みなさんこんちは。コモノです。
今日は待望の新作「ブラッドレイジ 完全日本語版」を開封しちゃいますよ!ブラッドレイジはアクションポイント制のエリアマジョリティ。そして結構ボコスカやりあう男子なら避けて通れないボドゲです。かのBoardgamegeekのランキングも30位という高ランクに鎮座するミニチュアボードゲームな訳ですね。先日のゲームマーケットでも展示があって、それはもうみてるだけで鼻血がでそうでした。
ハァハァハァ...(恍惚)
滾る(●ↀωↀ●)✧。
さ、このまま行くと訳のわからないテンションになりそうで通報されかねないため、ブラッドレイジ開けましょう。
ヴァルキュリァァァ...( ✧Д✧) ⁄⁄⁄
箱は開かれねばヴァルハラに行けませぬ。ラグナロクを前にしてアツい冬の時代を過ごしに参りますよ!
〈ブラッドレイジ?〉
ミニチュアが目を引くブラッドレイジ、実は2015年が初版でちょっと前の作品です。テーマは北欧神話で語られる神々の黄昏「ラグナロク」を迎えるヴァイキングの世界。
プレイヤーはヴァイキングたちを操り、世界が終わるラグナロクの時まで果てしなく続く闘いに身を置き勝利と栄光を求めます。終わりゆく世界においてなお名誉と闘いを求め死に赴くヴァイキングたちと、破滅の中で解き放たれる巨人や神々が入り乱れるボッコボコのバトルを繰り広げるという、もうなんかラグナロクって凄いよね?!って空気が遊ぶ前から漂いまくるのがブラッドレイジなのです。
テーマはそのまんま北欧神話&ヴァイキング。魅力的なミニチュアが入り乱れ雰囲気をマックスまで引き上げてくれます。さらにBoardgamegeekには有志の方が作ったハウスルールとしてソロルールがアップ済みと、ソロプレイしかなかなか出来ないアタシにも買わない理由を与えてくれない現実。世界の終わりを体感しろと、誰かが言っているのです。
個人的にも超絶楽しみにしてて単独ニュースで取り上げたくらい。あんまりソロができないボドゲでここまで待ち焦がれたのは久しぶりかも。もう期待しかないのです。
〈開封〉
ブラッドレイジ(Blood Rage) 完全日本語版
プレイ人数:2〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:60〜90分
Boardgamegeek
まずご注目いただきたい。箱には「ブラッドレイジ」のカタカナが踊っている。のだけどアレが無い。。。そう、「完全日本語版」のロゴが見当たらない!
だいたいタイトル横に入ってるんだけどね、、無いのだ。
そのせいか、元のアートワークの印象に近い状態だ。個人的にはあっても良かった派だけど、これはこれでスッキリしていて良いな。
コンポーネント
コンポーネントのほとんどを占めるのはこちらの箱に入っているミニチュアである。
まぁ、焦るで無い。
プレイボード
ヴァイキングさんたちが殴り合い死闘を繰り広げる舞台がコチラだ。
メインボード
北欧神話になぞらえてエリアが分かれている。
時代記録シート
3つの時代に分かれて戦いは続く。
ヴァルハラシート
そう、僕らにはこのヴァルハラがある。
氏族シート(プレイヤーシート)
プレイヤーは4種類ある氏族のうちの1つを受けもってプレイする。
各氏族の紋章がかっこいいのだ。鴉とか蛇とかいるよ。
このアートに従ってミニチュアも用意されている。
タイル・トークン・マーカー類
こちらがタイル類。種類が少ないので管理は超楽チン。
この少なさはちょっと拍子抜けする感じだけど、楽なのは良い。
カード
アクションの内容を決めるカードたち。3つの時代ごとに分かれている。
そして更に3つの種類に分かれている。戦闘系・強化系・クエスト系だ。
赤いベースのカードが戦闘系カード。カード名がアツい。
緑のベースはクエスト系カード。条件を満たすことでパラメーター上昇などの恩恵にあずかれる。
黒のベースは強化系カード。怪物を召喚したりする。アツい。アツすぎる。。。
〈ミニチュアたち〉
ブラッドレイジがちょっとお高いのはこのミニチュアたちのせいでもある。
みるからに野郎ども感がみなぎる造形。
ヴァルキュリアも疾走感ある。そして、、、何と言ってもコレ。コヤツらだ。
北欧神話の怪物たち!
こちらはかの有名なヨルムンガンド様でございます。ロキとアンクルボザの仔だな。ラグナロクに海中からその姿を表す様を表しておいでである。
ムスッペル(炎の巨人)様だ。もう勝てる気がしない。ボッコボコだろう。
それでも立ち向かうのがヴァイキングだ。やべぇぇぇぇ...
