ぼっちのホビーBlog[ボドゲ版]

主にボードゲーム中。ぼっちの時間を豊かにしたいブログ。

エクスペディションズ【ボードゲーム】|大鎌戦役の後日譚はシベリアが舞台。ツングースカに起きている謎を解き明かすため、再びメックを駆る日がやってきたよ!

ども。コモノです。

 

つ・い・に。届いちゃいましたよ!サイズ-大鎌戦役-と同じ世界観を持った新しいボドゲ「エクスペディションズ」ですな!もうアートワークみた時に一目惚れ、日本語版出るって聞いたらとりま財布のことはスッと忘れてポチったエクスペディションズ。まぁみなさんも大体同じような感じでございましたでしょうそうでしょう。

とはいえ大鎌戦役とは異なるルールはあらかじめ発表されていた点です。世界観のみならず、ボードゲームとして評価の高かった大鎌戦役とやはり比べられてしまうだろうエクスペディションズ、果たしてどのようなゲームなのか。今日は今年一番テンション上がった状態でファーストレビューをしたためたいと思いまっす。ふほほ、楽しみっすな!

 

 

エクスペディションズ

プレイ人数:1〜5人

対象年齢 :14歳以上

プレイ時間:60〜90分

国内発行元:エクスペディションズ - ArclightGames Official

Boardgamegeek

boardgamegeek.com

 

 

エクスペディションズってどんなゲーム?

大鎌戦役のアートワーク、世界観設定を引き継いでいるエクスペディションズは、1920年代の旧ロシア帝国領(あってる?)で行われたツングースカ爆発の調査団をモデルにしております。世界の耳目を集めたツングースカに落ちた隕石。その調査団として現地に向かい行方がわからなくなったタルコフスキー博士の遠征を追い、プレイヤーたちはシベリアの地に赴き栄光を手に入れようとしている。。。というのがゲームの設定です。もうその設定とアートワークだけでテンションが上がる方大勢いらっしゃると思われます。上がってます。

サイズ-大鎌戦役-って何?って方はコチラ!

www.comonox.com

デッキ構築とエンジンビルド

エクスペディションズは大鎌戦役と異なり、さまざまなカードによって自分のデッキを作り上げながら調査を進めるゲームです。調査時に騎乗するメックを強化したり、隕石とメックを融合させるという不可思議な現象も利用しながら、未踏のエリアを探索し現地でのクエストを解決しながらゲームが進みます。

カードプレイすればアクションが発動する、かと思えばそんな単純ではありませんでした。手にいれるカードを吟味しながら5色のワーカーを効率よく雇い、戦略にあったエンジン構築が求められるデッキビルディング。他のプレイヤーとバチバチやる感じはほぼないものの、エリアの腐敗を取り除いたり地図トークンを得たり、入手する報酬を慎重に選びながら一手を考えなければなりません。栄光を誇示するためのリソースには早取りの要素もしっかりあるため、常に他のプレイヤーの動きにも当然ながら注意が必要です。欲しかった腐敗トークンがあれよあれよとなくなっていくとか、これは探索レースの様相まったなし。

アートワークが醸し出す雰囲気も抜群によく、カードに描かれるイラストやイベントの内容は架空のお話ながらも、もしあったら....と想像だけでドキドキするような設定ばかり。超有名な某邪神のようなイラストも登場するので、妄想だけでも楽しくなってきちゃうような探索ストーリーを脳内で辿れるのも魅力だぞ。

デッキ構築といえばコンボ。そう、コンボもあるよ!

カードのシナジーを上手く使うとコンボのような爽快感が得られるのは遊んでみての発見(偶然だけどな)でした。当然初回で気がつけたのはたまたまですが、カード効果やエリア効果を良く頭に入れて狙って出せたら相当に気持ちよさそうです。ただしカードはオールユニークなので、プレイ中に何パターンものコンボの幸運が訪れることは少ないかもしれません。

カードを上手に集め、メックの移動やカードプレイのタイミングを見極めながら効果を繋げられるかがキーになるので成功する事は多くなさそう。ただし選ぶキャラクター、メック、デッキ構成などが噛み合うとスイスイッと点が伸びるので、ハマったら気持ちよさそうなのです。マルチプレイだとキャラ・メック選択などはランダムなのでそれぞれのキャラクターやメックの組み合わせで狙えるコンボを探すのも楽しそうですな!

