みなさんこんにちは。コモノです。
今日は「アンダーウォーターシティーズ(Underwater Cities)」のご紹介です。2019年ゲームマーケット春の数寄ゲームズさん新作です。コモノ、今回初めて誘惑に抗えずゲムマで大箱を買ってしまいました。(持って帰るの重いから避けてきた..)
怠惰な我が身が我慢できなかったアンダーウォーターシティーズとは、いったいどんなボードゲームだというのか。
爆発的に増える人口の移民先として海底都市を選択した人類。アンダーウォーターシティーズは、その海底都市群の開発を巡るボドゲ。
期待の新作、めっちゃ楽しみだわ。中身をいそいそ開封してやりたいと思いますよ!
アンダーウォーターシティーズとは?
2018エッセンで発表された作品でデザイナーはVladimír Suchý氏。パルサー2849などのデザイナーさんだな。
アンダーウォーターシティーズの舞台は近未来の地球。プレイヤーは人類の新たな生活の場所として海底都市の建設にとりくむことになる。原材料の調達から生産施設の建設、都市ドームを海底トンネルでつなぎ、海底都市群を創り上げる。
メカニクスの骨子はワーカープレイスメントを採用しているので、同じく過酷な環境を開発するテラフォーミング・マーズ(舞台は火星)とはまた違った楽しみ。プレイするカードの色とアクションエリアの色の突合で得られる効果も変わってくるのでカードのドロー次第では方針転換をしなければならない。カード効果を優先してばかりでもよろしくなく、アクションエリアは先着順で他のプレイヤーに抑えられてしまう。生産フェイズでは都市ドームに食料供給も必要と....
政府系のミッションみたいなのもある。
ほほ、これは。。悩ましい...
〈開封〉
アンダーウォーターシティーズ(Underwater Cities)
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :12歳以上
プレイ時間:90分〜(1人あたり40分?)
Boardgamegeek
数寄ゲームズ
コンポーネント全体
ルールブック
なんだかカッコいいのだよね。好きな感じ。アートワークは今風というより初期SFちっくな雰囲気。フレーバーに上手くハマってる感じがして良い。
プレイボード
両面仕様でプレイ人数により使用面が異なるよ。こちらは3〜4人用。
1〜2人用はこちら。右下に記載がある。
プレイヤーシート
海底都市を作り上げていくシート。両面仕様だな。
よく見ると全て異なる基礎配置。No.5〜8までは1度プレイした事がある方向けみたい。
タイル・トークン類
タイルは資源・施設系を中心に4シート分。多くはないな。
中でも目を引いたのがコチラ。
これは何か?と申しますと。。海底トンネルです。よーく、見るのです....ホラ。
よーくみているとそこにはイ◯ムシさんがホラ...
あ・あ・あ・あぁぁぁぁ(;;゚;Д;゚;;)....以下自粛。
その他にも都市タイルとか、得点に影響するランダムタイルもあるですよ。
資源な!資源!海藻とか鉱石とかな!
アクションタイルだ。1人3枚づつ持つよ!
....ふぅ。。
トークン・コマ類
トークンと言って良いのか?海底都市を形成するためのアイテム。
共生(非共生)ドォォォォーム。
あ、あれ?右にカブト◯シの幼虫?が...
あ・あ・あぁぁぁぁ(;;゚;Д;゚;;)....以下自粛2回目。
施設トークン。施設だよ。生産フェイズ(3回ある)で色々生み出してくれる施設だ。
こちらがプレイヤーコマ。連邦トラックや得点トラックに配置されるよ。
ふぅ...
カード類
アンダーウォーターシティーズはカード効果が楽しいと思う。なかなか個性豊かなカードが出てくる。
時代カード(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
生産フェイズを迎えると、時代が進む。その時にデッキを差し替えていくよ。
時代Ⅲになると、かなり楽しい効果満載。
特殊カード
プレイボードに配置され、アクションによって入手できる特殊カード。山札からドローできるカードと、ゲーム毎ランダムに6枚配置されるカードの2種類がある。
個人秘書
最初に1枚だけあるアクションカード。
アクションカードは自分の手元に配置しておき、エリア効果の「アクションカード使用」時に発動できる。最大4枚しか持てないないのだけど、、そのうちの1枚がこの個人秘書。初期カードとして所持するので、最初は頼りになるかも。
プロモアイテム
2019ゲームマーケット春の特典プロモにはバイオドームとグリーンドームが付いてきたよ!隣のイビサ島ははて。。。?
バイオドームは条件を満たすと自分の初期都市をバイオドームに置き換える事ができるというもの。このカード、特殊カード扱いなのかな....?
カスタムトークン
この記事には頻繁に出てくるのだけど、カスタムトークンをETSYで事前にポチってしまっていた。なにせサブマリンが可愛すぎるのだ。
アクションマーカーと資源コマのセット。一目で惚れてしまったんですよ。
ハンドメイド系のアイテムだけど、なかなかしっかりしてて良いぞ。
Meeple Sourceにも売ってました!
