ども。コモノです。
秘密結社が大好きです。プレイヤーはその秘密結社となり帝国同士の戦争を影の中から操り組織の生き残りを画策するというボードゲーム「ウォー・オブ・ウィスパーズ」日本語版が遂にケンビルから発売されます!(ました?)王の耳許で囁かれる使者の諫言は、果たして誰のためのものなのか(◎ω◎)?
決して表舞台に出ることなく帝国間の戦争を裏で操る組織となり、大戦の影に身を潜め暗躍する組織同士の戦い。それがウォー・オブ・ウィスパーズ。これは妄想しただけでもう鼻血出そうじゃない?もう出てる?
魂の厨二病が再爆発しそう揺さぶられるようなウォー・オブ・ウィスパーズ、先行予約してたケンビルさんから届いたんで今日はテンション高めでご紹介しまっす!
ウォー・オブ・ウィスパーズ 日本語版
プレイ人数:2〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:30〜60分
国内発行元:ケンビル
Boardgamegeek
ウォー・オブ・ウィスパーズってどんなゲーム?
ゲームボードに広がっているのは5つの大国。 それぞれがその強さの象徴として動物の紋章(鷲・熊・馬・象・獅子)を掲げ大陸の覇権を争ってます。戦争とは彼らの正しさの象徴でもあり、どれだけ多くの血が流れようとも決して止むことがありません。
そしてその大国の影に隠れ4つの結社(蛇・蜘蛛・鴉・鼠)が暗躍しています。彼らは自らが生き残るため、それぞれの大国に使者を送り込み戦争を支配しようとします。
どの国を勝利に導けば自らが潤いこの大陸で生き残ることが出来るのか。それぞれの大国の正義とは異なる目的を持った影の戦争、それがウー・オブ・ウィスパーズなのです!これはヤバい。書いてて鼻血出そうだわ....落ち着け。
プレイヤーは4つの結社の内の1つを担当し、各国の評議会に使者を送り込みます。それぞれ送り込む役職で行えるアクションは異なり、同じ役職でも国ごとで若干異なります。さらにそれぞれの領土は非対称の構成になっているので最終的な得点につながる都市をどう支配していくか、その点を見据えて必要なアクションを組み立て使者を送り込む必要があるのです。
まさに世界をその手の中に視るというヤツですわ・・・アツいわ。
ウォー・オブ・ウィスパーズのコンポーネント
箱薄っす!と思ったのはアタシだけではありますまい。もう少し大きいのかと思ってたんだけど、この薄めの箱を開けてもなおスカスカ感あるくらいシンプル。まぁコンポーネントみっちりしてるからってドラマチックとは限らないからな。
マップは円形。結構大きいのでテーブルサイズは大きめが望ましいですわね。短辺80cmのダイニングテーブルでは短辺が結構ギリギリすな。。。
そのほかには各国の勢力を表す旗キューブと各秘密結社ごとのプレイヤーシート、トークン類にアクションが描かれた帝国カードが入ってます。裏で秘密裏に暗躍するのに、実はとってもコンポーネントはシンプルな構成でした。思っていたよりずっと少なかったのでお片付けも簡単です。
ウォー・オブ・ウィスパーズの遊び方・ルール
コンポーネントがシンプルということは、準備も簡単なのでした。
ゲームの準備
- 帝国カードを国ごとに分けてまとめ、よくシャッフルする
- 各国の領土の外周に伏せて山札として配置
- 各国の色と合わせた色の旗キューブをそれぞれの山札のそばに配置
- ラウンドマーカーの「1」をスタートと書かれた外周のエリアのそばに置く
- 残りのラウンドマーカーは隣にまとめて配置しておく
- マップ上の旗キューブアイコンが描かれた場所にその色のキューブを配置
- プレイヤーは1色を選び同色の使者トークン、帝国マーカーのワンセットを受け取る
- 自分の選んだ色と同じプレイヤーシートを受け取り、帝国マーカーを伏せて配置
- 任意の方法でスタートプレイヤーを決め、マーカーを渡す
以上でゲームの準備は完了ですよ!
