ども。コモノです。
2019秋ゲムマで、ちょっとした発見をしました!それは旅する8ポンドのねこさんという現役高校生のサークル作品。「Catchy!」と名付けられたシンプルなトリックテイキングだったのですが、コレがねぇ。。。ヤバいくらい楽しかったw
あんまりヒネった感じがなく、ルールもシンプル。判りやすいマストフォローの切り札なしでトリックを行うんですが、ゲムマ後にめちゃ熱中したのです。何故あれほど熱中したのか?プレイの後にたまに思い出して考えるんだけど、うまく説明できないのですよね。でもね、面白い。
そんな印象深いライトゲーム「Catchy!(キャッチー!)」を今日はご紹介したいと思いますよ!
Catchy!(キャッチー!)
プレイ人数:2人
対象年齢 :8歳〜
プレイ時間:15分〜30分
旅する8ポンドのねこ公式ツイッター
コンポーネント
超絶ゆるい猫のイラストは、あの大量のゲムマ情報の中でもしっかり記憶に残ってました。ゆるいのは大好きです。ゲームだし現実逃避したいおっさんには猫は心の友。あー、気ままに暮らしたい....
カード
カードは1〜5のランク(数)と、3色のスート(色)。その他にリードプレイヤー(親)を決めるためのカード1枚と、ワイルドカードになるジョーカーカードが1枚。箱を開けたときに思ったよりカード枚数が少ないなというのが最初の印象。
得点トラックカード&コマ
小さいけどしっかり競争する感あるトラック&コマ。良いっすな。
猫タイル
奪い合うというより、おびき寄せる感じの猫。猫じゃらしかマタタビ用意したい。
Catchy!(キャッチー!)の遊び方
ルールもとってもシンプル。この記事もほぼ暗記でベースが書けるくらい覚えやすいのです。
準備
準備だって簡単です。
- 数字カードをよくシャッフルして、お互いの中央に3枚並べる
- 並べ方は1・3・5と2と4の位置にスペースを開けましょう
- 3のカードの横に猫タイルを赤の面を上にして配置
- 残った数字カードにSカードを入れてよくシャッフル
- 各プレイヤーに7枚づつカードを配布
- 手札を確認してSカードを持っているプレイヤーを確認する
- Sカードを場に出ている3枚のうち、1枚と交換する
- それぞれコマの色を任意で決める
- 得点トラックカードのスタート位置にコマを配置
以上、終わり!
手順4のSカードを入れ忘れる事がままあって、とてもよくシャッフルしました。ええ。
勝利条件
先に7ポイントを獲得したプレイヤーの勝ちですよ。
ラウンド終了条件
ラウンドは2つの条件のいずれかに該当したら終了するよ。
- 猫タイルを引き寄せ切った
- 手札を全てプレイした
得点計算
ラウンドが終了したら、得点計算。得点をトラック上で管理する。
- 猫を手元に引き寄せ切った:3ポイント
- 猫が中央より自分よりにいる:2ポイント
- 猫が中央にいる:お互い1ポイント
トリックの判定
カードをプレイするルールはマストフォローの切り札なし。ランクが高い方がトリックの勝者になるのです。リード(最初にカードを出したプレイヤー)と同じ色を持っていたら、それをプレイしなければならない。別の色を出したらそのトリックは負け。ただし、Catchy!ではトリックの勝敗は勝ち負けではなくカードの強い、弱いを表すよ。次のリードプレイヤーは猫を引き寄せたプレイヤーなのだ。なのでこの後の猫のごきげんが非常に重要。
猫のご機嫌
猫がひっくり返る。カードの数字の左上にネコアイコンがついているのが目印
トリックでお互いが奇数(1・3・5)のカードをプレイした場合、猫タイルを裏返す。カードのプレイ>猫タイルのご機嫌チェック>猫の移動という順番なので、トリックに勝つべきか負けるべきかをしっかり悩むことになる。
猫の移動
青になったら弱い方に移動してくれるのだ
気まぐれ猫はタイルの色(赤/青)で移動する方向が変わるよ。赤ならトリックで買った方に、青ならトリックで負けた方に1エリア分移動する。移動より前に猫のご機嫌伺いがあるので、うっかり負けた相手の方向に猫が移動してしまうことがあったりする。なお、ジョーカーと他の色の「3」が出された時には移動しないよ!
