ども。コモノです。
ついに届いちゃいました。届いちゃいましたとも!Covid-19の影響で少し到着が遅れていたタクティカルゲームズ新作「ATLAS LOST」が遂に我が家に届いちゃいました!実は1月に....届いてた。でも開けてる暇なかったんだよ...タイミングよ...
ともあれようやくようやく開封して遊ぶ事ができたアトラスロスト、やっとご紹介できるわけです。ボックスアートをチラチラみていて気になってた方。さぁ、失われた文明の再発見と新たな世界の指導者になるべく、終わりの世界に出ようではありませんか!
- アトラスロスト(ATLAS LOST - RISE of the NEW SOVEREIGNS -)
- 【ATLAS LOST - RISE of the NEW SOVEREIGNS -販売情報】
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アトラスロスト(ATLAS LOST - RISE of the NEW SOVEREIGNS -)
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:60〜90分
国内発行元:ATLASLOST: RISE OF THE NEW SOVEREIGNS『アトラスロスト: ライズ・オブ・ザ・ニューソブリンズ』 - TACTICAL GAMES
サポートページ
Boardgamegeek
アトラスロストってどんなゲーム?
アトラスロストの舞台は人工知能同士によって引き起こされた大きな戦争後の未来。文明のほぼ全てが失われ、かろうじて人工知能との戦争に打ち勝った人類の再生への物語がこのゲームのテーマだよ。
生き残った人々が希望を託して生み出した小さなコミューンはやがて国家となります。あたらしい国家は失われた文明以前のアーティファクトや技術を奪い合い、それぞれが新世界の覇権を争うようになりました。絶望的な未来で始まってしまった希望と絶望が背中合わせの世界線。
プレイヤーはその1勢力を担当し、このあたらしい世界の新たなる指導者とならなければならないのです。ゲームタイトルのATLAS LOSTの言葉の意味とはそれは過去なのか、未来なのか、僕らに深い問いが投げかけられていますぞ。
ヤバすぎる世界観&アートワーク(幸田和磨氏&三好奈緒氏)
ATLAS LOSTの世界を描き出すのはNieRシリーズのコンセプトアートを手掛ける幸田和麿氏と、マジック・ザ・ギャザリングなどのイラストも手掛ける三好奈緒氏。2021年のイベント(ボードゲームのアート展)の際、このゲームの世界を幸田さんが手掛けると伺った時には「....今、何て??」っ思わず聞き返した覚えが.....(笑)
やはりあの雰囲気と言いますかポストアポカリプス系が好きな人に幸田さんの描く世界観というのはたまらないものがあるわけです。それがまさかボドゲで体感できるとかもうなんでしょう...とにかく感無量です。タクティカルゲームズよ、ありがとう。
そしてデザイナーは戸塚中央氏。
国内のボドゲシーンで好きなタイトルを輩出している戸塚中央氏がアトラスロストのデザインを担当しております。戸塚さん、最近いろいろ輩出しまくってる感があります。
その戸塚さんのデザインするテックツリーにやはり興味が尽きません。ワーカープレイスメント・マンカラ・ロンデルは遊んだ事があるのですが、果たしてテックツリーはどうなるのか。もはやマニアになりかけてる気もしないでも....
