みなさんこんにちは。コモノです。
今日は先日発売された「テオティワカン:シティオブゴッズ日本語版」の開封レビューをお届けしますよ!
画像出典:テオティワカン:シティオブゴッズ 日本語版 - テンデイズゲームズ -TendaysGames-
「テオティワカン:シティオブゴッズ」は個人的には今年トップクラスの注目作だった。届くのを首を長くして心待ちにしていたボードゲームの一つなのだ。
本作はワーカープレイスメントの名作「ツォルキン」の流れをくむ三部作の第2弾と位置付けられているみたい。マヤ・アステカ文明に先んじてメソアメリカを支配したテオティワカン文明がモチーフになってるよ。
もうボックスアートを見れば想像がつくように、テオティワカンでピラミッドを建設し勝利点を競うボドゲ。(⇦それだけじゃありません)
血を欲する神々に祈りを捧げた謎多き文明、古代都市の神秘に触れるテオティワカン:シティオブゴッズ。届いっちゃったんです。結構舞い上がってます。
ささ、開けますよー。
テオティワカン:シティオブゴッズ日本語版
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:90〜120分
対象年齢 :12歳以上
Boardgamegeekページ
テンデイズゲームズ
テオティワカン:シティオブゴッズ 日本語版 - テンデイズゲームズ -TendaysGames-
テオティワカン:シティオブゴッズってどんなゲーム?
サブタイトルにあるように「神々の棲まう都市」が舞台。テオティワカンはマヤ・アステカ文明より1000年前も以前から栄えた古代都市。かなり広範囲を支配していたと考えられていて、マヤ・アステカ文明はこのテオティワカンにかなり強い影響を受けたといわれているよ。
プレイヤーはそのテオティワカンにおいて太陽のピラミッド建設に参加し、より多くの勝利点を得ることを目指すのだ。デザイナーはツォルキンの「Daniele Tascini」とアナクロニーの「Dávid Turczi」が参加。
Dávid Turcziはどうやらソロモードの設計だけ関わっているようなので、ベースカードのデザインはDaniele Tasciniが担当してるっぽいですな。
ツォルキン三部作はやはりDaniele Tasciniの作品群ってことになるのかな?
メカニクスはワーカープレイスメントを中心にした構成で、ツォルキンでも採用されていた「辛抱する木に金がなる」「With patience and time, the mulberry leaf becomes a silk gown.」的なシステムもテオティワカンでは形を変えて組み込まれている。(単純にアクションを待つという意味ではなく)
ワーカーは毎ターンごとアクションエリアを移動しアクションなどを実行しながら様々なタイミングで力を得る。そしてやがては昇天し死者の大通りへと埋葬される。死者の道へ埋葬されることで得られる利益は大きいものの、その過程で移動やアクションを制限される礼拝を行うことで手にする資源を豊かにすることも出来る。
アクションボードのサイドバーにある神殿。礼拝を行えば発見タイルが入手できる。
神々に祈りを捧げる事で収入を豊かにすればコストとして支払う資源は潤沢になる。また礼拝によって神殿トラックから得られる勝利点も魅力。。。
死を急ぐ(いや普通に働いてるだけだけども)のか、祈りを捧げて神々の寵愛を受けるのか。ただ時が過ぎるのを待つ行為としてではなく、人生の選択を広げるかのごとく「進むのか、留まるのか」を問われる。テオティワカンではそんな選択を重ねていくことになるよ。
なんたる重厚さかよ。。。
テオティワカンって命を神々へ捧げるゲームなのだな(たぶん違う)
フレーバーGJ。(●ↀωↀ●)✧
コンポーネント全体
ボードが大きくて全体を撮影するのが困難なのだ。アートワークは落ち着いた中にもマヤ・アステカ文明っぽい雰囲気がたっぷりの良い感じに仕上がっているよ。
ボードやタイル類の触りご心地がこれまた良い。最近のボードゲームのコンポーネントは触りごごちがいいものが多い気がするのだ。
プレイボード
中央に太陽のピラミッドの建設地があって、その周囲をトラックやアクションエリアが囲むデザイン。そこはかとない品の良さが漂う仕様でめっちゃ好きな感じ。