手番の流れ
ゲームは6つのフェイズに分かれていて順番に処理を行うのだけど、全てゲームボードの外周にその順番が描かれていて迷う事がない。ラウンドマーカーを1つの処理が終わったら隣に移していくことで抜け漏れが起きないという親切設計なのです。描かれたアイコンも複雑なものはないので、すぐに慣れてしまえるという点が素晴らしい。
1.使者配備フェイズ
各国の評議会へ使者を送り込みます。同じ評議会に複数名の使者を送り込んでもよいのだ。
2.帝国処理フェイズ
評議会アクションの実行です。(各国順番に執政官▶︎宰相まで)評議会は下位職からアクションを行うのだけど、空職の場合はその直後に来る職位の使者が代行するというルール。執政官が空席で管理官に使者が居た場合、その管理官の使者を配置している場合、管理官が執政官のアクションも兼ねて行う事が出来るのです。
3.ラウンド管理フェイズ
ラウンドマーカーを所定のエリアに置き、次のラウンドのマーカーと入れ替えるよ。これで現在のラウンドを明示できるので混乱しにくいのだ。
4.クリーンアップフェイズ
手札の上限チェックを行い、5枚を超えるカードは手札から破棄するよ。破棄したカードは元の国別の山札に戻しよくシャッフルして新たな山札とする。
5.入れ替えフェイズ
プレイヤーシートの忠誠マーカーを任意の場所と入れ替えることが出来る。入れ替えたマーカーは公開し、以降ゲームが終わるまで入れ替える事ができなくなる。
そうして暗躍する時代が始まるのですよ!
勝利条件
4ラウンド終了時、得点が1番高かったプレイヤーが勝利するのです。得点は自分のプレイヤーボードに配置した帝国トークンの位置と、その国が支配する都市の数によって決まるよ。
自分が協力するのはどの国か、周囲は?一見協力するように行動しておきながら、舞台を弱体化させるような戦法を取ることも出来る。どこまで真意を秘匿するべきか、そして本当にその国との協力を最後まで続けるのか?このトークンの位置は変更することが出来る。どのタイミングで?さまざまな思惑が入り乱れたプレイが待っていることは疑いがない。
ソロプレイはできる?
とても素敵なフレーバーながらも残念だけどソロプレイには対応していないよ。ゲームのメカニクス的にもソロプレイには向いていないと思う。
隠匿要素があるゲームは対人プレイにこそ面白味の中心があると思うので、ぜひ仲の良い仲間内で楽しんで欲しいと思う。できればなるべく頭の切れる人と遊びたいかもしれない。
ウォー・オブ・ウィスパーズのまとめ
1人2役で黙々と深夜にルール確認をしていた訳ですが、これはやっぱりかなり好きなボドゲでした。 ルールはそんなに複雑ではなく、得点への道をあれこれ探りながら各国の評議会に使者を送り込みアクション選択に悩む事になります。ルール上で間違えやすそうな部分についてケンビルからFAQ形式で公開されているのでチェックして置くと良いぞ。
カードという名の暴力
実は各国の評議会で行えるアクション幅にはそこまで差がついておらず、自分のねらったように戦局を動かすにはカードを上手く使いこなさなければなりません。カードの効果は各国ごとに異なるのだけど、カード効果の恩恵を受ける国はどこでも良いというルールなのがポイント。
例えば獅子の国に潜ませた使者で獅子の国のカードを獲得し、その直後に来る鷲の国でその獅子の国のカード効果を使用、鷲の国を発展させるというプレイが可能。カードの効果は中々に派手で戦局を支配する力のあるものが多いため、効果的に使って行くことがポイントになるのだよね。
エリアマジョリティの局面を読みきれ
使者を送り込む国、役職、カードによるアクションを駆使しながら自身が賭けた帝国を発展させるもよし、他の結社が支持する帝国の国力を削ぐもよし。4ラウンドでどのように盤面が動くのか、都市を占拠できるのはどういうルートか。数手先に起きるだろう盤面の変化を慎重に読みながら、使者を各国の評議会に配置するのです。
信頼か裏切りか
隠匿された各結社の支持する国を見極め、自らが支持するする国を途中変えることも出来るよ!帝国を勝たせる事に囚われすぎずあくまで自らの組織の生き残りを賭けた行動が大切。常に全体を見渡す事が求められるゲームなのです。
インタラクションもバランスいい感じだし、悩ましさ具合が程よい中量級。大戦の背後で暗躍するという心くすぐるフレーバー。こんなん好きに決まってるわ....ドップリ遊べるのがいつになるかは判らないけど色々な意味で心に刺さったボドゲでございました。
海外ではコレクターズエディションなるものが
実は以前、Kickstarterでコレクターズエディションというこれまたグッとくるミニチュアタイプのバージョンが出てました。これ雰囲気めっちゃ良さげなのです。日本語版で出ませんかね?結構人気出ると思うんだけどなー。
ゲームタイトルの販売情報
6/4が発売日の予定です。絶賛予約中だったんだけど、売り切れ続出。
販売情報見つけたら更新します!
各所で販売開始されてますよ!
一緒に遊んだら楽しいと思うオリフラムもあるで!