テックツリーの組み合わせが生み出すリプレイ
ゲームには5種類あるテックツリーのうちの3種類が登場します。歴史のIfを体験するかのように、アトラスロストはこのツリーの組み合わせを変える事で遊ぶたびに異なった展開になるのが特徴です。
「文明・科学・経済・軍事・宗教」の5種類が用意されているツリーはそれぞれの特徴がはっきりしていてインタラクションの強さが変化します。覇権争いに没頭したい時や内政でじっくり遊びたい時など気分にあわせてプレイ感をある程度コントロールできるのも魅力的。なお、好みのプレイ感に合わせたおすすめの組み合わせがルールブック載ってるので参考にすると良いです。
アトラスロストのコンポーネント
uchibacoya監修の木製コマたち
テックツリーを開拓していく先遣隊やツリーに配置される木駒はuchibacoyaが監修してるのです。やはり造りの細かさ、プリントの美しさなど品質面で妥協がありません。もともとタクティカルゲームズのボドゲは木駒の造形にこだわりがありますが、更なるクオリティに引き締められております。
終わりと始まりに包まれるアートワーク
アトラスロストの世界を感じさせてくれるアートワークがそこかしこに。個人ボードのイラスト然り、オールユニークのサポートカード然り。テックツリーのタイル類にも背景が描かれていて、ボードとなるツリーを眺めているだけでも妄想世界に浸れるのです。テックツリーのボドゲなんだけどももはやこれは脳内物語。
アトラスロストのルール・遊び方
世界観にヒタヒタしてるだけで満足感高いアトラスロストですが、これはボドゲです。そうですボドゲです。僕らはテックツリーを開発し、この世界のあらたな指導者にならなくてはならないのです。手番のフェイズは大きく2つに分かれておりますが、それらを駆使して勝利条件をいち早く満たす事を狙うのです。
勝利条件
終わりの世界の新しい指導者となるには、いち早く以下の3つの条件のうちの1つを自分の手番終了時に達成している事が必要です。速さは重要です。
・技術点勝利(TPを30点以上保有する)
・影響力勝利(自分の影響力マーカーが影響力トラックの最右部のマスに到達する)
・主導権勝利(3つ以上の主導権タイルを保有し、かつタイルに表記された資源を全て保有する)
主導権の勝利、気持ちよさそうだな・・・
だがしかし、ソロプレイでは主導権勝利がございません。
アクションフェイズ
3種類のアクションを1回づつ、任意の順番で行います。任意なのでスキップするアクションがあってもOKですよ。
1)メインアクション
メインアクションには4種類のアクションが存在しますよ。この4種類の中から1つを選んで実行します。
a)先遣隊配置アクション
テックツリーに先遣隊コマをルールに従って配置する。テックのレベルによって必要なコストが変わる。
b)研究資源補充アクション
研究資源を補充する。補充量は個人ボード上のトラックに表示されている。
c)データ収集アクション
データ資源を収集する。収集量は個人ボード上のトラックに表示されている。
d)アクティブ技術起動アクション
自分の先遣隊コマが配置されたテックのアクティブ技術を起動し、その効果を得る。
2)コマンドアクション
任意のテックのアクティブ技術を起動します。メインアクション内のアクティブ技術起動アクションと異なる点は以下になります。
・自分の先遣隊コマが配置されていないテック技術でもOK
・選んだテックLvと同じ量のコマンド資源を支払う必要がある
上記に加えて各アクティブ技術で要求されるコストも支払います。
3)カードプレイアクション
手札にもっているサポートカードを1枚選択して使用します。カードは3種類あり使い方にも3種類あります。
・クレートカードの使用(即時効果)
・アクティブ / パッシブカードの配置(永続効果)
・研究 / データ資源への変換
アクティブカード、パッシブカードは配置した直後からその効果を得る事が可能になります。アクティブカードはメインアクションで、パッシブカードはその条件を満たした時に効果が発動し重複させることも可能です。
影響フェイズ
影響力フェイズではコストを支払って影響トラックを進める事ができるのです。コストはかかるのですが進めばボーナス(資源とか)が獲得できますよ。さらに影響力を増すことで「影響力」の主導権タイルも獲得できます。なお、トラックはサポートカードの効果やテックのアクティブ技術によって後退することもありますが、下がった時にはボーナスはもらえません。
ソロプレイはできる?
アトラスロストはソロプレイに対応してますよ!メティスというソロボットカードとの対戦です。メティスが使用するカードを調整する事でレベルに応じた難易度調整が可能。
ソロボットあるあるですが、ホイホイ文明コマを配置したり、宗教コマを送り込まれたり、なんなら勝利点の強奪だってします。エグい。
アトラスロスト(ATLAS LOST - RISE of the NEW SOVEREIGNS -)の感想・まとめ
インタラクション強めの組み合わせで2回ほどソロを遊んでみるという割と無茶な組み合わせでの感想です。だってなんか遊んでみたくなったんだよ。。。
最初に遊んだ「文明・軍事・宗教」の組み合わせは人類史といいますか、社会的成熟段階でいうところのプリミティブな感じしかない勃興期という赴き。そこでまずたどり着いた一つの感想があります。2回目は「経済・宗教・文明」の組み合わせ。確かにインタラクションが下がりましたが、文明を疎かにしていたらアクティブカードもパッシブカードも良いのがなかなか引けずカードアクションがスカスカに。ぬぉぉぉ....