カードスリーブ
カードゲームなので、今回はスリーブに入れたよ!Engamesさんのアミーゴサイズがジャストフィット感ある。
〈アンダーウォーターシティーズのルール〉
細かなルールは省くけれど、アンダーウォーターシティーズはアクションを選択する時にカードを1枚プレイして、エリア効果とカード効果を上手く組み合わせて都市群を発達させるゲーム。アクションエリアには色(3色)が付いていて12種類のユニークアクションが 選択できる。手番で行うことはとてもシンプルだし、あまり他のプレイヤーの足を引っ張ったりするような事もおきない気がする。どちらかというと手札とにらめっこしながら自分の都市群を発展させる事に情熱を傾ける系だ。
勝利条件
最終の生産フェイズ終了後に1番得点が高かったプレイヤーが勝者だよ。
セットアップ
セットアップ詳細も割愛。。。写真は潜水艦コマやリアル資源コマなどのカスタムトークンが入っているのでちょっとにぎやか。基本は種類毎分けたトークン類をサプライとしてセットし、特殊カードを種類別にボード上に配置する。
あとはプレイヤー別のシート、サマリーカードなどを配布するだけだ。慣れてしまえば早いが、プレイ手順を決める方法はしっかりルールを読んだほうがいい。特に1ラウンド目のセットは間違えないようにした方がよいぞ。
手番の流れ
手番の流れも基本的にカードをプレイする&アクションタイルを配置する事だけである。1手番で3枚のアクションタイルをそれぞれ配置できる。
選択したアクションエリアの色と、カード上部の色が一致した場合はカードの効果を処理する事ができる。稲妻マークは「即時効果」。写真のカードだと「1クレジットを支払い、1海藻または1鉱石を入手する。
カードの色とアクションエリアの色が異なる場合は、アクションエリアの効果のみ処理を行うよ。ゲームは全プレイヤーが3アクションを終えると1ラウンドが終了する。4・7・10ラウンドの終了後にそれぞれ生産フェイズが発生し、自分が建てた施設から収入を得る事ができる。
〈お試しプレイ〉
早速ルール確認のためにいそいそ遊んでみたよ!
・初期ドームからの繋がりが結構重要
・生産施設とトンネルはグレードアップすると収入増
・生産フェイズではドーム1つにつき1海藻をお支払い
・ヒトデ資源貴重
など、、、まだ全容は把握できていない。が、これはシンプルに楽しい。基本メカニクスはワーカープレイスメントなのでアクション選択し資源を集め、共生ドームの繋がりを海底に作る。施設を建設するための資源獲得やカード効果とのコンボを意識しながら、どの色のアクションにするべきか毎ラウンド悩み込む事になった。
うまく生産につなげていく為にはカードのドロー運や選択するアクションエリアの順番が結構重要なのだけど、まぁ意のままにならない....´;ω;`)ブワッ
個人秘書の言葉が胸に刺さる。言い方が酷い。
なので解雇っ!(メ゚皿゚)フンガー。アクションカードは4枚までしか持てないので仕方がないな。うん、仕方がない。小さい脳だから仕方ないんだぞ?
ふぅ。。。
カードの効果を無駄にしないためにアクションエリアを選択するのだけど、必ずしも欲しいアクションが空いているとは限らない。手札の状況に応じて柔軟に戦略を変更しなければいけない気がした。ソロだと一定のルールに沿ってアクションエリアが占有されていくので、先は読みやすい。
しかしお試しだからという言い訳はあるものの、得点伸びなかったなー。。。ドームの基本点だけしかみてなかったので当然なのだけど凹むw
特殊カードに最終計算時のボーナスを引き上げてくれるカードがあるのだけど、トンネル建設にうつつを抜かして1枚も取らなかったらこの有様だ。。。 (º﹃º)
ちなみにソロプレイはいくつかルールに制約があるものの基本は同じ流れでプレイができる。ソロプレイの目標はドーム7個以上/得点100以上が最低ラインって書いてあった。えーと。。。マジか。
施設を増やしドーム作る事に没頭してしまったのでお試しプレイの結果は散々だった。
生産フェイズで回収される海藻をドームの周りに植えてやると可愛さが増す。
でも終わった後の個人ボードには結構ご満悦!なんかそれだけで嬉しい。
ルールは大体把握したので絶対リベンジである。
〈まとめ〉
色々引き合いに出される「テラフォーミングマーズ」を彷彿とさせるカード効果が楽しい。プレイは箱庭感が強いのだけど、邪魔されずに自分の海底都市群を創るのは純粋に楽しいのだ。フレーバー的には近未来の地球って事になってるけどアートワークは昭和っぽさ少し感じるサンダーバードちっくな雰囲気かな?これはこれでとても良い。
アクションカードを起動する事ができるエリアが限られているので、それらをもう少し上手く使えれば良かったかな。。。お試しプレイ後に「あーしたら良かった、こうだったら良かったかな? 」などとしばらく頭から離れないのは自分にあってる証拠ではないかと思う。ソロでもお手軽に悩ましさが楽しめるのはとても好き。
テラフォーミングマーズが好きな方にはきっと楽しめると思う。拡大再生産系の要素も都市群発達というフレーバーにもマッチしてるし、なんか本当に海底都市を育ててる感じがあるのが良い。
あぁ、コレは仕事してる場合じゃ無いね?海底で仕事だね?
アンダーウォーターシティーズ拡張の開封レビューはコチラ⬇︎
【アンダーウォーターシティーズの販売情報】
内容が充実した拡張「新たな発見」もあるよ!