ども。コモノです。
トリックテイキングというジャンルのゲームがあります。主にはカードを使ったハンドマネジメントゲームで、トリックと呼ばれる小さな勝敗を積み重ね、最終的にゲームの勝利条件を達成することを目指すゲームです。トリテがですね、好きなんです。下手なんだけども。
地下迷宮と5つの部族(トリテなんだぜ)
トリックテイキングには様々なバリエーションのゲームがあり実際に手にとって遊んだことがあるのはその内の極々少数でしかないのですが、定期的にトリックテイキングが遊びたくなる衝動に駆られるなどその魅力には不思議なモノがあります。
今日はぼっちのホビーBlogでも幾つか取り上げてきたトリックテイキングというボドゲのジャンルについて、まとめを兼ねてご紹介したいと思います!
- トリックテイキングの歴史について
- トリックテイキングのルール
- ゲームの流れ
- トリックテイキング独特の用語
- つまりトリックテイキングの魅力って何よ?
- 何故かわからないけど、結局トリックテイキングが好き。
- トリックテイキングまとめ
- おすすめのトリックテイキングゲームたち
トリックテイキングの歴史について
トリックテイキングというゲームの歴史は古く、Wikipediaさんによればカードゲームの歴史とほぼ同じくらいだそうです。タロットも元々はトリックテイキングを遊ぶために作られたと。マジか。
トリックテイキングのルール
Pot de vin
トリックテイキング(トリテ)には色々なバリエーションが存在するので、カードを使用した際の基本的なメカニクス(トリック)の部分を説明しておきます。
トリックについて
- 同じ枚数の手札を持つ
- 親が1枚カードを場に出す
- 次のプレイヤーは親と同じ色(スート)のカードを出す
- 全員がカードを1枚づつ出したらトリックが終了
トリックの勝敗
ブードゥープリンス
そのトリックで親の出した色と同じカードの中から1番高い数字(ランク)を出したプレイヤーがそのトリックの勝者となるよ。
ゲームの流れ
Catchy!
トリックを繰り返しながら特定の条件が達成されるまでゲームを続け、最終的な得点計算を行なった後に勝敗判定をすることが一般的。ゲーム終了まで何度かトリックを繰り返すため全て勝ち続けるのは困難を極めるので、1つのトリックを勝てたとしても気が抜けないのがトリテというゲームなのです。
トリックテイキング独特の用語
トリックテイキングには幾つか独特な用語が登場します。全て上げてくと膨大な数になるし自分も良く解ってないのもあるので、このくらい覚えておけば大体のトリテは遊べますよんってレベル。
トリテ
トリックテイキングゲームそのものの略語。
リード
トリック毎に出される最初のカード。親がカードを出す事そのものを指す場合もありまする
スート
主には色の事。カードの種類を指すことが多い。
ランク
主には数字の事。カードの持つ強さを指すことが多い。
マストフォロー
リードされたカードと同じ何か(色か数字)を持っている場合、必ずそれを出さなければいけないという決まりの事。
切り札(トランプ)
どのカードよりも強いカード。ランクまたはスートで指定される事が多い。
ディスカード
マストフォローのルールの際に、指定されたカードを持っていない場合に手札の中から1枚任意のカードを表にして出す事。トリックの勝敗に絡めなくなる事がほとんど。ディスカードと呼ばず「何を出しても良い」とルールに書かれている事が多い。
ビッド
宣言の事。ゲーム中でトリックを何回勝つか宣言する事を指す場合が多い。
使いこなすとめっちゃゲームが上手い人に見えるのだけどトリテは実力がモロに出るゲームなので、使う時は己の実力を踏まえネタにする心の準備も忘れずに。
つまりトリックテイキングの魅力って何よ?
