ども。コモノです。
ゲムマで早々に売り切れてしまっていたアース日本語版。会場で手に入らなかったのでお家に帰ってきて速攻ポチったタイトル、早速開けちゃいましたとも。そりゃもうこんなん仕事してる場合じゃねぇってくらいの勢いでね（違う）。
Kickで見かけた時はぱっと見が綺麗で気になる！位だった中量級のエンジンビルド、実際に遊んでみたらとっぷり惚れ直しましたとも。いやめっちゃカードが美しい。こんなにも自然は美しいわよ！って気分にさせてくれるボドゲも珍しいです。文明の利器に埋もれて欲望まみれの毎日を恥じたい気持ちでいっぱいです。そんな反省と共に今日は卓上に美しいカードが広がる「アース 日本語版」のご紹介でございますよ！
アース 日本語版（Earth）
プレイ人数：1〜5人
対象年齢 ：13歳以上
プレイ時間：45〜90分
国内発行元：アースサポートページ | よこはまのボードゲーム屋さん リゴレ
直販も品切れ...
Boardgamegeek
アース（Earth）ってどんなゲーム？
アースは手札を場にプレイして、地球の成長を再現するエンジンビルド系のボードゲーム。ならべたカードの効果を連鎖させながらリソースを確保し、場に4×4のタブローを作り上げる美しいゲームです。
各ゲームでは動物たちが示すボーナス条件が示され、早いもの勝ちで高得点を得ることができます。
並べたカードには植物が成長したことを表すピースが配置できるので、ニョキニョキ新緑が茂る様が再現されていきます。最大の成長を遂げた植物には樹冠ピースを乗せることが出来るのですが、可愛いだけではなくて得点もアップします。
さまざまな効果を持ったカードを並べその上で植物を育て、いち早く16枚からなる地球の生態系を作り上げるボドゲ、それがアースです。
アース 日本語版のコンポーネント
コンポーネントはカード類が多いものの、トークンやコマは割とさっぱりしていてシンプル。個人ボードの裏には美しい風景が印刷されており、雰囲気が溢れまくっております。
アースのルール・遊び方
準備もルールもそこまで複雑ではないよ。終了時に加算される得点条件をしっかり確認してプレイするのが吉。
ゲームの準備
準備はメインボードとプレイヤーボードに分かれますが、どっちも指定されているものを並べて終わるくらいなのでシンプルです。
メインボード
メインボードのセットでは動物相・生態系カードの条件がポイント。動物相のカードに描かれた条件は早い者勝ちで高得点となります。
- メインボードに動物相カードから4枚ランダムに配置
- 生態系カードからランダムに2枚配置
- サプライを手の届くところにまとめて配置
- 植物相・地形・イベントカードをまとめてシャッフルして山札に
プレイヤーボード
生態系カードに描かれた終了時の得点条件や、気候カードのカード効果がポイント。島カードは初期リソースを決めてくれます。
- 島・気候・生態系カードを1枚づつ取り、任意の面を表にしてボードに配置
- リーフトークンを取りボード中央に配置
- 島カードに書かれているアイコンに従い手札と堆肥、土壌トークンをセット
プレイヤーボードの隣にはカード4×4枚を配置できるエリアを開けておきましょう。ここに新しい世界が出来上がっていくのです。
手番の流れと終了条件
手番では1つのアクションを選択し、他のプレイヤーも同じアクション効果を得るという仕組みです。手番プレイヤーと他のプレイヤーでは得られる効果に若干の差があるので、その辺りを考慮しながらプレイすることになります。ゲームは誰かが4×4のエリアに全てカードを並べ切ったらそのターンで終了となりますよ。
アクションの種類
アクションは4種類あります。それぞれが対応するカラーを持ち、アクション効果発動後に自分のエリアにプレイ済みのカードからも同じ色の効果を得ることが出来ます。
a）植えつけ
植えつけアクションでは手札から最大2枚のカードをコストを払って自分の場にプレイすることが出来ます。指定色のカード効果を処理したあと、4枚山札から引き1枚を手札に加え、残りの3枚を捨札にします。
b）堆肥化
堆肥化では土壌トークンを獲得できます。さらに山札から2枚を堆肥エリアに積みます。（カードの表面は見ないこと）土壌トークンは主に植えつけ時のコストとして支払われますよ。
c）水やり
新芽キューブを最大6個獲得し、自分のプレイ済みカード上にある指定エリアに配置できます。新芽キューブはのちのち土壌トークンに変換することもできます。
d）成長
