みなさんこんにちは。コモノです。
今年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品が発表されたとき、ちょっとざわつく現象が起きました。それはなにかといいますと。SDJ/KDJノミネート全6作品のうち、3作品が同じデザイナーによるボードゲームだったんです。同じくノミネートされたアズールとヘヴン&エールも同じデザイナーなので、やっぱ有能な方は世の中にまだまだ居るってことなのでしょうな。すげーねー・・・
さて、その3作品を生み出したデザイナーというのがウォルフガング・ウォルーシュ(Wolfgang Warsch)。彼のデザインしたボードゲームはSDJに1作品、KDJに2作品がノミネートされるという快挙を成し遂げた訳ですよ。
ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート:「The Mind」
ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネート:「Ganz Schön Clever」/「Die Quacksalber von Quedlinburg」
どうやったらそんなすごい事になるというのか???
しかもこの「ガンシュンクレバー」はいわゆる紙とペンを使う紙ペンゲームというモノ。特にこだわったコンポーネントがある訳ではなく、極限までシンプルなボードゲームだ。その紙ペンゲームがエキスパート部門ノミネート作。。。えー、紙ペンゲームなのに?っていうか、紙ペンゲームってそんなに面白いの?だって、ただの紙とペンでチェック入れてくのだろ???
と、疑いまくり。(大変ごめんなさい)
「Welcome to...」というフランス発の紙ペンゲームが最近ツイッターで流行っていて、フォロアーさんからWEB版のお誘いをいただいたのにも関わらず、めっちゃ消極的思想が頭から離れず。(本当にごめんなさい)
・・・この猜疑心の塊となった我が発想。でも思いました。もしかしたらこのままにしておくのはよくないのではないだろうか。合う合わないはあるにせよ、ちゃんと遊んでから苦手な理由をしっかりとさせないとイけないのではないだろうか。
KDJノミネート作だし。やっぱ1回遊んでみたい!となり、善は急げと買って来ました「ガンツ・シェーン・クレバー」を。
すごろくや神保町レポはこちらからだな⬇︎
さ、話題のデザイナー、ウォルーシュ作品「ガンシュンクレバー」を開封してみるよ!コモノ人生初めての紙ペンゲーム、開封いたします。
【目次】
ガンツ・シェーン・クレバーって?
ダイスを振り、シート内のボックスを埋めていくマークシート形式のボードゲーム。チェックしたボックスのならびによってボーナスがあったり、一定のボックスまで進むと追加のダイスが振れたり、振り直しができるようになったり。
よくルールを読むと色付きの「✖︎」マークのあるマスにチェック入れると各エリアの任意の番号にチェック入れたりできるらしい。ダイスの目とチェックボックスのコンボを利用して、ハイスコアを狙って行くゲームだな。
〈開封〉
ガンシュンクレバー(Ganz Schön Clever)
プレイ人数:1〜4人
プレイ時間:30分
対象年齢 :8歳以上
コンポーネント全体
シンプル、っていうかダイスとマークシートとペン。以上。
あとはルールです。メビウスさんの訳付き買えました。
内箱
なにやら円盤のような。。。ルールを読むとコチラはトレイです。トレイ。
ダイス&ペン
ダイスはちょうど良い大きさのダイスが6種類。ペンは4本。なかなこのダイスは振った感じが良いです。角が丸く処理されてるからかな?
よく転がるし音もあまり甲高くない。各ダイスの数字を記載するのにはいくつかルールがあるよ。
黄:縦横のビンゴで得点やボーナス発生。
青:縦横のビンゴで得点やボーナス発生。(必ず白ダイスと合算値をチェック)
白:ワイルドカードなダイス。任意の色のダイスとして使用可能。
緑:左詰でチェック。ボックス内の数値以上でチェック可能。
橙:左詰で数字を記載。出目の累積が得点に。
紫:左詰で数字を記載、直前の数字より大きい数字のみ記載可能。6でリセット。
詳しくはルールをチェックだぞ。
マークシート
とにかくチェックする場所が多い。
コモノがちょっと苦手意識を感じてたのはこのチェックするシート。なんかゲームというよりテストを連想してしまうのだ。
以上、コンポーネントレビューでした。
おしまいっ!さ、遊んでみよう。。。
〈ゲームの流れ〉
簡単なゲームの流れをご紹介。シートには他にもいくつかマークが描かれていてルールも存在するのだけど、コチラで説明するのは割愛するよ。
1・手番のプレイヤー
a)6個のダイスを振る
b)一つ選んでシート左上のマスに上から順に置く
c)選んだダイスより小さな目のダイスを全てトレイに置く
d)選んだダイスの色と同じエリアにある数字、または空きマスを埋める
e)以降、a〜dを繰り返す
f)3つのダイスを選ぶ、または振るダイスがなくなったら手番終了
2・手番外のプレイヤー
トレイにのったダイスから1つを選んでシートにチェックを入れる。
基本的な流れはこんな感じですすむ。ソロプレイの場合は1→2と進み、スコアアタックになるのだ。
〈やってみた〉
ルールの記載量は結構多い印象で、いろいろ注意事項がある。(チェックする場所に関する事や、記載の意味について)一通り読んで頭に入ったと錯覚した昨晩、ダイスを振って見た。
ダイス振るのは楽しいのよ。。。で、選んでトレイに置いて....
チェックすると。うん?うん、まずは最後まで一回やってみよう。続けて振って....埋める。うんうん。
お、おおぉ・・・
黄色コイコイ...ぬぬっ!ぬー。青ダイスなんで足し算なんや・・・・
お?もしかしたら埋まるか、埋まるのか???
キタ(☼ Д ☼) !
コイコイコイ....(。-з-)
おっほぉぉぉぉ!
よし埋まった!得点計算!これ、どよ?結構うまく行ったんじゃね?
・・・・えーと。
140点未満▶︎記載なし
( ゚д゚)
( ゚д゚)
( ゚д゚)
いや、もういっかいやるし!
〈まとめ〉
ガンシュンクレバー、昨晩ダイスを振り、己の力の無さを痛感しているわけである。辛い。しかしなんだろう、この中毒性。完全にソロプレイのツボを押さえた悩ましさ度合い。最初ちょっと紙ペンかぁ、、、とかなってたくせに、いざ遊んで見た後のマークシートの愛おしいことよ。
くわず嫌いは本当によくありませんよねぇぇぇぇぇ。反省。
ガンシュンクレバー、かなりハマった。紙ペンゲームって面白いんだな!新しいボードゲームの扉が開いた感じで、良き出会いだった。今年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門、発表が楽しみだぞ!
それまでに何とかとりあえず200点超えられないだろうか。
2018/07/06追記
Welcome to...もポチった!紙ペンゲーサイコー(ΦωΦ)!!
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