「手札を1枚づつ出してトリックを取り合う」という一見単純なルールな訳ですが、それを楽しく奥深くしてくれるのはそれぞれのゲームが持つルールです。このトリテの流れを基本に据えて様々な調整が施されたのが世にいうトリックテイキングゲームたち。個人的に好きなトリックテイキングを例に挙げて見ます。
条件指定の縛りに従う?|インダルジェンス
マストフォロー・切り札なしが基本のルールなのだけど勅令カードと呼ばれるラウンド毎の特殊ルール指定が楽しいトリックテイキング。教皇からの勅令に従うか叛くか。叛けば多くの財産が手に入るかもしれず。。。カードの条件を達成すべくトリックを考えプレイする訳なのですが、漠然とトリックをとる・とらないではなく目的を持ってトリックに臨む事を味わえるインダルジェンス。雰囲気も良いし勅令に背くという背徳感も良いスパイス。
バーストの恐怖・得点への道|Ton Ton(トントン)
ミッションカードという目標値が設けられるバースト系のトリックテイキング。目標値以上の数値だとバースト、でもギリギリ1番近い値で高得点となるいやらしい感じがたまりません。表面張力でこぼれ落ちそうなコップに水を注ぐような緊張感が楽しいのだけど、Ton Tonの魅力はこれだけではないのです。取得したカードのスート毎の最小値で得点が変化するというルールが手札のプレイをより悩ましいものにしてくれます。ハンドマネジメントを存分に楽しめるのでトリテの中でもかなり好きなのだよね。元々のゲームはモグワイさんの朧ニンジャスタートリックですぜ。
ハンドマネジメントに味付けされたルールの妙味|ノコスダイス
決められたルールに沿ってカードをプレイするという基本的な骨子はどのトリテも変わりません。でもこのカードをどうプレイしていくのか、を決定する重要な部分がどのゲームでも異なり、独特な面白さを味わえるのがトリテの魅力。ノコスダイスはそういう意味でとても印象的なトリテです。ダイスの目でトリックのスートやトリックの勝利数を決める流れは、カード構成や場に出たカードの内容をしっかり把握すれば勝率が上がるといった個人の努力を裏切らないメカニクスとも言えます。そういうところもあって、上手くなりたい!という欲求をいつも感じる、そんなトリテなのです。
小箱中心の遊びやすさ・お気に入りを探す楽しさ|王国の派閥2
元々がトランプなどのカードで遊ばれるゲームなので、ルールを覚えていればトランプで代用可能になる場合も多く、実際トランプで遊ぶトリテのルールはたくさんあるのです。そのためボードゲームとして出版されているトリテも小箱中心なので持ち運びが楽という魅力も忘れてはなりません。王国の派閥は2人用ですがそれゆえ時と場所を選ばず遊びやすさという点でも素晴らしいのです。アートワークに惚れたトリテの代表作、たくさんのトリテが製作され販売されている中で自分の好みの作品を探して回る楽しさを感じさせてくれる作品です。
何故かわからないけど、結局トリックテイキングが好き。
ブレーメン
数あるボードゲームの中でトリックテイキングは1ジャンルを築き上げているのは間違い無いのですが、何処が好きなの?と言われるとはて???となります。トランプ系のゲームなのでトランプで良くね?と言われればまぁそうなのかなとも思うけど、先に紹介したインダルジェンンス見たいな妄想フレーバーも味わうならトランプだとちょっと物足りないし。基本的に数字と向き合うゲームなので、常にどのカード出そうか、相手の手札には何が残ってるのか、そんな事を延々考えプレイしてて気がついたら負けてる...(゚∇゚ ;)!?みたいな展開なのですが、この考える過程そのものが楽しいんです。相手はきっとこのカードプレイしてくるんじゃね?みたいな読みが当たると気持ち良いのです。
ハリウッドセンセーション
以前会社の経理の人に「膨大な数字扱ってて大変じゃない?面白い?」って聞いたことがあって、その時の彼女の答えが「数字がぴったり会ったときの気持ち良さがたまらないので病みつき」でした。もしかしたらそれに近い感じなのかもしれないなと。
トリックテイキングまとめ
記事に書いてみたらフワフワしてた自分の好きポイントがもっとはっきりしてくるかと思ったんだけど、、、よくまとまらなかったな....( ̄ー ̄)ウーン
でもカードイラストで好みのトリテは長く遊んでいる気もしてきた。見た目か。やはり見た目なのだろうか。。w
知略悪略
地味でストイックにカウンティングでやりとりする硬派なトリテからフレーバーがあって感情移入ができるトリテまで、様々な種類、様々なルールで楽しめるトリックテイキング。我が心の1作みたいなドストライクな作品に出会えると、きっと大好きになれると思うのです。トランプ好きなら楽しいと思うんだよ。何度か遊んでみてゲームの勝ち筋が解ってくると、出来る出来ないは別としてとても楽しくなるゲームのジャンルだと思います。気がつくと手元にちょいちょい増えているのでぼっちのホビーBlogでも今後もご紹介していきたいジャンル。まだ遊んだ事ない方は手にする機会があったらば、是非何度か同じゲームを繰り返し遊んでみてほしいのです!楽しくなってくるよ。
ってーことで、アタシの心のトリテに出会う旅はまだまだ続くのです。