ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

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【プレイレビュー】「ヴォルフィリオン(Volfyirion)」:巨龍襲来!ワレ撃退ニ成功セリ?撃退シチャッタカナ?!ファンタジーなデッキ構築をソロで堪能する休日。

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今日は「ヴォルフィリオン(Volfyirion)」 のソロプレイレビューをお届けいたしますよ!

 

ヴォルフィリオンはミスティアという異世界を舞台にした叙事詩の中の1作品。先日Kickstarterのプロジェクト成立後、我が家にも到着しておりました。

開封レビューはコチラ⬇︎

www.comonox.com

ヴォルフィリオンは2人専用の対戦型デッキ構築ゲーム。ドミニオンライク?ともちょっと違ってる感じで、リソースマネジメントが主体のデッキ構築を行います。コンボもあるっちゃあるんだけど、なんというのかしら・・・ドミニオンが効果が重ねがけされていくような感じのコンボだとするなら、ヴォルフィリオンは足し算足し算、ほらトドメにもう1回足し算しよか。みたいな数字的なコンボ感が強いです。常に足し引きしてる感じが苦しいw

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さらにデッキ構築型には珍しく、ヴォルフィリオンにはソロモードがありますのだ!ソロモードでデッキ構築って?はて?となりましたが....

そこにソロモードがあるなら遊ばずにはいられまい。(●ↀωↀ●)✧

 

というわけで、ヴォルフィリオンのソロプレイをお届けいたしやすよん。

 

〈セットアップ〉

基本的なセットアップとほぼ一緒。

  • プレイヤーデッキの初期カードをワンセット持つ
  • 街カードを3枚配置し、その横にプレイヤーデッキを伏せて置く
  • ヴォルフィリオンレアカードを配置する
  • その上にヴォルフィリオンコマを置く
  • コマンド/兵士/建物カードをよく混ぜて伏せ、アセットデッキを作る
  • アセットデッキから5枚を公開し並べる
  • ワンダーカードをよく混ぜて伏せ、ワンダーカードデッキを作る
  • ワンダーデッキから2枚公開し、ヴォルフィリオンレアカードに配置する

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全体の配置はこんな感じになるよ。詳しくはルールブックを参照しよう。

  

〈ソロプレイの特徴〉

ソロプレイでは、プレイヤーはヴォルフィリオンに街を破壊されつくす前にバトルポイントか運命ポイントを使用してヴォルフィリオンに打ち勝つことが目的。効果的にデッキも圧縮しながら、5枚の手札からどうヴォルフィリオンを叩きのめす手札をプレイできるか。そこがソロプレイのキモになるのだ。

逆鱗システムについて

ソロプレイでは「逆鱗」と呼ばれるカードエリアが用意される。

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兵士・建物・ワンダーカードのいずれかをプレイした際に、アセットデッキから1枚づつ積み上げられていく逆鱗デッキは、プレイヤーの街を破壊する巨龍の一撃となる。逆鱗怖い。

 

〈ソロプレイレビュー〉

ゲームの進行は基本的に通常のプレイとあまり変わらない。

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プレイヤーはデッキから5枚を引き手札とするのも同じ。ソロプレイでは以下のアクションを行うことができるよ。

  • 手札からカードをプレイする
  • プレイエリアにあるカードからポイントをもらう
  • コマンドポイントを使ってアセットカードを購入する
  • バトルポイントを使ってワンダーカードを購入する
  • コマンドポイントを使ってプレイエリアから街カードにカードを移動する
  • 知識ポイントを使ってワンダーカードの封印を解く
  • バトルポイントを使ってヴォルフィリオンを攻撃する
  • 知識ポイントを使ってヴォルフィリオンを制圧する
  • 知識ポイントをつかって逆鱗エリアのカードを除外する

書いてるだけだとちょっとよくわからないのはいつもの事...通常プレイとの違いは次の点。

  • 相手の街を攻撃するアクションがない
  • 街カードに配置した建物・兵士は軽く一掃される
  • ヴォルフィリオンを移動させるアクションがない
  • ワンダーカードは開封のみ
  • 知識ポイントを使って逆鱗エリアのカードを除外することができる

対戦相手がいないので相手に干渉するアクションが減り、ヴォルフィリオンへのカウンターアクションが追加されている。特に最後の「逆鱗カードの除外」はめっちゃ重要だった・・・とりあえず遊んでみた!2回続けて遊んでみたのでハイライトをまとめてみた。

 

序盤の展開

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ゲームの序盤はデッキの中にとにかくコマンドポイントを入れてみる。

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ワンダーカードは3ポイント(バトルポイント)で買えるものを中心に、コストの低いカードしか買えないから、まぁ仕方あるまい。。。

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買ったらそのまま捨て札に。手札にいれたくなるけど、捨て札に。デッキ構築ではよくあるアクションだけど買ったカードをそのまま捨て札にする事に相変わらず慣れません...(笑)

コマンドポイントは緑色の丸・バトルポイントは赤の剣で表されているよ。

 

中盤

中盤になるとワンダーカードのプレイなども出てきて、「逆鱗」に触れる事も多くなる。

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建物カードをプレイしたら逆鱗エリアにアセットデッキから1枚伏せたまま追加するよ。プレイヤーデッキが尽きたタイミングでヴォルフィリオンのターンがやってくる。

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プレイヤーターンの終了後、逆鱗エリアのカードが公開。公開されたカード内容によってエグいことが起きるのだ。

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初めて逆鱗に触れた時の公開カード。ヴォルフィリオンの攻撃値はコマンドカードのコストの合計だ。写真だと「7+5=12」になる。。。え、街カードの最大防御力10なんですけど....