各カードに成長エリアがあるカードの場合、このアクションを行うことで成長ピースを配置することができます。配置できる成長ピースはカードごと最大数が異なり、一番上のピースは樹冠トークンを置くことができますよ。樹冠トークンを配置した場合、ピースの個数ではなく樹冠時のポイントが得点になります。ニョキニョキ生物が成長している感じが一番感じられるアクションだぞ。
カードの効果
カードのいくつかには終了時に追加得点を可能にする条件が描かれているよ。これらの条件をうまく実行し、得点を加算させていくことが重要。
生態系カードの指定とバッティングすることもあれば、相乗効果的に得点できることもあるので手札とそれぞれの条件を常に頭にいれながら戦略を練らなくてはならないのです。
ソロプレイはできる？
アースはソロプレイが可能ですよ！もともとエンジンビルド系はソロプレイっぽさが強くなるメカニクスですが、アースも例に漏れずです。
カードは伏せた山札からのドローになるためドラフト感がなく、プレイヤー同士のインタラクションというより手札をどう活かしてどうエンジン構築に繋げるか？というハンドマネジメントの要素が強いゲームでございます。
ガイアという名のライバル
ソロプレイはオートマカード系のプレイです。6枚あるソロデッキが2回空になったらその時点でゲームは終了します。専用ボードには樹冠ピースや新芽キューブを置くところもあって、ライバル心をそこはかとなくくすぐる嫌らしさがあり。。。難易度の上級となるとどうやって勝つんや...みたいなくらいにガイアの環境は発展するんです。ひどい。
でもそこがやる気になるのです。
ユニークカードが無限の生態系を再現
得点を伸ばすためにプレイ中にルートを絞り込まなければならないのですが、初期のうちはどう絞り込んでいくのが良い結果に繋がるのか検討がつきません。
何度か遊んでいくとキノコ類の特性や地形の効果が想像できる様になるため、前回よりも上手くプレイできるような感覚になっていきます。この感覚、ソロだと何度も飽きずに遊べるポイントにもなりますな！
アース 日本語版（Earth）の感想・まとめ
アース、まじちょっと舐めてましたすみません。具体的に反省したポイントを上げていきたいと思います。
美しい。カードフォトが美しい。
兼ねてよりボドゲのアートワークは実写じゃない方が良い派だったんですが、今回アースの写真を見て気持ちが変わりました。
ナショジオかな？
それくらいにアースのカードに使用されている写真は美しいですわ。ネイチャーフォトとしてもかなり高いレベルの写真を使用しています。昨今のボドゲではアークノヴァも実写系カードでしたが、アークノヴァよりもアースの写真のほうが自分の好み。メンフクロウとか超好きです。
湖の四隅に育つキノコの意味
湖という地形カード効果には4隅に配置されたキノコ類から5点の追加得点をゲットする効果があるのです。でもこの効果はきっと背景になったキノコの成長特性とかあるよね？そういう知的好奇心をそそられる効果にいたるところで触れられます。とにかく「ふーん....」とか「ほぇー」とかなってしまうプレイ、予定時間では終わりません。
没頭できるエンジン構築
カードの効果に見惚れてるだけではなく、生態系カードなどで指定された条件を達成すべくエンジン構築にも没頭できます。たまに超高いポイントのカードを引いちゃったりして、この構築中のとこにそのカードを置きたい衝動との葛藤とかが生まれるのも楽しいです。でもカード枚数が多いゆえ、ままならないのだよ...でもその新しいカードから次の道が見つかることもあるのが素晴らしい。
臨機応変に戦略を整えられるか、得点ルートの多様性
280種類を超えるドローカードがあるため、予定調和的収束というよりも引いたカードをどうやって成長曲線に乗せるかを目指すプレイ感。勝ち筋と言いますか得点ルートがとても多様性に富んでいます。
初期計画はもちろん立てますがそれにこだわりすぎると全く得点にならないという悲劇も起きます。多様性とは唐突に起きるハプニングに柔軟に対応できること、それに他ならないという事にも気が付かされますな！
ああ、こんなにもプレイ後も美しいだなんて！
プレイ後はしばし自分の構築した環境の萌芽を眺めていたくなるような幸せな気分になりますよ。得点が思う様に伸びなくったって良いの。この星の発展に限りなく尽くした時間を愛おしみ、このキノコ類がかわいいとか、この湖の先の風景が見てみたいとか妄想して良いのです。プレイ後の感じも清々しい、日頃の心の汚れが落ちていくかのような感覚でした。
....どんだけ心が汚れてるんだって、思ってる？
まだガイア上級（ソロプレイのお相手）に勝てたことはないですが、次はきっともうちょい上手くできるはずだな！
【アース 日本語版 販売情報】
大手通販モール・直販とも品切れ。ボドゲショップ店頭へGo。
