ども。コモノです。
今日は「ライジングサン 完全日本語版」のご紹介ですよ。あの精巧なミニチュアと倭の国の神話をモチーフに組み込んだ、とっても魅惑的なエリアマジョリティです。USナイズドなので若干設定とか面白いことになってるのも、もはや魅力のひとつだ。
完全日本語版がちょっと前に発売され、精巧なミニチュアが話題になってたライジングサンですが、我が家には既に置き場がすでにないためポチるのをためらっておりました。置けない、置く場所がないという物理的な問題は時に金銭面のブレーキより強烈にかかるということを最近学びました。進歩してる。
ところがですね。某ショップでの店頭決算セール的な情報が。
マチガイデハナクテ?....(゚∇゚ ;)
その後、フォロワーさんから通販でもこの値段だという情報が寄せられまして。。。
ってーことで、ええ・・・ポチっとな。 あ、ちょっとした出来心ってやつで......(=ↀωↀ=)
今月も不買の誓い、護れませんでした!すみません、ライジングサン届きましたっ!だからまずは開封してみんなにその魅力を伝えておくよ。願わくばポチってしまえばいいと思う。。。いいんだよ...?
さっそく開封します!
ライジングサン 完全日本語版
プレイ人数:3〜5人
対象年齢 :14歳以上
プレイ時間:90〜120分
デザイナー:エリック・M・ラング
Boardgamegeek
ArclightGames
メカニクスとポイント
ライジングサンはCMONの神話ビッグボックスシリーズのうちの1作品。BGGによればメカニクスはエリアインフルエンス・コントロールって書いてある。そして何と言っても交渉がこのゲームのポイント。ラウンド開始時に茶の湯フェーズがあり、そこでラウンドごとの同盟相手を決めるのですぞ。1ラウンドのみの同盟なのですが、、、かならずペアで成立するので、奇数人数でプレイしていた場合あぶれたメンバーなんかそれはもう阿鼻叫喚。
鉢の木なのに、根回しw
でも同盟相手とは言ってもいずれは出し抜かなければならない相手なので、どこまで協力するのか、どこまで頼るのかポイント。飛び交う金(ゼニ)と薄っぺらい口約束。「ザ・交渉」とでもいうかのようなゲームシステムが魅力らしいのだよね。
様々なサイトでもすでに書かれていますが、遊ぶ相手は身近で気のおけない間柄な人が良さそうね。ゲームで嘘をいっても楽しめるような間柄の人とワイワイやりながら楽しむボードゲームだな。
コンポーネント
内容物全体
華やかさあるな!ミニチュアの体積がハンパないけれど、他のコンポーネントは実は少ないのも特徴的。
プレイボード
デカイの来ました。パタパタパタと、3回広げるやつ。大箱で一般的な大きさのボードに比べて1,5倍くらいあるボードです。ミニチュア大きいので仕方がないけど、遊ぶのにはそれなりの広さが必要。
カード
政策が記載されていたり、妖(あやかし)が記載されていたり。季節ごとにデッキを組み替えてプレイを進めるよ。
つつしみ、って意味違うと思うの...
鬼!Oni!オニ!
正しく生きることの難しさよ....
ついたて
ライジングサンの大名たちは、みな個別の能力を持っているので一律同じ条件ではないのも魅力のうちの1つかなと。大名はみな個別のキャッチフレーズのようなものをもっているのも良い。
勢いでライジングサンをポチった私を、そんなにも責めるのか。
それぞれの陣営で操る神職のデザインもとても素晴らしい!
もはや主役はどっちなのかよくわからない。竜宮とか、背中になんか乗ってるし。
ミニチュア
そして何と言ってもライジングサンはこのミニチュアである。
鉢の木(はちのき)
錦(にしき)
芙蓉(ふよう)
竜宮(たつのみや)
秋津(あきつ)
妖(あやかし)
各陣営のミニチュアの精巧さもさることながら、やはり妖(あやかし)を抜きにしてライジングサンは語ることは出来ない。妖は練兵で仲間に加えることが出来るぞ。
じっくりご覧いただきたい。一体どうやって型から抜いているというのか....