これは繰り返しプレイしないと未来が見えん...( ・∀・)=b
きっとちょいちょいルール間違いしてるし、もっと緻密に絡みそうなんだけどどこかで間違った感が残りました。以下反省文です。
最初にアイコンの意味をしっかり覚えましょう
プレイするためのルールは決して複雑ではありませんが、ソロプレイではアイコンの意味があまり頭に入ってこなくてルルブとにらめっこしながら個人ボード、テックタイルの効果を確認する事が多かったです。まぁ疲れてただけだということにしたい。
コマの配置とコマの移動(個人ボードに戻す)やコマを配置したテックのアクション起動など、ぱっと手を動かそうとすると迷っちゃったりします。ここは慣れかな。
テックの活用も意識しましょう
先遣隊コマを派遣して獲得するテックアクションはLVごとに大まかな目的が整理されています。
LV2:主にそれぞれのテックパワー(文明・科学・経済・軍事・宗教)の拡充
LV3:テックパワーを使用したTP(技術点)の収集
LV3ではかなりまとまったTPが動くため、ボード上でのマジョリティ争いが激化することに...最初にインタラクション強めすぎな組み合わせでお試しプレイをしてしまったせいか、後半はいわゆる殴り合いでTPが動くような展開になりました。きっとうまくプレイできればもっと緻密に相手を締め上げる事が出来る感じはめちゃしたので、各テックに寄せたプレイ技術の習熟が必要そうなのでリプレイ欲が滲み出てきます。
サポートカードはアートも効果も堪能しましょう
あらたなる指導者として影響力を発揮するには歴史のIfをどれだけ思い描き、失われた技術も我が野望のために使い倒したいんですが、、、サポートカードにどんな効果があるのか結構重要。でもサポートカードはアートも効果もオールユニーク。効果を当てにして待っていたら突き放される事は間違いなく、カードアクションは見極めがとても大事です。
最初に選択した「文明・軍事・宗教」という組み合わせは相互に良い影響を及ぼすというよりも他プレイヤーへの干渉が主体なので資源系のバランスどりがとても難しかった感じ。完全にソロ向きではなかったかもしれないな....しかしハマると早い段階から効率よく動ける気がします。このカードのシナジーを探すのも楽しそうなのよね。
完全リプレイ推奨系、リプレイしなければ勿体無い系
「何度か遊んだほうが楽しくなる」というのは大体どのボドゲにも共通しますが、アトラスロストの場合は「3種類のアクションをどう繋げて効果を最大化するのか?」を見極め実行するところに楽しさが集約してる感じなので、ツリーごとのテックタイルやサポートカードの効果が多少頭に入っているほうが絶対楽しめるゲームかなと思いました。組み合わせの妙を楽しむと言いましょうか、ソロプレイでもテック効果やカード効果の組み合わせを考えて悶々プレイする事はかなり楽しかったです。
クラウドファンディングでこのリプレイ欲を存分に楽しめそうなキャンペーン拡張も手に入れているので、ふっふっふ..(ↀωↀ)✧
初回の組み合わせでは理想も何もない、再生への道筋が示されていない混沌感を期待してテックツリー開発に乗り出してみましたがアタシが導く世界は美しかったあの頃には戻らなさそうな結果になりました。争いで荒廃した人心を宗教によって救う未来。ハハハッ...( ゚-゚) 戦争よくない。
これはアタシに未来を創造する時間をください。
うほほー!
【ATLAS LOST - RISE of the NEW SOVEREIGNS -販売情報】
一般発売は少数みたいだぞ!
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