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遠慮なくヴォルフィリオン襲来。

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街は一瞬で焦土と化した。。( ゚д゚)ポカーン

マジか...

さらにコマンドカードに知識ポイントが記載されていた場合、自動的にワンダーカードの封印を試みる親切設計。

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この時展開していたワンダーは「知識ポイント3」(左上2番目のアイコン)で封印・開封が可能。ヴォルフィリオンのカードに記載されていた知識ポイントの合計は「2」..

危ねぇ。ヴォルフィリオンマジやばい。一瞬で街が消える。マジやばい。

ちなみに逆鱗の処理は以下の流れで行う。

  1. 逆鱗エリアのカードを公開
  2. 公開されたカード内に兵士カードがあった場合▶︎街に配置された兵士カードが一掃される
  3. 公開カード内に建物カードがあった場合▶︎街に配置された都市カードが一掃される
  4. 公開されたコマンドカードのコストを合計
  5. 防御力の高い街から攻撃判定▶︎ヴォルフィリオンが攻撃力で上回った場合、街を破壊
  6. 公開されたコマンドカードの知識ポイントを合計
  7. ワンダーカードが公開されていた場合封印アクション判定
  8. 公開されたカード内で一番コストが高いものを公開したまま逆鱗エリアに配置
  9. 残りの公開カードは捨て札に
  10. ヴォルフィリオンがレアカードに帰投

「2」「3」の処理の際、兵士カードや建物カードが逆鱗デッキ内に含まれていなければその処理はスキップする。また「5」の処理時、稀に2都市以上を同時破壊する事があるよ。

例)合計コストが20(攻撃力20)▶︎残存している街の防御力合計が20以下の場合など、

逆鱗エリアのカードを少なく保つ努力を怠らないようにしないととんでもない事になるのだ。

ゲーム終盤

一度逆鱗に触れてその破壊力を目の当たりにすると、タラタラデッキ構築してる場合じゃないという気分にさせられる。なかなか緊張感あふれるゲーム展開に。

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知識ポイントを活用して逆鱗デッキの掃除ばかりするようなチキン戦法に。。だって怖いんだから仕方ないじゃない。

ワンダーカードをプレイしたり、兵士カードをプレイしない事には巨龍を封印・撃退するためのポイントがデッキ内に貯まらないのだけど、プレイすると逆鱗カードがきてしまうというジレンマを噛み締めながらデッキの中に細々とカードを貯めていく。

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ワンダーカード3枚と建物カード2枚。この基礎だけでは全く攻撃力が足りません。どうしよー、兵士カードを入れる事にためらいつつも、このままではイカん!という事でカードにあるセカンドアビリティ(下段の効果)もよく考えてカードを配置し始める。

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ウンウン、おまいはソコに居ろ...

決着の時

カードを除外した時に発生するポイントを一気に投入し、足し算引き算をフル回転させてデッキを作る。次回の逆鱗攻撃を交わしつつ上手くデッキからカードを引ければ....

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キ・タ!(●ↀωↀ●)✧

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このカードをプレイできたので、攻撃に移る。場に出てるバトルポイントを全部合計(セカンドアビリティ込み)したのち、兵士カード2枚とワンダーカード1枚を除外すると合計バトルポイント16になりましたっ!

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勝ったぁぁぁぁ!

щ(゚Д゚щ)カモォォォン
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
щ(゚Д゚щ)カモォォォン


これを激闘と言わずして、何を激闘と言うのか。。。

 

〈まとめ〉

ソロプレイ、なかなかに楽しかった!デッキ構築の引きの流れのお勉強にもなりました。逆鱗カードの処理に怯えながら、どう最短でヴォルフィリオンを仕留めるかかなり悩ましい。引き運には左右されるものの、ソロプレイならこのくらいの運で振り回される方が楽しめると思います。

もっとうまく計算をしていれば、ターン数の圧縮は可能だろうし、最高火力を目指すならもっとドカンと火力を上げる事も出来ると思う。実際この後2戦目を別の戦略(バトルポイント優先)で試してみたら、流れは全く別の展開になりました。

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あっという間に2つの街を破壊されて風前の灯...
最速での火力生成の独習にも良いし、カード全体の効果を把握するのにもちょうど良い感じのソロプレイ。何度か遊びたくなるし次こそはっ!って気分になるのでコレは楽しいよ!

どちらかというとデッキ構築初心者(自負あります)の方、楽しいっす!リソースマネジメントの基本もわかるしワンプレイも20分〜30分くらいなので何度か遊べる。

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世界観もファンタジーだし、程よく悩ましくて良いな!次こそもう少しもたつかずにデッキ展開してみたいぞ。コレでドミニオンも少しは上手くなったかな!(気のせい)

 

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