ども、コモノです。
結構ボードゲームには3部作と呼ばれるシリーズ物があるのですが、今日ご紹介するボードゲームもその3部作の完結編に位置付けられる作品ですよ。スパイスロード、イースタンワンダーズと繋がり最果ての地にたどり着いた先にあったもの。
それは、ロマンです。(●ↀωↀ●)
っつー事で、期待の新作ボードゲーム「センチュリー:ニューワールド」の開封レビューですよん。ふほほ。
Century Trilogy
センチュリー3部作はアズール(現在は別ブランドのNext move Gamesに移管)でもおなじみのPlan B Gamesが展開するシリーズ。
画像引用:BoardGameGeek
- 第1作:センチュリー:スパイスロード
- 第2作:センチュリー:イースタンワンダーズ
- 第3作:センチュリー:ニューワールド
センチュリーシリーズのレビューはコチラ⬇︎
特徴として各作品を統合して遊ぶ事ができるルールが添付されるほか、内箱がとても機能的だったりボックスアートを並べると1枚の絵になるデザインだったり、細部がとても凝っているのが特徴だよ。
当然並べてみた。やらねばならないだろう!
さて、完結作となるセンチュリー:ニューワールドはどんな作品になっているのか?ウキウキしながら開封したいと思いまっす!
センチュリー:ニューワールド 完全日本語版
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:30〜45分
Boardgamegeek
センチュリー:ニューワールド 完全日本語版 | ArclightGames Official
センチュリー:ニューワールドってどんなゲーム?
センチュリーシリーズはそれぞれ少し違ったゲームのメカニクスを採用しているのも特徴的だ。
スパイスロード:ドラフト/セットコレクション
イースタンワンダーズ:ピックアンドデリバー/セットレコクション
今回のニューワールドで採用されたメカニクスはワーカープレイスメント&セットコレクション!人気のメカニクスをしっかり押さえていて、かつプレイ時間は30〜45分。
インストの時間いれても多分1時間程度あれば終わるくらいの中量級ボードゲームだ。センチュリーシリーズを遊んだ事があるプレイヤーならすぐに馴染めるルールも多く、手軽にワーカープレイスメントが楽しめるよ。
開封
コンポーネント全体
広げるとワチャワチャしてる感じあるけど、これがシュッと箱に収まる。
ルール&サマリー
センチュリーシリーズの特徴として、ルールがシート両面に記載されていて1枚で収まっているというのがある。本作でもそれは踏襲されているよ。実際はサマリーも一緒に必要なので、ルール量が少ないわけではない。(ルールブックなら8Pくらいはある気がする)でもシートになってるおかげでコンポーネントはシンプル。書き方も判りやすいので混乱はしないと思う。
また、他の3部作と一緒に遊ぶための追加ルールも入っているよ!
インサート&トレイ
センチュリーシリーズといえば恒例の内箱チェック! 今回の内箱の色はグリーン。新世界で出会う豊穣なる大地の色を表しているのだな?(妄想)センチュリーシリーズ共通のインサートは安定の作り。
プレイボード
プレイボードとなるシートは分割された両面6枚。A〜Fまでナンバリングがされていて、ニューワールドだけで遊ぶ場合は1とかかれた面のみを使うよ。
プレイヤーシート
4枚。左側がワーカーのストックエリア、右にキューブを配置するエリアがある。左下に1枚だけシンボルアイコンが描かれているのは、スタートプレイヤーの証。
キューブ
4色ある。スパイスは価値が定められていて、物々交換などで変換する事ができるのもたのセンチュリーシリーズと共通している。相変わらず色使いが綺麗!