Catchy!(キャッチー!)の好きなところ
カードの枚数(主にランク)が少ないので、トリックテイキングに不慣れでもカウンティングのようなものの気分が味わえるよ!なんかこう、プレイしたカードの枚数とか思い出して「もう相手の手札にはあの数字はないはずだから...」とかゲーム中に考えたり出来るのですよ!ちょっとうまくなった気分味わえるのはとても嬉しい。たとえそれが錯覚であったとしても。
また、多くのトリックテイキングで見られるように、直接的にトリックの勝敗と得点は切り離されている。猫の移動はあやつらの気分次第で、トリックに負けても手元に寄ってくるからだ。このルールのおかげで自然と「うまいトリックの負け方は?」のような事を考えてプレイすることになる。勝利のために目先のトリックをあえて負ける、という行動を行う必要があるのだけど、、、これがまたゲーマーっぽくてイイ!なんかね、ゲームが上手くなった感あるよね。たとえそれが錯覚であったとしても。
プレイレビュー!
ゲムマの帰り道、ちょっと一休みするために入ったカフェで一緒に行った友達と早速プレイしたわけです。ちなみに相手はめちゃ負けず嫌いの20代女子。以前職場の同僚だったころから一緒にゲームを遊んでくれる友人です。
ここはおっさん、ちょっと負けられません。こんなところで調子こかせる訳にはいかないのです。こっそり本気出すと誓い、早速プレイしてみたところ....
快勝!フォッフォッフォッ(=ↀωↀ=)!
ヒヨッコ、敵ではありませんでしたな!(言ってみたかっただけ)
わずか30分弱くらいのプレイでしたが、かなり堪能したわー。トリックでとったカードに血走る視線。相手の残り手札の数を凝視し、仕事では眠っている脳がフル回転で残カードを推測します。アレと、アレが残っているはずだから、このカードをリードで出せば絶対負ける・・・とか、なんか出来ちゃう。コモノにも出来ちゃう!(笑
まぁ、全部当たらなかったけどそこは良しとして、読みが当たった時の爽快感とかまじかよと。そうか、これがトリックテイキングの面白さってやつか!カウンティングとかしてる人はコレをもっと多い枚数でやってんのか!とトリックテイキングの深淵に触れた感じすらある。(弱いからね...
ゲーム終了後、そんな話を2人でしながら感想を言ってましたが、どうやら友人も同じことを思っていた様子。友人もがっつり楽しく悩んでいたようで、読み合いが楽しかったと言っておりました。ゲムマ初参加、いい気分で終わってもらえたかな!
まとめ
えー、あらかた楽しかったのは書ききった感じですけど、もう1つだけ。Catchy!(キャッチー!)はとってもシンプルなゲーム。いわゆるライトゲームです。あまり複雑な並列処理はなくお互いの駆け引きを少ないカード枚数でしっかり楽しめるゲームでした。
ヘビーゲーマーにはちょっと物足らないかもですが、ゲームはとても綺麗にまとまっていて、トリックテイキングの面白みはしっかり感じる事が出来るよ。何よりもこれをデザインしたのは現役高校生。
最初は「高校生なのに凄い!」と思ってたんですけど、遊んでみた後はまったくそんなこと忘れてました。楽しいゲーム作る人なら年齢関係ないからね。すんません、失礼でした。Catchy!とても楽しかったです!
目指すところは「無駄のない美しいルール」。
目指そう、その高みを!あたしゃ待っているぞ? 旅する8ポンドの猫さんの次回作、期待しちゃうなー!
追伸
ゲムマのこのページにあるルール説明マンガは一読をオススメしたい。めちゃゆるくて良い。
画像引用:Catchy! 紹介マンガ | 旅する8ポンドのねこ (JrnyCat) | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント
【PR】
Catchy!(キャッチー!)は、どこかで手に入るのかな?
販売情報見つけたら追記しますよ。