ども。コモノです。
今日はビヨンド・ザ・サンのご紹介でございます。今年の4月に日本語版が発売されてたテックツリーとワーカープレイスメントを組み合わせた中〜重量級ボードゲームなのですが、早くもツイッターでは見かけることも少なくなりつつあるボドゲですの。トレンドの流れが早ぇ....
重めのボドゲに手を出しづらい忙しさと新作の発売時期が丸かぶりしてしまったので、我が家でコレまで積みゲー化してた(誠にすまぬ)んですけどようやく棚から引っ張り出してきました。とは言え持ち出して遊べてるわけではないのでルール読み読み妄想半分、一人二役のいつものご紹介です。
熱核戦争後、人類が自らの生存のために太陽系外へとその手を伸ばす時代背景。ポストアポカリプスとしては王道、そして新たなる争いが生まれるであろう人の愚かさを示唆するビヨンド・ザ・サン。新天地に待つのは希望か、それとも緩やかな死か。テックツリーが導く先を今日はしっかり見届けたいと思いますよっ!
- ビヨンド・ザ・サン(Beyond the Sun)
- ビヨンド・ザ・サンってどんなゲーム?
- ビヨンド・ザ・サンのルール・遊び方
- ソロプレイはできる?
- ビヨンド・ザ・サンの感想・まとめ
- 【ビヨンド・ザ・サン販売情報】
- おすすめの記事
ビヨンド・ザ・サン(Beyond the Sun)
プレイ人数:2〜4人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:60〜120分
国内発行元:ビヨンド・ザ・サン | ANALOG GAME INDEX
Boardgamegeek
ビヨンド・ザ・サンってどんなゲーム?
人類が生き延びる新天地をもとめて宇宙の彼方までその足を伸ばすという、まさにSFの王道とも言える世界観が魅力のビヨンド・ザ・サン。もちろん技術発展なくしてはその恩恵を手にする事が出来ない部分はテックツリーというメカニクスがリアルな実感をもたせてくれます。
まさにこれぞテックツリー
発展させていく技術に沿って開発できるルートが分岐していくのでAIのもたらす未来へ伸びたりアンドロイドの繁栄する未来につながったりと、テックツリーを眺めているだけでもショートショート書けそう。
星間戦争も勃発
異なるボード上では星間戦争ならぬ植民惑星の争いが勃発。プレイヤー間でガチの奪い合いも起きます。しかも勝利点高めなので気も抜けず、植民星の奪い合いはもうスター◯ォーズ気分さながらです。惑星を大量に従えちゃったりする暗黒皇帝みたいな戦略も楽しい。
アクションエリアは先取り
アクションエリアの選択はポーンを配置するワーカープレイスメント。テックツリー、実績カード、惑星などのカードは毎ゲームランダムの組み合わせなのでどの技術を伸ばしていくのかは重要。
鉱石、きっとあれはダークマター
各プレイヤーのボードには物資、人口、鉱石などのリソースが並び、それらをうまく変換しながらメインボードへ配置して得点を狙います。でもそこまでシビアでもなくて、苦しさに喘ぐということもなさそう。
シンプルゆえ、妄想が広がるツリーのテキスト
遊んでみて判明しましたが、テックツリー上に伸びていく技術カードのテキストが秀逸。色を合わせてツリーを伸ばしていくと現実感を感じるツリーになるので本当に自分達の文明の未来を見ているような気分に。コレが計算されているのだとしたらなかなか凄いデザインセンスですわ。精神と機械の同化とかそれは人類なのか?という未来が待っているやもしれないのです。
テックツリーと惑星間のエリアマジョリティ、まさに宇宙を舞台とした近未来を垣間見るかのような妄想膨らむビヨンド・ザ・サン。最初は悩ましさが勝るようなずっしり重い系かなと思ってたんですけどプレイしてると環境が発展していく感覚が気持ちが良い中量級くらいの悩ましさ。BGG100位以内ってのも結構納得!
ビヨンド・ザ・サンのルール・遊び方
ルールについては結構構えていたのだけど意外に複雑ではない印象。ただしツリーの最適解を探し当てるセンスというかある程度の経験がものを言うボドゲです。毎ゲームほぼランダムに展開していくツリーなのでどんな風にツリーを伸ばしていくべきか的確に見極める人が良い結果を出せます。当然どんなカードなのか効果を把握している方が絶対に良い結果を出せるので、何度か遊んだ事がある人の方が勝利点をもぎ取っていく事ができるわよね。ランダム性を下げるための上級ルールもあるので遊ばれる方のレベルに合わせてルールを選択するのが吉。ほっほー、これはまず勝てないやつよな.....
手番の流れ
手番は以下の3つのフェイズを行い、次のプレイヤーに手番が移るんですよ。
1.アクションフェイズ
アクションポーンを移動させて、新たなアクションを実行
2.生産フェイズ
人口の成長 / 鉱石の生産 / リソースの交換のいずれか1つを選択して実行
3.実績フェイズ
最大1つの実績を獲得
各プレイヤーが手番を行い一巡したら次のラウンドになるのですが、ラウンドについては上限なし。ゲームの終了条件を満たした時点で勝利点が一番高いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲームの終了・勝利条件
4人プレイなら4つ、2〜3人プレイなら3つの実績ディスクがカードに置かれた時点で最終ラウンドに向かいます。規定の実績が獲得されたラウンドが終了したのち、最後のラウンドが開始される、最後にワンチャン狙える系。最後のラウンドが一巡した後に得点計算を行い最高得点を得たプレイヤーがゲームに勝利するのです。
ソロプレイはできる?
残念ながら公式のソロルールは存在しません。BGGではファンメイドのソロバリアントがアップされているので気に入ったルールで遊ぶことは出来ますよ!またフォーラム内ではソロモードを含んだ拡張についてリリースが検討されていると言う投稿がありました!
もちろん日本語版になるかどうかは全く未定ですが、ソロプレイについても何らかの形で楽しめることは期待できそうです。
ビヨンド・ザ・サンの感想・まとめ
脳内妄想を掻き立てられるテキストがかなりお気に入りになりました。AIの発展する未来が宇宙で広がって行くとかロマンしかないわな。。。なんて考えてたらアンドロイドが支配する世界になりましたけども。
技術の区分は4つあってどれを選んで伸ばすかにも個性が出そう。赤系を伸ばせば自然と惑星の植民化に目がいくし、青や黄色なら技術発展をすすめてレベル4の技術を手に入れたくなります。
でも植民惑星も欲しい(☼ Д ☼) クワッッ!!!
目先の誘惑に囚われない鉄の指導力が求められます。
あとルール読み返していくつか間違いがあったのにも気がつきました。植民化したときに追加の生産ディスクを置くとか宇宙船や人口キューブを戻すときは右トラックからとか、ちょいちょい間違えてました。次は気をつけよう....
全体的に派手さはあまり感じないけどテックツリーというメカニクスの楽しさは存分に味わえる感じが良き!伸びゆく発展感、星を奪い合うというエリアマジョリティ感などなど、それぞれのメカニクスの気持ちが良いところをしっかりまとめた良作。拡張でソロ対応本当にするなら嬉しいんだけどな。
テラフォとどうよと言われると、、、一緒に出してSF会とか遊んだら楽しそうよね。どっちも好き。間違いなし。
【ビヨンド・ザ・サン販売情報】
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