 

エクスペディションズのコンポーネント

大型のタイル、SF感がましたカード類など割と大ぶりなコンポーネント構成でした。雰囲気は大鎌戦役そのままなので好きな人には間違いなく刺さるよね。

そしてメック!

本作でもしっかりメックが登場します。なんともいえないノスタルジックさとスチームパンキッシュな雰囲気は大鎌戦役から踏襲されています。ボードに置くだけで感無量でございます。

大箱のなかに整然とならぶメック。ペイント好きな方はぜひ塗って遊ぶと雰囲気が数倍増しますよ。インサートトレイには2箇所空いているメックスペースっぽいのがあるんですけど、、、これは拡張用か?拡張なのか?!

 

エクスペディションズのルール・遊び方

準備は意外と簡単で、タイルやカードをならべてサプライを用意するくらいです。なれればかなりスピーディにゲームを始める事ができそうですよ。

準備は簡単なのですが、エリアタイルが大きいため場所はかなり必要になりそうです。縦70cmのデスクに並べてピチピチになるので、4人など複数で余裕を持って遊ぶには大きめなテーブルは必須かな。

 

手番の流れ

手番では4つのアクションから選択して実行します。腐敗トークンやカードプレイでの効果などは細かいので、ざっくりと説明しておきますよ。

移動

エリアタイル上を最大3マス移動します。移動後のタイルは他のメックが居ないタイルでなければならず、まだ明らかになっていない裏向きのタイルを通過することはできません。(他のメックは通過する事ができます)裏向きのタイルで止まった場合はそのタイルを表にし、地図トークンを得る事ができます。

プレイ

手札エリアからアクティブエリアにカードをプレイする事ができます。カードにはそれぞれ効果が描かれており、対応するワーカーを配置する事でその効果を得る事ができますよ。アクティブエリアに配置したカードは休憩アクションを行う事で手札エリアに戻す事ができます。

収集

メックが配置されたエリアに描かれた報酬を得る事ができます。報酬アイコンには色々な種類がありメックを改良したり、隕石との融合を行ったり、エリア間に配置されているカードを獲得したりできます。腐敗を取り除くために必要な信念アイコンもありますよ。

休憩

一度プレイしたカードと配置した労働者を回収できるアクションです。休憩アクション明けの手番では上記の3種類を1回づつ行う事が出来る(通常は2種類を各1回)ので、休憩を取るタイミングも重要です。

栄光分野

ゲームの終了条件にもなっている栄光トークンは、いくつかの条件を満たさないと配置する事ができません。代表的なものをざっと紹介しておきます。

任務を4枚解決する(メックボード上部)

任務カードに描かれたコストを支払う事で任務を解決する事ができます。4枚解決すると栄光トークンを配置できます。

隕石を4枚融合する(メックボード下部)

メックには隕石カードを融合することができます。融合はエリアの報酬として点在しているので、該当のエリアに行き収集アクションを行うことで融合できます。

物品を4枚改良する(メックボード右)

物品カードを改良し、メックに差し込みます。改良する事でカードの永続効果を得る事が出来るようになります。改良もエリアの報酬として行う事が出来るので、各地に点在しているアイコンを探しましょう。

腐敗トークンを7個以上持つ

裏向きのエリアを公開した直後、そのエリアの腐敗度合いを示すトークンがおかれます。この腐敗を取り除かないとそのエリアの報酬の一部は隠されたままです。カードプレイなどで獲得した2種類の信念ポイントを消費すること(征服アクション)でメックが配置されているエリアの腐敗トークンを取り除く事ができます。征服行動はカードの効果になっているので、該当の能力を持ったカードが必要です。

これらの行動を意識しながら各地を調査し、得点を挙げていく事がエクスペディションズの目的になりますよ!

 

ソロプレイはできる?

