ども。コモノです。
本日ご紹介するのは2023年年末に発売されたスピリット・アイランドの拡張「ひび割れた大地」です。先日ご紹介した「枝と鉤爪」はスピリットアイランドを久しぶりに遊んだこともあって非常に楽しすぎたため、この2タイトルは同時にご紹介する予定だった所を2本立てに急遽変更いたしました。
「枝と鉤爪」のご紹介はコチラ！
基本セットに「枝と鉤爪」を加えた状態で遊ぶ事が好ましいとされている「ひび割れた大地」。枝と鉤爪だけでもかなり面白かったんだけど果たしてどんな内容なのか気になって仕方ないじゃんね？まず箱がですね、デカいのですよ。これは....(=✧ω✧)ｷﾗｰﾝ
伝説級ボドゲにあらたな伝説を加える事になりそうな気になる大型拡張「スピリット・アイランド ひび割れた大地」、しかとご紹介いたしまっす！
- ひび割れた大地（スピリット・アイランド拡張）
- スピリット・アイランドってどんなゲーム？
- 「ひび割れた大地」の特徴
- 「ひび割れた大地」がお勧めなポイント
- 「ひび割れた大地」の感想・まとめ
- 【スピリット・アイランド拡張「枝と鉤爪」＆「ひび割れた大地」販売情報】
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ひび割れた大地（スピリット・アイランド拡張）
プレイ人数：1〜6人
対象年齢 ：14歳以上
プレイ時間：90〜120分
国内発行元：Engames Shop
Boardgamegeek
スピリット・アイランドってどんなゲーム？
基本的なおさらいをサラッと。スピリットアイランドは歴史の教科書で見た事があるような中世の植民地開拓をテーマにしたタワーディフェンス型の協力ゲーム。プレイヤーが司るのは侵略を受けた島に古来より住まう精霊たち。
基本セットに含まれる精霊8体
プレイヤーは特殊な能力を持っている精霊となり原住民と協力して侵略者たちを撃退し島の平穏を守ることを目指します。BGGのランキングは11位（記事執筆時点）という評価の高いゲームで、国内ではEngamesから日本語版が発売されております。協力型のゲームなんだけども面白いんですよこれが....
「枝と鉤爪」
第1弾拡張「枝と鉤爪」では自然界の味方となる4種類のトークンが追加されたり、予見不可能な要素としてのイベントデッキが追加されるなどより複雑なゲーム展開が楽しめるようになりました。本作「ひび割れた大地」はその枝と鉤爪を加えて遊ぶとバランス的にベストと言われる拡張セットの第2弾にあたります。
「ひび割れた大地」の特徴
「ひび割れた大地」で一番大きな変更点は最大6人でのプレイが可能になった事。さらにゲーム展開を楽しくする新規精霊がどっさり用意されています。追加された10体の精霊の中には「ｳﾝ...⁉️」と頭を抱えるような難易度の精霊が居たりします。
内容的には「枝と鉤爪」で追加された要素の延長線にあるような変更が多くガラッとプレイ感が変わるような追加はありません。基本セットと拡張「枝と鉤爪」を追加した際のルール調整（変更？）や、これまでのルールのベースをそのままに曖昧だったところをしっかり整理して洗練させた内容が中心です。ひび割れた大地を加える事でスピリット・アイランドの完成度がグッと上がる印象です。
6人までプレイ可能な新たな島
島ボードが2枚追加され遂に6精霊まで同時に参加できるようになりました。最大で6枚の島ボードを繋げる事になるのでかなり大きな島でプレイする事ができます。基本ゲームで使用するトークン類やサマリーカードなども追加人数分が用意されます。
精霊の特殊能力を更新する様相カード
一部の精霊の特殊能力を変更する様相カードが付属します。使い慣れた精霊たちの新しい一面を垣間見る事が出来るのです。
新しいトークン「悪地」の追加
自然界には人が住むには適さない土地というものがあります。その土地に住まう全ての人々に影響を及ぼす「悪地」を再現するトークンが追加されました。トークンは初期配置以外にも能力カードの効果などで島に追加され、侵略者とダハンそれぞれに被害を与えますぞ。
持続効果リマインダーカード
一部の能力カードや敵対国パネル等で参照する持続効果を確認するためのリマインダーカードが用意されました。忘れっぽい方にも朗報。アタシにも朗報。
新しい精霊は10体も！！！
ひび割れた大地がでかい箱だった主な理由は多分コレ。スピリットアイランドの魅力の源とも言える新しい精霊が10体も追加されました！基本セットと枝と鉤爪の精霊と合わせると、精霊は全20体にもなります。その全てが異なる能力を持つため、異なる戦術が必要になるのです。島ボード、敵対国、シナリオ等、組み合わせ次第で無限に遊べる事に....