ちなみにミニチュアの仕舞い方がわからなくなってしまった人、焦ることはない。ミニチュアの箱の裏を見ればほら、一目瞭然なのだ。
素晴らしい。きっとみんな同じ迷いに触れたのであろうw
〈ブラッドレイジの遊び方〉
ラグナロクを迎える舞台の準備から。といっても結構楽な印象。
セットアップ
かなりざっくりと説明。プレイ人数に応じて細かな処理があるので正しくはルールブックを参照してほしいぞ。
- 略奪マーカーから緑の枠の1枚を抜き出し、ボード中央のユグドラシルエリアに表向きに配置する
- 残りの略奪マーカーを略奪面を表にしてシャッフルし、ランダムにそのままボード状の四角のエリアに配置し、表向きにする
- ラグナログマーカーをシャッフルし時代記録シートに1枚づつ配置し表向きにする
- 残りのラグナログマーカーをプレイ人数に応じて選択し、ボード状に表向きで配置する
- 時代カードを各時代ごとに分けシャッフルし、時代シートに配置する
- 各プレイヤーに族長コマ1と氏族コマ8つを配布する
- 残りのコマをボードの脇に全て並べておく
- 物語マーカーを時代記録シートⅠの山札の上に配置する
勝利条件
ゲームはラウンド制。最終的に名誉点を1番集めたプレイヤーが勝利するよ。
ゲームの流れ
ゲームは3ラウンド(時代)に分かれていて、時代ごとにプレイヤーがアクションを行なっていくスタイル。基本的にはアクションポイント制と呼ばれるシステムでゲームが進行する。
各プレイヤーは「激情」と呼ばれるポイントを使って手番でアクションを行なっていく。「激情」が尽きたらアクションは終わり、次のプレイヤーに手番が移動するわけだな。
手番の流れ
各ラウンド(時代Ⅰ〜Ⅲ)は6つのフェイズに分かれている。各フェイズごとに全員の手番が終了したら次のフェイズに移るのだぞ。
1.天啓フェイズ
時代カードの山札から8枚、各プレイヤーに配布する。プレイヤー間でドラフトを行い6枚の手札を作るよ。
2.アクションフェイズ
・各自「激情値」に等しい激情を受け取る
・スタートプレイヤーから順にアクションを行う
・全員の激情が0になるか、全てのエリアが略奪されるまで手番を繰り返し行う
3.捨て札フェイズ
手札が2枚以上残っているプレイヤーは1枚だけ残して他のカードを破棄するよ。
4.クエストフェイズ
・氏族シートに配置したクエストカードを公開し、条件を確認する
・条件を達成していた場合は報酬を受け取る
・その後、全てのクエストカードを破棄する
5.ラグナロクフェイズ
時代記録シートのラグナロクマーカーを取り、破滅するエリアに配置する。ラグナロクを迎えたエリアとそれを支援していたフィヨルドに存在する全てのコマは破壊され、ヴァルハラへ送られるよ。ヴァルハラに送られたコマに応じて各プレイヤーは名誉点を得ることができる。
6.ヴァルハラ解放フェイズ
ヴァルハラに送られたコマを各プレイヤーの予備に戻す。
アクションについて
このゲームの最大の楽しみはこの5種類のアクション(侵攻・進撃・強化・クエスト・略奪)にあるような気がしている。
例えば怪物強化アクションで強化カードを自分の氏族シートに配置すると、その怪物を自分の駒として扱うことができたりする訳ですよ。
トロール強化アクションで、トロールが我が手に...
しかし、、、今回詳細は割愛するっ!(すまぬw)
プレイレビューをお届けする事になったら、そちらでアクション詳細については触れたいと思うぞ。いや、きっと書くから...
〈まとめ〉
ボッコボコにぶん殴り合うボードゲームと聞いてましたが、マジだった。ただ面白いのは殴られ敗れたヴァイキングはヴァルハラに連れてかれ、死してなお名誉点をもたらすというシステム。死んでも良いの。むしろタイミング的には積極的に自分のヴァイキングを死地に赴かせるの。そこでラグナロクが起きる予定でも良いの。
もはやこうなるとプレイヤーは神々。神々の気まぐれでヴァイキングたちが天に召されていくという、神話の世界をそのまんま卓上で再現しているような錯覚を覚える。
闇雲にヴァイキングたちを消滅させても勝利には一歩手が届かず、かと言ってカードに振り回されていては思ったようにならず、、、一見混沌としたプレイになりやすい風に思えるのだけどこの混沌に意図した方向性もたらすのがドラフトだ。カードの特性をしっかり吟味し、方向性を見いだすことができるような調整がされているように思う。
まさに神々の黄昏に翻弄されつつ、勝利と栄光をただ追い求めるような体験ができるゲームシステムはスバラシイ。(_゚∀゚)o彡
仲の良い仲間とワイワイやりながら、死を終わりと感じていなかったヴァイキング達の世界感を堪能できるブラッドレイジ。BGGでの高評価も納得じゃね?遊ぶ前からしてこの胸の昂りはどうしたことかと。ドラフトがあるのでソロプレイには不向きでしかないのだけど、そこはBGGにアップされていたソロヴァリアントを訳してちょっと遊んでみたいのだ。
ちょっと頑張って翻訳しよう。
ミニチュアの完成度も期待以上。男子の欲求をかなり満足させてくれるブラッドレイジ。これは、良い買い物だ。(●ↀωↀ●)✧
さて問題は、いつ遊ぶか、なのだよ。。
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