もちろんできます。ストーンマイヤーゲームのボドゲを遊んだ事がある方はお馴染み「オートマファクトリー」が手掛けるソロモードデッキがしっかりとついています。オートマファクトリーのアイコンがやっぱり好き。

エクスペディションズのソロモードは2勢力がルールに従ってエリア内を探索するお邪魔型のソロプレイです。気がつくとホイホイ腐敗トークンを持っていったり、地図トークンを持って行かれたりするので気が抜けません。歩いているだけなのに非常に嫌な感じを受けるオートマ。それは優秀という事に他なりません。

難易度を設定するためのカードが付属しているので飽きずにトライできるのもポイント。オートマの処理は非常に簡単なのにソロプレイに非常にマッチした妨害工作。ソロプレイの楽しみをよく知り抜いたオートマという感じなのでソロってどうなの?と思ってる方もこのオートマは試して欲しいと思いました。カード効果を把握したり、コンボ探索の相手としても有能な香り漂っておりますです。

 

エクスペディションズの感想・まとめ

「遠征」という名のボードゲーム、その名の通りタイルを行ったり来たりしながら未踏の地を公開し、行方不明になったタルコフスキーの足跡を明らかにしながら各地でさまざまな事柄を目にしながら進みます。プレイ中何度かボードの様相を引いて眺めてもらえれば、大鎌戦役の世界観を堪能できる事間違いありません。

デッキ構築と聞いていたのでカードの効果を読み読みしながらゲームは進めていたものの、細かな処理や用語が多いので抜け漏れがあったことに後で気がつきました。改良した効果とか適用忘れがちだったのだよねぇ....メックが強化されていくことで入っていくるコインも結構影響は大きいのでここの処理もバカにできませぬ。

強化した永続効果やカード効果などの連携に加えて、カードアクションに影響のある効果もあるので要素は普通のデッキビルディングよりもちょっと多めかな?プレイ済みのカードを手札に戻す「救出」の効果はかなりありがたい印象。タイルの効果とも連携させながらカードプレイを上手く出来た時の気分はメチャ良いのです。が、むずいよ....

その他にも休憩アクションを行ったりするカードや征服、融合効果を持つカードがあるので戦略にあったカードの獲得は必須。当然ながらそういうカードを手に入れられるか気にしていなければならないのですが、入手にもカード効果の発動や収集アクションを行う必要があったりと行動計画が複雑になりがち。このコントロールが難しく非常に悩ましいのです。エクスペディションの悩める最大ポイントがまさにここじゃないかと。

タイルによって収集効果(報酬)が異なるため非公開のタイルが多い状態だとどこに向かうべきか移動先もかなり悩ましいことに。隠された謎を解き明かす探索系ボドゲかと思いきや、エクスペディションズでは移動・プレイ・収集のアクションがとても絡み合っているために、全体を把握し正しい計画を立てながらゲームを進めないと思った通りの結果にはならないのです。

初見ではちょっとわかりづらいような印象をどうしても持ってしまう、でも少し遊んだら見通しがよくなりそうな、そんなモゾモゾ感が魅力的なエクスペディションズ。考えたり検討したり計画したり、全体を俯瞰した、自分なりのプレイデザインを探究するのも楽しさの一つかなと思いました。

そして何よりも大鎌戦役の世界はやはり美しい・・・そう感じてしまう人にとってはエクスペディションズは長く付き合えるボドゲになる気がしますよ!拡張の予定もすでにあるようなないようなあるような話なので、コレは長く遊べそうでございます!メタルコインとか地図トークンとかアップグレードしたい。メックも塗りたい。あぁ、これはまた長く楽しめそうなタイトルだよ....

 

ふむ、満足っ(ↀωↀ!

 

【エクスペディションズ 販売情報】

各所品切れ中....

 

MeepleSource

海外ではアップグレードアイテムもお目見えしてるよ!

meeplesource.com

 

Stonemaier Games

メタルメックに興味のある人はExpeditions (Ironclad Edition)だ。(英語版だけど)

Expeditions (Ironclad Edition)store.stonemaiergames.com

 

おすすめの記事

www.comonox.com