ども。コモノです。
2019年の暮れ、hal_99さんのThe Game Gallery Channelをつらつら眺めていてどうしても欲しくなっちゃったボードゲームがありました。それが今日ご紹介する「War Chest」です。
バッグビルディングで行う陣取りゲームな訳ですが、動画みてたらいてもたっても居られないくらい欲しくなっちゃったのだよ。
2人用なんだから当然ソロプレイはできないし、アブストラクトなのだから読み会いのセンスというか頭の良さというか、そういう実力がかなりストレートにでる部類のゲームなのですが。欲しくなっちゃったんだよ....
そういう事もあるじゃない?あるよね?(●ↀωↀ●)
という事でですね、新年までは我慢してたんですけども。令和も2年目だしいいんじゃないかな?って事でポチってしまいました。何が良いのか?って話ですけどそこはまぁほらアレじゃない。。。
届いた!届いたよ!なので今日は「War Chest」と拡張「Nobility」のご紹介だよっ!
2021/05/16 日本語版の記事も書きました!
War Chest(ウォー・チェスト)
プレイ人数:2 or 4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:30分
Boardgamegeek
War Chestってどんなゲーム?
端的に言えば陣取りゲームです。プレイボードには特定のエリアが配置されていて、それらに自軍の支配ディスク(6枚)を全て配置すると勝利するよ。交互に手番をプレイしながらゲームの勝敗を競うのだね。ちなみにBGGには2〜4人と記載がありますが、ただしくは2人または4人プレイです。2つの陣営に分かれて争うので4人ではペア戦になるのだね。
自軍には特殊な効果を持ったユニットを雇い、バッグからランダムにピックしてボードに配置していく。多彩なユニットの能力を把握して、相手より早く自軍の支配ディスクを配置することを目指すボードゲームでございます。
War Chestのコンポーネント
割とシンプルというか、シンプル。ただしユニットコインが結構重くてずっしりしてるのでコンポーネントの割には重めです。
ボックス
このボックスがこれまたかっこいいのだ。マグネットでパカって開くタイプ。
ロイヤルコインとイニシアチブマーカー
ぱっと見違いがわからないけれど、イニシアチブマーカーは表裏が異なるので判別は用意。
ユニットコイン&トレイ
ユニットコインはちょっとずっしりくる重みのあるタイプ。宝石の煌きの宝石トークンをもう少し重くしたような、手に持った時の満足感が高いトークンだぞ。そのコインを綺麗に並べておけるトレイが付いてくる。ゲーム中、プレイボードの脇に並べておいても雰囲気が良い。
ユニットカード
コインに連動したユニットの能力が記載されたカード。ゲーム中、自軍で編成できるユニットカードは手元に並べて置いておく。
プレイボード
両陣営のシンボルが描かれたプレイボード。ボード状のグリーンのエリアを支配することが目的になる。
バッグ
ユニットコインを入れておくバッグ。シンボルの刺繍がなんか本気っぽい。いや、本気か。
War Chest(ウォー・チェスト)の遊び方・ルール
ざっくり準備と手番の流れをご紹介します。詳細はルールブックを参照してほしい。
勝利条件
いずれかの陣営が、マップ上のグリーンのエリアに支配マーカーを全て置き切った時点でゲームが終了。起き切ったプレイヤーの勝ちだぞ。
ゲームの準備
今回は初めて遊ぶ人向けの2人用ゲームのセットアップをご紹介するよ。ゲームの熟練度に合わせてユニットをドラフトで選ぶ上級セットアップもある。
- プレイボードをテーブルの中央に配置
- 各陣営を選び、陣営の紋章が描かれたバッグを配布
- 陣営のロイヤルコイン1個と支配マーカー6個を配布
- ロイヤルコイン1個を陣営のバッグにいれ、支配マーカー2個を所定のエリアに配置
- 各陣営に以下の推奨セットのユニットコインをそれぞれ配布する
プレイヤーA:(剣士・槍兵・弩弓兵・軽騎兵)
プレイヤーB:(弓兵・騎兵・槍騎兵・斥候)
- プレイヤーAにイニシアチブマーカーを渡す
- 割り当てられたユニットコインとカードを受け取る