新規シナリオ3本
シナリオパネルも3枚追加されますよ。シナリオは勝利条件の変更やらゲームの展開に変化が生まれます。精霊との組み合わせで難易度も変わります。
敵対国2国
新規で追加されたのは2ヶ国。ロシア・ツァーリ国とハプスブルク君主国の2国は比較的難易度が高めで、これまでの敵対国とはまた異なった特徴があるよ。
能力・イベント・荒廃カード
悪地に対応した能力、イベント、荒廃の島カードなどが追加されるよ。全部加えたら大小の各能力カードのプールが半端ない事に.....また、荒廃の島カードは本拡張ルールを適用した場合は使用が必須になってました。
拡張の追加パターンは3つあります。それぞれに導入するコンポーネントには指定があり、火山の状態を表すアイコンで判別が可能でございます。
- 基本セットのルールのみ（休火山）
- 基本セット＋枝と鉤爪のルール（噴煙を上げる山）
- 基本セット＋枝と鉤爪＋ひび割れた大地のルール（活火山）
混ぜちゃったら後で分けるのがちょっと大変なので、マルっと全部入れて遊ぶのが正解な気はするな。
「ひび割れた大地」がお勧めなポイント
この拡張を入れた時の好きな点は人それぞれ異なりそうではありますが、個人的に「おぉっ！」ってなった点を挙げてみます。
より大きな島でのソロプレイが出来るようになりました！
島ボードを1枚追加して、難易度をあげるルールが明記されました。これによりソロプレイでもより大きい島で遊ぶ事が出来るようになり遊びごたえがグッと増すのです。敵対国パネル、シナリオパネルの組み合わせによって更に細かな調整ができるほか精霊との相性で難易度は複雑に変化するのでほぼ無限に遊べるソロ環境が手に入ったと言っても過言ではありません。
難易度爆上がりの精霊や派手な効果の精霊も登場
10体も追加される新しい精霊は遊びがいのある能力が揃っています。工夫を凝らさないとアレよアレよと侵略を許してしまうのは今まで以上かもしれません。そして中にはかなりハードルが高そうな奴らがいるのです。難易度も「高」ではなく「超高」って書いてあるよ....もはやこれは.....
自分の存在マーカーを破壊して追加ダメージを与えたりひたすら侵略者に不安を与えたりする割と尖った能力の精霊が用意されてるのですが、それぞれにハマる能力カードと組み合わせる事がコレまた楽しい。マルっと一掃出来たか？！と思うと遠征隊がポツンと残ったりするような調整がされてるのが良いですね。（良いのか？）ぐぬぬ....
プレイの選択肢による広がりがヤバい
より大きな島でのプレイのみならず、敵対国が同盟を結ぶ設定ルールがあったり島ボードの配置に群島が導入されたり、とても自由な選択肢が用意されました。それらを導入する際のルール調整なども整備されておりゲームが破綻しないようになっています。自分好みの設定で遊べるようになったのがかなりポイント高いのですよ...なにこれ最高だな？
「ひび割れた大地」の感想・まとめ
「ひび割れた大地」は枝と鉤爪を加えた状態でプレイする事で非常にバランスの取れたゲームになる
このメッセージには大いに納得できた内容でした。遊んでみたらコレがまぁ楽しい。スピリット・アイランド好きならかなり好印象な内容じゃないかと思います。ただしちょっと覚えることは多いかもしれないですね。。。ルールブックの巻末にFAQ・明確化のページが用意されているのでしっかり遊びたい人には必読です。
精霊ごとの能力の違いを楽しむもよし、選択ルールを駆使して自分好みのゲームを楽しむもよし。まだそこまでハードルを上げられないのでシナリオや敵対国パネルは導入せずにより大きな島で遊んでみましたが、思ってた以上に一進一退を楽しめる展開になりました。ルールにも調整や明確化が結構しっかり入っているので変更点が頭に入るまでは時間を割と長めにみておいた方が良いかもしれません。
獲得する能力カードを精霊の特徴に合わせて選んで、アレしてコレしてをコネコネしていると時間があっという間に溶けて行きます。基本セットの先が見える展開が好きだった！という方にはあまりお勧めできないですがゲームの見通しが悪くなる訳ではないので先が読める方ならリカバリーは出来るはず。（アタシ出来ない）
「枝と鉤爪」で加えられた能力カードがひび割れた大地の精霊と相性が良いとか、どういう調整になってるんでしょうかね？サラッと数ゲーム遊んだだけの感触だけど、それぞれの拡張のギャップをあまり感じなかったのも好きな点。スピリット・アイランドファンの方はやはり必携...ちょっとお高いけどアリです。
ひび割れた大地...良いぞ(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…
スピリット・アイランドシリーズのレビューはコチラ
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