ども。コモノです。
今日はグレート・ウエスタン・トレイル第2版にあわせてリプリントされた人気拡張「北部への道」のご紹介です。第1版のころから評判の良い拡張でGWTはこの北部拡張を持って完成するとかしないとか言われてたのを見ててずっと気になっていたのです。が、当時拡張セットということもあり程なく売り切れ、そのまま市場から姿を決していたアイテムです。
今年GWT2第2版の日本語版がリリースされたことを受け、ついに北部への道拡張も和訳付きで出ました!前回の轍を踏むまいとしっかり確保しておいたのをようやく開けることができたので今日はGWT2「北部への道」をご紹介したいと思いまっす!
グレート・ウエスタン・トレイル 拡張 北部への道 第2版
プレイ人数:1〜4人
対象年齢 :12歳以上
プレイ時間:75〜150分
国内発行元:グレート・ウエスタン・トレイル 拡張 北部への道 第2版 和訳付き - ArclightGames Official
Boardgamegeek
グレート・ウエスタン・トレイル 拡張 北部への道 ってどんなゲーム?
グレートウエスタントレイルを知らない!って方は以下の記事をお読みいただくとしまして、北部への道は基本のゲームに新しい要素を追加する拡張です。
グレート・ウエスタン・トレイルは西部開拓時代に牛を出荷して財をなしていくワーカープレイスメント&デッキビルディングのボードゲームでございます。基本セットだけでも十分すぎるくらいに面白い重量級ボドゲなのですが、北部への道はその世界をさらに広げてくれる拡張となっています。
出荷先が(北&西部に)増える
「北部への道」を導入するとカンザスから出荷できる駅がぐっと増えます。まさにフロンティア時代です。北部や西部の街へ牛の出荷が可能となるのが一番大きな特徴でございます。
マップボードの上部に非常に綺麗にハマる追加ボードが入っているのでそれを連結してプレイします。難点としてはメインボードの縦が長くなるため、遊ぶのにはかなり大きなプレイエリアが必要になりますねぇ...我が家の縦70cmデスクではしっかりはみ出したので、遊ぶ場所は気をつけておきましょう。
支社を建てることができる
各プレイヤーには追加のミニボードが提供され、遠く離れた地への出荷を容易にするため支社を持つ事ができるようになります。北部への道の先にレールは敷かれているのですが、実際には電車はそちらに走ることはありません。その代わりに支社コマを各拠点に設置することが出来るようになります。
支社コマを取り除いた後にはベルマークが。このマークは目的カードで参照されるので大量出店計画みたいなプレイも可能。
支社は開設することで出荷先を広げることができる他、コマを配置するエリアによってはボーナスも入ります。事業が拡大し各地に支社ができていくのは成長実感がハンパありません。有能なビジネスパッスンの気分が味わえること請け合いです。
GWT2 拡張 北部への道のコンポーネント
コンポーネントはGWT2にあわせて非常に高品質。基本マップに接続してあそぶマップ部分も非常に高品質で厚みもありしっかりしたボードです。
全体的にコンポーネントは少なめで、必要最低限のアイテムのみ入っている感じ。トークン類やカードなど、基本セットと混ぜて遊ぶとわからなくなってしまいそうなコンポーネントもあるので管理には注意しましょうな。
GWT2 拡張 北部への道のルール・遊び方
ゲームの遊び方はほぼ変わる事がなく、準備段階ではいくつか変更があるのでルールブックを参照しましょう。追加されるアクションとしては支社の設置がありますよ。
補助アクション(支社コマの配置)
1人あたり15個の支社コマをもちます。支社を設置するアクションは補助アクションに加えられるので、ディスクを解放していれば一度に2軒の支社を立てることも可能です。当然ながら配置にはコストがかかるのでリソース管理に新たな悩みが加わるのですよ。
ソロプレイはできる?
もちろん北部への道を追加してもソロで遊ぶ事ができますよ!ソロの相手だったサムとの対戦も変わることはありませんが、サムのソロデッキが新しいもにも差し替えられます。普通に考えてサムの実力は上がっていると言うことになるんだと思いますが、、、なってるね?
なんでそんな勢いで支社を立てる事が出来るんだ?サム?
グレート・ウエスタン・トレイル 拡張 北部への道の感想・まとめ
やはり間違いなく面白いっすな!(GWT2が好きだと言う前提で)西部開拓時代に出てくる都市の名前が増えると言うフレーバー的な楽しみはもちろん、出荷先が増えるという選択肢の拡大と支社の開設という要素の追加だけなんだけどね。得点への選択肢が増えることが悩みを程よく底上げしてくれます。基本のゲーム性を非常にバランスよく伸ばす拡張となっているんだよ。コレは楽しいわね.....
拡張セットの中にはガラッとゲームの方向性を変えるものもありますが、「北部への道」は王道的な拡張という感じです。基本セットが優れたゲーム性を備えている場合、その先を少しだけ広げ悩ましさのバリエーションを増やしてくれるような拡張って、あるようで意外と少ない気がします。ちょっと薄口なところにいい塩梅で旨みを補ってくれるような感じ。だから当時もあんなに人気だったのか。。。と遊んでみて納得の内容でした。
ただし、ボドゲに新規性を求めている!って方には少し物足りないのかもしれません。北部への道はゲームの基本メカニクスに手を加えないので、基本セットだけでもいいかな?という感想を持つ方も居そうとも思います。こればかりは好みだな。GWT2が好き!という方は持っていて損はない、そんな拡張でございますよ。
やり込んだガチプレイヤーの方には新しい方向性と可能性を、たまに遊ぶ人には西部開拓時代の世界の広がりを感じられる「北部への道」。例えるなら余計なトッピングをかけて台無しにすることなく、少しだけ香りを足したり素材をアレンジして美味いレシピの可能性を広げたような拡張でございます。牛だからなぁ・・・超うまいBBQビーフを、あえてパンに挟んで食べる!みたいな.(語彙)違うな....(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)
基本セットが好きだって方には是非に是非に!GWT2シリーズはバリエーション展開を行なっており、海外ですでにリリースされた「アルゼンチン」と「ニュージーランド」もかなり気になっちゃいますよ。やはりGWT良きだな!
【グレート・ウエスタン・トレイル 拡張 北部への道 第2版 販売情報】
北部への道は売り切れ中。再販を待ちましょう。
基本セットはまだポチれるよ!