多きさはよくある大箱のボードサイズより横長ですな。100センチくらいあるかしら。雰囲気も良くて、個人的に好みのデザインだぞ。美しいって正義。
アクションボード
計6枚ある。ゲームごとランダムにボードへ配置する仕様だよ。初めて遊ぶときはこのアクションボードは使用せずに、プレイボードに描かれているアクションを使用することが推奨されてた。
コマ類
プレイヤーごとに持つディスク、暦トラックに配置する白黒のトークンのほか、資材と建物コマがある。
資源となる木材・石材・金の3種類。木材はアグリコラを思い出すw
暦トラックに白黒のコマを配置すると、まぁ雰囲気がよろしい。
よく見ると人々の生活が描かれております。
家コマもあるよ。
タイル&トークン類
タイルとトークン類は結構種類がある。ただボードのセットして使用するタイルが多いのでプレイ中に手に取ったり入れ替えたりするタイルは少ないよ。プレイボードやアクションボードに配置されるタイル類は以下のとおり。
王族タイル
技術タイル
神殿ボーナスタイル
装飾タイル
発見タイル
初期財産タイル
その他に、プレイヤーに配布されるトークン類はこんな感じ。
プレイヤーカラートークン
手番順トークン
細かなデザインまで凝ってるので雰囲気良し。
ピラミッドタイル
テオティワカンでプレイヤーが目指すのは太陽のピラミッドの建設であーる。
ででん。全部積むとこんな形になりますよ!太陽のピラミッドっぽいな。
このピラミッドを作るのがピラミッドタイル。
2人プレイ時の初期配置
描かれた図形は装飾タイルとの組み合わせで得点源になるよ。
開封の儀まとめ
ここでゲームの流れについていつもならまとめるところなのだけど、ちょっとうまく書けそうになかったので開封レビューではなく後日まとめようと思う。
というのも、手番で選択できる事が思っていたより多く、また処理には細則があってブログの文章でアバウトに落としてしまうと全く違った意味になってしまいそうな感じだからだ。まだルール理解が中途半端どころではないので、もう少し頭に入ってから書かないと混沌とした事になるのが目に見えている・・・
ルールブックはその点、非常に丁寧に記載されているよ。前後の理解のためにページをいったりきたり読む必要はあったのだけど、わかりやすく記載されている。
もはや頭で暗記はできないのでテンデイズさんがつけてくれたサマリーカードが涙が出るくらいありがたく....(記載に一部エラッタあり)
「テオティワカン」の特典としてお付けしているサマリーに誤りがありました。
— テンデイズゲームズ (@tendaysgames) 2018年9月28日
メインアクションのコストとして支払うカカオ豆ですが、正しくは「色数に等しい数」となります。お詫びして訂正いたします。(ルールブック上では正しく記述されております。)
と、書いてしまうとゲームが小難しいようにも聞こえるけどそんな事はないと思う。ルール自体は複雑ではなくて同時処理が多いので覚えるのがちょっと大変な感じだ。複雑な条件を整理して実行するような事はないんじゃないかと。とれる選択肢が非常に多く、勝利点への道も幅が広い。自分のやりたいことを突き詰めても他のプレイヤーとガッチガチにバッティングする感じも少なそうなので、自分なりの勝ち筋ってやつを突き詰めていく事ができるゲームと見た。
嬉しいソロモード
そして、なんといってもソロモードの搭載が嬉しく!
これがソロモード用ボットタイルだぞ
でもかなり強いって話だから・・・修行だな修行。この美麗なコンポーネント&ナイスメカニクス。これはソロプレイも楽しみだな!
ひさしぶりに熱の入ったプレイレビュー書いちゃおうかしら。。。最近キャーキャー言いながら書いてないのでなんか書きたい気もしてる。開封レビュー書いてて思ったけど、フレーバー的にもいろいろな解釈できる要素てんこ盛りでソロプレイの妄想もとまらなさそうである。待ってた、こういうの待ってたよ。
はぁ、じっくり遊ぶ時間ほしい。でもアナクロニー日本語版もゾンビサイドも待ってるし、どうしよう・・・先に他の開封レビューも書いときたいし。
仕事も忙しくなってきてて、辛い。。。´;ω;`)ブワッ
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ツォルキン三部作なのでツォルキンまだなら是非。

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