オニです。見るからにオニ。
神龍かな?願いを言え!とは言わない。
カッコよすぎじゃないっすか・・・
〈ライジングサンの遊び方〉
細かな処理はルールブックを参照していただくとして(まだ良く判ってない)、ライジングサンの大まかな流れをご紹介するよ。
プレイヤーは個性のある大名の1人となり、各ラウンドごとにコマを移動したり資源を集めたりしながら、エリアごとに戦力を比べつつ自分の勢力を拡大していくのがゲームの目的だ。合戦に勝てば勝利点を得る。この勝利点でゲームの勝敗が決まる。
勝利条件
冬が訪れた時、1番の勝利点を得ていたプレイヤーが日出づる国の支配者となる。
ゲームの流れ
ゲームは季節の移ろいとともに3ラウンド行われる。春から始まり秋の終わりまでの3節だ。季節(各ラウンド)はいくつかのフェーズに区切られている。各フェイズの詳しい解説は割愛するけれど、そこはかとない日本文化の香りと、どこかコミカライズに感じるアメリカンな感じが絶妙にミックスされているフレーバー。
季節の始まり
季節カードの追加カードを基本セットに追加し、その季節の準備を行う。社タイルも新しく配置して、新たなる季節が始まるのだ。
仕込みフェイズ
季節ごとの準備だぞ。季節カードの入れ替えや人質の解放が行われる。人質を開放するとゼニが入るという世知辛さよ。
茶の湯フェイズ
まずプレイヤーは心を落ち着かせ、どの同盟と組むのかを慎重に検討する。その上で交渉するのだ。同盟相手とは政策効果を追加で分かち合う事になる。先を見据えてどの同盟と手を組むのか慎重に見極めるのだ。相手との交渉はリアル交渉なので、約束で信頼関係を構築したり、金(ゼニ)で相手の気を引いたりと、柔軟に出来る。
もちろん、政策タイルに「裏切り」がある事も忘れてはならない。相手も自分も、裏切る可能性はあるのだ....
政(まつりごと)フェイズ
登用・行軍・練兵・収穫・裏切りの政策がある。政策の山から手番のプレイヤーが1枚引き、発令(配置)する事で実行される政策は全プレイヤーが何らかの恩恵を受けることが出来る。(練兵・裏切りは除く)つまり、他のプレイヤーにも影響があることを考慮して政策を選ぶ必要があるのだ。さらに同盟相手にも利益が発生する。この祭り事が国の行く末を決めると心得る必要があるぞ。ちなみに裏切らないで欲しい...などの交渉も可能である。常に他のプレイヤーとの交渉があるのだ。
戦(いくさ)フェイズ
各エリアで支配権を争って合戦が起きる。その地域の戦力を合計して比べ、より高い戦力を持っている大名が勝利するよ。戦フェイズではなかなかニヤリとする。「切腹」「辞世の句」なんていう処理があるので、無念・・・とか言いながら切腹の処理をしたり、「下天のうちをくらぶれば....」とか「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の..」とか言いながら辞世の句の処理をですね、行うと良いかと思うのだ。良き句を送るので、助けて欲しい、、、とか言う交渉とかあるかもしれない。かっちょいい句を送られたらちょっと考えないでもないな。この辺りの時代設定が若干アメリカンな感じもするけど、それもまぁ良しである。
衣替えフェイズ
政策タイルの回収や社タイルに派遣した神職コマの回収など、その季節の終わりを告げる処理を行うよ。
冬の到来
冬がやってきた時に一番の勝利点を得ていたプレイヤーの勝利。
冬でゲームが終わるってのは、いいねぇ・・・一年で決着がつくことになるので一年戦争って事だな。ドラマが待っているに違いない。なお、詳しく書いてないですが、政フェイズでは神様も出てくる。
こちらはアマテラスですよ。アマテラスまで出てきちゃいます。他にもスサノオとかツクヨミとかもいます。神様も登場するこの設定、萌えないわけない。
〈ハウスルール〉
まさかのファンメイドのソロモードがBGGアップされてました!3〜5人なので、果たしてどうなってるんだろね?
ちょっと訳して遊んでみたいぞ。
〈まとめ〉
何かにつけて交渉が発生する(しなくてもOKだけど)ので、仲の良いメンバーで出しぬき出し抜かれつつ遊ぶのが一番のオススメかしら?交渉、というとなんだか難しく感じるけど腹の探り合いと、騙し合いと、裏切りと。。。あれ、人生かな?
日本神話と戦国時代が絶妙なバランスでミックスされてるあたりがアメリカンな感じを醸し出してくれているのは個人的に好きなところ。史実を忠実に再現、と言うわけではないし大名にも妖(あやかし)にもツッコミどころ満載ではあるものの、ファンタジーとしたら十分成り立っているし不思議な魅力も漂っている。
ゲームとしては好き嫌いが出そうだけど、個人的には友達とワイワイ遊びたい感じだぞ!ミニチュアをペイントする人にとっても、この造形は中々塗りがいがあると思う。
いい買い物でありましたっ(☼ Д ☼) クワッッ!!!
何よりもこのお値段で入手できるのは多分今だけだと思うなので、買って損はなしと思う!(めっちゃ自分に言い聞かせ中)
とりあえずはBGGにアップされてたソロルールを翻訳してだ...
(゚o゚;) ハッ
しまう場所、どうしよう。。。
【ライジングサン販売情報】