勝利点カード
こちらもお馴染みのカードたち。スパイスなどのキューブと交換で入手できる。ニューワールドでは右上のアイコンを揃えるセットコレクション要素や上部にあるボーナス効果など、勝利点以外にもゲーム展開に影響を与える。
ボーナスタイル&探検タイル
ボーナスタイル(右)は獲得しておくと、勝利点計算時にボーナスがもらえたり、ワーカーが増えたりする。3枚までしか持てないので十分考えて獲得したい。
探検タイルはプレイエリアをランダムに覆う探検タイル。
勝利点カードの効果「探検」で取り除く事が出来る。取り除かないとそのエリアを使用する事が出来ないので注意だ。取り除いたタイルには即時効果やボーナス効果が描かれているよ。
ゲームの進め方
細かな処理には細くもあるので、ルールシートをしっかり読もう。ざっくり流れをご紹介するよ。
セットアップ
書き出すとちょっと細かいけど、そんなに難しくないし面倒でもない。コンポーネントがシンプルなので迷うこともないと思うぞ。
- プレイボードのA〜Cを取り出し「1」の面を上にして場に並べる。(右下は空ける)
- プレイボードのD〜Fを取り出し、1枚をランダムに選び右下に配置する。
- 4つのトレイに4色のキューブを入れ、プレイボードの隣に配置
- 勝利点カードからプレイ人数に応じて使用しないカードを除外
- 勝利点カードをよくシャッフルして4枚をプレイボードの上部にセットする
- 残った勝利点カードは表面を上に、山札として配置する
- ボーナスタイルからプレイ人数に応じて使用しないタイルを除外する
- ボーナスタイルをプレイボード上の所定の位置に配置する
- 探検タイルをシャッフルしてプレイボード上のエリアに裏向きでランダムに配置
- 探検タイルを表向きに公開する
- プレイヤーシートを裏向きでランダムに各1枚づつ配布
- ワーカーを各色づつ1セット選んで受け取る
- ワーカー6個をシート上に配置。残りはストックとしてシート横に置く
- 初期キューブをプレイ順に沿って受け取り、シート上に配置する
ゲームの終了条件
プレイヤーが8枚目の勝利点カードを手に入れたラウンドでゲームは終了する。
ゲームの終了条件
ゲームが終了した時点で一番高い勝利点を得ていたプレイヤーが勝ち。
手番の流れ
手番でできる事はとってもシンプル。ワーカーをエリアに配置して、そのエリアの効果を得るのだけど、エリアごとの効果も4種類しかない。
ワーカーを置いたらもらえる。とても判りやすい。
- 生産系エリア:描かれているキューブを得る
- アップグレードエリア:所持しているキューブの価値をアップグレードできる
- 交易エリア:描かれているキューブを交換できる
- 砦エリア:以下の2種類のアクションから1つ選んで行う
砦エリアのアクション
a)ボーナスタイルの獲得
砦エリアにボーナスタイルが残っていれば、公開されている(1番上)のタイルを得る。
b)勝利点カードの獲得
当該エリアの上に配置されているカードを所定のキューブを支払い獲得する。
休息
いわゆるパス。配置済みのワーカーが全て戻ってくる。
ワーカーの配置ルール
ワーカーを配置するときのルールがあるよ。
- ワーカーはプレイヤーシートに配置されているワーカーしか使用できない
- 公開されたエリアにしか配置できない(探検タイルが置かれているエリアにワーカーは置けない)
- 初めてそのエリアにワーカーを配置する場合はエリアに描かれた数が最低数
- すでにワーカーが置かれているエリアに配置する場合は+1数のワーカーが必要
- 他のプレイヤーがワーカーを配置した場合、そこに配置されていたワーカーは元のプレイヤーに返却される
ワーカープレイスメントでは割と標準的な縛りなので、そんなに混乱しないな!
まとめ
久しぶりに深夜の卓上で1人つらつらとルール確認をしておりました。センチュリーシリーズの箱ってマジ眺めてて幸福だわ。。。
To Be Continued...の文字が無くなりました!
ゲームはオーソドックスと言っていいようなワーカープレイスメント。キューブのアップグレード手順やボーナスタイルを意識した勝利点カードの獲得など、軽めながらもしっかりポイント抑えて悩める印象。ってか、最近は普通にこれくらいの悩ましさがちょうど良い気もしている。多くの要素に振り回されてピャーッてなるよりも、センチュリーシリーズくらいの範囲でしっかり思い通りの手番運びが出来るようになれば、もっと重い系のゲームも楽しめる気がする。
センチュリーシリーズの完結に選ばれたのは、新天地への入植。それがワーカープレイスメントで表現されてるとか神かよ。もうなんか至福ですわ。ロマンですわ。。。
スパイスロードを辿り、まだ見ぬ東方へ船出し、そしてニューワールドへ。中世の探検家たちが夢と野望を持って挑んだ時代を再現したシリーズとしてフレーバー的にもメカニクス的にも綺麗にまとまってる!センチュリーシリーズ凄いなー。
もちろん3部作を組み合わせたルールになるとプレイ感も異なると思うので、そちらも試してみたいぞ。
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画像:駿河屋
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