ども。コモノです。
最近ちょっと大きな箱のボドゲばっかり開けてた感じありまして、ちょっとお腹いっぱい感あります。ってーことで、小箱のカードゲームをご紹介しよかなと。そのタイトルはこちら「ブードゥープリンス」です。
ボックスアートは結構インパクトがあるので、遊んだことはなくても絵を見たことはある人が多いんではないでしょうか。テキストもないカードゲームなのですが、先日数寄ゲームズさんより日本語版として発売されたのです。
トリックテイキングの中では面白い!と評判をよく耳にしていたブードゥープリンス、その魅力に迫ってやりたいと思いますよ!
ブードゥープリンス 日本語版
プレイ人数:2〜5人
対象年齢 :8歳以上
プレイ時間:20分
ライナー・クニツィアの2017年作品「ブードゥープリンス(Voodoo Prine)」は非常にオーソドックスな感じのトリックテイキング。箱絵はよく見かけていて記憶にバッチリ残っていたのですが、いつか遊んでみたいけど今じゃなくてもいいかな?という感じの位置付けでした。今回数寄ゲームズさんからは日本語版でるし、なにやらバリアントルールも付属するとか書いてあるし....ポチ。
ちょうどアンダーウォーターシティーズの拡張をカートに入れた時にするりとカートに滑り込んでおりました。きっとブードゥに呼ばれたんです。うんうん。。。さりげなく入っている「数寄GAMES」のロゴかカッチョ良い。
ルールが魅力を生むという証明のようなブードゥープリンス
トリックテイキングのルールの中でもオーソドックスなマストフォロー&切り札ありなのですが、各ラウンド内の「自分が規定のトリック数を獲得した時点」で「他のプレイヤーが獲得しているトリック数」が得点になるというルールが特徴的。規定のトリックを獲得したプレイヤーはそのラウンドから抜けてしまうのですが、これがゲームの展開をアツくしてます。他のプレイヤーがトリックをある程度取ってから抜けたい訳ですが、最後になってしまうと自分が獲得したトリック数のみが得点になると。。。早抜けしても良いことはないし、待ちすぎるとリスクが増大というチキンレースであります。
ブードゥープリンスのカード構成
トリックテイキング なので、カード構成は重要ですな?ですな?重要なのがわかっていてもプレイングに活かせてないのは黙っておいてほしい。カードの構成は以下の状態になってます。
スート(色)は5種類
結構鮮やかな色が5種類ある。みるからに精霊とかと交信してらっしゃる感じ。
ナンバー(数字)は0〜15
ナンバー(数字)は0〜15まで。プレイする人数によって最大ランクの数字が変わってるので枚数の調整がはいるよ。
特殊カード
「0」の呪いの人形は、同じスート内の最大値のカードが場にプレイされている時に最強となるカード。カード構成が「1〜15」なら、「15」がプレイされていれば最強のカードとして扱うよ。
「5」「7」のカード
ランクが「5」「7」のカードでトリックを取った場合、2勝分として扱うよ。これらのカードでトリックを取ると規定数以上のトリックを取ることになる場合も出てくる。(あと1勝で規定数となっている状態で「5」か「7」でトリックを取った場合など)
ブードゥープリンスの遊び方
参加する人数によって準備やらが異なりますので注意だぞ。
ゲームの準備
参加するプレイヤーの人数に応じてカードを整えるよ。サマリーカードを参照しながら枚数と、そのゲームでの規定トリック数をメンバーで確認しておく。
切り札の決定
ゲーム内での切り札(どのスートよりも強いカード)を決めるために専用の山札から1枚カードを公開する。ラウンド毎に1枚引くよ。各プレイヤーには決められた手札を枚数分配ってゲームの準備は完了だ。
ブードゥープリンスの基本的なルール
マストフォロー&切り札あり&ビッドなしというオーソドックスなトリックテイキング。ラウンドは5ラウンド制だよ。
- 勝利条件:5ラウンド終了時の得点が一番高かったプレイヤーの勝利
- 得点の方法:他のプレイヤーのトリック獲得数(トリック規定数に達した時点での)
自分が獲得した得点を5ラウンドの間覚えておかなければならないので、メモ用紙とペンはあった方が良いかもしれない。
手番の流れ(トリックテイキングの流れ)
基本的なトリックテイキングの流れをおさらいしておこう。
1)親がカードを1枚場にプレイする(リードする)
2)次のプレイヤーは手札からリードされたスート(色)を出す
- リードされた色が手札にある場合は必ずプレイしなければならない(マストフォロー)
- リードされた色であればランクは自由に決めて構わない
- リードされた色がなければ他の色を出すことができる
- 切り札はどの色よりも強い
3)出されたカードの数字を比べてトリックの勝者を決める
- 基本的に数字が大きいカードを出した人がトリックの勝者となる
- トリックの勝者となった人が次のトリックのリードとなる
- リードをフォローできなかったプレイヤーは敗者となる
というトリックの流れを繰り返しながら、プレイヤーは規定のトリック数に達するまでプレイを続ける訳ですよ。
ラウンドを抜ける
サマリーカードに規定されているトリックを獲得した時点で、その次のトリックからは参加せずにラウンドを抜けます。
例)3人プレイの場合
- プレイヤー1:トリック数2
- プレイヤー2:トリック数0
- プレイヤー3:トリック数4←次のトリックには参加しない
プレイヤー3は他のプレイヤーの獲得トリック数を得点とするので、この場合の得点は「2」となりますな。ラウンドは残ったプレイヤーで継続するので、どちらかが抜けるまで続きます。
- プレイヤー1:トリック数4←←次のトリックには参加しない
- プレイヤー2:トリック数2
- プレイヤー3:トリック数4(トリックには参加していない)
プレイヤー1は「2」+「4」が得点なので「6」となりますよ。
すでにラウンドを抜けたプレイヤーが獲得したトリック数も得点に含むので、最後から2番目に抜けるプレイヤーが1番得点が高くなるという仕組み。最後まで残ったプレイヤーは自分の獲得したトリック数が得点になるのだ。
まとめ
ルールを読んでなんとなく想像するに、このゲームは遊ぶ人数が多い方が楽しいのではないだろうかと思うのです。ゲームから抜けるタイミングを駆け引きするので、人数少ないと考える幅が少なくなっちゃうんじゃないかしら。あと、カウンティングが効かないというかほぼ意味がないのも特徴。トリックを取ったプレイヤーは手札を持ったままゲームから抜けるので、場に出ているカードだけでは残ったカードを想像することは困難になる。
ということは、、、ゲーマーズキラーなトリックテイキング ってことね?ふっふっふっ.......(=ↀωↀ=)✧
キャラの濃いカードデザインも良く、かなり面白そうな感じ。数寄ゲームズさんのバリエーションルールも入っているので色々楽しめそうだぞ。気軽に遊ぶためにも、早くコロナ治って欲しいんだが・・・子供がいるので中々外出も慎重にならざるを得ず。もう少しお預けか.....´;ω;`)ブワッ
【ブードゥープリンス日本語版の販売情報】