそうです。なんかちょっと嬉しくなってしまいますな!小箱なんだけど豪華感あるね。
話題カード
女優たちの評判を決める話題カード。ラウンドごとトレンドが変わるよ。
カード
4色のスート(色)でランクは1〜7まであります。6枚の手札から初めてトリックを競いますが、スートにはそれぞれ「コケティッシュ」「モード」「ホリック」「スキャンダル」の意味があり、プラス点(コケティッシュ・モード)とマイナス点(ホリック・スキャンダル)に分かれます。プラスのスートを多く集め、マイナスを相手に押し付けるという駆け引きが行われるトリテなのですが、毎ラウンドスートの強さがランダムに入れ替わるのと、7枚全てを引き取ると得点が無効(プラマイゼロ)になるというルールがあります。プラスの評判もマイナスの評判もギリギリ程よいところで手を引かせるという、微妙な駆け引きが生まれるという訳ですな。
雰囲気溢れるイラストのカード。噂に良し悪しがあるのは世の常。
コケティッシュとモード。どちらも女優の好感度をあげてくれる話題。
ホリックとスキャンダル。こちらは醜聞として女優の人気を下げてしまいます。ホリッックは注射器まで持ってる...(;;゚;Д;゚;;)
問題はどのイラストも好みなんだが。。。どうしよ?(どうしようもない)
イラストは坂本奈津希さん、グラフィックデザインは別府さいさんが担当されてますな。イラストレーターの方のお名前は初めて見る方ですが、結構好みです。銀幕感溢れております。
ハリウッドセンセーションの遊び方
準備なども簡単。サクッと始められる手軽さが良いです。
ゲームの準備
- 話題カード4枚をシャッフルし、カードを少し重ね全て見えるようにずらして並べる
- 全てのカードをよくシャッフルし裏向きの山札とする
- それぞれのプレイヤーに6枚づつカードを配り手札とする
- 山札の1番上のカードを1枚公開して山札の横に配置する
- レッドカーペット(トラック)を並べ、中央にポーンを置く
トリックの進め方
適当な方法で決めたプレイヤーがリード役となりカードを1枚プレイする。マストフォローなのでプレイされたスート(色)を手札からプレイするよ。無い場合はどのカードでも良いので1枚プレイします。
トリックの勝敗
世間はスキャンダルに興味深々ってことだな
話題カードのトレンド(より上側)のカードまたは数字の大きなカード(同色の場合)を場に出したプレイヤーがトリックをとるよ。獲得したカードは話題カードの下に数字が見えるように重ねて並べておく。
手札の補充
トリックの勝者は公開されている1枚のカードを手札に加える。トリックの敗者は山札の上から1枚を手札に加える。その後、山札の1番上のカードを公開して配置するよ。
以上の流れを繰り返し、手札が尽きるまでトリックを続けるのです。
ラウンドの終了
各話題ごと、獲得枚数が多いプレイヤーは以下の点を獲得するよ。
「コケティッシュ」=プラス1点
「モード」 =プラス1点
「スキャンダル」 =マイナス1点
「ホリック」 =マイナス1点
獲得したカードが7枚全てだった場合はプラスマイナス0点になる。プレイヤーごと得点を計算したのち、差分を出しレッドカーペットのポーンを移動する。プラス得点となったプレイヤーはポーンを手前に引き寄せる。
手札の調整
次のゲームの手札が配られたあと、ポーンの位置を確認し手札の調整を行う。醜聞に晒されているプレイヤーはレッドカーペットに描かれている任意の枚数の手札を選び伏せて自分だけの山札を作る。次のラウンド、その少ない手札でプレイを行う事になるのだ。「山札から手札に加える」場合、このプレイヤーは自分の山札からまず手札に加える事になるよ。
ゲームの勝敗
最後のエリアにポーンが到達したプレイヤーがこのゲームの勝者となり、銀幕デビューを果たすよ。
ハリウッドセンセーションまとめ
いわゆる押し付け合いが発生するトリックテイキング。プラスの話題カードの獲得も、全て取り切ってしまうのではなく、相手に取らせなければ得点にならない点も注意する必要がある。話題のトレンドによって弱いランクのカードでもトリックをとる(とらせる)事ができるので場に出たカードを良く見て相手の手札を予想しながらカードをプレイする事になるので、どのカードをプレイするのかグツグツ悩みながらゲームは進むよ。2人用なのでテンポも良くサクサクゲームが進む感じなのが良いですな!
美しいカードのデザインが往年のハリウッド作品を彷彿とさせてくれるので、マレーネ・デートリッヒやグレタ・ガルボあたりを思い浮かべつつプレイすると楽しそう。映画好きな方は色々話が弾むトリックテイキングでは無いかと。しかし銀幕でデビューするって、大変ですわねぇ...(=ↀωↀ=)
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