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【ボードゲーム】プログレス(Progress: Evolution of Technology)|君らはテックツリーを目にしたことがあるだろうか?テクノロジーの系譜、それは文明の発展そのものなのであぁぁるっ!

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ども。コモノです。

 

今日はちょっと昔のタイトルになる「プログレス(Progress: Evolution of Technology)」のご紹介です。ブログ開設当時(2015年頃ですな)、ソロで遊べるゲームを日本語訳付きで探すのって結構大変だったのです。ひたすらBGGで検索、日本語訳があって手に入りそうなボドゲをチェックしていた頃、初めて「テックツリー」という言葉を目にしたのです。それがこのプログレスでした。

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その時は「ほほぅ...テクノロジーツリーって言うんだね・・・」と思ったまま、入手出来なかったのですけども、昨年たまたま中古で見つけてポチってました。でもね、そのまま積んじゃってたんだよね。すまん。

ということで今日はテックツリーをガシガシ作っていく「プログレス」のご紹介をしたいと思いまっす!テックツリー好きの方、必見ですぞ。

 

 

プログレス(Progress: Evolution of Technology)

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プレイ人数:1〜5人

対象年齢 :12歳以上

プレイ時間:90分

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Boardgamegeek

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プログレスってどんなゲーム?

プログレスはテックツリーを作り上げるゲームです。そのテックツリー、あらかじめどう言う繋がりなのかはシート上に記されています。

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手札にしたカードをプレイし、そのつながりを作ることでカードに書かれた勝利点がもらえると言う比較的シンプルなルール。もちろん繋がりがなくてもカードを場に出す事は可能なのだけど、時間がかかったり恐ろしくコストがかかったりするのです。いかに効率よくツリーを作り上げいくか、そこがプログレスのキモになるのですな。

テックツリーって何よ?

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テックツリーという概念はゲームが好きな方なら聞いたことあるかもしれません。調べてて「あ、このことをテックツリーっていうのか」とひとりごちたこの単語は、人類の文明の中で科学技術が発展してきた関連性のことなのです。ゲームではAとBの条件を満たすとCが作れます、みたいな部分で使われているツリー形式のつながりのことですな。

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オペラ(歌劇)に至るツリー

神を信じる宗教(Monotheism)がまずありルネッサンス芸術(Renaissance Arts)の波が起きる。かたや詩(Poetry)が生まれ劇場(Theater)ができた。芸術があり、劇場があり、神を讃える詩が生まれ、それらを表現するオペラ(Opera)が生まれたわけっすよね。すごいね人間。(妄想)

プログレスは各時代ごとの技術発展を再現するようにテクノロジーツリーをプレイし、勝利点を獲得するボードゲームなのです。つまり人類史をそのまま卓上でトレースするボドゲってことですわね?

 

プログレスの遊び方・ルール

プログレスは3つの時代に分かれたデッキを使い、プレイしていきます。文明発展系のボドゲではよくある仕組みですね。各時代ごとに山札を作りますが、カードに右下にプレイ人数に応じた数字が入っています。遊ぶ人数によって枚数調整があるので注意しましょう。準備自体はとても簡単だよ。

勝利条件

ゲームの終了した時点で1番勝利点を得ていたプレイヤーがゲームに勝利します。終了トリガーはプレイ人数に応じた時代カード内の特定アイコンが場にプレイされた時でございます。詳しくはルールブックを参照しましょう。

ゲームの準備

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  • プレイ人数に応じた各時代ごとの山札を作る
  • メインボードをテーブル中央に配置
  • 個人ボードを各プレイヤーに1枚づつ配置
  • 各プレイヤーは1色を選択しその色のキューブを全て受け取る
  • メインボードの3つのトラックの「0」のマスに各プレイヤーのキューブを1つづつ配置
  • 各自個人ボードのトラックの初期マスにキューブを一つづつ配置
  • トークン類をまとめてサプライとして配置
  • 時代「Ⅰ」の山札から初期手札となるカードをプレイヤーに配布

 

手番の流れ

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各プレイヤーが1手番づつ順番に行って行きますよ。手番は大きく分けて3つのフェイズに分かれています。