- それぞれのユニットコイン2枚をバッグに入れ、残りはサプライとしてカードの横に配置
以上で準備は完了だよ。
ゲームの流れ
ゲームはラウンド制で、ラウンドは2つのフェイズに分かれているよ。
- コインのドロー
- コインの使用
1.コインのドロー
ラウンドの開始時にバッグからコインを3つ引く。引いたコインは相手に見せずに伏せて自分の手札とする。
2.コインの使用
コインの使用は引いたコインをどの向きで破棄するかによって、アクションの効果が変わるよ。
a)配置アクション
ユニットコインを表向きでプレイボードに配置する。同じユニットは重ねて配置(増強)する事も出来る。
b)裏向きでコインを破棄
イニシチアチブマーカーの獲得・ユニットの雇用・パスのうちのいずれかを選択するよ。
c)表向きでコインを破棄
破棄したコインに描かれているユニットの指揮を行うことが出来る。指揮は移動・攻撃(戦術の使用)・エリアの支配のいずれかを行うことが出来る。
なお、バッグに入っているロイヤルコインには対応するユニットが無いので裏向きでコインを破棄するアクションのみ使用することが可能だよ。また、コインを使用した時のアクションは使用するユニットごとに異なる。それぞれのユニットの特性に合わせた使い方が求められるのだ。
通常は移動と攻撃は別々のアクションになるのだけど、ユニットによっては移動の後に攻撃を出せるユニットもあるぞ。
War Chest:Nobility(拡張:Nobility)
Boardgamegeek
コンポーネント全体
War Chestの拡張「Nobility」も一緒にポチってしまいました。当然Nobilityを遊ぶ時はユニットカードの選択時には上級ルールであるドラフトを使用してプレイすることが推奨されているよ。また、新しい要素としては勅令カードがある。
勅令カードと追加ユニット
勅令カードに描かれている効果を得るためには、ロイヤルコインを表向きに破棄する。ゲーム中各陣営は1度だけそのカードの効果を使うことが出来る。(ゲームでは毎回3枚が公開される)新しいユニットが4つ追加されているので、この4つを追加した計20種類のユニットを駆使して争うことになるのだ。
ロイヤルガードの差し替えカード
なおNobilityには基本セットに入っている「ロイヤルガード」のアクションを更新した、差し替えカードが入っているよ。なにやら強すぎ問題?があったみたいなので拡張を購入したら差し替えておきましょう。
まとめ
まぁ当然ルールを読み、1人で2役でルール確認しただけなんですけども。2人用(ほぼ)の陣取りゲーム、中世を彷彿とさせるフレーバー。将棋のような、チェスのような多彩なユニットと、それらを指揮するためのバッグビルディング。好きな要素がいいバランスで混じっているボドゲだった。。。こいつぁ、遊びてぇ....(ΦωΦ)
バッグの中に残っているコインの種類をしっかり把握して、次の一手を吟味する感じとか、相手が次に打ってくる手をしっかり読み、先回りしてユニットを移動させたり配置したりとか。
ユニットごとに設定されている特殊な効果も良いエッセンスだし、槍騎兵とかで突撃かましたりとか楽しすぎる訳ですよ。(きっとね)
攻撃も当たれば相手のコインをゲームから除外出来るので、ユニットの移動と配置に集中できるのもテンポが良くていい。同じユニットを重ねることで耐性強化もできるし。直接攻撃はあるけれど、あくまで悩めるポイントは陣取り。支配マーカーを置くまでの手数に手中して悩めます。これは楽しいやつですよ(ΦωΦ)フフフ…
しかし悲しい哉、遊べる予定はしばらく立ちそうに無い。
あれだな、これはもう詰め将棋的な楽しみするしかないな。
縁側だ縁側が欲しい。。。( ゚-゚)
日本語版レビューはコチラ
【購入方法】
基本セットは日本語版が出ました!でも売り切れちゃったから再販待ちです。
「ウォーチェスト日本語版」再販とウォーチェスト拡張「Nobility」と「Siege」の発売が決定いたしました!また発売までのスケジュールなど決まり次第連絡して参ります! #ボードゲーム #ナガノス pic.twitter.com/a2EzJQj7dC
— ボードゲームカフェ nostalgia長泉店 (@nostalgia_naga) 2021年5月14日