みなさんこんにちは。コモノです。
関東は4年ぶりの大雪、コモノは子供達のために雪だるまを作った当日に、地獄の雪かき1時間を行うという青少年ですら躊躇する地獄のコンボをかましました。数年前の体力があれば、と昔を嘆くこの身体が呪わしいですね。
はぁ、辛い。
さて、どうせ昔を懐かしむならウキウキするような事を懐かしみたい訳ですが、そんな童心をちょこちょこっとくすぐるようなボードゲームを今日はご紹介しちゃいます。
それはこちら。
画像:駿河屋
「ノーリア 日本語版」でございます。
はい、パッケージデザイン見ただけで欲しくなったアナタ。大丈夫、まだ童心の欠片がきっと心の何処かに残っておりますよ。
昨年のエッセンシュピール’17で見かけ気になりまくっていたノーリア、早々にホビージャパンから日本語版が発売されるとのアナウンスがありました。
Noriaの予備情報はコチラ⬇︎
ならば待とうでは無いか!と。(英語読めないだけ)
年末早々に予約をし到着を心待ちにしてましたが遂に我が家にお迎え出来たので天空の城ラピュタ空島の謎をあきらかにしちゃいます!
ささ、開封しよ。
【目次】
〈ゲームの概要〉
ノーリアはどうやら空島で構成される国家らしい。その繁栄ある未来を迎えるために新しい空島を探し、飛行艇を手に入れ、工場を作り可能性のあるプロジェクトに投資すると。ほう。。。冒険活劇的な探検!というよりも空を舞台にした国家の経済系ゲームなのかな?空中国家の繁栄を目指すゲームのようだ。
ルールはまだ斜め読みすらできていないけど、ファンタジックな冒険ロマンとは違った趣だぞ。ビジュアル的には完全にラピュタを探しに行く!って感じなんだが、ゲームメカニクスは結構硬派な印象だな。
〈開封!〉
ゲームのメカニクスが硬派だからって言ったって、やはり気になるこのボックスアートですよ。ロマンが詰まっているじゃない?
ノーリア 日本語版
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:70〜120分
対象年齢 :12歳以上
なおプレイ人数は2名からになっているけど、公式にソロルールが発表されていてホビージャパンでも日本語訳を公開してくれているよ!
これでぼっちも空島に行ける。
・コンポーネント全体
みっちりぎっちり何か入ってるのかと思ったら、意外と端正な感じ。
・ルールブック
ぱっと見た印象。あくまでぱっと見ですよ。
まずまず字が細かい(笑)
結構みっちり書いてあるなー。読みにくそうなレイアウトって印象をまず持ったのだけどパラパラと目で追う限りではわかりづらい感じではないな。
・プレイボード
ノーリアの鍵ともいえるプレイボード。縦長でした。
ノーリアに浮かぶ島が描かれているのだけど、お城みたいな壁が上部に描かれている。
島の1番高いところがコチラです。
下層に移ってくるとバラックみたいなウチが描かれていたり、ノーリアでは階級社会が存在するようだ。
・タイル類
紙帯に巻かれたタイルシートがぎっちり。最近デフォルトになってきたっぽい小分け用のビニールパックもいくつか入っている。細かなチップ類が大量にあるタイプだな。
ノーリアの特徴にアクションホイールという仕組みがある。そのホイールもタイルを組み合わせて作る。プレイ人数分なので4つのホイールタイルがついてくるぞ。
タイルシートを確認していて気がついたのだけど、ノーリアの世界観というかあの独特な感じを作っているのはこのタイルの方なのかもしれない。プレイボードは比較的シンプルな作りだけど、空島タイルや飛空挺タイルなどがたくさんあるので、プレイ中は賑やかになりそうだぞ。
・コマ類
コマは少なめ。2種類しかない。灰色のグレーキューブはなんと「政治家」を表すようだ。
政治家、、、ノーリアでは政治にも働きかけが必要なのか。
・ホイールベース
あのくるくる回るヤツのベースになるのがコレ。
黒のプラスチック。
〈アクションホイール〉
事前情報でもやはり目立っていたホイール。ここは開封、ルールをサクッと確認するのが目的だと言っても、やはり確認しておかねばならないだろう?
という事でちょっと組み立ててみることにした。3種類のホイールタイルを抜く。大中小とあるぞ。 大きいヤツの真ん中にあるタイルは不要だ。外し忘れてた。
よくみると他のタイルの中央にも不要なやつが。デザインが綺麗なので抜き終わったタイルも何かに使うんじゃないだろうか?って気分になる。
組み立ては簡単。大きいホイールタイルから順番に乗せていけば完成。
1番上に乗せた小さなタイルは結構ギュッとハマるので持ち上げてもバラバラ崩れる事は無かった。
何度も遊ぶうちに緩くはなりそうだから、基本的には毎回組み立てるという認識でいた方が良さそう。
完成したのがコチラ。
早見表はホイールベースにある3つの爪をピタッとはめる事で正確にホイールを回した事が確認できるのは優れものだ。
しかし、この見た目。やっぱりカチャッて揃うと何か秘密の扉が開きそうだぞ。
〈ざっくりルール〉
ザクっとルールを確認してみる。ゲームは以下の4つのフェイズから成り立っているようだ。
1)調整フェイズ
特殊アクション「夜間勤務」および「改造」を何回でも使用して自分のホイールにあるディスクの位置を調整する。
2)アクション・フェイズ
自分のホイールにあるディスクを最大3つまで起動し、関連アクションを最大4回まで行う。
3)政治フェイズ
代理人の価値を高めるため、〈知識〉を支払う事で特殊アクション「陰謀」を使用して議会場の政治家を移動、または取り除く。
4)管理フェイズ
自分のホイールリング3個を回転させ自分の建てた工場から〈知識〉を得る。購入したディスクを自分のホイールに装着しても良い。
実はあまり複雑な処理は要さないという感じ。アクションフェイズ、管理フェイズはホイールを使ったフェイズっぽくて、資源トークンや知識トークンを得て、自分の代理人の価値をあげていく。最終的に勝利点に繋がるのはボード上部のトラックにいる代理人のレベルと、議会に配置された政治家で示される数字の掛け合わせた値だ。
ルールブックにも書いてあるけれど、いくら探検が上手くても最終的に投資のみが得点対象になるので、探検ばかししていてもあまり意味はないという事実は忘れてはならない模様。
ロマンはどこ行ったのだ....
〈まとめ〉
結論から言おう。「ノーリア」はラピュタでは無かった。(当然)
ノーリアは空島を開拓し、空中に浮かぶ帝国をより繁栄に導くためのアクションを効果的に行い4つプロジェクトに投資を行う。より高いスコアを求めるために政治家に働きかけたりするアクション管理のゲームだった。世界観はスチームパンクでロマンあふれるけれど中身はシビアなアクション管理を求められる硬派なもので、童心あふれる夢の世界の探検!なんて甘いことを言ってたら、全力で奈落の底に叩き落される(笑)たとえ大人の描く夢であっても国家の繁栄とはシビアな判断の上になりたつのだな。ムスカ大佐がシータに問うたセリフが頭に浮かんでくる。
「君はラピュタノーリアを宝島か何かのように考えているのかね?」
すみません!自分、夢見てましたっ!
気を確かに臨まねばノーリアの未来はない模様。よし、やるか。。。
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