  1. 開発フェイズ
  2. アクションフェイズ
  3. 維持フェイズ

と、しっかり分かれているので「おっ、、」とちょっと身構えましたが、実はとってもシンプルです。超ざっくり説明しておきます。

1.開発フェイズ

前の手番から継続している研究中のカード上から、黒いキューブを1つ取り除くフェイズ。キューブがなくなると開発完了となり、カードの効果を得ることができます。なお研究中のカードであっても配置ずみとして扱うので、各カードのプレイ条件は満たしたことになるのだよ。カードをプレイすることで得られるタイル類や、個人ボードの能力向上の恩恵は研究完了までお預けです。

2.アクションフェイズ

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カードをプレイしたり、山札から引いたり出来ます。手札の上限や1手番中に行うことができるアクション数などは個人ボードのトラックで管理されてます。カードをプレイしてツリーが出来上がっていくとコレらの値が上がっていくので、拡大再生産的な要素があるのですよ。

3.維持フェイズ

増えすぎた手札を捨て札にするフェイズです。手札上限は決まっているけど、上限に達していなくても追加でカードを引いたりしないところがミソ。カードを引くにはアクションを消費するしかないルールでした。

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プログレスでは手札からカードをプレイし、その効果を得て個人ボードの値を強化して、手札の枚数やアクション数を増やしながら効率的にツリーを拡大させていきます。個人ボードの能力向上も楽しいんだけど、ゲームの勝敗は勝利点で決まると言うことを忘れないようにするんですよ。

 

ソロプレイはできる?

ソロプレイ可能です。しかもインタラクションがほぼないゲームなので、みんなで遊んでいてもソロプレイ感強いと思われます。この辺りは好き嫌いが出そうですが、デッキに含まれているそれぞれのカード枚数は公開情報なので、インタラクションは薄いながらも他のプレイヤーのゲーム展開に絡むことは可能です。

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ソロプレイでは得点効率を高めてスコアアタックをする事になるんだけど、結構上手くいったじゃん!なんか凄い事になるんじゃない!と思った最初のワンプレイ。ソロでは特殊ルールがあるのですが、最後の得点計算で大きく失点して指導者ランク(たぶん並レベル)での終了・・・(」゚ロ゚)

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劇場のカードのまさにそのまんまの表情になってたと思うんだよ・・・

何度か遊ぶときっと上手くなるタイプのゲームなので、テックツリー頭に入れて再戦に望みたい。

 

プログレスの感想・まとめ

例えば新聞が生まれるに必要な科学技術とは一体どんなものがあるのか?この問いに正確に答えることは実は結構難しいかもしれない訳です。 

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一般的にはグーテンベルクの活版印刷技術が有名ですが、この活版印刷を可能にするにはある程度精巧な鉄を加工する技術が存在しなくてはなりません。テックツリーではこの流れをトレースしていくので、プレイしてて超楽しいの...(●ↀωↀ●)✧

あーなるほどなるほど、そうかー、楽器があって、哲学なのかー。。とか、色々な繋がり(ゲームなので史実的に正しくない部分もあるみたいです)を考え、思いを巡らしながらツリーを作るのがめっちゃ楽しい。そして上手いこと繋がって盤面が広がるとコレまた楽しいのです。

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カードのアートワークもカッコいいし、ルール自体はシンプルなので遊びやすいのも良いですな。文明が発展していく感じはカードプレイだけだけど結構強くて、最後にATHEISM(無神論)のカードを置けた時の満足感は中々ヤバイ。

でもソロが故の大量失点をかましたのでちょっと悔しかったけど(笑)

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ツリーは途中、途切れていてもカードをプレイすることは可能なのだけど、恐ろしく高いコストを支払う事になったり、時間がかなりかかったりするので現実的には前提条件である技術開発を行い、ノーコストでプレイしていく方法が1番効率が良いのだよね。そのため手札に何を残しておくのか、いつ捨てるのかなど、ハンドマネジメントの要素もかなりあるゲームです。ただ単純にツリー伸ばしていくだけではなく、上手く立ち回らないと思うように伸びないツリー。この辺りのジレンマがプログレスの魅力ではないかと思います。

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テックツリー好き、ハンドマネジメント系が好きな方は楽しめると思う中量級。ちょっと入手困難ではありますがBGGには日本語訳が公開されてるので海外からポチっても良いかもしれないですよ!

 

 

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