みなさんこんにちは。コモノです。
今日は「ガンジスの藩王 / RAJAS OF THE GANGES」のファーストレビューです。
今年のエッセンシュピールまで残すところ1ヶ月半くらいとなった訳ですが、少しばかり心残りがあります。それは昨年のスカウトアクションで気になったボドゲを、まだ全部手にしてないという事実。
昨年記事を書いていた時点では、全部はさすがに無理な(お金ない)ので、せめて5位(実質4位まで)くらいは手にしてみたいな!って思ってたわけです。でも忘れてたのだ。今年のエッセン記事をボチボチ書き出すにあたり、昨年の記事を読み返してたらその欲が再燃。。。もう物欲なのかボドゲ欲なのかよくわからない欲望の塊がゴロゴロと、あぁ、こんな心の弱い私をどうか神よお許しください。
で、許しを請うたので1個くらいよかろ?という気分になったが故、ちょっと魔が差した結果が「ガンジスの藩王 / RAJAS OF THE GANGES」でありました。言い訳長くてすみません。
同率4位だったアルティプラーノは年内にアークライトから日本語版が発売されるからそれ待ちにするとして、今日はスカウトアクション2017、第4位となった「ガンジスの藩王 / RAJAS OF THE GANGES」の開封レビューをお届けしますよ!
【目次】
〈開封〉
ガンジスの藩王/ RAJAS OF THE GANGES
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:45〜75
対象年齢 :12歳以上
ガンジスの藩王はムガル帝国時代の領主となり、自らの領土(州)を豊かに発展させていくボードゲーム。オーソドックスなワーカープレイスメントスタイルで、手元のプレイヤーボードを発展させながら名声とお金を集めていく。
デザイナーはInka BrandとMarkus Brand。日本では「ブランド夫妻」という名前の方が浸透しているデザイナー夫妻。代表作は近年大流行中の脱出系ゲーム「EXIT 脱出:ザ・ゲーム」シリーズや「村の人生」など。
「EXIT 脱出:ザ・ゲーム」って、売れてるんだねぇ。。。
コンポーネント全体
全体に色使いが華やかで良い感じ。
なんかこう、コマを置く場所を悩むのもワクワクする感じで楽しい!こういう視覚的な満足度は個人的に結構重要。
プレイボード
オオバコでは平均的なサイズ、飛び抜けてでかい感じはしない。
裏表両面印刷で、2人用と3・4人用で使い分ける仕様。
右下のガンジス川の辺りに水浴びしてる象がいるけど、ソコに対象の人数が記載されているよ。写真は2人用だな。
プレイヤーボード
個人が持つボードは2種類。こちらは州ボード。ここにタイルを配置して自らの領土を発展させていく。
片方はボードというよりカーリー像。
カーリー様の御手にダイスを10個まで配置できる。
ダイスがないと大したことは出来ない。なのでカーリーの掌に全てがあるのだ。
木製コマ
各プレイヤーに配布される木製コマ。手持ちの駒の量はプレイ中変化しないよ。
ダイスだけ増えたり減ったりするタイプ。
船コマとか労働者コマ、結構スタイリッシュである。(とりあえず置いてみた)
ダイス
ガンジスの藩王はダイスゲームであったか!というくらい大量のダイスが入っております。
ダイスじゃらじゃら、は個人的に嬉しい。
その他のチップなど
チップ類はそんなに多くないよ。
〈勝利条件〉
ガンジスの藩王は勝利条件がちょっと変わっている。ゲーム中に得ることができるポイントは「名声」と「お金」の2種類がある。プレイボードの外周でそのポイントをマークしていくのだけど、ゲームの勝利条件はこの二つのコマが交差した後の差分のポイントで争う。
上段が名声トラック、下段がお金トラックだ
・名声コマとお金コマがトラック上で交差する
・コマとコマの差分(名声トラック)をカウントする
・この差が大きいプレイヤーが勝利
なにやら文章に書くとわかりづらいのだけど、トラック上では全く迷わないと思う。
お金のトラックではなくて、名声トラックの差をカウントする点に注意だぞ。よくわからなければルールブックのP9に図解されているよ!
〈ゲームの流れ〉
ガンジスの藩王は、割とオーソドックスなワーカープレイスメント。
手番の流れ
手番で行う手順は複雑なものではなく、労働者を配置し、その場所のアクションを実行するだけ。スタートプレイヤーから順に労働者コマを配置し、関連するアクションを実行していくよ。
1・労働者コマを1つ配置する
2・必要に応じてコストを支払う
3・アクションを実行する
全員が労働者コマを置くことが出来なくなるまでこの手順を繰り返し、誰も置けなくなったところでラウンド終了。労働者コマを回収し次のラウンドに移るよ。
アクションの種類
労働者コマを配置するエリアによってアクションの効果が変わる。細かい部分は書ききれないので、大まかなアクションの種類だけご紹介。
建設アクション
石切場では自分の州を発展させることができるアクションを行うことが出来る。州ボードにタイルを配置すると、お金・名声や商品などが手に入るよ。
市場アクション
「絹・茶・香辛料」を扱う市場に労働者を配置すると、お金を得ることができるよ。
宮殿アクション
宮殿では主にダイスを獲得できる。
その他にもダイスを払う事で様々な効果を得る事ができる部屋がいくつかあるよ。
川アクション
川ではボートを進めたエリアにある様々な効果を得ることができるよ。
川には最終スペースがあって、そこまでボートを進めると、それ以降は川アクションを行うことが出来なくなるよ。
〈まとめ〉
まだルール確認程度で遊べていないからアレですが、ガンジスの藩王はなんかとっても素直なボードゲームという印象。あまり複雑ではないし、ワーカーを配置してアクションを行い、結果としてリソースやVPを得るという基本的な流れでゲームは進んでいく。
インタラクション薄め、ソロ感強めという感想はあらかじめ読んでいたけど、確かに他のプレイヤーに強く干渉するギミックがあまりなく、ワーカープレイスメントではあるもののダイスの目が影響したり、コンボ感が薄かったりと手元で発生する効果については派手な感じがしなかった。遊んでみたら違うかな?
相変わらずゲームが下手な自覚があるので、このくらいやりたいことにスッと手が伸ばせるくらいのワーカープレイスメントってありがたいです。スタートプレイヤーに配布される象も可愛いしな!
誰かと競うというより、自分の思っている手でどんな事ができるのか試すってまさにソロゲー向きですやん?これはヘヴン&エールの1人2役プレイの再来か。。。
重いゲームはまだ自信ないけど、ちょっと複雑なのもやってみたいかも!というプレイヤーにもオススメなボードゲームかと。ゆっくりやっても90分くらいで終わりそうだし良いと思う。うー、なんとか遊びたい...
BGGにはまさかのオートマルールがアップされてたので、それ遊んでみようかしら。
素晴らしき哉(笑)
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Amazonのは並行輸入っぽいので日本語訳はついてなさそう。
駿河屋も売り切れ中。でも中古でちらほら見かけるので要チェック。
ブラント夫妻といえば村の人生。