ども。コモノです。
今日はファンタジー・レルムズのご紹介です。53枚(プロモ入れたら54枚)のユニークカードをドローして手札でコンボを発動させていくカードゲームなのですが、これがなかなか爽快で楽しい!
プレイヤー達はとある世界の創造主で、自らの世界をより強大とするための軍勢をカードで作り上げていくという設定。ファンタジーでよくあるモンスターやヒューマンだけではなく、自然現象や聖遺物の力を借りながら強力な軍勢を作り上げるのです。コンパクトなカードゲームなのに設定はめっちゃワールドワイド。てかワールドvsワールドなゲームです。手元のコンボがこれまた爽快で、上手くつながると「おぉぉぉ!」ってなる感じが病み付きなのですが、めっちゃ短時間で終わります。
すごく少量のメチャ美味なデザート(お通しかな?)を口にして「あ、終わっちゃた...」みたいな気分になる「ファンタジー・レルムズ」を今日はご紹介いたしますよ!
ファンタジー・レルムズ完全日本語版
プレイ人数:2〜7人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:20分
ファンタジー・レルムズってどんなゲーム?
手札7枚で強力な軍勢を作り出すカードゲーム。各カードはユニークなテキスト効果を持っていて、それぞれボーナスやペナルティという効果を持ってるよ。ボーナス効果を上手く繋いでコンボを発動させるのが楽しく、サクサク進むのに気分は爽快というちょっと珍しい(他にもあるか...)ゲームです。
ペナルティがあるカードは元々の数値が高いものが多く、手札に入れたいんだけどペナルティが...みたいな事になるし、数少ないペナルティを帳消しにしてくれるカードが手札にあるのに対象のカードが来ないとか、なかなかジレンマが途切れないのも魅力です。上手く繋がった時の晴れやかな気分と言ったらなありませんw
ファンタジー・レルムズのルールと遊び方
カードゲームなので準備も簡単、と書き出すのも恐れ多いくらい簡単でした。準備も一瞬で終わります。
ゲームの準備
- デッキをシャッフルして各プレイヤーに7枚づつカードを配布
- 残ったカードを伏せて山札として配置する
準備はもはやトランプのゲームより簡単かもしれません。
手番でやる事
そしてプレイヤーの手番でやることも簡単です。
- 山札または捨て札の場から1枚カードを引いて手札に加える
- 手札から1枚を選んで場に捨て札として公開する
これだけ。もうコレだけなのです。本当にこんな簡単で終わるのに楽しいのか?って疑惑が生まれますが、楽しいのよ....なんでだろうね?
独特のカード効果がキモ
ファンタジーの世界を表している54枚のカードがその面白さの理由です。各カードに描かれているテキスト効果がとっても絶妙なバランスで、単純なカードの入れ替えにならない悩ましさを創り上げております。
11種類のカード
カードには11種類の属性がありますよ。それぞれのカードに特徴的なテキスト効果が描かれていて、それらの組み合わせでコンボが発動します。
姫君とユニコーン
王と女王
猛獣使いとバジリスク
など、その組み合わせだけで妄想が捗る事間違いなしなセットがあって、それらを上手く手札の中で再現できるとドラマが待っております。コンボ作りながら勝手に妄想&物語は始まっているのです。(脳内)
王国を影で支える指導者と騎士団、そして一角獣と姫
王は悩みの底にいる。それを支える女王には屈強な騎士団が仕えていた。そしてまだ年端もいかぬ姫。しかし姫には一角獣の加護が与えられている。王なくとも、王国はその威厳を保つことができていた。
ユニコーンと姫の組み合わせに加え、ユニコーンのサブボーナスを生かす女王。そして騎士団の保つボーナスがそれを下支えするコンボ。ドラマチックでありますよ。
稲妻が轟き荒れ狂う天。ハイドラの夢は今終わりを告げる。
王国の空は恐ろしいくらいに暗く、荒れ狂う稲妻が天を覆っている。沼地のそこからは低く恐ろしいうなり声が響いていた。ハイドラが長い眠りから今、覚めようとしているのだ。
沼地のペナルティ(火炎種のカード1枚につきマイナスが発生)で−3ポイントにはなるものの、暴風雨と稲妻、ハイドラと沼地の組み合わせで得られる得点は100ポイント近い。こういうカード毎の相性を把握しながら限られた手番でコンボを作っていくのだぞ。
公式バリアントがあります
ルールブックの後ろの方に公式の2人用バリアントがあります。このバリアントルールはドラフトが組み込まれていて評判が良いみたいなので、2人で遊ぶなら取り入れた方が良さげ。その他にも3〜7人用のカオスルールというお互いが手札を交換しながら進めるルールもあるので、ルールを変えて遊ぶのも楽しそうだぞ。
ソロバリアントもあるよ!
ファンタジー・レルムズには有志によるソロバリアントがあります。なんと和訳したルールを公開してくれている方が!という事で遊んでみました。
2種類紹介されていた1つ目の方で遊んでみたのですが、かなり楽しい。1人で2種類の組み合わせを作りながら、得点が低い方を最終得点として採用するという例のアレです。この同時進行で最低点を上げていくというシステム、とってもソロプレイ向きで好きなのですがファンタジー・レルムズだと2種類のコンボを一緒に悩めるというお得感しかありません(笑)
海外だと得点が高い手札の組み合わせを公開してたりしますが、ドロー運もあるからなー。。。ソロで遊ぶルール、コンボの組み合わせや54枚を頭にいれる独習にも向いてますよ。カード構成把握した方が強くなれる系のゲームなので練習にもおすすめです。
まとめ
毎度のことながら対人プレイを遊ぶ予定はしばらくないのでアレですが、、ファンタジー・レルムズ楽しいです。
ずっとこればっかり遊んでたらそれはまぁ飽きちゃうと思うけどゲーム会のイントロとかでサクッと遊んだり、ちょっと一息つきたい時にささっと遊んだりするのにはとても良いのではないかと思います。日本語版が発売されたことはとっても嬉しくありがたい限りなのだけど、1つ希望を言わせてもらうとタイトルのフォントは海外版が好み。
画像引用:BoardGameGeek
日本語書体は特殊なのでバリエーションは少ないと思いますが、似たようなのもあったんじゃないかなぁ。。。この辺りは好みの問題もあるけど、あたしゃドラクエよりFF派なんですよ(違う
フォントとの組み合わせが出す雰囲気もあるから、それを変えないでだしてくれたら嬉しかったなと。
しかしそんなことはプレイしているときは気にならないので、ファンタジー・レルムズはオススメしたい!コレは好きだ。続編は出ないもんかねぇ...
【ファンタジー・レルムズ販売情報】
買いやすいのも◎です。